8072 J-日出版貿 2019-08-14 15:00:00
2020年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
日本出版貿易株式会社(8072)2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書 6
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書 7
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 8
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出や生産の弱さが続いているものの、雇用情勢は着実
に改善、個人消費も持ち直し、企業収益も高い水準で底堅く推移するなど、緩やかな回復基調が続いておりま
す。海外経済においても緩やかな回復基調にあるものの、米中を中心とする通商問題の動向、中国経済の先行
き、政策に関する不確実性の影響など、留意が必要な事象は数多くあると思われます。
当社グループにおける出版物・雑貨等の輸出事業は、文具・雑貨類及び語学書の輸出は増加、大学図書館向
けマーケットも堅調に推移したものの、CD輸出は大型新譜の発売が少なく不振となったことから減収となりまし
た。また、洋書・メディアの輸入事業は、語学テキストの返品が減少したことに加え、K-POPの大型新譜が相次
いで発売され、旧譜の受注も好調に推移したことから増収となりました。
為替につきましては、前年度がドル高、ウォン安の影響で9百万円の為替差益が計上されたのに対し、当年
度は6月に急速に円高が進行したことから0.5百万円の為替差損の計上となり、前年対比では営業外損益におい
て利益を押し下げる要因となりました。その結果、当第1四半期連結会計期間の売上高19億7千5百万円(前年
同四半期比12.2%増)、営業利益6百万円(前年同四半期の営業損失1千2百万円)、経常利益7百万円(前年
同四半期の経常損失1百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は0.6百万円(前年同四半期の親会社株主
に帰属する四半期純損失6百万円)と、営業利益、経常利益は確保したものの、わずかに純損失の計上となりま
した。
事業の種類別セグメントの経営成績は以下のとおりであります。
(出版物・雑貨輸出事業)
輸出事業は、文具・雑貨類につきましては、各地展示会への出展、参加により新規仕入先の拡大、取引先への
提案強化の継続により好調に推移、語学書はきめ細かい対応が評価され売上拡大しております。また、大学図書
館向けマーケットにおいても、顧客対応のレベルアップに努めており、堅調に推移したものの、CD輸出は大型新
譜の発売が少なく、最近人気のレコードで補てんを図りましたが、及ばず減収となりました。
利益面では、原価率は前年並みでありましたが、減収に比例し売上総利益の額が減少、対して業務効率化を目
的としたシステム開発費用が増加し、営業利益の確保に至りませんでした。
その結果、当部門の売上高は3億6千4百万円(前年同四半期比4.7%減)、営業損失は0.2百万円(前年同四
半期の営業利益9百万円)となりました。
(洋書事業)
代理店を務めております学術雑誌の売上減少に歯止めがかからないものの、大手英語テキスト出版社様との戦
略的互恵関係の深化を通じて、大学の採用品(教科書)の出荷は堅調に推移、英語塾、英会話学校など新たな販
路も拡大を続けており、東南アジア留学生の増加による日本語テキスト類の販売も順調であることに加え、春季
における採用品の出荷に対する返品が減少したことから、増収となりました。
利益面では、運賃、アルバイト人件費等の変動費が高騰する中、業務効率化により経費を圧縮しましたが、若
干営業損失が増加いたしました。
その結果、当部門の売上高は4億4千8百万円(前年同四半期比4.5%増)、営業損失は1千6百万円(前年
同四半期の営業損失1千5百万円)となりました。
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(メディア事業)
主力商材である輸入CDにつきましては、K-POPの大型新譜のリリースが相次いでなされ、売上に大きく貢献い
たしました。また、利益率の高いジャズ、ポップス、クラシックを中心とした自社オリジナルシリーズのうち、
クラシックは苦戦が続いているものの、その他は下げ止まりの傾向、ネット事業者向けにはK-POPのみならず洋
楽の旧譜も幅広く受注があり好調であったことから、増収となりました。
利益面では、K-POPの価格競争の激しさは変わらないものの、利益率の高い商品群の受注が回復したことから
原価率は若干改善、営業費用は運賃等の変動費の増加を最小限に止め、営業利益は大幅に増加いたしました。
その結果、当部門の売上高は9億5千4百万円(前年同四半期比25.7%増)、営業利益は3千9百万円(前
年同四半期比237.7%増)となりました。
(不動産賃貸事業)
本社でのテナント事業は、前年度満室稼働となった時期が7月であったことから、未一巡効果により増収と
なりました。また、原価につきましても前年度発生した一時的な修繕費用が当年度は発生していないため、原価
率が大幅に改善し、営業利益も大幅に増加いたしました。
その結果、当部門の売上高は1千9百万円(前年同四半期比13.2%増)、営業利益は1千1百万円(前年同
四半期比109.8%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ10億2千万円減少し、52億3千2百万円
となりました。
これは主に流動資産で前渡金が8千4百万円、商品が4千3百万円、受取手形及び売掛金が9億5千8百万円
減少したことが要因です。年間購読雑誌の仕入により前渡金が減少し、大学等への英語教科書の春季販売分の回
収により受取手形及び売掛金が減少しております。
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ10億1百万円減少し、37億3千8百万円
となりました。これは主に流動負債で支払手形及び買掛金が7億4千5百万円、前受金が1億1千7百万円減少
したことが要因です。上述の大学等への英語教科書の仕入代金支払により支払手形及び買掛金が減少し、年間購
読雑誌の売上により前受金が減少したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は14億9千4百万円となり前連結会計年度末に比べ1千8百万円減
少しております。これは主に配当金2千万円の支払いにより利益剰余金が減少したことが要因です。
以上の結果、自己資本比率は28.6%(前連結会計年度末は24.2%)となり、4.4ポイント増加しております。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第1四半期におきましては、ほぼ計画通りに推移しておりますので2019年5月15日発表の第2四半期累計期間
および通期の業績予想に変更はありません。
今後、何らかの変化がある場合には適切に開示してまいります。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 708,944 775,346
受取手形及び売掛金 2,702,310 1,744,046
商品及び製品 1,403,708 1,360,180
貯蔵品 13 37
前渡金 297,699 213,260
その他 48,894 59,764
貸倒引当金 △1,919 △1,232
流動資産合計 5,159,652 4,151,402
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 112,174 106,515
土地 667,900 667,900
リース資産(純額) 33,636 31,074
その他(純額) 11,450 11,215
有形固定資産合計 825,162 816,705
無形固定資産
のれん 5,142 4,970
その他 40,447 39,048
無形固定資産合計 45,589 44,018
投資その他の資産
投資有価証券 123,826 123,671
繰延税金資産 81,115 79,563
