8130 サンゲツ 2021-05-28 09:45:00
2021年3月期 決算・経営戦略説明資料 [pdf]
株式会社サンゲツ
2021年3月期 決算・経営戦略説明会
代表取締役 社⻑執⾏役員 安田 正介
証券コード︓8130
(東証一部、名証一部)
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目次
■ 経営戦略説明
■2021年3月期 決算概況 p.3 中期経営計画(2020-2022)【 D.C.2022 】の進展 p.34
■ 決算のPOINT p.4 ■ 成⻑戦略における基本的な考え⽅ p.35
■ 連結業績 p.6 ■ インテリア事業におけるビジネスモデルの転換 p.36
■ セグメント別業績 p.16 ■ ⻑期ビジョン【 DESIGN 2030 】 p.38
■ 中期経営計画(2020-2022)【D.C.2022】 p.41
■2022年3月期 業績予想 p.26
■資本政策・株主還元 p.50
■ 連結業績予想 p.27
■ 株主還元実績 p.51
■ セグメント別業績予想 p.29
■ 資本政策 p.53
■ 連結業績予想の前提・背景 p.30
■ 市場環境に関する参考資料 p.31 ■ ESGの取組み p.54
■ サンゲツグループが実現を目指す社会的価値 p.55
■ 中期経営計画【 D.C.2022 】社会的価値の実現 p.56
■ 地球環境への負荷低減 p.57
■人的資本 p.59
■ 将来⾒通しに関する注意事項 p.60
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2021年3月期 決算概況
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決算のPOINT ※カッコ内はいずれも2020年11月修正予想比
■連結売上高1,453億円(▲9.9%)、連結総利益476億円(▲10.0%)
コロナウイルス感染症拡大の影響大きく、
連結売上高・総利益ともに11期ぶり(2010年3月期以来)の減少
・インテリアセグメント売上高 8.4%減
・海外セグメント売上高 24.1%減
・エクステリアセグメント売上高 9.1%減
・スペースクリエーションセグメント売上高 25.9%増
■連結営業利益は67.0億円(▲27.7%)
■連結純利益は、前期海外セグメントでの減損実施の反動により、
47.8億円と増益
■ ROEは、4期ぶりに上昇5.1%
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※前期比はいずれも2020年11月修正予想比
1 売上高 1,453.1億円︓前期比▲159.4億円(▲9.9%)、予想比+53.1億円(+3.8%)
・インテリアセグメント ︓前期比▲102.9億円 (▲8.4%)
・海外セグメント ︓前期比▲47.6億円(▲24.1%)
・エクステリアセグメント︓前期比▲14.5億円(▲9.1%)
・スペースクリエーションセグメント︓前期比+10.7億円(+25.9%)
2 売上総利益 476.4億円︓前期比▲52.8億円(▲10.0%) 、予想比+16.4億円(+3.6%)
・インテリアセグメント ︓前期比▲36.2億円(▲8.6%)
・海外セグメント ︓前期比▲18.0億円(▲23.5%)
3 販売費及び⼀般管理費 409.3億円︓前期比▲27.1億円(▲6.2%)
予想比+3.3億円(+0.8%)
・海外セグメント ︓前期比▲17.5億円(▲20.3%)
・インテリアセグメント ︓前期比▲13.7億円(▲4.2%)
4 営業利益 67.0億円︓前期比▲25.6億円(▲27.7%)、予想比+13.0億円(+24.1%)
・インテリアセグメント利益 ︓前期比▲22.4億円(▲24.1%)
5 当期純利益 47.8億円︓前期比+33.4億円(+233.8%)、予想比+12.8億円(+36.6%)
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連結損益計算書
(億円、%)
2020年3月期 2021年3月期
11月 2月 11月
実績 期初予想 実績 前期比(%)
修正予想 再修正予想 修正予想比(%)
▲159.4 53.1
売上高 1,612.6 1,350.0 1,400.0 1,440.0 1,453.1 (▲9.9%) (+3.8%)
▲52.8 16.4
売上総利益 529.2 - 460.0 475.0 476.4 (▲10.0%) (+3.6%)
販売費及び ▲27.1 3.3
436.5 - 406.0 415.0 409.3 (▲6.2%)
⼀般管理費 (+0.8%)
▲25.6 13.0
営業利益 92.6 42.0 54.0 60.0 67.0 (▲27.7%) (+24.1%)
▲28.0 12.4
経常利益 98.4 45.0 58.0 65.0 70.4 (▲28.5%) (+21.4%)
33.4 12.8
親会社株主に帰属する
当期純利益
14.3 23.0 35.0 45.0 47.8 (+233.8%) (+36.6%)
55.40 21.16
EPS(円) ※ 23.52 37.98 57.76 74.36 78.92 (+235.5%) (+36.6%)
▲35.7
EBITDA 136.7 - - - 101.0 (▲26.1%) -
EBITDA=税引前利益+受取利息・⽀払利息+減価償却費(売上原価分を含む)+のれん償却額+減損損失
※EPSは潜在株式調整後の株式数にて算出
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連結売上⾼・総利益の推移
売上高 11期ぶりの減収 (2010年/03月期以来)
総利益 11期ぶりの減益 (2010年/03月期以来)
(百万円)
160,422 161,265
156,390
145,316
売上高 2010年/03期
132,050
135,640
131,978 133,972
108,579
123,150 52,925
122,733
119,176117,927 118,518 50,720
114,258 112,118
47,572
47,640
40,104
