2020 年４月２日
各 位
会 社 名 ユ ア サ 商 事 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 田村 博之
(コード番号 8074 東証第一部）
代表取締役専務取締役
問合せ先 佐野木 晴生
経営管理部門統括
(Ｔ Ｅ Ｌ . 0 3 － 6 3 6 9 － 1 2 5 5 ）
中期経営計画「Growing Together 2023」策定のお知らせ
当社は、2026 年の創業 360 周年を見据えた「ユアサビジョン 360」実現のための 2nd ステージとし
て、2020 年４月から 2023 年３月までの３カ年を対象とする中期経営計画「Growing Together 2023」
を策定いたしましたので、その概要についてお知らせいたします。
１．「ユアサビジョン 360」の概要
創業 360 周年を迎える 2026 年のありたい姿として、業界トップレベルの収益構造を持つ複合専門商
社グループへの成長を目指します。2026 年３月期の定量計画としては、連結売上高 6,000 億円、連結
経常利益 200 億円、経常利益率 3.3％を目指します。
２．「Growing Together 2023」の概要
「成長事業戦略」 「コア事業戦略」 「経営基盤の強化」を基本方針として、「総合力」
「チャレンジ」
「コミュニケーション」をキーワードに、成長事業（＝社会課題解決ビジネス）の発掘・育成を行う
とともに、真の働き方改革による生産性向上を実現します。
（１） 基本方針
①成長事業戦略
●社会課題の解決＝成長事業と位置づけ、全社横断のイノベーション推進組織（グローイング
戦略本部）が中心となり、成長事業を軌道に乗せる。
●農業、介護・医療に加え、3rd ステージを睨んだ新戦略として食品分野への進出とシェアリン
グビジネスの展開を追加する。
②コア事業戦略
●【総合力＆コーディネート機能強化】グループ全体で「コト売り」提案を推進する。
●【エンジニアリング機能強化】新組織（総合エンジニアリング室）により物件のトータル
受注を推進する。
●【ロジスティクス強化】新センター（関東・中部・関西・九州）の機能を発揮する。
●【EC 機能強化】B to B to U（ユーザー）のプラットフォームを整備する。
●【グループ機能強化】事業承継によるシェアアップとグループ機能強化をはかる。
1
③経営基盤の強化
●【※デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進】DX の推進によりガバナンス強化と
真の働き方改革を実現する。
●【ＩＴデジタル投資】グループ・グローバルでの共通基盤を確立する。
●【人事・組織改革】理系人材、女性総合職、留学生などの採用を強化しイノベーションを喚
起する組織風土を形成する。
※デジタルトランスフォーメーション（DX）
デジタル化やデータを活用した新しいビジネスモデルを通じ、競争上の優位性を確立するこ
と。
（２）定量計画＆ＫＰＩ
（３）投資・資本政策
①投資
３年間（2020 年４月～2023 年３月）の投資枠として 170 億円を設定し、海外事業やロボ(AI)
＆IoT 事業の M&A や IT デジタル投資など、競争力強化に向けた投資を通じ、１株当たり当期
純利益を増大させ、株主価値の向上を図ります。
②株主還元
株主還元率 33％以上を目標とし、自己株式の取得を含め、DOE（株主資本配当率）の向上に努
めます。
※本中期経営計画策定時において、新型コロナウイルス（COVID-19）感染症の拡大・長期化による
影響については、その影響の大きさ、範囲や期間が不確実であることから、反映していません。
中期経営計画「Growing Together 2023」の詳細につきましては、添付資料をご参照ください。
以 上
2
ユアサ商事グループ中期経営計画
2020.4－2023.3
Growing Together 2023
ともに挑む。
2020年４⽉２⽇
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 0
中期経営計画（Growing Together 2020【期間】2017.4〜2020.3）の振り返り
【経営指標の達成状況】 定量計画の達成状況 達成 未達
2017/3 2018/3 2019/3 2020/3
（単位︓億円）
計画
