8060 キヤノンMJ 2019-10-25 15:00:00
2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年10月25日
上場会社名 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 上場取引所 東
コード番号 8060 URL https://canon.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 坂田 正弘
問合せ先責任者 (役職名) 取締役上席執行役員経理本部長 (氏名) 濱田 史朗 TEL 03-6719-9071
四半期報告書提出予定日 2019年11月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2019年12月期第3四半期の連結業績(2019年1月1日∼2019年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期第3四半期 463,029 3.4 23,889 50.2 24,914 44.0 16,506 42.9
2018年12月期第3四半期 447,923 △1.8 15,899 △13.6 17,306 △10.5 11,551 △7.7
(注)包括利益 2019年12月期第3四半期 20,334百万円 (54.3%) 2018年12月期第3四半期 13,177百万円 (13.1%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2019年12月期第3四半期 127.30 127.29
2018年12月期第3四半期 89.09 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2019年12月期第3四半期 491,726 314,462 63.8 2,420.50
2018年12月期 498,790 303,570 60.8 2,336.97
(参考)自己資本 2019年12月期第3四半期 313,857百万円 2018年12月期 303,027百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2018年12月期 ― 25.00 ― 35.00 60.00
2019年12月期 ― 30.00 ―
2019年12月期(予想) 30.00 60.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2019年12月期の連結業績予想(2019年 1月 1日∼2019年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 623,000 0.2 31,000 7.1 32,200 5.5 21,500 3.2 165.81
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 有
(注)詳細は、【添付資料】P.10 「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結財務諸表の作成に特有
の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年12月期3Q 151,079,972 株 2018年12月期 151,079,972 株
② 期末自己株式数 2019年12月期3Q 21,413,392 株 2018年12月期 21,412,840 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年12月期3Q 129,666,867 株 2018年12月期3Q 129,667,869 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
業績予想は本資料の発表日時点において入手可能な情報に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また実際の業績はさま
ざまな要因により記載の予想数値と異なる可能性があります。上記の業績予想に関する事項は、【添付資料】P.4 「1.当四半期決算に関する定性的情報(2)
連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(8060) 2019年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… P.2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………… P.2
(2)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………… P.4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… P.5
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………… P.5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………… P.7
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… P.7
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………… P.8
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………… P.9
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………… P.10
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………… P.10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………… P.10
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………… P.10
(会計方針の変更等) ……………………………………………………………………………… P.10
(追加情報) ………………………………………………………………………………………… P.10