2010年/03期 39,527
売上総利益 31,664 36,055
37,510
33,775 34,536
32,938
31,634 31,234 31,945
30,045
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連結総利益・販管費・営業利益・EBITDAの推移
(億円)
529.2
507.2
475.7
476.4
395.2 401.0
375.1 448.2
425.3 436.5
売上総利益 409.3
325.3 136.7
販管費 304.1
294.7
112.0
107.5 101.0
98.6
94.7 92.5
EBITDA
91.1 92.6 67.0
営業利益 80.3
58.9
75.7 50.3
2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
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連結税⾦等調整前純利益の増減
特 (億円)
別
(サンゲツ単体)インテリアセグメント 損
益
販管費減+13.8
イ ( +57.9 69.6
ン サ セ ス セ ス
テ ン 海 海 グ ペ グ ペ セ 営
リ ゲ ( ( 外 外 メ ー メ ー グ 業
ア ツ そ そ セ セ ン ス ン ス メ 外
セ 単 人 ロ プ I 営 の の グ グ ト ク ト ク ン 損
グ 体 件 ジ ロ T 業 他 他 メ 総 リ 販 リ ト
費 ス モ 関 費 ) )
セ エ メ 益
メ ) セ エ グ ク ン ン 利 エ 管 エ 外
ン 減 テ ー 連 他 イ イ
ィ シ 費 減 ン ン
グ ク メ ス ト ト 益 ー 費 ー 取
ト メ ス ン テ 総 販 増 シ 増 シ 引
総 ク ョ 増 テ テ ン テ ト リ
ス ン リ リ 利 管 ョ ョ 調
利 ト リ 販 ア 整
益 費 費 ア ア 益 費 ン ン
総 ア 管 減 税引前
減 増 減 セ セ 利 費 減
純利益
39.7 ▲36.0
総
利
グ
メ
販
管
グ
メ
益 増
減
益 ン 費 ン
減 ト 増 ト
+6.2
▲18.0 +3.1
+8.0 ▲0.2▲0.1 +17.5
▲1.8
+1.2 ▲0.2 ▲0.4 ▲3.0 ▲0.6
▲2.3
▲1.4
インテリア スペース
2020年 インテリアセグメント セグメント エクステリア 海外 セグメント 営業外 特別 2021年
クリエーション
3月期 (サンゲツ単体) (その他) セグメント セグメント セグメント 外取引調整 損益 損益 3月期
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セグメント別売上⾼と営業利益 (億円、%)
2020年3月期 2021年3月期
事業セグメント 11月
実績 実績 11月
修正予想 構成比 前期比(%)
修正予想比(%)
インテリアセグメント 売上高 1,220.9 1,075.0 1,117.9 76.9% ▲102.9(▲8.4%) 42.9(+4.0%)
壁装材 602.2 - 558.1 49.9% ▲44.1(▲7.3%) -
床 材 447.6 - 412.7 36.9% ▲34.9(▲7.8%) -
ファブリック 84.7 - 78.1 7.0% ▲6.5(▲7.7%) -
そ の 他(インテリア子会社含) 86.3 - 68.9 6.2% ▲17.3(▲20.2%) -
営業利益 93.2 58.0 70.8 105.7% ▲22.4(▲24.1%) 12.8(+22.1%)
エクステリアセグメント 売上高 160.8 140.0 146.2 10.1% ▲14.5(▲9.1%) 6.2(+4.5%)
営業利益 6.4 4.0 4.1 6.2% ▲2.2(▲35.1%) 0.1(+4.3%)
海外セグメント 売上高 198.0 145.0 150.3 10.3% ▲47.6(▲24.1%) 5.3(+3.7%)
営業利益 ▲9.3 ▲9.5 ▲9.8 ▲14.7% ▲0.5(-) ▲0.3(-)
スペースクリエーションセグメント 売上高 41.6 50.0 52.3 3.6% 10.7(+25.9%) 2.3(+4.8%)
営業利益 1.8 1.5 2.0 3.0% 0.1(+8.8%) 0.5(+34.6%)
セグメント間取引調整(売上⾼) ▲8.7 ▲10.0 ▲13.7 ▲0.9% ▲5.0(-) ▲3.7(-)
セグメント間取引調整(営業利益) 0.4 - ▲0.1 ▲0.2% ▲0.6(-) -
連結売上高 1,612.6 1,400.0 1,453.1 100.0% ▲159.4(▲9.9%) 53.1(+3.8%)
連結営業利益 92.6 54.0 67.0 100.0% ▲25.6(▲27.7%) 13.0(+24.1%)
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連結貸借対照表
(億円)
資産合計 資産合計
現⾦預⾦ 307.5 1,641.0 現⾦預⾦ 257.1 ■2020年3月末比▲50.3億円
1,588.2 借⼊⾦の返済による減少
その他 698.3 その他 637.4
流動資産 流動資産
■ 2020年3月末比+48.4億円
976.7
1,005.9 894.6 関⻄ロジスティクスセンター移転及び
有形固定資産 356.7 有形固定資産 405.1 ウェーブロックインテリア子会社化に伴
無形固定資産 92.3 無形固定資産 101.2 う増加
投資その他の資産 固定資産 固定資産 投資その他の資産
186.0 635.0 693.5 187.1
2020年3月末 2021年3月末
負債・純資産合計 負債・純資産合計
流動負債 507.0 1,641.0 1,588.2 流動負債 437.9 ■ 2020年3月末比▲69.1億円
借⼊⾦の減少
固定負債 191.8 固定負債 213.7
負債 負債
698.8 651.6 ■ 2020年3月末比▲8.3億円
株主資本 940.2 株主資本 931.9
自己株買付及び消却、配当⾦支払による
その他の包括利益 その他の包括利益 減少
累計額 ▲7.8 純資産 純資産 累計額 1.6