実績 計画 実績 達成率 計画 実績 達成率
（※）
売上高 4,463 4,650 4,617 99.3％ 4,800 4,936 102.8％ 5,000
営業利益 109 113 114 100.9％ 127 125 98.4％ 140
営業利益率 2.45％ 2.43％ 2.47％ － 2.66％ 2.54％ － 2.80％
経常利益 117 120 121 100.8％ 135 134 99.3％ 150
経常利益率 2.62％ 2.58％ 2.63％ － 2.66％ 2.72％ － 2.80％
当期純利益 77 80 82 102.5％ 91 90 98.9％ 100
ＲＯＥ 12.9％ － 12.2％ － － 12.2％ － 12.2％
株主還元率 27.0％ 27.5％ 29.5％ － 31.4％ 34.3％ － 33.2％
成⻑戦略の達成状況 達成 未達
2017/3 2018/3 2019/3 2020/3
（単位︓億円）
計画
実績 計画 実績 達成率 計画 実績 達成率
（※）
海外事業 321 450 333 74.0％ 500 415 83.0％ 550
ロボ（ＡＩ）＆Ｉｏ
23 26 40 153.8％ 62 58 93.5％ 83
Ｔ事業
環境＆エネルギー
169 180 190 105.5％ 190 200 105.3％ 215
ソリューション事業
新流通事業 78 100 96 96.0％ 116 113 97.4％ 136
レジリエンス＆
124 160 150 93.7％ 175 190 108.6％ 205
セキュリティ事業
※2020/3計画は、当社2019年3月期決算短信発表（2019年5月10日発表）時点の予想数字です。
※2020/3計画には、新型コロナウイルス感染症に関する影響は加味しておりません。 All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 1
中期経営計画（Growing Together 2020【期間】2017.4〜2020.3）の振り返り
【総括】成⻑分野の発掘と企業⾵⼟改⾰（組織・⼈事制度改⾰）により、総合⼒の発揮＆
ユアサビジョン３６０実現に向けた基礎固めを実施しました。
基本方針 総括 実行した主な施策
▲
●グループ全体での機能強化による収益構造改善を実行
定量目標の達成 ●２０１８年３月期～２０１９年３月期については、ほぼ計画通りに推移
●２０２０年３月期については、営業利益、経常利益、当期純利益未達の見込み
●農業分野：次世代農業用ロボットの開発に着手
成長事業の発掘と
再強化 ▲ ●介護・医療分野：パワーアシストスーツや抗菌照明の取扱いの本格化
●ロボ（ＡＩ）＆ＩｏＴ分野：自律走行型協働ロボットの開発、ＡＩベンチャーとの業務提携
●海外事業の強化：現地資本企業への販売を強化したが、計画未達の見込み
●ワンストップ＆コーディネート機能強化：地域ブロック制導入により部門連携強化
〇
●ロジスティクス機能強化：ロジスティクス戦略室新設、中部物流センター移転・強化
コア事業の機能強化 ●ＥＣ機能強化：Ｇｒｏｗｉｎｇ Ｎａｖｉの稼働、お取引先様との双方向プラットフォーム化
●エンジニアリング機能強化：グループ工事会社やエンジニアリング専門組織
（技術支援室、YES部）の活用による工場や建築物件のトータル受注を推進
●総合力発揮に向けた組織・制度整備：グローイング戦略本部の新設、
経営基盤の強化
（企業風土改革） 〇 サンクスポイント、成約ポイント制度導入、匠登録制度（ノウハウの共有）導入
●チャレンジする企業風土の醸成：人事評価制度改定、社内ＦＡ制度導入、
社内公募制度導入、チャレンジ企画制度導入
●ROE（目標12.2％）、株主還元率（目標33.0％）ともに堅調な推移
〇
●投資：Ｍ＆Ａ（下記２件）、システム投資、人材育成、新事業開発に3年間合計で
経営指標の達成 82億円を投資（想定投資枠89億円）
・富士クオリティハウス（コンテナハウス製造、【本社】群馬県伊勢崎市）
・高千穂（リフォーム工事業、【本社】横浜市）
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 2
ユアサビジョン360 ・ Growing Together 2023の定量計画
業界トップレベルの収益構造を持つ『 複合専門商社グループ』への成⻑を目指します。
