8101 GSIクレオス 2021-11-22 15:00:00
中期経営計画策定に関するお知らせ [pdf]

                                                2021 年 11 月 22 日
各 位
                              会社名    株式会社GSIクレオス
                              代表者名   代表取締役 社長執行役員 吉永 直明
                                     (コード番号:8101)東京証券取引所第一部
                              問合せ先   執行役員 経営企画部長 小野 国広
                                     (TEL. 03-5211-1802)




                  中期経営計画策定に関するお知らせ



 当社は、2022 年度を初年度とする中期経営計画“GSI CONNECT 2024 ~つむぐ・つなぐ・つなげる~”
(2022 年度-2024 年度)を策定しましたので、お知らせいたします。

 当社の企業理念に掲げる「すべてのステークホルダーの幸せの実現」にもとづき、企業価値向上に
向けた事業への取り組みや経営上の諸施策を3か年計画としてまとめました。本計画では、「事業創造型
商社としてサステナブルな社会づくりに貢献する」ことをビジョンに掲げ、市場シェアを維持して安定的な
成長を目指す繊維事業と、成長分野のシェア拡大により当社成長をけん引する工業製品事業により、当社
グループの持続的成長、企業価値の最大化を図ってまいります。
 なお、詳細につきましては、添付資料をご参照ください。




※本資料に記載されている内容は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提
 にもとづいて作成したものであり、実際の業績等は、外部環境の変化など様々な要因により、記載内容と
 異なる可能性があります。


                                                          以 上
2022-2024年度
中期経営計画
“GSI CONNECT 2024”
~つむぐ・つなぐ・つなげる~



2021年11月22日
目次

 1. 前中期経営計画のレビュー                            2

 2. 2022-2024年度 中期経営計画 “GSI CONNECT 2024”   7
 (1)2つの挑戦                                   10
     ① 過去最高純利益の更新
     ② 資本市場からの信任度の向上

 (2)ESG経営の推進に向けた3つの重点施策と投資戦略                27
     ① サステナブル事業分野への積極投資
     ② 人材の充実と新しい働き方の推進
     ③ 実効性の高いガバナンス体制の強化
     ④ 投資戦略

 (3)株主還元                                    35
                                                 1
前中期経営計画の
レビュー
(2018-2020年度)
前中計2018~2020年度のレビュー(定量)
Point
・新型コロナウイルス感染症の影響などを受けるなか、中期経営計画に掲げた目標を売上高、純利益とも達成
・営業利益、経常利益、純利益とも過去最高益を達成
・繊維事業は、コロナ禍による消費低迷の煽りを受けたものの、医療・衛生消耗品の需要に的確に対応し大幅増益
・工業製品事業は、ホビー商材や化学品をはじめ、海外市場開拓・深耕に向けた取り組みが奏功し収益を大きく伸⾧
                                                                                                                              (百万円)
               経営成績                   ′18/3期           前中計目標                  ′21/3期       対目標比(金額)          対目標比(比率)          達成
売上高                                     133,727          110,000                116,375            6,375            105.8%      〇
親会社株主に帰属する当期純利益                                913         1,300                  2,026               726           155.8%      〇
ROE                                        5.0%                8.0%                9.5%                 -             1.5pt     〇
ROA                                        1.4%                3.0%                3.4%                 -             0.4pt     〇
自己資本比率                                    30.0%            30%超                   38.4%                 -             8.4pt     〇
配当性向                                      24.7%          25%以上                    18.6%                 -           ▲ 6.4pt     ー
         配当                     ′18/3期35円→′20/3期45円(毎年5円増)                ′21/3期実績        60円

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)                                      ROE(%)                                              配当(円)
                              2,026                                                9.5                                         60
                                                5.0      6.1          5.3                                    40      45
  913         1,152   1,008                                                                      35


 '18/3        '19/3   '20/3   '21/3            '18/3    '19/3         '20/3       '21/3         '18/3       '19/3   '20/3     '21/3
                                                                                                                                      3
前中計2018~2020年度のレビュー(定量)
                                       繊維事業の軌跡
                                               (百万円)        売 上(百万円)
              109,790                       3.2%
 105,275
                           89,782        89,488
                                                       ’18/3       ’21/3
                                                       105,275     89,488