新株予約権 0.8 942.1 936.6 新株予約権 0.7
非支配株主持分 8.8 非支配株主持分 2.2
2020年3月末 2021年3月末
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連結キャッシュ・フロー計算書
現⾦及び現⾦同等物 47.9億円減少 ■投資キャッシュ・フロー ▲25.9 (億円)
有価証券・投資有価証券増減 +38.2
■営業キャッシュ・フロー +96.9 有形・無形固定資産取得 ▲46.5
税⾦等調整前当期純利益 +69.6
減価償却費・のれん償却費 +30.1 ■財務キャッシュ・フロー ▲118.3
売上債権の減少 +31.0 借⼊⾦増減 ▲67.5
配当⾦支払 ▲34.7
▲25.9 現⾦及び
96.9 現⾦同等物に
投資活動 ▲118.3
係る換算差額
による
①現⾦及び NetCash 営業活動
キャッシュ・
現⾦同等物 163.4 による ▲0.5
フロー 財務活動 ⑤現⾦及び NetCash
368.1 の期末残高 キャッシュ・ 167.6
による 現⾦同等物 120.2 279.4
299.2 フロー
億円 キャッシュ・ の期末残高 億円
(借入残) フロー 251.2
204.7 (借入残)
➁〜④68.9 ⑥〜⑧28.1 159.2
2020年3月末 2021年3月末
①キャッシュ・フロー計算書記載の現⾦及び現⾦同等物 ⑤キャッシュ・フロー計算書記載の現⾦及び現⾦同等物
299.2億円 251.2億円
➁預⼊期間が3ヶ月を超える定期預⾦ 8.3億円 ⑥預⼊期間が3ヶ月を超える定期預⾦ 5.9億円
③有価証券 41.2億円 ⑦有価証券 3.0億円
④投資有価証券(株式除く) 19.3億円 ⑧投資有価証券(株式除く) 19.2億円
①〜④ 368.1億円 ⑤〜⑧ 279.4億円
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連結Cash Conversion Cycle
(日)
125.1
売上債権
113.8 114.9
110.9
回転期間
106.5
CCC 88.3 88.8
86.5 94.5
83.8
76.0
72.4 68.9
仕入債務 80.8
75.7
回転期間
52.4
49.9
45.7
棚卸資産
44.0
52.5
回転期間
2017年3月末 2018年3月末 2019年3月末 2020年3月末 2021年3月末
売上債権回転期間 125.1 113.8 114.9 106.5 110.9
棚卸資産回転期間 44.0 45.7 49.9 52.4 52.5
仕入債務回転期間 80.8 75.7 88.8 86.5 94.5
CCC 88.3 83.8 76.0 72.4 68.9
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連結ROE・ROIC
7.2 (%)
7.9
5.6
ROIC
6.0
4.5
ROE 4.2
5.1
3.5
3.7
1.5
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
【ROIC】
※税引後営業利益 /(運転資本+有形固定資産+無形固定資産)
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連結ROE・関連指標
1.76 1.70 倍
1.72
1.63
財務 1.53
レバレッジ
5.1 %
ROE 6.0
4.2
売上高
4.84 3.5 3.29 %
純利益率 2.89 1.0
0.9
1.5
総資産 0.9 2.23
回転率 0.9 回
0.8
0.89
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
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セグメント別状況 インテリアセグメント
決算のPOINT
■市場全体としては⾦額ベース9.5~10%の縮小に対して、わが社インテリ
アセグメント売上高は▲8.4%。壁紙・床材を中心にシェア増加。
■住宅・⾮住宅 × 新築・リニューアルの4分野では、新築住宅が大幅減少の
中、壁装材廉価品需要は底固さ⾒せる。(中高価格帯からの需要の異動)
■オンラインを活用した商品セミナーやインテリアコンサルテーションの実
施、WEBサイトの情報拡充、テレワークなどコロナ禍に対応した営業・販
促活動を維持
16
インテリアセグメント 売上⾼・総利益・販管費・営業利益の推移
(億円)
1,220.9
1,195.3
1,180.8
1,162.7
1,151.4 1,117.9
1,133.6
売上高
422.5
367.7 378.1 389.2 386.3
364.5
343.4
売上総利益
販管費 321.0 328.8 329.3
296.4 315.5
267.9 275.7
セグメント 88.7 93.2 70.8
75.5 71.3
利益 57.0 60.4
2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
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インテリアセグメント エレメント別売上⾼の推移
売上高(億円) 壁装材 床材 ファブリック その他
1,195.3 1,220.9
1,162.7 1,180.8
86.3
1,117.9
107.3 111.5 95.0
84.7 68.9
77.0 79.0 83.1
78.1
447.6
428.7 431.1
413.7 412.7
602.2
563.9 575.8 571.5 558.1
売上 売上 売上 売上 売上
2017.3 2018.3 2019.3 2020.3 2021.3
※2020年3月期までのインテリアセグメントから、スペースクリエーションセグメント関連調整後
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インテリアセグメント 国内建設市場の状況
新築 リフォーム
前期比(2020年4月~3月)
住宅市場 新設住宅着⼯統計 前期比(2020年1月~12月)
