8130 サンゲツ 2021-11-11 13:40:00
2022年3月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]

 
            2022年3月期        第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                          2021年11月11日
上場会社名      株式会社 サンゲツ                                                                 上場取引所         東 名
コード番号   8130  URL https://www.sangetsu.co.jp/
代表者     (役職名) 代表取締役 社長執行役員            (氏名)安田 正介
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 執行役員 財務経理部長 (氏名)助川 達夫                                       TEL           052-564-3333
四半期報告書提出予定日   2021年11月12日             配当支払開始予定日                     2021年12月6日
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無         :有 (アナリスト・機関投資家向け)

                                                                                  (百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
 (1)連結経営成績(累計)                                                      (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                 親会社株主に帰属する
                    売上高                     営業利益               経常利益
                                                                                   四半期純利益
                 百万円         %          百万円             %      百万円          %            百万円        %
2022年3月期第2四半期    69,955      -           2,736         7.6     2,826       1.3           1,628   △17.6
2021年3月期第2四半期    69,540   △13.1          2,543       △44.1     2,789     △43.0           1,975   △45.7

(注1)包括利益2022年3月期第2四半期 2,872百万円(25.5%) 2021年3月期第2四半期                              2,287百万円 (△25.1%)

(注2)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首
    から適用しており、2022年3月期第2四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値と
    なっております。なお、2022年3月期第2四半期の売上高については、当該会計基準等を適用した影響が大き
    いため、対前年同四半期増減率を記載しておりません。当該会計基準等を適用しなかった場合の売上高は
    74,451百万円(前年同四半期比7.1%増)であります。

                                      潜在株式調整後
                 1株当たり
                                       1株当たり
                 四半期純利益
                                      四半期純利益
                           円 銭                       円 銭
2022年3月期第2四半期              27.16                     27.14
2021年3月期第2四半期              32.61                     32.59

    (2)連結財政状態
                          総資産                           純資産                       自己資本比率
                                   百万円                          百万円                                 %
2022年3月期第2四半期                     156,156                       93,356                            59.5
2021年3月期                          158,826                       93,660                            58.8
(参考)自己資本  2022年3月期第2四半期   92,987百万円 2021年3月期 93,360百万円
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から
   適用しており、2022年3月期第2四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となってお
   ります。
2.配当の状況
                                                       年間配当金
                第1四半期末             第2四半期末             第3四半期末              期末                 合計
                          円 銭                円 銭              円 銭                円 銭             円 銭
2021年3月期                    -                29.00              -                29.00           58.00
2022年3月期               -      35.00
2022年3月期(予想)                             -         35.00     70.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:有
     2022年3月期の中間配当及び期末配当予想の修正については、本日(2021年11月11日)公表しました「2022年3月
     期通期連結業績予想の修正並びに剰余金の配当(中間配当)及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」をご覧く
     ださい。
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                                                  (%表示は、対前期増減率)
                                                             親会社株主に帰属        1株当たり
                    売上高        営業利益            経常利益
                                                             する当期純利益         当期純利益
                百万円       %   百万円       %    百万円        %     百万円       %         円 銭
         通期    146,500    -   7,600   13.4   7,850    11.5    4,500   △5.9        75.75
(注1)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
    連結業績予想の修正については、本日(2021年11月11日)公表しました「2022年3月期通期連結業績予想の修正
    並びに剰余金の配当(中間配当)及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
(注2)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首か
    ら適用しており、上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の数値となっております。なお、2022年3
    月期通期の売上高については、当該会計基準等を適用した影響が大きいため、対前期増減率を記載しておりませ
    ん。当該会計基準等を適用しなかった場合の売上高は156,000百万円(前期比7.4%増)を予想しております。


※ 注記事項
 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
 (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
   ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更    :有
   ② ①以外の会計方針の変更           :無
   ③ 会計上の見積りの変更            :無
   ④ 修正再表示                 :無
   (注)詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事
       項(会計方針の変更)」をご覧ください。