      1.0%                                                営業利益(百万円)
                    0.9%                      2,894
                                  0.6%
      1,006         948                                   1,006
                                 529
                                                       ’18/3       ’21/3
   '18/3        '19/3          '20/3        '21/3
              売上高       営業利益        営業利益率                          2,894
                                                                            4
前中計2018~2020年度のレビュー(定量)
                                 工業製品事業の軌跡
                                                (百万円)       売 上(百万円)
 28,452       28,697                     26,886
                            25,766                              28,452      26,886
                                               5.3%
                    4.7%
                                                        ’18/3            ’21/3
                                  4.5%
      4.1%
                    1,354                      1,433
      1,171                      1,170
                                                          営業利益(百万円)


                                                                             1,433
                                                        ’18/3            ’21/3
   '18/3        '19/3          '20/3         '21/3
                                                        1,171
              売上高       営業利益         営業利益率
                                                                                     5
前中計2018~2020年度のレビュー(定性)

                      成   果              継続課題
   重点施策                             海外拠点のさらなる拡充と連携
                                     強化による高付加価値事業の
                グループ海外拠点との連携により
 海外売上高の拡大                            拡大
                 医療・衛生消耗品の需要に対応
                ホビー、化学品などの海外市場
                                    不採算事業の収益性改善、撤退
 人材の充実と                              の見極め。事業ポートフォリオ
                 開拓が進展
働き方改革への対応                            の最適化推進
                社員教育を体系化したクレオス
                 アカデミーの開校           事業環境の変化に対し、当社の
  収益性の向上                             あらゆる機能をつなぎ、総合力
                グループ全体で女性管理職が増加
                                     を活かした事業の推進
                監督と執行の分離体制により、
                                    投資による経営基盤の強化と
内部統制システムの充実と     執行役員へ権限を大幅に委譲
                                     事業の拡大
  リスク管理の徹底      独立社外取締役比率30%超
                                    グローバル・グループ経営体制
                社外取締役の活発な活動
                                     のさらなる強化と効率性向上
                                    (人材・事業資産活用)
                                                      6
2022-2024年度
中期経営計画
“GSI CONNECT 2024”
~つむぐ・つなぐ・つなげる~
中期経営計画 “GSI CONNECT 2024”骨子

                  事業創造型商社として
              ニッチな分野で新しい価値を提供し、
              サステナブルな社会づくりに貢献する
     ビジョン


     2つの挑戦    ▶過去最高純利益の更新     ▶資本市場からの
                               信任度の向上
                                          株主還元
                      ▶サステナブル事業分野への
    3つの重点施策                 積極投資
                    ▶人材の充実と       ▶実効性の高い
                   新しい働き方の推進     ガバナンス体制の強化

       “GSI CONNECT 2024” ~つむぐ・つなぐ・つなげる~
  新たなストーリーをつむぐために、繊維と工業製品のConnect、グループ各社のConnect、
  ビジネスパートナーとのConnect、地域・社会とのConnectにより当社グループの強みを発揮
  しながら、3年間で当社グループをさらに進化・成⾧させて、新たなステージへConnectする。     8
中期経営計画 “GSI CONNECT 2024”ビジョン




     事業創造型商社として
  ニッチな分野で新しい価値を提供し
  サステナブルな社会づくりに貢献する

※ ニッチな分野とは、「市場規模の大小を問わず、広範囲な対象事業領域の中で、メーカーが直接攻めにくく、他商社の追随を
  許さない、当社が得意としている商材や事業分野をいう」



                                                             9
(1)2つの挑戦
 2つの挑戦


   ①過去最高純利益の更新                                                                   ②資本市場からの
                                                                                  信任度の向上
                 親会社株主に帰属する当期純利益
(百万円)
 2,500
                                                                        2,200
 2,000


 1,500
                                                                                 プライム市場上場を
 1,000
                                                                                 確実なものとする
  500


    0
         ’11/3’12/3’13/3’14/3’15/3’16/3’17/3’18/3’19/3’20/3’21/3’22/3    ’25/3
                                                               (予想)     (予想)




