8095 アステナHD 2021-01-13 15:00:00
新中長期ビジョン策定に関するお知らせ [pdf]

                                                           2021 年 1 月 13 日
各 位


                                      会 社 名 イ    ワ  キ   株   式   会    社
                                      代 表 者 名 代表取締役社長 岩城 慶太郎
                                                (コード番号 8095 東証第1部)
                                      問 合 せ 先 取締役経理財務担当
                                                           熱海     正昭
                                              兼務経理財務部長
                                                   (TEL. 03-3279-0481)

                        新中長期ビジョン策定に関するお知らせ

 イワキ株式会社及びグループ各社は、2016年1月に発表の中長期ビジョン「Vision “i-111”」の実現へ向けて各
種施策へ取り組んでまいりました。この度、新たに2030年を目標とした新中長期ビジョン「Astena 2030 “Diversify
for Tomorrow”」を策定しましたのでお知らせいたします。


                                         記


1. グループ新中長期ビジョン策定の背景
      当社グループは 2016 年 1 月発表の中長期ビジョン「Vision “i-111”」の実現へ向けて各種施策に取り組ん
   でまいりました。その結果、2020 年 11 月期までの期間において、スペラファーマ株式会社や岩城製薬佐倉
   工場株式会社の譲受など、一定の取り組みの成果が出てまいりました。
      そのような状況の中、当社は 2020 年 6 月 17 日付「持株会社体制への移行準備開始及び準備会社の設立
   に関するお知らせ」
           において公表している通り 2021 年 6 月に持株会社化を目指しており、
                                               また本年は
                                                   「Vision
   “i-111”」の中間年にあたることから、対象期間を 2030 年までとした中長期ビジョンである「Astena 2030
   “Diversify for Tomorrow”」を策定いたしました。


2. 新中長期ビジョン(Astena 2030 “Diversify for Tomorrow”)の概要
   (1) 基本的戦略
       ① ニッチトップ事業の磨き上げ
        当社グループにおける医薬事業及び化学品事業は、グローバル展開やカテゴリ選択により引き続き高
       い成長が見込めるため、これまでの戦略を継続し確実な成果をあげる。
       (医薬事業)
        ・皮膚科領域をベースに、外皮用剤品目数及び生産キャパシティにおいてトップを目指す。
        ・グローバル要求水準に対応し、高活性注射剤 CDMO のトップを目指す。
        ・外皮用剤、注射剤の導入、新薬共同開発、国内外の事業提携、M&A 等により事業基盤の強化・拡
        大を目指す。
       (化学品事業)
        ・エレクトロニクス実装市場のトレンドを捉え、ニッチトップ商品を継続的に開発する。
        ・ハイエンドパッケージ基板での地位確立、チップ部品用途の実績で台湾・中国大手での採用、半導




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        体パワー・センサー系薬品の更なる差別化を図る。
        ・環境負荷低減を追求し、グローバル企業との共同開発による更なる成長を進める。


     ② プラットフォーム事業への転換
         当社グループにおけるファインケミカル事業及び HBC・食品事業は、商流や技術の中核に位置して
     おり、今後、競争力の高い周辺領域に積極投資し、その繋ぎ合わせにより価値連鎖を実現させ、新たな
     価値提案を行う。
     (ファインケミカル事業)
         ・CMC/CDMO 事業と調達プラットフォーム事業を 2 本柱とし、原材料調達から CMC 研究、原薬商
        用生産までの医薬品開発・製造の幅広いサービスを提供する。
        (HBC・食品事業)
        ・原料ビジネスの DX 化により、顧客の開発・調達プロセスにおける課題解決のプラットフォームを
        提供。同時に独自性を高めた商品・サービスの提供で市場価値を増大させる。
        ・ダイレクトマーケティング領域への投資を行い、領域特化型のネットワークを構築する。


     ③ 新規事業への投資と育成
         上記2つの基本戦略に加えて、将来の持続的ニーズを捉え、社会と共に成長していける製品(モノ)
                                                     ・
     サービス(コト)を創出し、現状の主力4事業に次ぐ、第5の主力事業を立ちあげる。


  (2) 定性的戦略
     ① 業界の「一択」へ
          ・市場における存在感を向上させ、お取引先様にとっての随一の選択肢となる。
          ・社会・市場の変化速度に合ったテクノロジーを探求・採用しお客様の問題解決を実現する。
     ② ESG 経営による持続的な成長基盤を確立する
          ・コーポレート・ガバナンスの高度化により企業価値向上を実現する。
          ・社会的課題に取り組む経営人材を輩出し、組織の高いパフォーマンスを維持する。
     ③ 事業を自ら率先する 「アステナらしさ」の体現
          ・これまでの「誠実」
                   「貢献」
                      「信用」に加え、多様性を積極的に取り入れる。
          ・一人ひとりがアステナグループの成長ドライバーとなる。


  (3) 定量的ターゲット(連結数値目標)

                     売       上       高         :      1,300 億円以上
                     自己資本当期純利益率(ROE):                   13.0%以上


3. 中期の連結数値計画

                  2020 年度実績        2021 年度目標           2023 年度目標       目標期間の
                 (2020 年 11 月期)   (2021 年 11 月期)      (2023 年 11 月期)   年平均成長率
    売    上   高           65,341              73,000           82,000       6.0%
    営 業 利 益               2,035               2,600            4,200       27.1%
     R O E                 9.4%               7.7%              9.7%            -
(注)本中期経営計画は、現時点における事業環境に基づく計画であり、今後の事業環境の変化等によっては、実際の業績が見通しと大きく
異なる場合や、予告なしに変更する可能性がありますので予めご了承ください。

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