8114 デサント 2019-08-28 16:00:00
デサントグループ 中期経営計画「D-Summit 2021」について [pdf]

                                                    2019年8月28日
      各    位

                                会   社   名   株 式 会 社 デ サ ン ト
                                代 表 者 名     代表取締役社長    小 関 秀 一
                                    ( コード番号:8114 東証第一部 )
                                問 合 せ 先     取締役 常務執行役員 土 橋 晃
                                    ( TEL:06-6774-0365 )


          デサントグループ     中期経営計画「D-Summit 2021」について


 当社は、2019 年度(2020 年 3 月期)から 2021 年度(2022 年 3 月期)までの 3 ヵ年を対象とする
新しい中期経営計画「D-Summit 2021」を策定いたしましたのでお知らせいたします。


詳細につきましては、添付資料をご参照ください。




                                                              以   上
デサントグループ
  中期経営計画
D-Summit 2021
          2019年8⽉28⽇
1.前中期経営計画のレビュー
2.取り巻く環境と⾃社の強み
3.次期計画 D-Summit 2021
  (1)定量⾯
  (2)定性⾯



                       2
    1.1.連結売上⾼・当期純利益の推移

    FY2015をピークに、Compass 2018(前中計)期間は利益成⻑を果たせず。

        売上⾼                                                                   当期純利益
        (億円)                                                                   (億円)




                                                               +7.3%       +0.9%
                                             +10.3%    ▲3.2%
                                  +12.0%

                       +20.0%




                                              +19.7%

                                    +46.7%                         +1.8%
                                                          ▲27.8%
                         +25.0%
                                                                             ▲31.6%




                                                                                      3
注    FY2018=2019年3⽉期                                       Compass 2018
  1.2.2019年3⽉期実績 vs. Compass 2018 差異要因(売上⾼)

  元々規模の⼤きいアジアの『デサント』、『ルコックスポルティフ』の乖離が
  ⼤きいほか、⽇本のライセンスブランドと欧⽶の『イノヴェイト』が苦戦。



2019年3⽉期   実績                                      Compass 2018                                       Compass 2018 vs 19年3⽉期実績
                                     単位:億円                                              単位:億円                                          単位:億円
           ⽇本        アジア       欧⽶        合計                  ⽇本         アジア       欧⽶        合計                 ⽇本        アジア     欧⽶        合計
DES         158        461          13    633      DES            135     550          15    700      DES           23     -89        -2       -67
LCS         143        239                382      LCS            145     325                470      LCS           -2     -86                 -88
MSW             75      52                127      MSW             89      71                160      MSW         -14      -19                 -33
ARN             52      18                    70   ARN             54      26                    80   ARN           -2      -8                 -10
UMB             52      20                    73   UMB             65      25                    90   UMB         -13       -5                 -17
その他         117            0        22    139      その他            154         1        45    200      その他         -37       -1    -23          -61
合計          597        792          36   1,424     合計             642     998          60   1,700     合計          -45     -206    -24       -276


                                                                                                                     DES デサント
                                                                                                                     LCS ルコックスポルティフ
                                                                                                                     MSW マンシングウェア
                                                                                                                     ARN アリーナ
                                                                                                                     UMB アンブロ



                                                                                                                                           4
 1.3.Compass 2018    重点戦略レビュー


重点項⽬                    成果と課題
Ⅰ.グローバルレベルでの⼀貫性のある      グローバルマーケティング規程・各ブランドのブランドマニュアルを整備。
  ブランド戦略を構築。            →グローバルとローカルの機能配置、ブランド再投資に関する運⽤等の整備
                        を継続実施。
Ⅱ.当社の競争⼒の源泉である          ⽇本(アパレル)と韓国(シューズ)にR&Dセンターを開設。
 「モノを創る⼒」を向上。           ⾃社⼯場である⽔沢⼯場と吉野⼯場の増強。
                        →⾼機能商材の開発・ローンチと外部サプライヤーを含めたSCMを構築。
Ⅲ.直営店と⾃主管理店舗の出店を推進。     国内販売職スタッフの正社員化実施と店頭消化を重視した商品量
                        コントロールを強化。
                        →EC売上拡⼤のためのシステム改修と、直営店ビジネスの収益化を推進。
Ⅳ.グローバルでの成⻑を⽀える        グループ組織再編によりグローバル本社体制をスタート。
  経営インフラとロジスティクス体制を整備。 中国にAnta社と『デサント』のJV、Symphony社と『アリーナ』のJV、
                       韓国にDongin社と『アリーナ』のJVを設⽴。
                       →調達関連業務の効率向上とコスト削減を実施。
Ⅴ.個の能⼒開発により組織⼒を向上。      「創業の精神」を軸としたグレード設定、評価・報酬制度の⾒直し準備を
                        推進。
                        →グローバル⼈材の育成、海外社員の受⼊体制を整備。