    (4)発行済株式数(普通株式)
     ①   期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q            60,400,000株 2021年3月期        61,150,000株
     ②   期末自己株式数               2022年3月期2Q            992,304株 2021年3月期         836,342株
     ③   期中平均株式数(四半期累計)        2022年3月期2Q        59,971,988株 2021年3月期2Q      60,577,163株




※   四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

※   業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
    (将来に関する記述等についてのご注意)
     本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
    断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
    は様々な要因により大きく異なる可能性があります。

    (四半期決算説明会内容の入手方法)
     当社は、2021年12月1日(水)にアナリスト・機関投資家向け説明会をオンラインにて開催する予定です。この説明
    会の資料については、開催後速やかに当社ウェブサイトに掲載する予定です。
                             ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次

1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………          2
 (1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………          2
 (2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………         4
 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………          4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………          5
 (1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………         5
 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………          7
 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………          9
   (継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………         9
   (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………          9
   (会計方針の変更) ………………………………………………………………………………          9
   (追加情報) ………………………………………………………………………………………         10
   (セグメント情報) ………………………………………………………………………………         11
   (重要な後発事象) ………………………………………………………………………………         12




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                                 ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年9月30日)におけるわが国経済は、新型コ
  ロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、変異株の流行等に伴い経済活動が抑制されるなど、
  厳しい状況が続きました。
   当社事業に関連の深い建設市場におきましては、新設住宅着工戸数は2021年3月以降、前年の減
  少傾向から回復の動きが継続しています。しかしながら、原材料価格の高騰等により、事業環境は
  予断を許さない状況です。
   このような状況下で、当社グループは、中期経営計画(2020-2022)[ D.C. 2022 ]に基づく施
  策を着実に実施しました。サービス機能の拡充と高度化の策として、2021年8月に新たなロジステ
  ィクス拠点「四国中央サテライトセンター」を開設したほか、株式会社サンゲツヴォーヌにおいて
  は、カーテン販売を中心としたビルダーサービス事業として、Joyplus事業を始動しました。商品
  開発においては、壁紙やカーテンで安心・安全な生活に貢献する抗ウイルス商品を拡充した一方、
  原材料価格の高騰による仕入価格の上昇を受け、商品の安定供給と物流サービスレベルを維持する
  ために2021年9月21日より各種商品の価格改定を行いました。
   これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高69,955百万円(前年同期比-)、営
  業利益2,736百万円(同7.6%増)、経常利益2,826百万円(同1.3%増)、親会社株主に帰属する四
  半期純利益は1,628百万円(同17.6%減)となりました。
   なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識
  会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当第2四半期連結累
  計期間に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。当該会計
  基準等を適用しなかった場合の売上高は74,451百万円(前年同期比7.1%増)であります。詳細につ
  いては、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会
  計方針の変更)」に記載しております。
   セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。


  (インテリアセグメント)
   壁装事業では、緊急事態宣言の発出や感染者の急増等、新型コロナウイルス感染症の影響がある
  中、新築住宅市場では需要の回復が見られる一方、改修需要は停滞しました。このような状況下
  で、6月に発刊した量産壁紙見本帳「SP」では、営業部門と商品開発部門が連携したマーケットイ
  ンの商品開発が市場の評価を得て、売上を牽引しました。また、住宅向け壁紙見本帳「ファイン
  1000」では、社会的ニーズに応え、SIAA認証を取得した抗ウイルス壁紙を拡充しました。さらに、
  非住宅リニューアル市場の回復を背景に、非住宅向け壁紙見本帳「FAITH」の売上が堅調に推移し
  たほか、粘着剤付化粧フィルム「リアテック」では、専任の営業部門による活動も奏功し、売上が
  伸長しました。これらの結果、壁装材の売上高は29,764百万円となりました。
   床材事業では、新築住宅市場の回復により、住宅向け商品の売上が伸長しました。特に住宅・非
  住宅を問わず幅広く使用できる「フロアタイル」は高い意匠性が評価され、好調に推移しました。
  また、非住宅市場においては、各分野でのリニューアル工事の回復に伴い、医療・福祉施設分野で
  は各種施設用フロア見本帳「Sフロア」が、オフィス分野ではカーペットタイル「NT-700Hシリー
  ズ」が、マンション等の大規模修繕分野では防滑性ビニル床シート「ノンスキッド」の売上が、そ
  れぞれ堅調に推移しました。これらの結果、床材の売上高は21,428百万円となりました。