                                                                                             11
2つの挑戦    ①過去最高純利益の更新
                新中期経営計画 定量目標                        (百万円)
                    2022年3月期             2025年3月期
         経営成績
                        予想                  目標
  売上高                          116,000          135,000
    繊維事業                        86,000              95,000
    工業製品事業                      30,000              40,000
  営業利益                           2,000              3,500
  経常利益                           2,000              3,500
  親会社株主に帰属する
  当期純利益                          1,500              2,200
  ROE                     6.5~7.0%            8.0~9.0%
  自己資本比率                39.0~40.0%                  40.0%
  配当性向                          50.9%               50.0%    12
2つの挑戦   ①過去最高純利益の更新

              成⾧ドライバー
               工業製品事業
           成⾧著しい分野にてシェア拡大を図り
              当社成⾧を牽引する事業


                基幹事業
                繊維事業
          市場シェアを維持し、新規性を付加して
             安定的な成⾧を目指す事業

                               13
2つの挑戦          1. 過去最高純利益の更新
                             セグメント戦略 繊維事業
              ファイバー                                    アウター
         原糸、繊維原料の国内外販売                        アパレル製品のOEM、ODM
事業内容     原糸、繊維原料の輸出入                    事業内容  テキスタイル・アパレル製品の卸売り、輸出入
         メディカル繊維原料・製品の製造加工、販売                 自社ブランド製品の販売

事業環境・   環境問題対応ニーズ、健康維持対応ニーズの                     新しいライフスタイルへの対応商品ニーズの
                                         事業環境・
市場機会    高まりによる繊維原材料の多様化                  市場機会
                                                 高まり(サステナブル、アウトドアスポーツ、
                                                 健康促進)
         国内外大手メーカーとの強固な関係による
          原材料調達力                                  多数の海外提携工場を活用したきめ細かな
 強み・                                               ニーズに対応可能な企画生産力
収益の源泉    グループ工場による高品質、低コストの              強み・
          撚糸加工力                          収益の源泉    海外大手アパレルから評価される提案力
         機能性加工糸の開発力                              国内外大手メーカーからの商品調達力

連携する    GSI マルロンテックス㈱、GSI 香港社、GSI 中国社、   連携する
関係会社                                     関係会社    ㈱クレオスアパレル、GSI アメリカ社
        GSI 深圳社



営業利益                                     営業利益
 目標                           400         目標            400            500
                 300
                '23.3         '25.3                     '23.3          '25.3   14
2つの挑戦   1. 過去最高純利益の更新
                   セグメント戦略 繊維事業
                         インナー
                   インナー製品のOEM、ODM、販売、輸出入
           事業内容    インナー用生地の開発、販売
                   自社ブランド製品の販売

          事業環境・   機能性・ファッション性によるインナー製品
           市場機会   ニーズの多様化(サステナブル、美容・健康促進)

                   多数の海外提携工場を活用したきめ細かな
           強み・      ニーズに対応可能な企画生産力
          収益の源泉
                   自社ブランド品の企画・開発・提案力

           連携する
           関係会社   ㈱いずみ、㈱GSI アブロス、日神工業㈱、GSI 中国社



           営業利益
            目標           400          500
                         '23.3        '25.3      15
2つの挑戦          ①過去最高純利益の更新
                         セグメント戦略 工業製品事業
          セミコンダクター                                  ケミカル
         最先端半導体製造装置用部材の輸出入                    塗料原料、その他化学品の輸出入
事業内容     汎用性半導体部材の輸出入                         機能性プラスチック樹脂の輸入
                                    事業内容
         半導体製造設備用の部材の輸出入                      フィルムの国内販売
                                               カーボンナノチューブの開発・製造・販売
事業環境・   次世代デバイス対応の半導体需要の増加、半導体
市場機会    製造キャパ拡大による設備投資意欲の高まり                環境規制強化、環境保護意識の高まりによる
                                    事業環境・
                                    市場機会    生分解性プラ、リサイクル品、人体に安全な
                                            化学品の需要増加
         日米中の事業一元管理体制
 強み・                                         汎用品から機能性品まで多様な商材に対応
収益の源泉    国内・海外大手有力材料・機器メーカーの        強み・
          販売代理権                     収益の源泉    国内、海外の大手有力メーカーとの連携による
                                              事業展開体制
連携する                                連携する    GSIアメリカ社、GSIブラジル社、GSIヨーロッパ社、
関係会社    GSIアメリカ社、GSI テクノロジー(中国)社
                                    関係会社    GSI中国社、GSI韓国社