                                                                 5
1.前中期経営計画のレビュー
2.取り巻く環境と⾃社の強み
3.次期計画 D-Summit 2021
  (1)定量⾯
  (2)定性⾯



                       6
2.1.スポーツウェアの地域別市場規模推移

成⻑率は中国・東南アジアが⾼く、規模もアジアが欧州を抜く⾒通し。

 アジア                                                                          北⽶
 将来期間においても、中国が牽引する形で年約8%の成⻑率が期待される。                                           将来期間においても、年約3%の安定成⻑が期待される。
 市場規模(兆円)                                                                      市場規模(兆円)       2017A-2022E
                        2017A-2022E
 16                                                             2017A-2022E    16                      CAGR 3.3%
 14                     CAGR 7.8%                                  CAGR        14
 12                                                             その他アジア         12
 10                                                               12.0%        10
  8                                                                中国           8
  6                                                               8.4%          6
  4                                                               韓国            4
  2                                                               2.2%          2
  0                                                               ⽇本            0
        2016A   2017A   2018E 2019E     2020E   2021E   2022E     3.1%              2016A   2017A   2018E   2019E   2020E   2021E   2022E
      ⽇本     韓国    中国   その他アジア



 その他                                                                          欧州
 将来期間においても、年約3%の安定成⻑が期待される。                                                   将来期間においても、年約3%の安定成⻑が期待される。

 市場規模(兆円)                                                                     市場規模(兆円)
                        2017A-2022E                                                                    2017A-2022E
 16                                                                            16
 14                     CAGR 3.1%                                                                      CAGR 2.6%
                                                                               14
 12                                                                            12
 10                                                                            10
  8                                                                             8
  6                                                                             6
  4                                                                             4
  2                                                                             2
  0                                                                             0
        2016A   2017A   2018E   2019E   2020E   2021E   2022E                       2016A   2017A   2018E   2019E   2020E   2021E   2022E
                                                                                                                                            7
2.2.グローバルにおける競合状況

トップティア企業(税前利益率8%以上、ROE8%以上)は、
ホームグラウンド市場で、直営店を主軸とした⾼利益率の収益基盤を確⽴。

競合の状況(売上⾼=円⾯積、税前利益率=横軸、ROE=縦軸)
(2010年度)                (2018年度)




                                     8
2.3.⾃社の強み
                                   (⾃社ブランド売上⽐率)


▼⾃社ブランド売上⽐率の⾼さ
・複数の⾃社ブランドを保有し、幅広いスポーツシーンや顧客セグメ
 ントの対応が可能。
・⾃社ブランド(テリトリー限定ブランド含む)の売上は全体の
 90%を超える。
                                   (エリア別売上⽐率)

▼海外売上⽐率の⾼さ
・アジアを中⼼とする海外での売上が約60%を占める。

▼国内に4つの⾃社⼯場を保有(⽇本)
・⾼付加価値商品の製造、短納期対応等に優れる。
                                   (⽇本事業の⽣産国⽐率)

▼中国事業の成⻑スピードと成⻑ポテンシャル                         6%
                                                 3%
                                                その他
                                                      12%

・現地売上⾼が当社連結売上⾼⽐で約15%に成⻑、⽇本・韓国に次ぐ          ミャンマー
                                        16%
                                                      ⽇本