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                              ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


 ファブリック事業では、5月に発刊したカーテン見本帳「ストリングス」が売上を牽引しまし
た。また、非住宅市場の回復を背景に、各種施設向けカーテン見本帳「コントラクトカーテン」の
売上が伸長したほか、椅子生地見本帳「UP」も、市場の回復に加え見本帳の市場浸透が進んだこと
から、堅調に推移しました。さらに、ワンプライスによる選びやすさを追求したカーテン見本帳
「シンプルオーダー」を9月に発刊し、商品ラインアップを拡充しました。株式会社サンゲツヴォ
ーヌにおけるEC事業では、取扱商品点数の拡充や継続的な集客施策を実施し、売上が拡大しまし
た。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響は依然続いており、カーテンと椅子生地をあ
わせたファブリックの売上高は3,828百万円となりました。
 これらのほか、施工費や接着剤等を含むその他の売上2,835百万円を加え、インテリアセグメン
トにおける売上高は57,857百万円、営業利益は3,148百万円(前年同期比14.9%増)となりまし
た。なお、収益認識会計基準等を適用しなかった場合の売上高は57,650百万円(同9.0%増)であ
ります。


(エクステリアセグメント)
 エクステリアセグメントを担う株式会社サングリーンにおいては、新型コロナウイルス感染症の
影響を受けたものの、新設住宅着工戸数の回復に伴う外構工事の増加に加え、巣ごもり需要が続い
ていることから、ホームセンターやEC販売店を通じたポストや物置、ウッドデッキ等の販売が堅調
に推移したほか、カーポートやテラスの売上も伸長しました。また、中期経営計画に基づく事業領
域の拡大として、スペースクリエーション事業本部を中心に、内外空間の一体提案型の営業活動を
強化し、新たな事業領域の開拓を進めました。さらに、既存事業においても、施工力の強化に注力
し、収益性の向上に努めました。
 この結果、エクステリアセグメントの売上高は2,823百万円、営業利益は253百万円(前年同期比
7.5%増)となりました。なお、収益認識会計基準等を適用しなかった場合の売上高は7,502百万円
(同3.7%増)であります。


(海外セグメント)
 海外セグメントでは、海外関係会社の2021年1月から6月までの実績を、第2四半期連結累計期
間の業績に算入しております。
 北米市場では、建設市場に回復の兆しが見え、受注は回復傾向であるものの、原材料仕入価格の
高騰、入荷の遅延や人材不足、それに伴う賃金の高騰といったいわゆる“供給制約”の問題が拡大
し、厳しい経営環境となりました。主要マーケットであるホスピタリティ市場の低迷が続く中、回
復基調にある教育施設や医療・福祉市場に向けた営業活動に注力した結果、ホワイトボード壁装材
や吸音・遮音壁紙といった新たな戦略商品の売上が伸長しました。また、デザイン力強化の施策と
して、著名デザイナーであるStacy Garciaとのコラボレーションによる商品開発に取り組み、10月
1日より販売を開始しました。
 中国・香港市場では、中国経済及び建設市場全体の回復に伴い、営業活動も新型コロナウイルス
感染症拡大前の状況に戻りつつあります。こうした状況下で、従来進めてきた地域に根差した新規
顧客の開拓と、きめ細かな営業活動が奏功し、売上が伸長しました。また、中国市場における収益
の拡大と事業の効率化を目指し、経営体制の整備や当社商品の販路拡大に向けた体制構築に努めま
した。