■売上高・経常利益推移（単位︓億円） 6,000
6,000 5,450 250
5,000
4,420 4,463 200 経常利益
4,000 200
150
成⻑事業
164 100
2,000 117 135
110
50 既存コア事業
0 0
2016/3 2017/3 １stステージ 2020/3 ２ndステージ 2023/3 3rdステージ 2026/3
実績 実績 （※⾒込） （計画） （計画）
Growing Growing
YUASA LEGACY 350 Together2020 Together2023
【ユアサビジョン360】（6年後（創業360周年）のビジョン） 【Ｇrowing Together 2023】
業界トップレベルの収益構造を持つ 「総合⼒」「チャレンジ」「コミュニケーション」による
『 複合専門商社グループ』へと成⻑する 持続可能な経営基盤づくり
2026年 売上高︓6,000億円・経常利益︓200億円 2023年 売上高︓5,450億円・経常利益︓164億円
定量⽬標 経常利益率︓3.3% 定量⽬標 経常利益率︓3.0%
海外 海外
ロボ（AI)＆ＩｏＴ ロボ（AI)＆ＩｏＴ
環境＆エネルギー 環境＆エネルギー
ソリューション ソリューション
売上高 新流通 売上高 新流通
成⻑事業 6,000億円 成⻑事業 5,450億円
戦略 経常利益 レジリエンス＆ レジリエンス＆
戦略 経常利益
200億円 164億円 セキュリティ
セキュリティ
農業 食品 農業 食品
介護・医療 シェアリング 介護・医療 シェアリング
既存コア事業 既存コア事業
ROE︓11.4%以上（2023年3月期）
ROE︓11.7%以上（2026年3月期）
経営指標 経営指標 株主還元率︓33.0％以上（2023年3月期）
株主還元率︓33.0％以上（2026年3月期）
投資枠170億円（2020年4月〜2023年3月・3年間）
※2020/3（⾒込）は、当社2020年3月期第3四半期決算短信発表（2020年2月4日発表）時点の予想数字です。
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 3
※2020/3（⾒込）には、新型コロナウイルス感染症に関する影響は加味しておりません。
Growing Together 2023の位置づけと骨子
2026年（創業３６０周年）を⾒据え、「総合⼒」「チャレンジ」「コミュニケーション」
をキーワードとし、成⻑事業（＝社会課題解決ビジネス）の発掘・育成を⾏うと 仕上げ
ともに、真の働き方改⾰による生産性向上を実現します。 収穫
中期経営計画（3rdステージ）
新中期経営計画（2ndステージ） （2023年～2026年）
前中期経営計画（1stステージ） ・業界トップレベルの収益構造を
Ｇｒｏｗｉｎｇ Ｔｏｇｅｔｈｅｒ ２０２０
Ｇｒｏｗｉｎｇ Ｔｏｇｅｔｈｅｒ ２０２３ 育成 持つ複合専門商社グループへ
「総合力」「チャレンジ」「コミュニケーション」
・成長分野の発掘
基礎 による持続可能な経営基盤づくり ※デジタルトランスフォーメーション（DX）とは
・総合力発揮に向けた デジタル化やデータを活用した新しいビジネス
固め
企業風土改革（組織・人事） モデルを通じ、競争上の優位性を確⽴すること。
●社会課題の解決＝成長事業と位置づけ、全社横断のイノベーション推進組織
（グローイング戦略本部）が中心となり、成長事業を軌道に乗せる。
１ 成長事業戦略 ●農業、介護・医療に加え、３rdステージを睨んだ新戦略として食品分野への進出と
シェアリングビジネスの展開を追加する。
●【総合力＆コーディネート機能強化】グループ全体で「コト売り」提案を推進する。
●【エンジニアリング機能強化】新組織（総合エンジニアリング室）により物件のトータル
受注を推進する。
２ コア事業戦略 ●【ロジスティクス強化】新センター（関東・中部・関西・九州）の機能を発揮する。
●【EC機能強化】B to B to U（ユーザー）のプラットフォームを整備する。
●【グループ機能強化】事業承継によるシェアアップとグループ機能強化をはかる。
●【※デジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）の推進】ＤＸの推進によりガバナンス強化と
真の働き方改革を実現する。
３ 経営基盤の強化 ●【ＩＴデジタル投資】グループ・グローバルでの共通基盤を確立する。