 第3の柱として確⽴。                            インドネシア

                                                        41%

・近い将来に⽇本・韓国を超える売上⾼となり、当社にとって             22%
                                        ベトナム
                                                        中国



 最⼤の市場になると想定。                                                 9
1.前中期経営計画のレビュー
2.取り巻く環境と⾃社の強み
3.次期計画 D-Summit 2021
  (1)定量⾯
  (2)定性⾯


                       10
3.(1).1.2020年3⽉期業績計画(連結)

⽇本・韓国・中国の3市場に経営資源を集中。


     (百万円)                                                    2020年3⽉期
                                2018年3⽉期      2019年3⽉期
                                                             公表計画        前年⽐

     売上⾼                            141,124      142,443       144,000       101%

     営業利益                             9,596        7,935         8,000       101%

                         (率)           6.8%        5.6%          5.6%           -

     経常利益                             9,698        8,458         8,200       97%

                         (率)           6.9%        5.9%           5.7%          -

     親会社株主に帰属する当期純利益                  5,771        3,944         5,300       134%

                         (率)           4.1%        2.8%           3.7%          -

           計画レート USD109.80、100KRW9.70、CNY15.90、HKD14.00、SGD80.50、GBP140.20
                                                                                    11
3.(1).2.2020年3⽉期ブランド別売上⾼計画(連結)

『デサント』を主軸に増収を⾒込む。


                 (億円)




注   FY2018=2019年3⽉期              12
    3.(1).3.中国(⾹港・台湾・マカオ除く)における現地売上⾼*計画

    『デサント』を主軸に⼤きく売上を伸ばす。

                      (億円)




現地売上⾼*
=現地⼦会社売上⾼
+現地持分法適⽤関連会社売上⾼
-現地⼦会社の現地持分法適⽤関連会社
 向け売上⾼
                                          13
注   FY2018=2019年3⽉期
3.(1).4.配当及び配当性向

安定配当を⽬指し、配当性向30%程度を維持。



(百万円)                         FY2015    FY2016    FY2017    FY2018    FY2019予想
年間配当額                           1,280     1,732     1,733     1,960      1,658
                      1株当たり        円         円         円         円          円

親会社株主に帰属する当期純利益(連結)             7,870     5,650     5,771     3,944      5,300

配当性向                           16.3%     30.7%     30.0%     49.7%      31.3%




注   FY2018=2019年3⽉期                                                              14
1.前中期経営計画のレビュー
2.取り巻く環境と⾃社の強み
3.次期計画 D-Summit 2021
  (1)定量⾯
  (2)定性⾯


                       15
3.(2).1.次期中期経営計画 D-Summit 2021 の重点戦略


今後も社会に「スポーツを遊ぶ楽しさ」という独⾃の価値を提供し続け、
更なる企業価値の向上を図るために、以下の重点戦略を実施。




                x               x
   Ⅰ.モノづくりの強化       Ⅱ.アジアへの集中       Ⅲ.⽇本事業の収益改善




                                                  16
3.(2).2.D-Summit 2021 重点戦略Ⅰ. モノづくりの強化


当社の競争⼒の源泉である「モノづくりの強化」を⽬的として、
R&Dセンターの稼働を開始。

DISC OSAKA(2018年7⽉ )                           DISC BUSAN(2018年10⽉ )




DISC = Descente Innovation Studio Complex (R&Dセンター)
DISC OSAKAはアパレル、DISC BUSANはシューズに関わる研究開発を担当
                                                                       17
3.(2).3.D-Summit 2021 重点戦略Ⅱ. アジアへの集中

⽇本・韓国・中国へ資源を集中
・⽇本 利益率向上とコスト削減。
・韓国 シューズ事業の売上拡⼤。
・中国 『デサント』ブランドにてANTA社との取り組みを強化。




    デサント トウキョウ     デサント 明洞フラッグシップストア   デサントストア 上海iapm店
       (⽇本)               (韓国)             (中国)          18
3.(2).4.⽇本・韓国・中国     上代売上⾼*推移


中国事業の現地売上を拡⼤し、安定した収益基盤を構築。

     上代売上⾼の推移   *(卸売売上⾼を⼩売ベースに換算)
        (億円)