営業利益                                営業利益
               800         1,000                                900
 目標                                  目標              600

               '23.3        '25.3                   '23.3       '25.3      16
2つの挑戦           ①過去最高純利益の更新
                          セグメント戦略 工業製品事業
              ホビー&ライフ                  マシナリー&イクイップメント
                                               産業機械・理化学機器の輸入販売
            ホビー関連商材の国内・海外販売
                                               産業機械・理化学機器のメンテナンス
事業内容
            化粧品原料の輸入                 事業内容
                                               複合材成形設備・材料の輸入販売
            化粧品原料の国内販売
                                               炭素繊維強化樹脂の開発・製造・販売
            健康食品の国内販売
                                     事業環境・   環境規制対応に向けた設備投資意欲の高まり、
事業環境・   新しいライフスタイルへの対応商品ニーズの         市場機会    新技術への対応ニーズの増加
市場機会
        高まり
                                              各分野の国内・海外大手有力メーカーとの提携
                                      強み・
 強み・     国内、海外市場で認知されている            収益の源泉
                                               による最先端機器の調達力とメンテナンス、
収益の源泉
          自社ブランド品による高シェア                       材料開発対応力

連携する    GSIアメリカ社、GSIヨーロッパ社、GSI中国社、   連携する
                                     関係会社    ㈱セントラル科学貿易、GSI ヨーロッパ社
関係会社    GSI韓国社



営業利益                                 営業利益
 目標              600
                            900       目標                        200
                                                     100
                '23.3       '25.3                    '23.3      '25.3   17
2つの挑戦   ①過去最高純利益の更新
                強みを活かした注力事業
            セミコンダクター関連事業の事業モデル
  各国の半導体需要急増を背景に、日本・米国・中国の3拠点連携により
        関連製造装置用・設備用の部材を拡販する

        GSIテクノロジー
          (中国)社                GSIアメリカ社

               セミコンダクター関連市場
                製造装置用・設備用の部材




                    GSIクレオス
                                          18
2つの挑戦     ①過去最高純利益の更新
                   強みを活かした注力事業
                  セミコンダクター関連事業
       事業内容・商材                   強み・収益の源泉
 最先端半導体製造装置用の部材
 汎用性半導体部材              日米中の事業拠点の一元管理体制
 半導体製造設備用の部材            日本、米国、中国の3事業拠点連携に
                          よる半導体関連事業の拡大
        市場(ニッチ)
                         需要急増の中国市場向け事業の強化
• 半導体シール(Oリング)
                        米国大手Oリングメーカーの
• 輸入シリコンウェハ
                        販売代理権
                         グリーン,ツイード社製高機能シーリング材
      事業環境・市場機会           (Oリング)の中国における独占販売
• 世界的な半導体不足による設備投資意欲    中国大手半導体ウェハメーカーとの
  の増加
                        事業パートナーシップ
• 米中半導体摩擦
                                                 19
2つの挑戦      ①過去最高純利益の更新
                       強みを活かした注力事業
              メディカル事業の事業モデル
  GSIクレオスグループの繊維・工業製品、国内・海外関係会社の協働で
        有力メーカーと連携し、メディカル関連事業を展開

   医療市場(日本)                                医療市場(南米)
   リンパ浮腫用着圧タイツ                             人工透析器
   医療用着圧ソックス他                              人工透析クリニック運営
   乳がん・皮膚移植患者用入浴着                          リンパ浮腫用着圧タイツ