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                                ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


   東南アジア市場では、各国で状況が異なるものの、人的移動の制限により市場は厳しい状況が継
 続しました。特に、観光業への大きな影響から、主要マーケットであるホスピタリティ市場が低迷
 し、建設工事の延期や中止が多く発生しました。こうした状況下で、ヘルスケアやレジデンシャル
 といった、新たな戦略市場への営業力を強化しました。また、マレーシアやタイ、ベトナムで当社
 商品の在庫を開始し、機能性壁紙を中心に、日本の高品質な商品を活かした販売体制構築を進めま
 した。
   これらの結果、海外セグメントにおける売上高は7,391百万円(前年同期比5.2%減)、営業損失
 は624百万円(前年同期は営業損失509百万円)となりました。


 (スペースクリエーションセグメント)
   スペースクリエーションセグメントは、内装仕上工事業を担うフェアトーン株式会社と、当社の
 スペースクリエーション事業部で構成しています。
   フェアトーン株式会社においては、新型コロナウイルス感染症の影響やオリンピックによる首都
 圏での工事量減少といった懸念材料があったものの、市場全体の回復傾向を受け、売上は堅調に推
 移しました。一方で、工事受注金額の競争激化や販売費及び一般管理費の増加により、利益面は厳
 しい状況となりました。中部地区においては、当社の商品力とフェアトーンの施工力を活かした営
 業活動が奏功し、売上を牽引しました。また、北海道や東北エリアへの地理的拡大を進めたほか、
 全社的な営業基盤の強化や業務フローの改善に努めました。
   当社のスペースクリエーション事業部においては、これまでインテリア事業で培ってきた顧客基
 盤を活かした営業展開を進めました。これにより、主力のオフィス改修だけでなく、ホテル改修物
 件も獲得するなど、当社営業部門との顧客情報共有や営業連携による、グループ全体でのシナジー
 創出につながりました。
   この結果、スペースクリエーションセグメントの売上高は2,703百万円(前年同期比22.4%増)
  となりましたが、販売費及び一般管理費が増加したことにより、営業損失は34百万円(前年同期は
  営業利益83百万円)となりました。


(2)財政状態に関する説明
   当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前期末に比べて2,670百万円減少し、156,156百
  万円となりました。また純資産は、前期末に比べて304百万円減少して93,356百万円となり、自己
 資本比率は59.5%となりました。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
   最近の業績の動向を踏まえ、2021年5月12日に公表しました2022年3月期の通期の連結業績予想
 を修正しております。詳細につきましては本日公表の「2022年3月期通期連結業績予想の修正並び
 に剰余金の配当(中間配当)及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。




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                             ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                (単位:百万円)
                        前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                       (2021年3月31日)          (2021年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                         25,719              23,778
   受取手形及び売掛金                      30,735                  -
   受取手形、売掛金及び契約資産                     -               28,288
   電子記録債権                         14,248              14,661
   有価証券                              300                 300
   商品及び製品                         14,267              15,503
   仕掛品                               345                 264
   原材料及び貯蔵品                        2,497               2,819
   その他                             1,861               1,381
   貸倒引当金                           △506                △409
   流動資産合計                         89,469              86,587
 固定資産
   有形固定資産
     土地                           20,634              20,692
     その他(純額)                      19,881              19,593
     有形固定資産合計                     40,516              40,286
   無形固定資産
     ソフトウエア                        2,354               2,045
     のれん                           1,684               1,643
     商標権                           5,476               5,851
     その他                             607                 567
     無形固定資産合計                     10,122              10,107
   投資その他の資産
     投資有価証券                       10,502              10,917
     繰延税金資産                        5,233               5,268
     その他                           3,097               3,100
     貸倒引当金                         △114                △111
     投資その他の資産合計                   18,717              19,174
   固定資産合計                         69,356              69,568
 資産合計                            158,826             156,156