                                    19
3.(2).5.D-Summit 2021 重点戦略Ⅲ. ⽇本事業の収益改善


・⾃主管理店舗の売上拡⼤による利益率向上
・Eコマース売上構成⽐のさらなる拡⼤
・CFO傘下にタスクフォースを組成し、戦略的な経費⾒直しによるコスト改善




                                         20
(参考)デサントが考える
  サステナビリティ
1.⽇本での活動事例

企業理念である「すべての⼈々に、スポーツを遊ぶ楽しさを」提供することを軸に、
地球規模で求められてきた新たな「持続可能性」への挑戦を加速させます。
          •    「すこやかキッズスポーツ塾」の開催
          ⼦供達に「⾝体を動かす喜び、競い合う楽しさ」を体験してもらい、
          スポーツに親しむ習慣を⾝に付けてもらう「社会貢献活動」と位置付
          け、2006年より毎年開催しており、参加⼈数は累計で37,000⼈を超
          えています。
           •   認定NPO法⼈ ⽇本ブラインドマラソン協会への協賛
           ノーマライゼーションの実現を求める⽬的に賛同し、同協会への
           寄付を通じ、パラリンピックに向けた選⼿強化や伴⾛者の育成、
           主催⼤会の開催などの活動に貢献しています。


          •    ⽬⽩ロードレースへの協賛
          1998年、東京オフィスの⽬⽩への移転を機に、「街の活性化と地域
          の⼈々の交流」を⽬的としてスタート。2015年に東京都が新設した
          「東京都スポーツ推進企業認定制度」において、当社は本⼤会への継
          続的な取組等により「東京都スポーツ推進企業」に4年連続で認定さ
          れています。

           •   世界少年野球⼤会への協賛
           正しい野球を全世界に普及・発展させると共に、世界の⼦ども達
           の友情と信頼の輪を広げることを⽬的とした、王貞治⽒とハン
           ク・アーロン⽒の提唱による同⼤会に協賛しています。
                                                22
2.海外での活動事例

デサントスポーツ財団の取り組み(韓国)
2013年の設⽴から、経済的に困窮する中⾼⽣アスリートに対する⽀援(MOVE SPORT)、学校でのスポー
ツ教育に対する⽀援(MOVE KIDS)、野球場やフットサルパーク等のスポーツ施設の建設⽀援(MOVE
SPORT PARK)、経済的に困窮する児童へのスポーツ教育・体験に対する⽀援(MOVE SHARE)、発展途
上国へのスポーツ⽤品提供(MOVE SUPPORT)などのスポーツに関わる公益事業を展開し、昨年度までの
累計拠出額は99億ウォンを超えました。




 スポーツ施設の建設⽀援事業      児童のスポーツ活動への⽀援事業      発展途上国へスポーツ⽤品を提供   23
3.サステナビリティに関する取り組み

本年度をめどに、環境・社会・ガバナンス(ESG)の視点を取り⼊れ、
サステナビリティ上の重要課題(マテリアリティ)の特定を進めます。

これまでの取り組み
【環境】
●製品から製品をつくるリサイクルオペレーション
『デサント』ブランドにて、2020年より特定カテゴリー製品を中⼼とした商品回収を含むリサイクル活動を実施。
●ダウン素材のトレーサビリティ強化
『デサント』ブランドにて、2020年⽔沢ダウン製品に使⽤するダウン素材のダウンパス認定の取得。
●環境保護活動
『マンシングウェア』ブランドにて、SAVE THE PENGUIN キャンペーンによる環境保全活動をサポート。
【社会】
●スポーツ振興
⽇韓を中⼼に、スポーツを楽しむ交流の場や施設の建設⽀援、教育や健康増進を⽬的とした各種活動を実施。
●ダイバーシティ推進
⼥性活躍を推進し、2020年までに管理職20名、Lグレード(管理職予備層)30名を⽬指す。
【ガバナンス】
●取締役会
社外独⽴役員の⽐率を1/3として取締役会を構成。
●指名・報酬委員会(任意)
取締役会の諮問機関として、過半数が社外独⽴役員で構成される任意の指名委員会・報酬委員会を設置。           24