●【人事・組織改革】理系人材、女性総合職、留学生などの採用を強化し
イノベーションを喚起する組織風土を形成する。
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 4
社会課題の解決と成⻑戦略の位置づけ
企業理念を原点に、社会課題解決ビジネス＝成⻑事業と位置づけ、持続可能な社会を実現します。
長期ビジョン ともに産業とくらしの発展に挑み、持続可能な社会づくりに貢献する
社会課題
自動化 環境対策 快適なくらし セキュリティ対策
社会ニーズ 省人・省力・省コスト シェアリング ＢＣＰ・防災・減災 品質管理
ヘルスケア
安心・安全な
実現目標 スマートファクトリー スマートシティ スマートライフ
社会インフラ
成長事業 海外 ロボ（AI)＆ＩｏＴ
【3rd Stage】 環境＆エネルギーソリューション
1st 2nd 3rd
成長事業 Stage Stage Stage 新流通 レジリエンス＆セキュリティ
1,100 1,850 2,750
【2nd Stage】 億円 億円 億円
農業 食品
（⾒込） （計画） （計画）
成長事業 介護・医療 シェアリング
【1st Stage】
住設 建築 建設 ｴﾈﾙｷﾞｰ
産業 工業
コア事業 機器
管材 ｴｸｽ 機械
消費財
機械 木材
空調 ﾃﾘｱ
部門横断での モノ売りから グループでの 新市場開拓 持続可能な
競争力強化 総合力強化 コト売りへ 商社機能強化 新事業開発 経営基盤確立
の取組み
【Growing Together】取引先とのネットワーク連携強化・アライアンス強化
企業理念 誠実と信用 進取と創造 人間尊重
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 5
成⻑戦略の推進に向けて①
①海外事業
全社コア事業の輸出入事業を拡大します。 投資枠
【新規進出候補先】カンボジア、ミャンマー
【投資対象】（北⽶）機械販売商社とのアライアンス
（東南アジア）SIer・農機販売会社とのアライアンス
40 億円
Growing Together2020 取組 総括 ×
北⽶事業の強化（ニューイングランド⽀店開設）
売上高
740
工業マーケット
405
現地資本企業への販売拡大
住環境マーケット
JCM制度を活用した省エネ設備機器提案 億円
ベトナムへの拠点進出（住環境分野）
東南アジア地域における建機＆中古建機販売強化 （2020見込） （2023計画）
建設マーケット
中古農業機械販売開始
売上高（億円）
Growing Together2023 計画 800 740
計画 実績(見込）
700
609
現地セールススタッフ・エンジニアスタッフの育成 600 550
500 495 415
工業マーケット 拡大するアジア市場を中心とした拠点展開 405
現地資本企業への販売拡大（販売⽐率50％を⽬標）400
300
タイ、ベトナムにおける省エネ・創エネ商材
200
住環境マーケット 拡販
現地資本企業開拓と住宅設備販売 100
0
建設マーケット 【建材】海外建材事業の強化（輸入・輸出） 2019/3 2020/3 2021/3 2023/3
【建機】中古建設機械・農機の輸出拡大
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 6
成⻑戦略の推進に向けて②
②ロボ（ＡＩ）＆ ＩｏＴ
システムインテグレーション機能をさらに強化し、 投資枠
各分野においてソリューション営業を展開します。
【投資対象】AIベンチャー企業・SIerとのアライアンス
SIer機能強化のための投資
40億円
Growing Together2020 取組 総括 ▲
connectome.design社との業務提携
売上高
工業マーケット
住環境マーケット
⾃⽴⾛⾏型協働ロボットの開発およびコーディネート提案
システム提案、設計、構想、アフターサービス機能強化
Society5.0を⾒据えた機器の提案 （2020見込）
73
（2023計画）
億円 170
各設備（空調・給湯など）を⼀括管理・制御する機器の拡販
建設マーケット 「磁界」と「ICタグ」を利用した安全対策商品の拡販 売上高（億円）
180 170
計画 実績(見込)
Growing Together2023 計画 160
140