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………… P.11
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社(8060) 2019年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済を振り返りますと、貿易摩擦問題の影響等により、製造業な
どを中心に景況感は引き続き悪化したものの、IT投資をはじめとする企業の設備投資は増加基調となりました。
また、個人消費におきましては、一部で消費税増税前の駆け込み需要があったものの、先行きは依然不透明な状
態となっており、消費者マインドには継続して弱い動きが見られました。
このような経済環境のもと、当社グループは、デジタル一眼レフカメラや産業機器等が減少したものの、ITソ
リューションが大企業及び中堅・中小企業向けでも増加し、売上高は4,630億29百万円(前年同期比3.4%増)と
なりました。
利益につきましては、ITソリューションの売上増加に伴う売上総利益の増加や、経費の削減、また、消費税増
税前に収益性の高い一部の製品の売上が増加したことなどにより、営業利益は238億89百万円(前年同期比50.2%
増)、経常利益は249億14百万円(前年同期比44.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は165億6百万円
(前年同期比42.9%増)となりました。
各報告セグメントの業績は以下のとおりです。以下の文章における増減に関する記載は、前年同期との比較に
基づいております。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、当第3四半期連結累計期間の比
較・分析は、変更後の区分に基づいております。
コンスーマ
ミラーレスカメラは、今年9月に発売した新製品「EOS M6 Mark II」や、フルサイズモデル「EOS R」「EOS
RP」を中心に売上が増加しましたが、デジタル一眼レフカメラは、市場縮小に伴い減少し、レンズ交換式デジタ
ルカメラ全体の売上が減少しました。また、コンパクトデジタルカメラも市場縮小の影響により、売上が減少し
ました。
インクジェットプリンターは、家庭用インクジェットプリンターの高単価製品の販売が伸長したことや、特大
容量タンク「GIGA TANK」を搭載した製品が好調に推移したこと等により、売上が増加しました。インクカートリ
ッジは、家庭用インクジェットプリンターの本体稼働台数低下に伴い減少傾向となっておりましたが、第3四半
期に消費税増税前の駆け込み需要があり、前年並みの売上となりました。
ITプロダクトは、ゲーミングPC等が順調に推移し、売上が増加しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は918億43百万円(前年同期比4.7%減)となりました。セグメント利益
につきましては、高単価製品の構成比が高まったことにより、売上総利益率が改善したことに加え、経費の削減
を行ったこと等により25億77百万円(前年同期比572.7%増)となりました。
エンタープライズ
金融業向けでは、証券向けSI案件や信金向けの投資商品販売支援システム案件の受注等に加え、生保向けでレ
ーザープリンターの大型案件を獲得したこと等により、売上が増加しました。
製造業向けでは、飲料メーカー向け需要予測システム案件や食品メーカー向けの業務用データ収集端末の大型
案件等が順調に推移し、売上が増加しました。
流通業向けでは、小売業向けでPOP制作システム案件や、情報通信業向けオフィスMFPの大型案件、警備会社向
けネットワークカメラの大型案件を受注したこと等により、売上が増加しました。
なお、キヤノンITソリューションズ(株)におきましては、SIサービスやデータセンターサービスが順調に推
移したことに加え、複数の大型基盤システム案件を獲得するとともに、組み込みシステム案件等の獲得も進め、
売上が増加しました。
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社(8060) 2019年12月期 第3四半期決算短信
また、当セグメントにおけるオフィスMFPの状況につきましては、前年同期に大型案件があった反動や収益性の
低い案件からの撤退等により、売上が減少しました。レーザープリンターにつきましては、生保向けの大型案件
を受注したこと等により、売上が増加しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は1,495億89百万円(前年同期比7.4%増)となりました。セグメント利益
につきましては、売上の増加に伴い売上総利益が増加したことや、キヤノンITソリューションズ(株)において
収益性の高いビジネスが好調に推移したこと等により、82億67百万円(前年同期比37.3%増)となりました。
エリア
ビジネス機器につきましては、1月に発売したオフィスMFPの新製品を中心に拡販を進めたことにより売上が増
加しました。また、レーザープリンターは、オフィスMFPへの集約化が引き続き進んでいるものの、特定業種向け
に拡販を進めたことや、ビジネスPCの入れ替えに合わせた導入提案を積極的に行ったことで、売上が微増となり
ました。
エリアセグメントにおけるITソリューションは、キヤノンシステムアンドサポート(株)を中心に展開してお
ります。当第3四半期連結累計期間は、Windows 7の延長サポート終了に伴い、中堅・中小企業におけるビジネス
PCの入れ替え需要が旺盛となり、出荷台数が大幅に増加しました。また、ビジネスPCの入れ替えの際に、
Office365に対応したIT支援クラウドサービス「HOME」や、ウイルス対策ソフト「ESET」、業務効率化に対応する
ための各種ソフトウエアを合わせて提案することで、売上が増加しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は2,021億80百万円(前年同期比5.3%増)となりました。セグメント利益
につきましては、収益性の高いITソリューションの売上増加や、経費の削減等により、116億53百万円(前年同期
比37.2%増)となりました。
プロフェッショナル
(プロダクションプリンティング)
消費税率の変更に伴うPOP制作システム案件が順調に推移したものの、ワイドフォーマットプリンターや連帳プ