新設住宅着⼯⼾数 新設住宅着⼯床⾯積 当社推定値
▲9.9% ▲11.2% ▲7~8%
新築 リニューアル
⺠間非居住建築物着⼯床⾯積 前期比
(使途別、倉庫・⼯場を除く)
⾮住宅市場
2018年度 ▲3.3% 商業・飲食・宿泊・オフィス
2019年度 ▲7.4% を中心に大幅減
2020年度 ▲11.8%
・新築︓2017年以降の継続的な着⼯床⾯積減少が、
最終⼯程である内装⼯事にも表⾯化、市場の減少。
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インテリアセグメント 壁装材売上状況
壁装事業 売上実績
前期比
602.2
業界全体の壁装材出荷数量 ▲7.3%
575.8
前期比 571.5
(2020年4月 - 2021年3月) 558.1 (億円)
▲8.9%
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
■廉価商品への移⾏
■ガラスフィルム⾒本帳「CLEAS」好調
■2020年6月に発刊した「リザーブ」の 市場浸透
■リフォーム推奨商品「リフォームセレクション」の伸⻑
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インテリアセグメント 床材売上状況
床材事業 売上実績
前期比
業界全体の床材出荷数量 447.6
前期比
428.7 431.1
▲7.8%
(2020年4月 - 2021年3月)
412.7 (億円)
▲ 10.5%
▲1.3%
クッションフロア
(住宅向け)
▲4.5%
フロアタイル 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
(需要の約5割が住宅向け)
■「フロアタイル」が引き続き堅調に推移
▲15.9%
⻑尺シート
(医療・福祉メイン)
■各種施設⽤フロア⾒本帳「Sフロア」において、
抗ウイルス商品拡充。商品セミナー等を通じた
▲13.0%
カーペットタイル
(オフィスメイン) 販促活動実施
■巣ごもり需要により、家庭⽤カーペットタイル
▲24.2%
タフテッドカーペット
「スタイルキット」売上伸⻑
(ホテル・住宅メイン)
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インテリアセグメント ファブリック売上状況
ファブリック事業
売上実績 前期比
83.1
84.7 ▲7.7%
79.0 78.1 (億円)
椅子⽣地⾒本帳「2020-2023 UP」UP108・UP393
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
■住宅向けカーテン⾒本帳新「AC」が売上を牽引
■椅子⽣地⾒本帳「UP」、各種施設向けカーテン⾒本帳「コントラクトカーテン」
の市場浸透
■抗ウイルス商品において、医療施設に加え官公庁・教育施設等に採⽤の幅が広がる
22
セグメント別状況 海外セグメント
決算のPOINT (連結累計期間は2020年1月〜2020年12月)
■北⽶市場︓Koroseal社
1-3月期はコロナウイルス感染症の影響はほぼ無かったが、4-6月期に⼤幅落ち込み、
その後回復基調。スクラップ率削減・人員削減等のコストダウン努⼒により、
⼤幅な営業損失の拡⼤は阻止。商品開発業務の困難化により新商品開発が遅延。
■ 東南アジア市場
東南アジアでは、主要マーケットであるホスピタリティ市場への影響が⼤きく、厳しい
状況。1-3月期の旧正月とコロナ拡⼤による⼤幅な落ち込みが7-9月期に回復も感染拡⼤
の影響により10-12月期に再度市場縮⼩。
マレーシア・シンガポールでの人員削減を実⾏。
■ 中国・香港市場
1-3月期の⼤幅縮⼩より市場は回復したが、ホスピタリティ市場の回復は未だ。
中国での人員削減を実⾏。
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セグメント別状況 エクステリアセグメント
売上高(億円) サングリーン
161.2 160.8
150.1 146.2
147.7 ■ 公共⼯事をはじめとする⾮住宅物件
が⼤幅に減少、主⼒商材である⾨扉
やフェンスの売上に影響。
■ 巣ごもり需要の拡⼤に伴い、
物置や宅配ポスト等が堅調に推移。
2017.3 2018.3 2019.3 2020.3 2021.3
EC販売店やホームセンター向けの
売上が拡⼤。
セグメント利益(億円)
6.4 ■ 施⼯機能強化のためのアライアンス
5.9
4.0 4.3 4.1 先との取り組み強化。
■ スペースクリエーション事業基盤整備
等費用増。
2017.3 2018.3 2019.3 2020.3 2021.3
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セグメント別状況 スペースクリエ―ションセグメント
売上高(億円) フェアトーン
52.3
■ ⾮住宅新築の内装仕上⼯事はコロナ
41.6
の影響も限定的、ほぼ計画通りの進捗。
■ ホテル・オフィスをはじめとする
15.4 15.8 総合内装改修⼯事は減少。
4.5
■ サンゲツ中部支社との連携により新規
顧客・受注獲得。
2017.3 2018.3 2019.3 2020.3 2021.3
セグメント利益(億円)
2.0 サンゲツスペースクリエーション事業部
1.8
1.2
0.6
■ 営業活動の拡⼤に向けた組織や人材、
0.4
アライアンスの整備進展。
2017.3 2018.3 2019.3 2020.3 2021.3
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2022年3月期 業績予想
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2022年3月期 連結業績予想 (概要)
収益認識基準適用︓有 収益認識基準適用︓無
前期比
1 売上高 1,525億円 1,555億円 (+7.0%)
前期比
2 営業利益 66億円 (▲1.5%)
3 経常利益 68億円 (▲3.4%)
4 当期純利益 43億円 (▲10.0%)
「収益認識に関する会計基準」 の適⽤について
