8070 東京産 2020-05-15 16:00:00
中期経営計画「T-Stepup2023」の策定に関するお知らせ [pdf]
2020 年 5 月 15 日
各 位
上場会社名 東京産業株式会社
代表者 代表取締役社長 里見 利夫
(コード番号 8070)
問合せ先責任者 取締役企画本部長 蒲原 稔
(TEL 03‐5203‐7841)
中期経営計画「T-Stepup2023」の策定に関するお知らせ
当社は、2020 年 5 月 15 日開催の取締役会において、2021 年 3 月期~2023 年 3 月期までの 3 ヶ年を
対象とした中期経営計画を策定しましたのでお知らせいたします。
今回策定した中期経営計画は、 2017 年度に策定した創立 80 年に向けた長期経営計画の第 2 フェーズ
であり、前中計「T-Startup2020」で進めた収益・顧客基盤の底上げをベースに、次のステージへ更に
成長を進化させる意味合いを込めて、 「T-Stepup2023」~ブレイクスルー 次のステージへ~といたし
ました。
記
1. 基本方針
当社は、2027 年 10 月の創立 80 周年に、環境・エネルギーに強い機械総合商社としての地位を
確立することを目指しております。
新中計では、エネルギー分野や海外事業等、前中計で拡大した顧客基盤を活用するなど、組織
力と個人力の融合により、環境・社会の変化にスピーディ・柔軟に対応し、サステナブル経営を
通じて企業価値の向上を図ってまいります。
2. 成長戦略
成長戦略として以下の重点施策を実行してまいります。
【コアファイブ】 ①地球環境とエネルギーミックスへの対応拡大
②モノづくり・デジタルイノベーションへの取組強化
③新規事業創出の継続
④グローバルビジネスの更なる展開
⑤働き方改革への対応と人財の育成
3. 2023 年 3 月期の経営目標
2020 年 3 月期 2023 年 3 月期
2020 年 3 月期比
(実績) (中計)
売 上 高 952 億円 1,300 億円 +347 億円
営 業 利 益 25 億円 35 億円 +9 億円
当 期 利 益 20 億円 25 億円 +4 億円
R O E 8.5% 9.0%以上 +0.5%以上
中期経営計画「T-Stepup2023」の詳細につきましては、添付資料をご参照ください。
以上
中期経営計画
2021年3月期~2023年3月期
2020年5月15日
東京産業株式会社
中 期 経 営 計 画 2020 の 振 り 返 り
T-STARTUP2020(2018/3~2020/3)
3期連続となる過去最高益更新を達成!! 単位:億円
(108期) (109期) (110期) 太陽光やバイオマス発電を中心に
再エネ事業への積極的関与
2018/3 2019/3 2020/3 - 太陽光・バイオマス発電所EPC
請負、バイオマス燃料供給
実績 実績 実績 目標 グローバル拠点の拡大
- バイオマス燃料の供給国・
売上高 1,045 1,255 952 1,200 マレーシアや自動車産業が活発
なハンガリーへ支店を設置
営業利益 21 22 25 - M&Aの実施により、商権・製品ラ
インナップ・顧客層の拡充
経常利益 23 25 28 30
当期純利益 16 17 20 20
収益・顧客基盤の底上げを達成
ROE 7.3% 7.4% 8.5% -
1
中 期 経 営 計 画 2020 の 振 り 返 り
成長戦略振り返り
成長戦略 総括 達成度
•太陽光、バイオマス発電などの再エネ関連事業を中心に受注、受渡と
エネルギーへの対応深化 も順調に推移し、3期連続での最高益達成に大きく貢献した
•EV関連など自動車産業向け事業の拡大を図るも、計画比では大きく未
モノづくりイノベーションへの挑戦
達という結果に
•企業買収、提携や環境配慮型包装資材の取扱いを開始など、従来の機
新規事業への取り組み 械商社の枠にとらわれない事業展開を図ったが規模不十分
•グローバル拠点の拡大や顧客基盤の整備などを積極的に行い、計画水
グローバルビジネスの強化
