8086 ニプロ 2021-05-11 14:00:00
剰余金の配当に関するお知らせ [pdf]
令和3年5月11日
各 位
会 社 名 ニ プ ロ 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 佐野 嘉彦
(コード番号:8086 東証第1部)
問合せ先 常務取締役経営企画本部長 余語 岳仁
(TEL 06-6372-2331)
剰余金の配当に関するお知らせ
当社は、令和3年5月 11 日の取締役会において、下記のとおり、令和3年3月 31 日を基準日とする剰
余金の配当について以下のように決議いたしましたので、お知らせいたします。
なお、本件は令和3年6月 25 日開催予定の第 68 期定時株主総会に付議する予定です。
記
1.配当の内容
直近の配当予想 前期実績
決議内容
(令和3年2月8日公表) (令和2年3月期)
基 準 日 令和3年3月 31 日 同左 令和2年3月 31 日
1 株あたり配当金 17円50銭 16円50銭 -
配当金の総額 2,864 百万円 - -
効 力 発 生 日 令和3年6月 28 日 - -
配 当 原 資 利益剰余金 - -
2.理 由
当社の配当方針は、連結当期純利益(親会社株主に帰属する当期純利益)の 75%と単体当期純利益
の 25%の合計額を配当の基礎となる利益額とし、当期についてはその 37%を配当に充当することと
しております。当期の期末配当金につきましては、上記方針に基づき、直近の配当予想に比較し 1 株
あたり 1 円の増配となる、1 株あたり 17 円 50 銭とすることといたしました。
当連結会計年度は、新型コロナウイルス感染拡大により各方面で大きな影響をうけました。感染症
拡大防止のための受診自粛、外来診療抑制や手術件数の減少、営業自粛により新製品の導入が大幅に
減ったことなどから医療機器販売は大きく影響を受けた一方で、南北アメリカにおいてコロナ対策の
ための衛生管理製品の大型受注、年度後半にはワクチン関連製品として針・シリンジ等の注射関連製
品が伸長いたしました。
また、移動制限や営業自粛等により経費支出が抑制されたことに加え、為替相場も年度後半に向け
て円安傾向で推移したことによる輸出収益の好転や、為替差益の計上により、経常利益は業績予想に
対して 14 億 69 百万円増加の 262 億 69 百万円(業績予想比 5.9%増)となりました。
さらに、政策保有株式の一部売却により投資有価証券売却益 17 億 61 百万円など特別利益を計上し
た一方で、 月の福島沖地震を原因とするニプロファーマ鏡石工場の災害損失引当金 19 億 20 百万円、
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引き続きコロナ感染収束について予断を許さない状況を考慮のうえ保守的に事業評価を行うことで
子会社の固定資産減損損失 14 億 37 百万円、子会社における貸付金にかかる貸倒引当金繰入額 27 億
円等の特別損失を計上いたしました。
これに対し、米国統括会社の設立・連結納税制度の導入による繰越欠損金の回収可能性の再評価や
その他海外子会社の収益力向上による繰延税金資産の資産性再評価により法人税等調整額が大きく
減少(利益要因)いたしました。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は業績予想に対して 7 億 9 百万円増加の 142 億 9 百万
円(業績予想比 5.2%増)となりました。
連結当期純利益および親会社単体の当期純利益から上述の配当方針に従って算出した結果、当連結
会計年度の剰余金配当額は 1 株あたり 28 円 00 銭とさせていただきます。中間配当ですでに 1 株あた
り 10 円 50 銭を配当させていただいているため、期末配当においてはその差額の 17 円 50 銭を配当さ
せていただきます。
(参考)
1 株当たりの配当金
基 準 日 第2四半期末 期 末 年 間
当 期 実 績 10円50銭 17円50銭 28円00銭
前期実績(令和2年3月期) 13円50銭 0円00銭 13円50銭
以 上