リンター関連のビジネスが低調に推移したため、売上が減少しました。
(産業機器)
工場の稼働率向上に伴い保守サービスが好調に推移したものの、半導体分野において、前年同期に半導体製造
装置や検査計測装置が好調に推移していた反動や、非半導体分野において、大口の取引があった海外メーカーと
の販売代理店契約の終了等により、売上が減少しました。
(ヘルスケア)
病院情報システムやデジタルラジオグラフィが順調に推移し、売上が増加しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は338億64百万円(前年同期比5.4%減)となりました。一方、セグメン
ト利益については、消費税増税前のシステム更新等のサービスが一時的に増加したことや、経費削減等により16
億75百万円(前年同期比104.8%増)となりました。
(注)各セグメント別の売上高は、外部顧客への売上高にセグメント間の内部売上高又は振替高を加算したもので
あります。詳細は、「2. 四半期連結財務諸表及び主な注記 (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(セグメント情報等)」をご参照ください。
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(2)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019年度を展望しますと、わが国の経済は、一部で弱さがあるものの、引き続き緩やかに回復していくものと
思われます。しかし一方では、消費税率の引き上げに加え、通商問題の動向や海外経済の不確実性等により、先
行き不透明な状況が続くものと見込まれます。
このたび、第3四半期までの進捗及び第4四半期の見通しをもとに年間の業績予想を見直したところ、当社グ
ループが積極的に取り組んでおりますITソリューションビジネスが、当初計画を上回る見通しとなったこと等を
踏まえ、2019年7月23日に公表した連結業績予想を変更することといたしました。詳細は以下のとおりとなりま
す。
通期の連結業績予想数値の修正(2019年1月1日~2019年12月31日)
(単位:百万円)
親会社株主に
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
前回発表予想(A) 622,000 30,000 31,200 21,000
今回修正予想(B) 623,000 31,000 32,200 21,500
増減額(B-A) 1,000 1,000 1,000 500
増減率(%) 0.2 3.3 3.2 2.4
ご参考
621,591 28,941 30,519 20,826
前期実績(2018年12月期)
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 65,071 54,773
受取手形及び売掛金 117,041 107,267
有価証券 70,500 5,500
商品及び製品 31,182 33,565
仕掛品 1,191 212
原材料及び貯蔵品 647 632
短期貸付金 90,014 160,012
その他 7,792 7,108
貸倒引当金 △91 △100
流動資産合計 383,349 368,972
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 28,657 27,232
機械装置及び運搬具(純額) 112 102
工具、器具及び備品(純額) 3,059 3,448
レンタル資産(純額) 10,842 9,840
土地 28,918 28,918
リース資産(純額) 63 38
建設仮勘定 333 9,509
有形固定資産合計 71,987 79,090
無形固定資産
ソフトウエア 4,940 4,522
リース資産 5 2
施設利用権 316 315
その他 2 3
無形固定資産合計 5,265 4,844
投資その他の資産
投資有価証券 7,985 10,405
長期貸付金 36 35
退職給付に係る資産 304 299
繰延税金資産 23,039 21,285
差入保証金 4,423 4,370
その他 2,832 2,811
貸倒引当金 △432 △388
投資その他の資産合計 38,188 38,819
固定資産合計 115,441 122,754
資産合計 498,790 491,726
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 75,831 50,853
リース債務 100 79
未払費用 16,676 14,086
未払法人税等 6,967 3,122
未払消費税等 4,063 3,778
賞与引当金 3,437 13,098
役員賞与引当金 79 41
製品保証引当金 447 607
受注損失引当金 147 238
その他 22,151 27,778
流動負債合計 129,903 113,685
固定負債
リース債務 116 119
繰延税金負債 29 0
永年勤続慰労引当金 1,019 952
退職給付に係る負債 59,887 58,991
その他 4,264 3,515
固定負債合計 65,317 63,578
負債合計 195,220 177,263
純資産の部
株主資本
資本金 73,303 73,303
資本剰余金 82,820 82,820
利益剰余金 189,957 197,039
自己株式 △31,924 △31,925
株主資本合計 314,156 321,236
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 2,518 3,393
繰延ヘッジ損益 1 1
為替換算調整勘定 75 37
退職給付に係る調整累計額 △13,725 △10,811
その他の包括利益累計額合計 △11,129 △7,379
非支配株主持分 542 605
純資産合計 303,570 314,462
負債純資産合計 498,790 491,726
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 447,923 463,029
売上原価 290,889 313,953
売上総利益 157,034 149,075
販売費及び一般管理費 141,134 125,186
営業利益 15,899 23,889
営業外収益
受取利息 153 144
受取配当金 115 110