準には僅かに届かなかったものの更なる成長に向けた基盤強化が行えた
•MBA制度導入、研修の充実や全社横断の若手プロジェクトチームを組成
人財の育成
•サテライトオフィス設置などテレワーク対応を推進
2
中 期 経 営 計 画 2023
T-STEPUP2023 (2021/3~2023/3)
〇長期ビジョンに向けて
創立80周年(2027年10月)に「環境・エネルギーに強い機械総合商社」地位の確立
〇中期経営計画2023ミッション
組織力と個人力の融合により、環境・社会の変化にスピーディ・柔軟に対応し、サステナブル経営
を通じて企業価値の向上を図る
経営目標
2023/3 2020/3対比 基盤事業の着実な取込みと成長戦
略への取組みにより営業利益35億
売上高 1,300億円 + 347億円 円、当期利益25億円を目指す
営業利益 35億円 + 9億円
また、資本の効率的活用と生産性
当期利益 25億円 + 4億円
向上を図るため、経営指標として
ROE 9.0%以上 + 0.5%以上 ROE9.0%以上を掲げる
3
中 期 経 営 計 画 2023
T-STEPUP2023 の位置づけ
長期ビジョン
長期ビジョンに向けた成長イメージ
「環境・エネルギーに
強い機械総合商社」
としての地位確立
新中期経営計画 3rdフェーズ(~2027)
T-STEPUP2023
前中期経営計画 ⇒サステナブル経営を通
T-STARTUP2020 じ、更なる収益力向上
⇒収益・顧客基盤の底上げ
当期利益推移(単位:億円)
25
20
17
16
2018(実績) 2019(実績) 2020(実績) 2021 2022 2023(計画) 2024 2025 2026 2027(計画)
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中 期 経 営 計 画 2023
T-STEPUP2023 新成長戦略
基本は前中計の成長戦略を踏襲
「エネルギー対応への深化」は、よりSDGsを意識し「地球環境とエネルギーミックスへの対応拡大」へ変更
「人財の育成」は、働き方改革への対応策を織り込み「働き方改革への対応と人材の育成」とする
地球環境とエネルギーミックスへの •SDGs達成も意識しつつ、エネルギーミックスを通じた電力の安定供給に資するべく、
拡大対応 一気通貫的なエネルギー事業に積極的に取組む
モノづくり・デジタルイノベーション •IoT・ロボット活用・5Gなど製造業の技術革新やスマートファクトリーへの対応、次
世代モビリティ技術への積極的関与ならびにデジタル技術を使用したビジネスの創出
への取組強化 と強化
•機械商社の強みは残しつつ、M&Aによるメーカーの取込みなど川上からコントロール
新規事業創出の継続 する体制を構築するなどし、新規事業の発掘・開拓に取り組む
•海外顧客基盤の更なる拡充と、良質な海外製品の展開力強化、ならびにODA(政府開
グローバルビジネスの更なる展開
発援助)等海外インフラ案件にも引き続き参画
•採用の強化・OJTの充実を通じた人材の早期戦力化・グローバル化・マルチタレント
働き方改革への対応と人財の育成 化の推進すると同時に業務電子化・効率化を図り、働き方の多様化に対応
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中 期 経 営 計 画 2023
T-STEPUP2023 資本政策
ROE目標を踏まえ、持続的成長に向けた投資を継続
持続的成長に向けた投資の継続 株主への安定的な利益還元
2023年3月期 2027年3月期
ROE目標 配当性向 30%超を継続して実施
9.0%以上 10.0%以上
重点施策 重点施策
再生可能エネルギー関連への投資 安定した利益成長
廃プラスチック問題への対応などSDGsへの 政策保有株式の縮減およびそれを原資とした
取り組み 自己株買い
販売・製造業を問わない資本提携やM&Aの実施
中長期的な株主価値の向上を目指す
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