2022年3月期より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適⽤。
当該基準適⽤による2022年3月期の売上⾼・総利益・販売費および一般管理費への影響額は
各スライドに記載。営業利益以下への影響は軽微のため記載を省略しております。
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連結業績予想
2021年3月期 2022年3月期 (億円、%)
上期予想 下期予想 通期予想
実績 収益認識基準適⽤ 収益認識基準適⽤ 収益認識基準適⽤
上段︓有 前期差 前期比 上段︓有 前期差 前期比 上段︓有 前期差 前期比
下段︓無 下段︓無 下段︓無
740.0 - - 785.0 - - 1,525.0 - -
売上高(※) 1,453.1
755.0 59.5 +8.6% 800.0 42.2 +5.6% 1,555.0 101.8 +7.0%
売上総利益 247.5 - - 257.5 - - 505.0 - -
(※)
476.4
250.0 22.9 +10.1% 260.0 10.6 +4.3% 510.0 33.5 +7.1 %
販売費及び 218.0 - - 221.0 - - 439.0 - -
⼀般管理費 409.3
(※) 220.5 18.8 +9.4 % 223.5 15.7 +7.6% 444.0 34.6 +8.5 %
▲12.2
営業利益 67.0 29.5 4.0 +16.0% 36.5 ▲5.0 %
66.0 ▲1.0 ▲1.5%
▲11.8
経常利益 70.4 30.5 2.6 +9.3% 37.5 ▲5.0 %
68.0 ▲2.4 ▲3.4%
親会社株主に ▲14.4 ▲10.0
帰属する 47.8 19.0 ▲0.7 ▲3.8% 24.0 ▲4.0 %
43.0 ▲4.8 %
当期純利益
※2022年3月期の連結業績予想は、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等の適⽤後の⾦額となります。
※2021年3月期の実績は、当該会計基準適⽤前の⾦額となります。
※売上⾼・売上総利益・販売費及び一般管理費︓収益認識基準適⽤(上段︓有/下段︓無)
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セグメント別業績予想 (億円、%)
2021年3月期 2022年3月期
実績 上期予想 下期予想 通期予想
前期差 前期比 前期差 前期比 前期差 前期比
売上高
571.5 - - 598.5 - - 1,170.0 - -
1,117.9
(※)
インテリア 586.5 57.7 +10.9% 613.5 24.2 +4.1% 1,200.0 82.0 +7.3%
営業利益 70.8 30.6 3.1 +11.6% 33.4 ▲10.0 ▲23.1% 64.0 ▲6.8 ▲9.6%
売上高 146.2 76.0 3.6 +5.0% 77.0 3.0 +4.2% 153.0 6.7 +4.6%
エクステリア
営業利益 4.1 2.2 ▲0.1 ▲6.7% 1.8 ▲0.0 ▲0.7% 4.0 ▲0.1 ▲4.1%
売上高 150.3 72.5 ▲5.4 ▲7.0% 84.5 12.1 +16.8% 157.0 6.6 +4.4%
海外
営業利益 ▲9.8 ▲4.3 0.7 - ▲0.7 4.0 - ▲5.0 4.8 -
スペース
売上高 52.3 27.0 4.9 +22.2% 33.0 2.6 +8.9% 60.0 7.6 +14.5%
クリエーション
営業利益 2.0 1.0 0.1 +20.3% 2.0 0.8 +68.5% 3.0 0.9 +48.6%
セグメント間
売上高 ▲13.7 ▲7.0 ▲1.2 - ▲8.0 0.0 - ▲15.0 ▲1.2 -
取引調整
営業利益 ▲0.1 - - - - - - - - -
売上高
740.0 - - 785.0 - - 1,525.0 - -
1,453.1
(※)
合計 755.0 59.5 +8.6% 800.0 42.2 +5.6% 1,550.0 101.8 +7.0%
営業利益 67.0 29.5 4.0 +16.0% 36.5 ▲5.0 ▲12.2% 66.0 ▲1.0 ▲1.5%
※2022年3月期の連結業績予想は、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等の適⽤後の⾦額となります。
※2021年3月期の実績は、当該会計基準適⽤前の⾦額となります。
※売上⾼︓収益認識基準適⽤(上段︓有/下段︓無) ©Copyright Sangetsu Corporation 29
連結業績予想の前提・背景
■ インテリアセグメント
・日本国内インテリア市場は2019年度比4%減まで回復を前提
(2020年度は2019年度比9.5〜10%減)
・塩ビ・可塑剤・ナイロン等の原材料価格上昇による、壁装材・床材仕⼊価格上昇⾒込む。
・仕⼊価格上昇、物流関連投資コスト等増の転嫁、収益改善のための販売価格の修正は検討中
であり、⾒込まず。
・新関⻄ロジセンター本格スタートに伴うコスト増、⾒本帳発刊増により、
販管費⼤幅増(約21億円)。
■ エクステリア・スペースクリエーションセグメント
・エクステリア市場全体はインテリア市場全体と同様⾒通しも、スペースクリエーション
セグメントの事業拡⼤を⾒込む。
■ 海外セグメント
・⽶国建設市場は⼤幅改善予想も、内装⼯事に⾄る時間差により本年度での改善は限定的。
・東南アジア市場は、4月以降に新型コロナウイルス感染症が再拡⼤。
各国でロックダウン再発令等続き、ワクチンの普及遅れもあり、回復⾒通せず。
・中国・香港市場はHospitality市場の改修需要が回復せず、Goodrich中国・香港は厳しい状
況。
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(参考)国内住宅市場/新築 注⽂住宅
注⽂住宅 ハウスメーカー受注速報値(2019年度同月比)
11.8%
8.4% 5.1%
2.1%
0%
-2.4% -1.0% -1.8% -2.5%
-8.4%
-15.4%
-11.1%
-33.1%