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                                               (単位:百万円)
                       前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                      (2021年3月31日)          (2021年9月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                     12,755              12,814
   電子記録債務                        13,871              12,076
   短期借入金                          1,169                 829
   1年内返済予定の長期借入金                  6,092               6,707
   リース債務                            140                 110
   未払法人税等                         1,439               1,435
   賞与引当金                          1,794               1,821
   役員賞与引当金                           29                  26
   製品保証引当金                          455                 334
   その他                            6,042               5,798
   流動負債合計                        43,790              41,956
 固定負債
   長期借入金                          8,660               8,007
   リース債務                             82                  82
   繰延税金負債                         1,773               1,845
   役員退職慰労引当金                         34                  18
   退職給付に係る負債                      9,184               9,229
   資産除去債務                         1,053               1,057
   長期未払金                              2                  -
   その他                              584                 603
   固定負債合計                        21,375              20,843
 負債合計                            65,165              62,799
純資産の部
 株主資本
   資本金                          13,616              13,616
   資本剰余金                        19,773              19,773
   利益剰余金                        61,387              59,953
   自己株式                         △1,579              △1,689
   株主資本合計                       93,196              91,653
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                   1,849               2,176
   繰延ヘッジ損益                            0                   0
   為替換算調整勘定                       △120                  595
   退職給付に係る調整累計額                 △1,564              △1,437
   その他の包括利益累計額合計                    163               1,334
 新株予約権                               76                  71
 非支配株主持分                            223                 296
 純資産合計                           93,660              93,356
負債純資産合計                         158,826             156,156




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                                  ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
 (四半期連結損益計算書)
  (第2四半期連結累計期間)
                                                     (単位:百万円)
                          前第2四半期連結累計期間         当第2四半期連結累計期間
                           (自 2020年4月1日          (自 2021年4月1日
                            至 2020年9月30日)        至 2021年9月30日)
売上高                                   69,540               69,955
売上原価                                  46,836               51,508
売上総利益                                 22,704               18,446
販売費及び一般管理費                            20,161               15,710
営業利益                                   2,543                2,736
営業外収益
 受取利息                                    14                    3
 受取配当金                                   73                   99
 不動産賃貸料                                  14                   19
 持分法による投資利益                             128                   -
 その他                                    113                  106
 営業外収益合計                                344                  230
営業外費用
 支払利息                                    56                   41
 不動産賃貸費用                                  0                   48
 自己株式取得費用                                -                     2
 為替差損                                    29                    0
 持分法による投資損失                              -                    12
 その他                                     11                   32
 営業外費用合計                                 97                  139
経常利益                                  2,789                2,826
特別利益
 固定資産売却益                                  2                    11
 新株予約権戻入益                                 7                    -
 助成金収入                                   94                    65
 段階取得に係る差益                               -                     11
 その他                                     -                      2
 特別利益合計                                 104                    90
特別損失
 固定資産売却損                                  0                    4
 固定資産除却損                                  0                   34
 特別損失合計                                   0                   39
税金等調整前四半期純利益                          2,893                2,878
法人税、住民税及び事業税                          1,030                1,225
法人税等調整額                                △49                  △48
法人税等合計                                  980                1,176
四半期純利益                                1,913                1,701
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
                                       △62                     73
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益                      1,975                1,628




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                            ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


 (四半期連結包括利益計算書)
  (第2四半期連結累計期間)
                                              (単位:百万円)
                    前第2四半期連結累計期間        当第2四半期連結累計期間
                     (自 2020年4月1日         (自 2021年4月1日
                      至 2020年9月30日)       至 2021年9月30日)
四半期純利益                          1,913               1,701
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                     464                 326
 繰延ヘッジ損益                         △16                    0
 為替換算調整勘定                       △213                  716
 退職給付に係る調整額                       135                 126
 持分法適用会社に対する持分相当額                   3                  -
 その他の包括利益合計                       374               1,170
四半期包括利益                         2,287               2,872
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                2,384               2,798
 非支配株主に係る四半期包括利益                 △96                   73