             GSIマルロン
                         GSIクレオスグループ   GSIブラジル社
  有力メーカー
             テックス㈱                                   有力メーカー
                                       GSIアメリカ社
    繊維事業
                           GSIクレオス
    工業製品事業                                                    20
2つの挑戦     ①過去最高純利益の更新
                     強みを活かした注力事業
                     メディカル事業
      事業内容・商材                      強み・収益の源泉
 人工透析器
 人工透析クリニック運営(南米)         ブラジルの有力クリニックとの
 医療用着圧タイツ・ソックス他          アライアンスによる市場開拓
 医療・衛生用途繊維製品              東レ・メディカル社製高性能透析器および
                            部材の南米市場展開
        市場(ニッチ)            ブラジルにおける富裕層向け透析クリニック
                            の運営
• 人工透析事業(南米)
• 医療用着圧タイツ(リンパ浮腫用)        当社グループ工場活用による繊維製品の
                          高品質、低コスト製造
      事業環境・市場機会            GSIマルロンテックス㈱による
• 高齢化、感染症拡大などを背景に医療の        着圧タイツ用高品質機能糸の生産・販売拡大
  質向上ニーズの高まり               医療用繊維製品メーカーとの協業関係強化
• 健康、⾧寿化社会へ対応するインフラ        医療用繊維製品の南米市場展開
  整備の需要                                            21
2つの挑戦        ①過去最高純利益の更新
                        強みを活かした注力事業
                        軽量化事業の事業モデル
        環境対応の進む欧州企業との事業アライアンスと
    国内の産学協働体制により、環境対応型社会インフラ構築に貢献
                              アライアンス
    欧州                        (産学協働)
               アライアンス
   プラスチック                  金沢工業大学ICC
 成形加工機メーカー                   ICEM社

   プリプレグ
 製造機械メーカー          GSIクレオスグループ         軽量化関連市場
 先端複合材料成形
 技術開発センター      GSIヨーロッパ社   GSIクレオス       自動車
                                         鉄道車輛
 複合材料成形加工
   メーカー                                  建築構造物
                           金型設計・研究開発
 複合材料計測解析                   金型メーカー
 エンジニアリング

                                                  22
2つの挑戦     ①過去最高純利益の更新
                    強みを活かした注力事業
                       軽量化事業
       事業内容・商材                    強み・収益の源泉

 複合材成形設備・材料・試験設備
 炭素繊維強化樹脂(CFRP)
                          複合材成形設備のトップメーカーとの
                          連携
        市場(ニッチ)
                           軽量化関連の先進的技術を有する
• 自動車軽量化事業                  欧州企業との事業アライアンス
• CFRP複合材料(自動車、鉄道車輛、
  社会インフラ用途)
                          金沢工業大学との産学連携による
                          研究開発、製造体制
      事業環境・市場機会            CFRPの材料試験、解析エンジニアリング、
                            成形試作、評価までの一貫した国内唯一
• 環境に配慮した次世代モビリティの実現
                            のワンストップサービスの提供
• 環境対応型社会インフラ構築への
  取り組み促進
                                                    23
2つの挑戦      ①過去最高純利益の更新
                強みを活かした注力事業
                ホビー事業の事業モデル
     世界で評価されている自社ブランド・ホビー商材のシェアを
             グループ連携で高めていく

                               欧米市場


    日本市場        GSIヨーロッパ社
                    GSIアメリカ社


                               アジア市場
                  GSI韓国社
 GSIクレオス
                     GSI中国社

GSIクレオスグループ                            24
2つの挑戦       ①過去最高純利益の更新
                        強みを活かした注力事業
                            ホビー事業
          事業内容・商材                     強み・収益の源泉
 プラモデルキット
 模型用塗料・ツール(自社ブランド             自社ブランド「Mr.HOBBY」の世界的
  Mr.HOBBY)                    認知度により、高品質を保証
 クラフト用塗料・材料・ツール                世界で評価されている自社ブランド
  (自社ブランドClassy'n Dressy)
                                 「Mr.HOBBY」の模型用塗料、ツールの
         市場(ニッチ)
                                 企画、製造、販売
                                欧州、米国、中国、韓国のホビー市場で
• プラモデル、クラフト                     の事業展開

        事業環境・市場機会              多様な製品群による高い国内シェア
• コロナ禍による巣ごもり需要、                水性塗料、ガンダムカラーなど多種製品
  プライベート時間の充実化                   による高シェア確保
• 海外での日本製プラモデル(ガンダム他)           クラフト市場、ネイル市場に参入
  の人気増加                                                  25
2つの挑戦    ②資本市場からの信任度の向上

        プライム市場上場を確実なものとする

                    • プライム市場上場基準の充足(流通株式時価総額100億円以上)
        株主価値/企業価値   • 企業価値創造力(ROE>資本コスト)の向上


                      • ROEを8~9%の水準へ
                      • 財務の健全性を確保する「財務戦略」と株主還元策を
         財務・資本戦略        含む「資本効率性」の追求
                      • サステナブル事業分野への経営資源積極投資