-33.6% 注⽂住宅
想定納品時期︓受注から9カ月
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月
2020年 2021年
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(参考)国内住宅市場/新築 分譲住宅
分譲住宅 ハウスメーカー・ビルダー受注速報値(2019年度同月比)
分譲住宅 分譲住宅
(主要ハウスメーカー4社平均) (主要ビルダー2社平均)
40.0% 38.1%
10.5% 22.0% 22.5%
19.0%
11.0% 13.5%
10.5%
2.3% 8.3% 4.1%
3.5% 19.3% 16.8%
0% 4.5%
9.8% 8.5%
11.5%
3.3%
-0.5% -8.8%
-13.0% -13.0%
分譲住宅
-34.5%
-39.3% 想定納品時期︓受注から6カ月
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月
2020年 2021年
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(参考)⽶国 非住宅市場
⾮住宅建設ABI指標の推移
非住宅建設ABI指標(Architecture Billings Index)とは、The American Institute of Architects(⽶
国建築家協会︓AIA)が発表する指標で、非住宅部門(ホテル、オフィスビル、学校、病院など)の建
築活動の先⾏指標。⽶国の建築家への調査に基づき算出され、 9〜12カ月後の建築活動を⽰す先⾏
指標とされ、50を分岐点に上回れば建築活動の拡⼤、下回ると縮⼩を⽰す。
57.9
55.3 55.6
53.4 53.3
52 51.9 52.5 52.2
50.3 50.5 50.2
49.1 50.1 47.2 49.7
47.8 47.5
50
42.6
46.3 44.9
47
40 40 40
33.3 32
29.5
Jan Feb Mar Apr May Jun July Aug Sept Oct Nov Dec Jan Feb Mar Apr May Jun July Aug Sept Oct Nov Dec Jan Feb Mar Apr
2019 2019 2019 2019 20192019年2019 2019 2019 2019 2019 2020 2020 2020 2020 20202020年2020 2020 2020 2020 2020 2021 2021年2021
2019 2019 2020 2020 2021 2021
新型コロナウイルス感染症の影響により2020年3月より急激に悪化。
4月をボトムに徐々に回復傾向も、海外事業(北⽶市場)の回復は、7月以降を予想。
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経営戦略説明
中期経営計画(2020-2022)【 D.C.2022 】の進展
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成⻑戦略における基本的な考え⽅
1.主⼒の日本市場でインテリアセグメントの数量・シェアの拡大による
⾶躍的成⻑は困難
2.日本市場で数量・シェアを漸次的に拡大し得る強い事業体制の
確⽴を実⾏
(値上げをしても数量・シェアを逸失しない体制づくり)
3.価格修正により、収益の改善を実⾏
4.⼀⽅、中⻑期的に日本市場での業態の拡大・転換、海外市場での
事業収益化、拡大を実現
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インテリア事業 ビジネスモデルの転換
過去のビジネスモデル ⇒ 市場の理解︖
サンゲツの事業モデル
仕 営
入 住宅
業
ハウス
製 在 代 内 メーカー
理 装 現 ビルダー
造 庫
店 業 場
出 者 ⾮住宅
デ 荷
ザ ・ 設計
イ ゼネコン
ン 配 事業主
提 送
案
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インテリア事業 ビジネスモデルの転換
⽬指すモデル︓ Value Chain全体を、
企画・デザイン・営業・配送・施工・データでカバーする
製販⼀体ビジネスモデル
サンゲツの事業モデル
(空間デザイン・コーディネーション提案、⾒本帳)
営
業
企
製 画 住宅 ビルダー
製 デ 調 在 出 ハウスメーカー
ハウスメーカー 施
造 ザ 達 庫 荷 現場
代理店 内装業者 ビルダー
造 イ 工
⾮住宅
ン 配 設計/ゼネコン/事業主
送
(商品) (サンプル)
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⻑期ビジョン【 DESIGN 2030 】
Sangetsu Group ⻑期ビジョン
【 DESIGN 2030 】
サンゲツグループは
スペースクリエーション企業 へ
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⻑期ビジョン【 DESIGN 2030 】
スペースクリエーション企業とは サンゲツグループ事業モデル
製 企画/デザイン 営 住宅
空間
造 業
調達 施 事 施
代 工 元 施 業
在庫 理 業 請 主 主
店 工
者 元請 ・ ⾮住宅
出荷 空間
配
送
商品開発 コーディネーション提案 スペースクリエーション
デ
ザ モノのデザイン
イ 空間のデザイン
ン コトのデザイン
活
動
上記の機能、特に空間創造に重要なデザイン・配送・施⼯機能を活⽤し、
「材料・施工の販売」と「空間の販売」を事業活動とする企業
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例)⾁卸から総合サービス業へ
■各種の肉を仕⼊れて⼩売肉店に配送・卸売。
過去のモデル
一部の地域では直接販売も
モノの販売
■(自社牧場を保有。)顧客に最適なレシピと
ともに最善のタイミングで肉をお届け、
調理サービスも提供し、調理料⾦は別途徴収
スペース
クリエーション ■ホームパーティ等で飾り付け・食事・
のモデル 飲み物等を一括請け負い。