その他 23,711 23,554
貸倒引当金 △6,192 △6,190
投資その他の資産合計 222,460 220,598
固定資産合計 1,093,212 1,081,322
資産合計 6,252,864 5,232,724
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 2,412,930 1,667,118
短期借入金 896,424 893,301
リース債務 12,640 12,196
未払法人税等 37,391 11,096
前受金 425,052 307,884
賞与引当金 25,697 5,505
返品調整引当金 45,430 23,917
その他 223,558 194,000
流動負債合計 4,079,124 3,115,019
固定負債
長期借入金 240,725 207,422
リース債務 28,915 26,060
退職給付に係る負債 161,174 160,634
繰延税金負債 1,232 -
再評価に係る繰延税金負債 187,998 187,998
その他 41,300 41,361
固定負債合計 661,346 623,477
負債合計 4,740,471 3,738,496
純資産の部
株主資本
資本金 430,000 430,000
資本剰余金 195,789 195,789
利益剰余金 483,836 462,295
自己株式 △6,171 △6,171
株主資本合計 1,103,455 1,081,913
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 11,359 11,152
土地再評価差額金 425,975 425,975
為替換算調整勘定 △25,656 △22,214
退職給付に係る調整累計額 △2,740 △2,598
その他の包括利益累計額合計 408,938 412,314
純資産合計 1,512,393 1,494,228
負債純資産合計 6,252,864 5,232,724
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 1,761,282 1,975,544
売上原価 1,445,700 1,634,227
売上総利益 315,581 341,316
返品調整引当金戻入額 32,728 33,831
返品調整引当金繰入額 3,855 12,318
差引売上総利益 344,454 362,829
販売費及び一般管理費 356,675 356,263
営業利益又は営業損失(△) △12,220 6,566
営業外収益
受取配当金 1,428 1,714
貸倒引当金戻入額 338 688
為替差益 9,831 -
その他 1,379 849
営業外収益合計 12,979 3,251
営業外費用
支払利息 1,548 1,648
為替差損 - 532
その他 301 328
営業外費用合計 1,850 2,509
経常利益又は経常損失(△) △1,091 7,308
特別利益
固定資産売却益 368 -
特別利益合計 368 -
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
△722 7,308
純損失(△)
法人税等 5,515 7,928
四半期純損失(△) △6,238 △619
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △6,238 △619
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
四半期純損失(△) △6,238 △619
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 3,606 △206
為替換算調整勘定 △19,327 3,441
退職給付に係る調整額 108 141
その他の包括利益合計 △15,612 3,376
四半期包括利益 △21,850 2,756
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △21,850 2,756
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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日本出版貿易株式会社(8072)2020年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用の計算
税金費用については、当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該実効税率を乗じて計算しております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
出版物・雑貨輸
洋書事業 メディア事業 不動産賃貸事業 計
出事業
売上高
外部顧客への売上高 382,151 428,693 759,416 17,044 1,587,306
セグメント間の内部
125,150 - - - 125,150
売上高又は振替高
計 507,302 428,693 759,416 17,044 1,712,456
セグメント利益又は損
9,158 △15,600 11,719 5,255 10,532
失(△)
四半期連結損益
その他 調整額
合計 計算書計上額
(注)1 (注)2
(注)3
売上高
外部顧客への売上高 173,976 1,761,282 - 1,761,282
セグメント間の内部
265 125,416 △125,416 -
売上高又は振替高
計 174,241 1,886,698 △125,416 1,761,282
セグメント利益又は損
△10,326 206 △12,426 △12,220
失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、関係会社の小売を含んでおりま
す。
2.セグメント利益又は損失の調整額△12,426千円はセグメント間取引消去6,469千円、各報告セグメントに配
分していない全社費用△18,896千円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない親
会社(提出会社)の管理部門等に係る費用であります。
3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
出版物・雑貨輸
洋書事業 メディア事業 不動産賃貸事業 計
出事業
売上高
外部顧客への売上高 364,080 448,022 954,942 19,298 1,786,344
セグメント間の内部
115,012 - - - 115,012
売上高又は振替高
計 479,092 448,022 954,942 19,298 1,901,356
セグメント利益又は損
△232 △16,916 39,581 11,028 33,460
失(△)
四半期連結損益
その他 調整額
合計 計算書計上額
(注)1 (注)2
(注)3
売上高
外部顧客への売上高 189,200 1,975,544 - 1,975,544
セグメント間の内部
67 115,079 △115,079 -
売上高又は振替高
計 189,267 2,090,623 △115,079 1,975,544
セグメント利益又は損
△9,380 24,080 △17,513 6,566
失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、関係会社の小売を含んでおりま
す。
2.セグメント利益又は損失の調整額△17,513千円はセグメント間取引消去1,993千円、各報告セグメントに配
分していない全社費用△19,506千円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない親
会社(提出会社)の管理部門等に係る費用であります。
3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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