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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。

(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
  当社 は、2021 年5月12日開催の取締役会決議 に基 づき、自己株式500,000株を784 百万円 で取
 得、同取締役会決議に基づき、2021年5月31日に自己株式250,000株を消却しました。さらに2021
 年8月3日開催の取締役会決議 に基づき、 自己株式435,400株を700百万円 で取得、 同取締役会決
 議に基づき、2021年8月31日に自己株式500,000株を消却しました。主にこれらの影響により、当
 第2四半期連結会計期間末における自己株式は992,304株、1,689百万円となりました。

(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
  「 収益認識 に関する 会計基準 」( 企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計
 基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又 はサービスの支
 配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込 まれる金額で収益を認
 識することといたしました。収益認識会計基準等の適用による主な変更点は以下のとおりです。

 1.配送サービスに係る収益認識
  物流機能の取引 については、履行義務として識別し、収益を認識 しております。これにより、
 顧客から受け取る対価を販売費及び一般管理費の控除から 売上高の計上に変更 するとともに、当
 該取引に係る費用を販売費及び一般管理費から売上原価に変更しております。
 2.代理人取引に係る収益認識
  一部の取引 については、従来は顧客から受け取る対価の総額で収益を認識 しておりましたが、
 顧客への財又 はサービスの提供 における当社及び連結子会社の役割(本人又は代理人)を判断し
 た結果、総額から 仕入先に対する 支払額等を差し引いた純額で収益を認識する方法に変更 してお
 ります。なお、当該収益を売上高に計上しております。
 3.販売手数料等の顧客に支払われる対価
  従来は販売費及び一般管理費として処理する方法 によっておりましたが、取引価格から減額す
 る方法に変更しております。
 4.工事契約に係る収益認識
  従来は連結子会社であるフェアトーン株式会社において、期末日までの進捗部分について成果
 の確実性が認められる工事 については工事進行基準(工事の進捗度の見積りは 原価比例法)を適
 用しており、その他の連結会社は工事完成基準を適用 しておりましたが、一定の期間 にわたり充
 足 される履行義務については 、 期間がごく 短いものを 除き 履行義務の充足 に係る 進捗度を見積
 り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間 にわたり認識する方法に変更 しております。なお、進
 捗度については、期末日時点の発生原価を 工事完了までの見積工事原価と比較 することにより測
 定し、その進捗度に応じて売上を計上しております。

  収益認識会計基準等の適用 については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める 経過的な
 取扱いに従っており、第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな 会計方針を遡及適用した場
 合の累積的影響額を、第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から
 新たな 会計方針を適用 しております。ただし、収益認識会計基準第86項に定める方法を適用し、
 第1四半期連結会計期間の期首より前までに従前の取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を
 認識した契約に、新たな 会計方針を遡及適用しておりません。また、収益認識会計基準第86項ま
 た書き(1)に定める方法を適用し、第1四半期連結会計期間の期首より前までに行われた契約変
 更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、会計処理を行い、その 累積的
 影響額を第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減しております。
  この結果、 当第2四半期連結累計期間の売上高 は4,496百万円減少 し、 売上原価 は1,968百万円
 増加し、販売費及び一般管理費は6,481百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半
 期純利益はそれぞれ16 百万円増加しております。また、 契約資産 は285 百万円増加 し、 仕掛品は
 228百万円減少し、その他流動負債は25百万円増加しました。利益剰余金の当期首残高は14百万円
 増加しております。



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                                ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