connectome.design社と「匠の技AI工場」の開発に着手 120
2017年より配置した⼥性総合職ロボット専任 100
工業マーケット 83 73 76
担当を中心に、「ロボティクスソリューション 80
58
チーム」を設置 60
40
住環境マーケット Society5.0に対応した機器の開発・提案 32
ロボ（AI）＆IoTインストラクターの育成 20
0
2019/3 2020/3 2021/3 2023/3
建設マーケット 住宅エクステリアIoT商材の開発・提案
ICタグ管理を利⽤した情報プラットフォーム開発
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 7
成⻑戦略の推進に向けて③
③環境・エネルギーソリューション事業
地球環境に貢献する機器やシステムを国内外に販売・普及させ、
環境事業を強⼒に推進します。
Growing Together2020 取組 総括 〇
国の施策を的確に捉えた卒FITビジネスの展開
工場における各種省エネ提案
ESG・SDGｓに対応したソリューション提案
ZEH・出⼒抑制対応HEMSユニットの開発・販売 売上高
250
農地向けソーラーシェアリング提案
218
屋上緑化・壁面緑化パネル販売
億円
（2020見込） （2023計画）
Growing Together2023 計画
売上高（億円）
YES部（Yuasa Environment Solution）核に全社横断で 300
省エネソリューション提案を推進 計画 実績(見込) 250
250
工場設備まるごと省エネ化の推進 215 218 219
200
部門を横断した環境インストラクターの育成 200 193
ESG、SDGｓ、RE100の推進
太陽光発電設備のリサイクル・リユース検討 150
環境配慮型建材の拡販（エコ擬木、遮熱ブラインドなど） 100
エンジンから電動タイプの建設機器への提案
卒FITユーザー向け 50
余剰電⼒買取サービス
0
「ユアプレミアム」の推進 2019/3 2020/3 2021/3 2023/3
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 8
成⻑戦略の推進に向けて④
④新流通事業
全社横断組織でECビジネスを拡大するとともに、当社グループと
販売先様＆ユーザー様を結ぶB To B To U（ユーザー）の
受発注プラットフォームを整備します。
Growing Together2020 取組 総括 〇
新ECサイトGrowing Navi稼働
お取引先様との双方向プラットフォーム化
売上高
新流通ビジネスの強化（ネット販売会社との取引拡大）
Growing Together2023 計画
138 190 億円
（2020見込） （2023計画）
各部門に分散していたネット販売事業を全社横断部門である 売上高（億円）
「新流通ビジネス部」に集約し、ワンストップでの商品供給を推進 190
200
Growing Navi 発注⾦額の拡大 工業 住環境 建設 計画 実績(見込)
（2020年⾒込50億円→2023計画100億円） 152
販売先様とユーザー様を結ぶ受発注 （新設）新流通ビジネス部
150 136 138
プラットフォーム展開 117 113
デジタル化したコト売りビジネスモデルの推進 100
（VR・ARによるバーチャルスマートハウス展開）
新流通ビジネス部による全社横断ビジネス展開
50
ロジスティクス機能強化
0
2019/3 2020/3 2021/3 2023/3
バーチャルスマートハウス ３Dホームデザイン機能
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 9
成⻑戦略の推進に向けて⑤
⑤レジリエンス＆セキュリティ事業
「防災・減災・ＢＣＰ」をキーワードに、安心・安全な
「産業」と「まちづくり」を推進します。
Growing Together2020 取組 総括 ▲
工場や事務所への備蓄品提案
工作機械や事務機器の転倒防⽌・避難経路確保提案 売上高
生体認証技術を活用したセキュリティ対策の提案
240
社内各拠点にレジリエンスリーダーを配置・育成
災害時にも活用できるソーラー街路灯「ソーラーステーション」を開発 201 億円
３つ星レジリエンスカンパニーに認定 （2020見込） （2023計画）
売上高（億円）