肉を一切使⽤しないヴィーガンパーティもOK
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中期経営計画(2020-2022) 【D.C.2022】
中期経営計画全体図
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Ⅰ. 基幹事業の収益拡大
1. デザイン⼒の発展的強化
国内外の建築家・デザイン会社とのコラボレーションによる
空間創造をベースとしたデザイン開発
KAGETOHIKARI
著名建築家とのコラボレーション カゲトヒカリ
・「KAGETOHIKARI」カゲトヒカリ
隈研吾氏との共同開発
海外デザイン会社との連携
・Sanderson Design Group
共同ブランドEDA 第2弾⾒本帳発売
SHITURAHI
室礼
国際デザインアワード受賞
・壁紙「SHITSURAHI」シリーズにて、
「iF DESIGN AWARD 2021」を受賞。
※iF DESIGN AWARD
ドイツのiFインターナショナル・フォーラム・デザイン主催。1954 年からの⻑い歴史
を誇り、世界で最も認知されているデザインアワードの一つ。
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Ⅰ. 基幹事業の収益拡大
2. 戦略的調達の推進
ビニル壁紙製造メーカー国内最大手
ウェーブロックインテリアの買収による製販⼀体化
ウェーブロックインテリア会社概要
設⽴ 2006年4月
事業内容 壁紙の製造・販売
資本⾦ 1億円
売上⾼ 91.7億円(2021年3月期)
従業員数 195名
⼯場拠点 一関⼯場、成田⼯場 成田⼯場
量産壁紙における国内最高効率の⽣産設備を保有
・株式取得実⾏日︓2021年3月31日
・株式保有割合︓51%
・取得⾦額︓23.9億円
近い将来の100%株式取得合意済
一関⼯場
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Ⅰ. 基幹事業の収益拡大
2. 戦略的調達の推進
【 背景 】
1. デフレ市場での量産壁紙の需要増
2. ⼀部壁紙製造メーカーの撤退
3. 量産壁紙需給バランスのタイト化 商品群(⾒本帳別)特性に応じた調達政策
商品デザイン数(⼤)
【 ⽬的 】
1. 安定供給の確保 デザイン多様性重視
取引ロット
2. ⽣産利益の取り込み 仕入先の分散
(⼤) (⼩)
3. 製販⼀体による効率化
コスト競争⼒
コスト競争⼒
短⽣産リードタイム
量産壁紙 (⼩)
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Ⅰ. 基幹事業の収益拡大
3.サービス機能の拡充と⾼度化
新関⻄ロジスティクスセンター(LC)稼働開始 倉庫坪数全国合計
・稼働開始日︓2021年1月
66,000坪
・物件所在地︓⼤阪府⼤阪市淀川区加島
・建物構造 ︓地上4階建
・床⾯積 ︓約13,000坪 71,400坪
(東京ドーム5個分)
旧尼崎LC、東⼤阪LCを廃止
「自動化・省⼈化・省⼒化」を実現
・最新マテハンの導⼊により約25%の人的作業を削減
GTP︓商品棚を作業者の下に運ぶ無人搬送ロボット
AGV︓無人搬送⾞ 他
⻄日本を中心とした基幹物流拠点 ➡ 配送体制の更なる効率化へ
移転後の自社所有の旧尼崎LC、中部LCⅢは賃貸化(収益貢献2022年より)
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Ⅱ. 次世代事業の収益化
1.海外セグメント
北⽶市場 Koroseal社
1.デザインポートフォリオの改善と効率化
・自社製造壁紙への集中
2.新商品・デザインの発売
3.マーケティングの全⾯的⾒直しと改善
4.幹部の交代
新設備での製造による新商品発売
(2021年1月)
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Ⅱ. 次世代事業の収益化
1.海外セグメント
中国・東南アジア市場での事業体制再編
サンゲツ C.B.Chan氏 サンゲツ
70% 30% 100%
Goodrich Global Holdings Goodrich Global Holdings
(在シンガポール) 100% (在シンガポール)
49% 100%
51% 49% 49% 49%
SGG GG GG GG GG GG SGG GG GG SG GG
RV HK SG ML TH Dubai RV SG ML TH Dubai
ベ 香 シ マ タ ド ベ シ マ タ ド
ト 港 ン レ イ バ ト ン レ イ バ
ナ ガ ー イ ナ ガ ー イ
ム ポ シ ム ポ シ (
撤
GG ー ア ー ア 退
CH ル ル 予
中国 定
)
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Ⅱ. 次世代事業の収益化
1.海外セグメント
中国市場での事業体制再編
サンゲツ サンゲツ
70% 100%
Goodrich Global Holdings Goodrich Global 香港
100% 100%
100%
Goodrich Global 香港
100%
統合後新会社 GG
Sangetsu Goodrich China SU
山月堂(上海)
GG GG GG GG 2021年3Q予定 (
(倉庫)
WJ BJ SH SU 撤
退
(倉庫) 予
定
呉 北 上 蘇 )
江 京 海 州
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Ⅱ. 次世代事業の収益化
2.専門能⼒拡充によるスペースクリエーション事業の展開
サンゲツグループ全体での連携
1. 専門⼈材の採用・アライアンス強化による体制整備
デザイナー、現場管理者の中途採⽤、⼯事対応範囲の拡⼤
同一物件への内装・外装提案例
2. サングリーン︓スペースクリエーション事業本部新設
専門商社(卸売)からの転換。
バリューチェーンにおけるより強いポジションへ
3. サンゲツグループ内の協業
サンゲツグループスペースクリエーション担当役員を任命 内装︓サンゲツ
内装︓サンゲツ
外装︓サングリーン
の連携によるエクステリア&インテリアの空間提案営業
