8107 キムラタン 2020-02-03 16:00:00
新製品(サービス)の提供開始に関するお知らせ [pdf]

                                                 2020 年2月3日
各 位


                                   会 社 名    株式会社キムラタン
                                   代表者名     代表取締役 清川 浩志
                                     (コード番号 8107 東証第 1 部)
                                   問合せ先     常務取締役 木村 裕輔
                                           (電話 078-806-8234)



                新製品(サービス)の提供開始に関するお知らせ



 当社は、2019 年1月 15 日付で公表いたしました「子供向けウェアラブル市場への参入に関するお知らせ」
に記載のとおり、保育施設における安全性の確保と保育の質の向上に資するサービスの提供を目指して、ウェ
アラブルIoT技術を活用した園児見守りソリューションの開発に取り組んでまいりました。
 今般、園児見守りソリューション「cocolin」
                        (ココリン)のサービス提供を開始することといたし
ましたので、下記のとおりお知らせいたします。


                            記


1.サービス提供開始に至るまでの経緯
 当社は、国内子供服市場の縮小が今後一層深刻な問題となると予想されるなか、中長期的な事業領域の拡大
が必要であると考えており、そのひとつとして、保育事業への参入を決定し、2018 年4月の開園以降、子育
て支援と子供たちの健全な発育を目指して質の高い保育サービスの提供に努めてまいりました。
 一方、近年、共働き世帯の増加に加え、幼児教育・保育の無償化等の政策に伴い保育に対するニーズは増加
傾向にあります。他方で、保育士不足が深刻化するなか、保育現場における業務負担のさらなる増大に伴って、
保育の質が低下することが懸念され、保育施設等における安心・安全の確保がより一層重要な課題になると考
えられます。
 このような状況を背景として、当社は、ミツフジ株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長 三寺
歩 以下、
    「ミツフジ」といいます。
               )のウェアラブルIoT技術を活用した「園児見守りソリューション」を
開発することといたしました。
 開発にあたっては当社が運営する保育園において実証実験を重ね、ウェアやアプリの仕様の決定、製品化を
進めてまいりました。トランスミッターやアプリの改良に時間を要しましたが、本年2月よりソリューション
の提供を開始することとなりました。
 このサービスを全国の保育施設に提供することで、安全性の向上と保育の質の向上に貢献するとともに、事
業領域の拡大と本業アパレル事業とのシナジー創出を図り、企業価値の回復・向上を目指してまいります。


2.新製品(サービス)の概要
(1)サービス名
  「cocolin」
          (ココリン)
  2019 年 12 月に特許出願いたしました。


(2)特徴
  「cocolin」はウェアラブルIoTにより、登園時から降園時まで園児のバイタルデータを収集し、

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体調変化を可視化することができるため、午睡時のみならず一日中園児を見守ることが可能となる国内初の
園児見守りソリューションです。


① 体調の見守り
  バイタルデータから体調を常にモニター。目視だけではわからなかったわずかな体調の変化を事前に
キャッチすることで園児に対して素早い対応ができます。
② 午睡の見守り
  午睡中の事故にもっとも多いうつ伏せ寝状態を加速度センサーによって検知。また、心拍も常に読み
取っているので、より安全性の高い午睡の見守りが可能です。
③ 体温の見守り
  スポット検温だけではわかりづらい園児たちの体温変化を常にモニター。発熱傾向がみられた場合はア
ラートにてお知らせします。
④ 保育士サポート
  園児の体調変化に素早く対応できるように保育士をサポートします。また、保育士のためのサポートツー
ルとして専用アプリにより上記の3つの見守りをすべて自動記録することにより保育士の業務軽減にもつな
げます。


3.販売開始時期
 2020 年2月中旬


4.新製品の企業化のために特別に支出する額
 2019 年3月期において、当該ソリューションの開発に向けた研究開発費 30 百万円を支出しております。
 2020 年3月期における機能追加等のための支出は軽微であります。


4.売上高への影響
 2020 年3月期においては、10 園前後の保育園での導入となる見通しであり当期売上高に与える影響は軽微
であります。
 2021 年3月期以降の業績に与える影響につきましては、確定次第、速やかにお知らせいたします。


                                                   以 上




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