                        • 事業ポートフォリオの最適化と成⾧分野への積極投資
           事業戦略         • 資本収益率向上に向けた収益構造の見直しと事業モデルの
        ポートフォリオ戦略         構築
                        • 健康・環境分野での積極的事業展開

                          •   取締役会のさらなる実効性向上によるガバナンス強化
           ESG経営          •
                          •
                              環境配慮型組織への加盟・活動推進(KES運動推進他)
                              多様性の深化による競争力の強化
                          •   カーボンニュートラルの実現に寄与する事業の推進

                                                       26
(2)ESG経営の推進に向けた
   3つの重点施策と投資戦略
ESG経営の推進に向けた3つの重点施策
                         E S
                         1.サステナブル事業分野への積極投資
                           環境   : 生分解性樹脂事業
                                   サステナブル繊維原料・製品事業
    成⾧ドライバー:工業製品事業                 ナノテクノロジー事業
                           生活・健康: ホビー関連事業
                                   メディカル関連事業
      基幹事業:繊維事業            エネルギー: 軽量化事業(自動車、社会インフラ)
                                   半導体関連事業
                                   有機半導体事業(CO2排出量低減)

S                        G
2.人材の充実と新しい働き方の推進 3.実効性の高いガバナンス体制の強化
 多様な人材が活躍する環境の整備        (プライム市場に求められるガバナンスの実践)
 人材育成強化のための研修制度の充実化      監督と執行の分離体制の促進
 ITを活用した業務オペレーションの効率化    指名・報酬に関する公正な審議体制の構築、運営
                          ステークホルダー向け情報の充実
                                                       28
3つの重点施策            ①サステナブル事業                 E    環境
                                  付加価値・
  事   業            事業内容                           社会への貢献      自社への貢献       貢献するSDGs
                                 差別化ポイント

           •   農業用マルチフィルム
                               バイオマス原料品と
  生分解性     •   プラスチック食器、ストロー                     海洋・土壌汚染
                               異なり、海中、地中で                    環境対応事業拡大
 プラスチック    •   レジ袋
                               溶解する
                                                 の防止
           •   繊維製品

                               国内外の大手繊維原材料       海洋・土壌汚染
           • 染色不要原糸
 サステナブル                        メーカーとの連携による       の防止
           • リサイクル糸                              (染色汚水排水量削   環境対応事業拡大
繊維原料・製品    • リサイクルテキスタイル       開発品や、公的機関認証
                                                 減、リサイクルによ
                               製品の提供             る資源消費量削減)

           • すべてのエンジニアリング      • 産学官との協働体制
             プラスチック材料の高機能化                       エネルギー消費
ナノテクノロジー   • 樹脂・ゴムなどの高分子材料
                               • 圧倒的な分散・界面
                                                 の劇的な低減
                                                             環境対応事業拡大
             の⾧寿命化               技術



           ◀農業用                      ◀カップ積層型                           ◀茶の実の成分を使用した
           マルチフィルム                   カーボンナノチューブ                        繊維で作られた、自社サステ
                                     「カルベール®」                          ナブルライフスタイル
                                                                       ブランド「ChámU」の製品




                                                                                      29
3つの重点施策          ①サステナブル事業              S   生活・健康
                               付加価値・
   事   業        事業内容                         社会への貢献    自社への貢献    貢献するSDGs
                              差別化ポイント

                           日本製の高性能人工透析器     透析ニーズに対し、 南米における
 人工透析事業     • 人工透析器の供給
                           の提供による高度治療の      最先端の治療を   メディカル関連
(クリニック含む)   • 透析クリニックの運営
                           提供               提供        事業の拡大


            • 医療用弾性タイツ、    当社の原材料調達力、       リンパ浮腫防止へ   国内外における
メディカル繊維
              ソックス         撚糸製造技術力による       の高品質医療用    メディカル関連
   製品       • 医療用サポーター     高品質撚糸の提供         繊維製品の提供    事業の拡大

                                                       景気に
            • モデルキット       自社ブランド「Mr. HOBBY」 世界のホビーファン
                                                       左右されにくい
 ホビー関連      • モデルカラー       の世界的認知度により、       に楽しみと喜びを
                                                       ホビー市場での
            • 塗装ツール        高品質を保証            提供
                                                       事業展開