受取保険金 544 481
投資事業組合運用益 455 199
その他 324 232
営業外収益合計 1,593 1,168
営業外費用
支払利息 9 9
その他 177 133
営業外費用合計 187 142
経常利益 17,306 24,914
特別利益
固定資産売却益 124 9
投資有価証券売却益 489 2
関係会社株式売却益 214 -
特別利益合計 828 11
特別損失
固定資産除売却損 257 169
減損損失 15 82
投資有価証券評価損 94 8
拠点再編費用 57 -
その他 59 4
特別損失合計 485 266
税金等調整前四半期純利益 17,650 24,659
法人税等 6,044 8,072
四半期純利益 11,606 16,587
非支配株主に帰属する四半期純利益 54 80
親会社株主に帰属する四半期純利益 11,551 16,506
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(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純利益 11,606 16,587
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 792 875
繰延ヘッジ損益 23 △0
為替換算調整勘定 △0 △41
退職給付に係る調整額 756 2,914
その他の包括利益合計 1,571 3,747
四半期包括利益 13,177 20,334
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 13,122 20,255
非支配株主に係る四半期包括利益 55 78
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 17,650 24,659
減価償却費 10,196 9,172
減損損失 15 82
貸倒引当金の増減額(△は減少) 141 △35
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 947 3,347
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △50 △11
賞与引当金の増減額(△は減少) 9,467 9,660
受取利息及び受取配当金 △268 △255
支払利息 9 9
有形固定資産除売却損益(△は益) 131 154
投資有価証券売却損益(△は益) △488 △2
投資事業組合運用損益(△は益) △455 △199
売上債権の増減額(△は増加) 21,087 10,321
たな卸資産の増減額(△は増加) △544 △2,108
仕入債務の増減額(△は減少) △17,606 △24,981
その他 △9,035 △7,598
小計 31,197 22,217
利息及び配当金の受取額 268 253
利息の支払額 △9 △9
法人税等の支払額 △8,676 △10,943
営業活動によるキャッシュ・フロー 22,780 11,518
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △8,109 △5,748
有形固定資産の売却による収入 255 10
無形固定資産の取得による支出 △1,139 △1,321
投資有価証券の取得による支出 △668 △1,205
投資有価証券の売却による収入 1,490 275
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却によ
526 -
る収入
短期貸付金の純増減額(△は増加) △30,005 △69,998
その他 △29 △278
投資活動によるキャッシュ・フロー △37,679 △78,266
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 45 -
ファイナンス・リース債務の返済による支出 △99 △87
自己株式の取得による支出 △2 △1
配当金の支払額 △7,782 △8,421
非支配株主への配当金の支払額 △11 △15
その他 0 △2
財務活動によるキャッシュ・フロー △7,851 △8,528
現金及び現金同等物に係る換算差額 1 △21
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △22,749 △75,298
現金及び現金同等物の期首残高 136,979 135,571
現金及び現金同等物の四半期末残高 114,230 60,273
― 9 ―
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(8060) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会
計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
ただし、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、法定実効
税率を使用する方法によっております。
(会計方針の変更等)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 平成30年3月30日。以下「収益認識会計基準」とい
う。)及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 平成30年3月30日)が
2018年4月1日以後開始する連結会計年度の期首から適用できることになったことに伴い、第1四半期連結会計
期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財
又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って
おり、第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、第1四半
期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
ただし、収益認識会計基準第86項に定める方法を適用し、第1四半期連結会計期間の期首より前までに従前の
取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約に、新たな会計方針を遡及適用しておりません。