Growing Together2023 計画
300
計画 実績(見込)
レジリエンス＆セキュリティ室を全社横断部門とし、 250 240
提案⼒をさらに向上 190 205 201 205
200
あらゆる分野における電源確保に向けた提案 175
強化（発電機、蓄電池、無停電電源装置など） 150
品質管理のための監視装置の販売拡大
⽣体認証技術を各事業領域に展開 100
BCP、ESG、SDGｓを絡めた 50
ソリューション提案
止水板や備蓄品などによるBCP提案強化 0
オリジナル防災⽤コンテナハウスの開発 防災用のコンテナハウス開発 2019/3 2020/3 2021/3 2023/3
（富士クオリティハウス）
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 10
成⻑戦略の推進に向けて⑥
１stステージで育成した２つの新分野を成⻑事業に追加します。
⑥農業 ⑦介護・医療
次世代の「儲かる農業」をご提案します。 高齢化社会の現場改善をサポートします。
総括 〇 総括 〇
Growing Together2020 成果
売上高 売上高
20
（2020見込）
50
（2023計画）
億円 40
（2020見込）
80
（2023計画）
億円
Growing Together2023 計画 Growing Together2023 計画
スマート農業に対応したロボットや機 仕入先メーカーと介護・リハビリ⽤装置の開発
器開発・提案 スマート介護施設の提案
仕入先メーカーとの 院内物流の省⼒化
タイアップによる 補助⾦を活⽤した⾮常⽤発電設備確保
農業関連装置の開発 環境改善提案（空調、空気清浄、照明など）
畜産・酪農分野向け パワーアシストスーツを活⽤した介護補助の
電⼒自家消費パッケ 省⼒化
ージ提案 消臭・除菌・衛⽣商品の提案・販売
農機販売のプラット
フォーム開設
開発中の農業用ロボット
「MY DONKEY」 All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 11
成⻑戦略の推進に向けて⑦
３rdステージに向け、新たな成⻑戦略の育成を開始します。
⑧食品 ⑨シェアリング
「食の安全」をキーワードに、サプライ 市場ニーズに合わせた、様々な分野における
チェーンに最適な設備＆機器のトータル シェアリングモデルを創出・提案します。
提案を推進します。
Growing Together2020 成果
売上高 売上高
80 億円 50
（2023年計画）
億円
（2023年計画）
Growing Together2023 計画 Growing Together2023 計画
スマート食品工場を実現するための 以下の分野におけるシェアリングビジネスの
トータル提案 検討を開始します
食品ロスを軽減するための商品提案 ・工場設備、産業機器、ロボット
食品機械・工場内物流設備販売強化 ・物流センターの機能
異物混入を防止する検査装置の提案 ・高級ファニチャー
（食の安全性向上） ・空スペースを活⽤したトランクルーム
環境改善提案（空調、空気清浄、照明など） ・サービス、メンテナンス
HACCP導入サポート ・農機など
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 12
コア事業の強化①
エンジニアリング機能強化
モノづくり、まちづくり、安心・安全な社会システムづくりのために、エンジニアリング機能を強化します。
モノづくり まちづくり
トータルソリューション
やまずみ会 20,000社
販売先ネットワーク
435
エンジニアリング⼒・施工⼒を⽀える技術者集団
名
ユアサ商事技術者合計 グループ会社技術者合計
146名 289名
新設
グロー
イング 住環境
戦略 工業 住環境 建設 工業系 製造系
建設系
本部
36名 36名 42名 32名 51名 221名 17名
炭協会
6,000社
仕入先ネットワーク
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 13
コア事業の強化②
グループ機能強化
2020年3月2日に富士重工ハウス株式会社及び株式会社高千穂の全株式を取得し子会社化、
ワンストップで総合⼒を発揮できる複合専門商社グループへの進化を目指します。
富士クオリティハウス株式会社（※） 会社概要 株式会社高千穂 会社概要
