8078 阪和興 2020-04-24 15:00:00
減損処理による損失の計上及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                               2020 年4月 24 日
各 位
                                          会 社 名    阪 和 興 業 株 式 会 社
                                          代表者名     代表取締役社長   古川 弘成
                                                       (コード:8078 東証第一部)
                                          問合せ先     取締役 専務執行役員 中川 洋一
                                                             (TEL.03-3544-2000)



         減損処理による損失の計上及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ



 当社は、2020 年3月期第4四半期決算(2020 年1月1日〜2020 年3月 31 日)において、持分法適用関連
会社である SAMANCOR CHROME HOLDINGS PROPRIETARY LTD.(以下、SAMANCOR といいます。)に関して、減損処理
による損失を計上する見込みとなりました。
 また、当損失計上を含む最近の業績動向等を踏まえ、2020 年2月 12 日に公表しました 2020 年3月期
(2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)の業績予想を修正することを本日開催の取締役会において決議しまし
たので、下記のとおりお知らせいたします。


                                     記


1.SAMANCOR への投資に関する減損処理について
  当社は、当社及び 50.1%出資の連結子会社である日本南ア・クロム株式会社を通じて、クロム鉱石の採掘
 及びフェロクロムの生産・販売を行う南アフリカ共和国所在の SAMANCOR に出資し、議決権の 33.5%を直接
 及び間接に所有しています。
  当社は、SAMANCOR 株式の取得価額の内、同社の将来収益として見込んだ価値を鉱業権等の資産として認識
 していますが、今般、足元のステンレス鋼やフェロクロム価格の下落及び SAMANCOR の操業・採算の状況など
 を踏まえて、SAMANCOR から提出された中長期の事業計画を第三者機関も交えて検証しました。その結果、当
 該資産の期末簿価の全額を回収することは困難であると判断し、減損処理することとなりました。これに伴
 う連結財務諸表及び個別財務諸表に与える影響は、以下のとおりです。


(連結)
  SAMANCOR の株式に含まれる鉱業権等の期末簿価約 273 億円を減損処理し、持分法による投資損失に含めて
 営業外費用に計上いたします。これにより、2020 年3月期通期の SAMANCOR からの持分法による投資損失の
 合計は、約 349 億円になる見込みです。
  なお、非支配株主に帰属する当期純損失を考慮した後の親会社株主に帰属する当期純利益への影響につき
 ましては、本減損処理による影響額が約 180 億円、通期合計では約 232 億円になる見込みです。


(個別)
  当社が保有する SAMANCOR 株式及び連結子会社である日本南ア・クロム株式会社の株式を減損処理し、約
 274 億円を関係会社株式評価損として特別損失に計上いたします。
  なお、当該関係会社株式評価損は、連結財務諸表上では消去されるため、連結損益に与える影響はありま
 せん。



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2.通期連結業績予想の修正について
(1)修正の内容
2020 年3月期通期業績予想の修正(2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)
                                                      親会社株主に帰属     1株当たり
                 連結売上高        連結営業利益      連結経常利益
                                                      する当期純利益      連結当期純利益
                      百万円        百万円          百万円          百万円         円 銭
前回発表予想(A)
                  2,000,000      31,000      18,500       10,700      263.30

今回修正予想(B)         1,907,000      27,300     △12,600      △14,000     △344.51


増 減 額( B- A)       △93,000      △3,700      △31,100      △24,700     △607.81


増 減 率(   %   )       △4.7        △11.9           ―            ―           ―

(ご参考)前期連結実績
                  2,074,600      28,904      23,395       13,914      342.41
(2019 年3月期)


(2)修正の理由
  連結売上高、連結営業利益につきましては、各事業セグメントにおいて需要が弱含むなか、当社の取扱数
量が総じて減少したほか、石油製品や各種金属商品の価格が大きく下落したことなどにより、事業収益が低
下し前回公表値を下回る見込みとなりました。
  連結経常利益につきましては、
               「1.SAMANCOR への投資に関する減損処理について」に記載のとおり、持
分法による投資損失約 273 億円を営業外費用に追加計上することなどから、経常損失となる見込みです。
  また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、2020 年4月1日付「投資有価証券評価損の計上
に関するお知らせ」で公表した時価のある有価証券を含む保有有価証券の減損処理により、約 66 億円を投資
有価証券評価損として特別損失に計上することなどから、直近で公表した通期予想を大きく下回る見込みと
なりました。
  なお、2019 年6月5日に開示しました当社の連結子会社である HANWA SINGAPORE (PRIVATE) LTD.で発生し
た取立遅延債権につきましては、現時点では当期の連結業績に与える影響額が未確定であることから、業績
予想数値には織り込んでおりません。


3.配当について
  期末配当予想につきましては、2020 年2月 12 日に公表した1株あたり 25 円から変更はありません。


(注)上記の業績予想数値は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際
   の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。



(ご参考)今後の対応方針について
 当社グループは、2016 年度から 2019 年度までの4か年にわたる中期経営計画において売上高2兆 1,000 億
円、経常利益 350 億円、純資産 2,000 億円を実現することを目指してまいりましたが、上述のとおり、2019
年度の連結業績は経常損失となる見込みです。
 SAMANCOR 株式については、上記の減損処理により資産価値をめぐる処理に目処がついたものの、これらの
業績を踏まえ、当社が現在策定中の次期中期経営計画においては、キャッシュ・フローの重視及び保有資産の
見直しなどにより、財務規律の維持・強化と資本効率の向上にも取り組んでいく方針です。



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