                       ◀透析クリニック                           ◀「Mr. HOBBY」の製品

                                                                            30
3つの重点施策        ①サステナブル事業               E S   エネルギー
                           付加価値・
  事   業      事業内容                        社会への貢献     自社への貢献     貢献するSDGs
                          差別化ポイント
                                   • 自動車軽量化による
                                     CO2排出削減
           • 複合材成形機   産学連携による研究開発、 •
  軽量化      • 炭素繊維強化複合 製造体制により、高性能、 自動車、鉄道車輛、       環境・エネルギー
 (複合材料)      材料(CFRP) 低コスト製品を提供
                                     社会インフラへの産業    対応事業の拡大
                                     資材の軽量化による
                                     使用エネルギーの削減

           • 有機エレクトロニ   独自の製造法により、
                        製造工程の簡素化、     • 有機太陽電池の利用拡大 有機電子デバイス
有機太陽電池向け     クス向けの導体、
                        デバイスの薄型・軽量・     による、CO2排出量の 市場でのシェア
半導体高分子材料     半導体高分子
                        省資源・低エネルギー化     劇的低減        拡大
           • 有機太陽電池
                        を実現




                    ◀CFRP製の                             ◀ビル外装用の
                    自動車部材                               太陽電池

                                                                          31
3つの重点施策   S   ②人材の充実と新しい働き方の推進


          人材の充実            新しい働き方推進
人材育成強化のための教育制度の                ITを活用した
      充実化                   業務オペレーションの効率化
                  多様性の深化
グローバルな次世代リーダーの      による      多様な人材が活躍する仕組み・
     計画的育成                       制度の充実化
                  競争力の強化
多様なプロフェッショナル人材の             社員の創造性、生産性向上に
     育成と活用                    向けた環境の整備




                                            32
3つの重点施策     G   ③実効性の高いガバナンス体制の強化
        プライム市場上場にふさわしいガバナンス体制の構築
  監督と執行の分離体制の               指名・報酬に関する公正な
       促進                    審議体制の構築、運営

 取締役会は、毎月の定例の                   独立社外取締役が過半数を

                   ガバナンスの
  ほか、経営戦略の意思決定と                   占める任意の指名・報酬委員会
  職務遂行の監督・監視のため                   を設置
  に随時開催
 グループ全体の業務執行の
                    実効性強化        独立社外取締役の執行役員会、
                                  役員合宿、その他経営関連会議
  強化に向けた執行役員の選任                   への参加
 取締役会と執行役員会の同日
  開催による意思決定、
  業務執行の迅速化
                                 株主・投資家向け決算説明会の
                                  開催
                   ステークホルダー向け    機関投資家・アナリストとの
                     情報の充実        個別面談の実施
                                 プレスリリースなど広報活動の
                                                   33
                                  強化
3つの重点施策   ④投資戦略
  中期経営計画3か年で、50億円の営業キャッシュフローを創出し、
  資産の入れ替えなどにより、成⾧・強化領域への投資を推進する


 M&A・事業投資
                       新規事業投資
  20億円+α             サステナブル事業投資

                       DX関連投資
社内インフラ投資              人材・教育関連投資

  10億円+α              事業基盤整備投資



                                    34
(3)株主還元
株主還元
                                     基本方針
                   安定的かつ継続的な利益還元を実施する
         配当性向を     50%とする                       機動的な自己株式取得
                                                         50.9%(予想)

                                      28.2%
 17.2%             24.7%    22.4%
                                               18.6%
                                                           ’21.4.1
                                                          株式分割後      50%
          11.8%
          2021年4月1日付で株式分割(1株→2株)を実施。分割後に換算                62円        6期連続増配
                                                          (予想)
                                                                      (予想)
                                      22.5円     30円
          15円      17.5円    20円
  10円
  30円     30円
 2016/3   2017/3   2018/3   2019/3    2020/3    2021/3    2022/3           2025/3
                                                          (予想)             (目標)
※ 22年3月期は、22年度からの配当方針(配当性向50%)、連結業績、資金状況などを勘案し、創立90周年記念配当を含み62円とする                  36
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