本社 群馬県伊勢崎市 本社 神奈川県横浜市
組⽴式仮設ハウス
事業内容 事業内容 リフォーム工事業
（コンテナハウス）の製造販売
資本⾦ 200百万円 資本⾦ 79百万円
売上高 2,454百万円（2019年3月期） 売上高 1,458百万円（2019年5月期）
※富士重工ハウス株式会社は2020年3月2日に富士クオリティハウス株式会社
に社名変更致しました。 強み
強み
市場規模が大きい神奈川県下を中心に⼾建・
耐久性が高く、高品質なコンテナハウスを製造 マンションのリフォーム工事を請負
コンテナハウス業界２位グループのシェア リフォーム情報が入る独自ネットワーク
シナジー効果 シナジー効果
グループのネットワークを活⽤した販売拡大 業界トップクラスの幅広い商品ラインナッ
建設現場以外のニーズに対応した商品開発 プ、豊富な機能を駆使したリフォーム・リノ
ベーションビジネスの拡大
災害対策や農業分野での活用 くらし分野のトータルコー
など、コンテナハウスの可能 ディネートができる複合専門
性を追求したビジネスを展開 商社グループの⼀社として、
してまいります。 快適な生活空間の提供を⾏
なってまいります。
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 14
成⻑マトリックスのイメージ
コア事業の深耕を核に、成⻑事業として新市場、新商品、新事業を戦略的に育成し、
事業構造改⾰を実現します。※（ ）内は2023年3月期の売上目標、【】内は投資額
投資枠
シェアリング 食品 ロボ（ＡＩ）
成 （50億円）
農業 40
（80億円） （50億円） ＆ＩｏＴ 億円
長 （ （170億円）
市 １
場 投資枠 ９ 新
40 ０ 流
億円 海外 億 通
介護・医療
円
（740億円） ） （80億円） 環境＆エネルギー
（250億円）
市
場
コア事業
レジリエンス
住設 ＆セキュリティ
工業 産業
管材 （240億円）
機械 機器
空調
既 建築 ｴﾈﾙｷﾞｰ
建設 成⻑事業及びコア事業 投資枠
存 ｴｸｽﾃﾘｱ
消費財
木材 機械 （海外、ロボ（ＡＩ）＆ＩｏＴ以外） 50億円
市
場
既存商品 商品 成⻑商品
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 15
経営基盤の強化
グループ・グローバルでの情報基盤の共有化を推進するとともに、全社グループ社員が
格差なく情報技術を活用するための（※）ＩＴリテラシーの向上に取り組みます。
※ITリテラシーとは
情報技術やネットワークを利用して集めた情報を
産業 工業 海外現法 ⾃分の目的に沿い活用できる能⼒。
機器 機械 国内グル
ープ会社 データ活⽤起点
ユーザー やまずみ会 炭協会メーカー
経営
ユアサ商事 ⾒込・速報
債権・現⾦
工業系 グループデータ基盤の共有化、
データのビジュアル化、AI活用
稼働ﾃﾞｰﾀ・ﾒﾝﾃ予定 顧客プロフィール 営業ノウハウ 稟議 コンプラ 商品情報 営業資源の最適シフト（選択と集中）
市況・海外動向 電⼒消費量
在庫情報 商談・引合い
提案・価格 ﾜｰｸﾌﾛｰ チェック （環境性能）
海外現地リスク（債権、外貨残高）の
早期把握と対策
住宅・建設系
取引先情報 ユーザー 受注履歴 営業活動
マップ
現場進捗（画像） 専門業種 ⾒積り 発注情報 新商品情報 全国の提案内容を⼀元管理し販売先ニ
嗜好・人口動態 改修・ﾘﾌｫｰﾑ予定 技術者情報
ーズに最適な提案を推察（参考情報）
在庫 受注・売上 債権・債務 過去担当者の商談情報・取引実績デー
発注・仕入
タから新たな商談チャンスと提案タイミング
Growing Navi を推察した戦略的提案
為替変動 配送データ 配送状況
（配送時収集情報） 業務・配送
住設 建築 EC（アクセスログ）
顧客のライフサイクルを通じたデータに
管材 ｴｸｽ 基づく在庫管理
空調 ﾃﾘｱ
与信情報や定性情報に基づく未回収
懸念先の⾃動抽出と事前対策
建設 ｴﾈﾙｷﾞｰ
消費財 集約・分析基盤 ⾼度な活⽤
機械 木材
引合い情報やGrowing Naviの
履歴から嗜好を自動抽出し提案に活用
（潜在ニーズの抽出）
とらえきれない情報も含めてビジネスに関わる情報・データを蓄積 性能・技能・環境センシングと顧客嗜好
のマッチングによる需要予測
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 16