 収益認識会計基準等を 適用したため 、前連結会計年度の 連結貸借対照表において、「 流動資
産」に表示 していた「受取手形及び売掛金」は、第1四半期連結会計期間より「受取手形、売掛
金及び契約資産」に含めて表示することといたしました。なお、収益認識会計基準第89-2項に定
める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度について新たな表示方法により組替えを行ってお
りません。さらに 、「 四半期財務諸表 に関する 会計基準 」( 企業会計基準第12号 2020年3月31
日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第2四半期連結累計期間に係る顧客との契約
から生じる収益を分解した情報を記載しておりません。

(時価の算定に関する会計基準等の適用)
  「時価の算定に関する 会計基準」(会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基
 準」 という 。)等を 第1四半期連結会計期間の 期首から適用し、 時価算定会計基準第19項及び
 「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過
 的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな 会計方針を、将来 にわたって適用する
 ことといたしました。なお、四半期連結財務諸表に与える影響はありません。

(追加情報)
  前連結会計年度の有価証券報告書の(重要な会計上の見積り)に記載した新型 コロナウイルス
 感染症の収束時期等を含む仮定について重要な変更はありません。




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                                                ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


 (セグメント情報)
 Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
  報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                     (単位:百万円)
                                                                      四半期連結損益
                                                      スペース      調整額
             インテリア      エクステリア         海外                              計算書計上額
                                                    クリエーション     (注)1
                                                                        (注)2
売上高

 外部顧客への売上高     52,301      7,233            7,799       2,205        -   69,540
 セグメント間の内部
                 571          1                -           3      △576        -
 売上高又は振替高
      計        52,873      7,235            7,799       2,208     △576   69,540
セグメント利益又は
                2,740        235            △509          83       △6     2,543
損失(△)
 (注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、全てセグメント間取引消去であります。
    2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


 Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
  1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                     (単位:百万円)
                                                                      四半期連結損益
                                                      スペース      調整額
             インテリア      エクステリア         海外                              計算書計上額
                                                    クリエーション     (注)1
                                                                        (注)2
売上高

 外部顧客への売上高     57,069      2,823            7,391       2,670        -   69,955
 セグメント間の内部
                  787          0                -          32     △820        -
 売上高又は振替高
      計        57,857      2,823            7,391       2,703     △820   69,955
セグメント利益又は
                3,148        253            △624        △34        △7     2,736
損失(△)
 (注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、全てセグメント間取引消去であります。
    2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


  2.報告セグメントの変更等に関する事項
    「会計方針の変更」に記載のとおり、第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等
   を適用し、収益認識に関する会計処理方法を適用したため、セグメント利益又は損失の算定方法
   を同様に変更しております。
    当該変更により、従来の方法に比べて当第2四半期連結累計期間のインテリアセグメントの売
   上高が207百万円増加、セグメント利益が16百万円増加し、エクステリアセグメントの売上高が
   4,679百万円減少しておりますが、セグメント利益に影響はありません。




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                                 ㈱サンゲツ(8130)2022年3月期 第2四半期決算短信


(重要な後発事象)
 (自己株式の取得及び消却)
  当社は、2021年10月8日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替え
 て適用される同法第156条の規定に基づき自己株式の取得に係る事項について決議するとともに、
 同法第178条の規定に基づき自己株式を消却することを決議しました。
  1.自己株式の取得及び消却を行う理由
   中期経営計画(2020-2022)[ D.C.2022 ]における資本政策に基づき、資本効率の向上と株
  主還元の拡大を図るため。
  2.自己株式の取得の内容
  (1)取得する株式の種類
    当社普通株式
  (2)取得する株式の総数
    1,000,000株(上限)
    (2021年10月7日時点の発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 1.68%)
  (3)株式取得価額の総額
    20億円(上限)
  (4)取得期間
    2021年10月11日から2022年1月13日まで
  (5)取得方法
    証券会社の投資一任方式による買付
  3.自己株式の消却の内容
  (1)消却する株式の種類
    当社普通株式
  (2)消却する株式の総数
    500,000株(消却前の発行済株式総数に対する割合 0.82%)
  (3)消却日
    2021年10月29日
  (4)消却後の発行済株式総数
    59,900,000株




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