また、収益認識会計基準第86項また書き(1)に定める方法を適用し、第1四半期連結会計期間の期首より前ま
でに行われた契約変更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、次の①から③の処理を行
い、その累積的影響額を第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減しております。
① 履行義務の充足分及び未充足分の区分
② 取引価格の算定
③ 履行義務の充足分及び未充足分への取引価格の配分
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高が1,722百万円減少し、売上原価は1,633百万円減少し、営業利
益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益がそれぞれ88百万円減少しております。また、利益剰余金の当期首
残高は996百万円減少しております。
また、第1四半期連結会計期間より、従来販売費として計上していた人件費等の一部を売上原価として計上し
ております。これは、第1四半期連結会計期間より「収益認識に関する会計基準」を早期適用したことを契機に、
近年重要性が増しているサービスに係る履行義務に関連するコストの位置づけについて検討した結果、コストの
集計範囲を見直したことによるものであります。当該変更により、従来の方法と比べて、当第3四半期連結累計
期間の売上原価が14,915百万円増加し、売上総利益が同額減少しております。また、営業利益、経常利益、税金
等調整前四半期純利益に与える影響はありません。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連
結会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負
債の区分に表示しております。
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社(8060) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期
連結損益
その他 調整額
コンスー エンター プロフェッ 合計 計算書
エリア (注)1 (注)2
マ プライズ ショナル 計上額
(注)3
売上高
外部顧客への売上高 96,274 132,996 181,765 34,394 2,493 447,923 ― 447,923
セグメント間の内部
68 6,301 10,219 1,395 3,395 21,380 △21,380 ―
売上高又は振替高
計 96,343 139,297 191,984 35,790 5,888 469,304 △21,380 447,923
セグメント利益 383 6,023 8,495 818 150 15,869 29 15,899
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、コールセンター及びBPOサービ
ス事業を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。
3.報告セグメント、その他の事業セグメントのセグメント利益及び調整額の合計は、四半期連結損益計算書の
営業利益と一致しております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期
連結損益
その他 調整額
コンスー エンター プロフェッ 合計 計算書
エリア (注)1 (注)2
マ プライズ ショナル 計上額
(注)3
売上高
外部顧客への売上高 91,800 142,587 193,046 32,573 3,021 463,029 ― 463,029
セグメント間の内部
42 7,001 9,134 1,290 4,129 21,598 △21,598 ―
売上高又は振替高
計 91,843 149,589 202,180 33,864 7,150 484,628 △21,598 463,029
セグメント利益又は
2,577 8,267 11,653 1,675 △382 23,791 98 23,889
損失(△)
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、コールセンター及びBPOサービ
ス事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、セグメント間取引消去であります。
3.報告セグメント、その他の事業セグメントのセグメント利益又は損失(△)及び調整額の合計は、四半期連結
損益計算書の営業利益と一致しております。
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2.報告セグメントの変更等に関する事項
(報告セグメントの変更)
第1四半期連結会計期間より「プロフェッショナル」セグメントのサブセグメントであった「映像ソリューシ
ョン」を「エンタープライズ」と「エリア」セグメントに移管しました。また、グループ内に分散していたセキ
ュリティビジネスの企画・開発機能をキヤノンマーケティングジャパン単体のマーケティング統括部門に集約し
た結果、セグメント間取引の金額が変更となっております。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載
しております。
(会計方針の変更)
会計方針の変更に記載のとおり、第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、収益認識
に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しております。
当該変更により、従来の方法に比べて、当第3四半期連結累計期間の「コンスーマ」の売上高が1,325百万円減
少、セグメント利益が14百万円増加し、「エンタ―プライズ」の売上高が188百万円減少、セグメント利益が28百
万円減少し、「エリア」の売上高が164百万円減少、セグメント利益が63百万円減少し、「プロフェッショナル」
の売上高が28百万円減少、セグメント利益が10百万円減少し、「その他」の売上高が9百万円減少、セグメント
利益が0百万円減少しております。
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