ESG／SDGｓの取組み
事業を通じた社会課題の解決とガバナンスの強化に取組みます。
①マングローブの植林活動を開始 Ｅ ②災害⽀援物資の供給 Ｓ
ＥＳＧ経営の⼀環として、気候変動への対策 台⾵・豪雨等の⾃然災害発生時に必要なものを必
（森林や生物多様性の維持）に向け具体的に⾏ 要な場所へスピーディにお届けします。
動するため、日本マレーシア協会様とともに
マレーシア・クダ州ムルボック湿地保護林にお 台⾵が何度も襲った千葉
ける植林活動を開始いたします。 県において、被災前及び
被災後に必要な災害⽀援
マングローブ植林活動の概要
物資をお取引先様に届け
マレーシア国 クダ州 ムルボック BCPの⼀助にしていただ
実施場所
湿地保護林内森林劣化地域約200ha きました。
2020年4月1日〜2030年3月31日
実施期間
（10年間）
・育苗、植林活動
③ガバナンス諮問委員会 Ｇ
主な実施内容 ・環境教育プログラム実施
・地域社会生活向上プログラム実施 取締役会、経営会議等から独⽴しており、経営
に関する重要課題について諮問されたものに対
し答申を⾏っています。
委員⻑ 👤 独⽴社外取締役
諮問 取
マレーシア
クダ州
👤代表 👤独⽴社外
取締役 監査役 締
委員 役
👤独⽴社外 👤独⽴社外 答申
会
取締役 監査役
伐採によって劣化したマングローブ林の再生に取組みま
す。
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 17
Growing Together 2023の定量計画＆ＫＰＩ
（単位︓億円）
財務KPI 2020年3⽉期⾒込（※） 2023年3⽉期計画
売上高 5,000 5,450
営業利益 126 154
営業利益率 2.5％ 2.8％
経常利益 135 164
当期純利益 91 115
ROE 11.5％ 11.4％以上
株主還元率 36.6％ 33.0％以上
※2020/3（⾒込）は、当社2020年3月期第3四半期決算短信発表（2020年2月4日発表）時点の予想数字です。
※2020/3（⾒込）には、新型コロナウイルス感染症に関する影響は加味しておりません。
⾮財務KPI 2020年3⽉期⾒込 2023年3⽉期計画
⼥性総合職⽐率 3.4％ 5.0％
⼥性総合職採⽤率 10.4％ 12.0％
有給取得率 56％ 60％
平均労働時間 1,950時間 1,900時間
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 18
投資・資本政策
財務の健全性を維持しつつ、事業活動を通じて創出した利益を成⻑分野へ投資する
ことにより、１株当たり当期純利益を増大させ、株主価値の向上を図ります。
【Growing Together 2020】 【Growing Together 2023の目標】 【 Growing Together 2023-2026】
2018年３月期〜2020年３月期（3年間）の 2021年３月期〜2023年３月期（3年間）の 2021年３月期〜2026年3月期（6年間）の
当期純利益累計(264億円)の配分⾒込 当期純利益累計(300億円)の配分計画 当期純利益累計(700億円)の配分計画
10%
17%
31%
総括 〇 36%
33% 57%
33%
50%
33%
・M&A関連 ・Ｍ＆Ａ、事業承継
投資 投資枠
・システム等資本的⽀出 ・新事業
82億円 ・⼈材育成・新規事業開発 170億円 ・ITデジタル投資
６年間の累計 ・Ｍ＆Ａ、新事業
株主還元 18/3期配当額︓２４億円
株主還元率 ⾃己株式の取得を含め、 内 230億円
19/3期配当額︓３１億円 DOE（株主資本配当率）の
投資枠 訳 ・ＩＴデジタル投資
（配当額）
88億円 20/3期配当⾒込︓３３億円 33％以上 向上に努めてまいります。 350億円 120億円
将来への １株当たり純資産
将来への 将来の事業環境の変化に
株主還元率
⾃己株式の取得を含め、
17/3期実績︓2,910円 DOE（株主資本配当率）の
投資原資 投資原資
迅速・柔軟に対応するための
33％以上 向上に努めてまいります。
⇒20/3期⾒込︓3,723円 投資原資とします。
94億円
All Rights Reserved. Copyright YUASA TRADING CO.,LTD. 2020 19