外装︓サングリーン
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資本政策・株主還元
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株主還元実績 配当⾦の推移
配当⾦の推移
⼀株当たり配当額推移(円)
58.00 58.50
55.50 56.50 57.50 (予定) (予想)
52.50
47.50
41.25
37.50
2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
→ 安定増配 7期連続増配予定
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株主還元実績 2021年3月期
自己株式取得の状況
取得期間 取得株式総数 取得総額
2020年12月14日〜2021年3月16日 27.96万株 4.3億円
合計 27.96万株 4.3億円
配当⾦
中間配当(12月⽀払) 期末配当(6月⽀払) 配当⾦総額
17.5億円 17.4億円(予) 35.0億円
29.0円/株 29.0円/株(予)
株主還元総額 総還元性向
39.3億円 82.4 %
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資本政策 資本配分
資本配分計画
資⾦創出・調達 資⾦配分
2020年3月末 保有現⾦同等物 ※1 成⻑投資
368億円 200~260億円
3年間の営業キャッシュフロー 株主還元
280~300億円 170~190億円
3年間の借入⾦ 2020年3月末 期末現⾦
▲50〜100億円 250~300億円
※1 現預⾦と株式以外の有価証券
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ESGの取組み
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サンゲツグループが実現を目指す社会的価値
サンゲツグループは、
Inclusive (インクルーシブ) みんなで
Sustainable (サステイナブル) いつまでも
Enjoyable (エンジョイアブル) 楽しさあふれる
社会の実現に貢献します。
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中期経営計画【 D.C.2022 】社会的価値の実現
Environment Social
地球環境 ⼈的資本 社会資本
・事業活動に ・社員の健康と能⼒開発 ・商品安全性の向上
おける環境負荷の低減 ・ダイバーシティ ・品質安定性の向上
・サプライチェーンにおける &インクルージョンの推進
環境負荷の把握と低減 ・環境・人権・労働安全衛⽣を
考慮した調達活動の推進
・ロングライフ商品の拡充
・取引先と一体となった働き⽅改善
・⾒本帳の
・コミュニティへの積極的な参画
回収・リサイクルの拡⼤
・インテリア⽂化の向上と芸術支援
Governance
ガバナンス
・取締役会の実効性強化 ・指名・報酬委員会の実効性強化
・コンプライアンスの徹底 ・ステークホルダーとの責任ある対話の実施
社会的価値実現
Inclusive Sustainable Enjoyable
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1. 地球環境への負荷低減 GHG排出量
当初 2030年⽬標 修正 2030年⽬標
サンゲツ単体 サンゲツ単体 グループ連結
30%減 カーボンニュートラル ※検討中
SCOPE1&2
(2018年度比) (排出ゼロ) 50~55%減
SCOPE3 ― 目標設定を検討
カーボンニュートラル実現 4つのステップ
① 省エネ︓あらゆる環境負荷設備(照明、空調、営業⾞、ロジ動⼒)の省エネ更新
② 創エネ︓太陽光発電設備の設置
③ 再エネ︓再⽣可能エネルギーで発電された電⼒の購⼊
④ オフセット︓CO2排出権の購⼊
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1. 地球環境への負荷低減
⾒本帳リサイクルセンター開設
2021年3月開設
1. マテリアルリサイクルによる環境負荷低減
数年で廃棄となる⾒本帳を発⾏する責任として
回収・リサイクルを拡⼤し、環境負荷を下げる
2. 障がい者の活躍⽀援によるダイバーシティの推進
リサイクル⽬標︓2021年度︓ 5万冊/年
2022年度︓13万冊/年
[ ⾒本帳リサイクルのフロー ]
提携
障がい者福祉施設
sangetsu 再利⽤
顧客 サンゲツ リサイクル専門業者
⾒本帳リサイクルセンター 検討中
分解、素材ごとに分別
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2. 人的資本
健康経営推進室 設⽴(2020年4月)
安全・健康・快適で働きやすい職場環境の確保
心身の健康づくりに向けた推進体制の充実
厚⽣労働省委託事業「がん対策推進パートナー賞」受賞
2020年度「がん対策推進企業アクション」にて
「がん対策推進パートナー賞(治療と仕事の両⽴部門)」を受賞
仕事と治療の両⽴に関するセミナーの開催等を通じ、
安心感のある職場づくりに取り組んでいる点が評価
PRIDE指標 シルバー認定を3年連続取得
任意団体work with PrideによるLGBTQへの取り組み評価指標
「PRIDE指標2020」で、3年連続シルバー認定を取得
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将来⾒通しに関する注意事項
本資料には当社の「将来に関する記述に該当する情報」が
記載されています。本資料における記述のうち、過去また
は現在の事実に関するもの以外は、将来予測に関する記述
に該当します。
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その他の要因が内在しており、それらの要因による影響を
受ける恐れがあります。
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