8051 山善 2019-05-14 14:00:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年5月14日
上場会社名 株式会社 山善 上場取引所 東
コード番号 8051 URL https://www.yamazen.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)長尾 雄次
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 上級執行役員 管理本部長 (氏名)山添 正道 TEL 06-6534-3003
定時株主総会開催予定日 2019年6月26日 配当支払開始予定日 2019年6月5日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月27日
決算補足説明資料作成の有無: 有
決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 526,364 5.7 17,997 17.0 17,859 17.9 12,184 19.4
2018年3月期 497,963 11.2 15,383 17.3 15,152 17.2 10,205 19.8
(注)包括利益 2019年3月期 11,702百万円 (6.5%) 2018年3月期 10,991百万円 (△1.2%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2019年3月期 128.80 - 13.8 7.3 3.4
2018年3月期 107.79 - 12.8 6.5 3.1
(参考)持分法投資損益 2019年3月期 -百万円 2018年3月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 245,595 93,113 37.8 980.69
2018年3月期 245,795 84,665 34.3 891.87
(参考)自己資本 2019年3月期 92,770百万円 2018年3月期 84,368百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用してお
り、前連結会計年度に係る数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっております。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 9,306 △965 △5,808 63,789
2018年3月期 8,001 2,223 △5,948 60,675
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
(合計) (連結) (連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年3月期 - 13.00 - 19.50 32.50 3,074 30.2 3.8
2019年3月期 - 15.00 - 21.00 36.00 3,405 28.0 3.8
2020年3月期(予想) - 16.00 - 17.50 33.50 28.8
(注)2018年3月期期末配当金の内訳 普通配当 17円00銭 特別配当 2円50銭
2019年3月期期末配当金の内訳 普通配当 17円50銭 特別配当 3円50銭
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 253,000 △3.5 6,800 △20.3 6,800 △20.5 4,700 △17.6 49.68
通期 530,000 0.7 16,000 △11.1 16,000 △10.4 11,000 △9.7 116.28
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
新規 - 社 (社名 )、除外 - 社 (社名 )
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 95,305,435株 2018年3月期 95,305,435株
② 期末自己株式数 2019年3月期 707,603株 2018年3月期 707,545株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 94,597,863株 2018年3月期 94,678,980株
(参考)個別業績の概要
2019年3月期の個別業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 472,607 4.7 13,951 15.6 16,484 21.2 11,958 15.6
2018年3月期 451,560 10.8 12,065 14.3 13,604 24.5 10,342 37.2
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年3月期 126.42 -
2018年3月期 109.24 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 220,495 78,252 35.5 827.21
2018年3月期 217,047 70,233 32.4 742.44
(参考)自己資本 2019年3月期 78,252百万円 2018年3月期 70,233百万円
(注)『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当事業年度の期首から適用しており、前事
業年度に係る数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想に関する事項は、添付資料P.4「1.経営成績等の
概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
(日付の表示方法の変更)
当連結会計年度より日付の表示方法を和暦表示から西暦表示に変更しております。
(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 4
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 15
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 15
4.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 16
(1)目標とする経営指標 ……………………………………………………………………………………………… 16
(2)事業部門別業績予想 ……………………………………………………………………………………………… 16
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当社グループを取り巻く事業環境は、国内生産財分野では、中国景気やIT関連需要の減速か
ら、設備投資に一部で先送りの動きが見られましたが、自動化・省力化投資需要は底堅く、自動
化設備や産業用ロボット等の設備投資は高水準で推移しました。半導体関連需要で減速が見られ
たものの、オリンピックや都市再開発による建設需要は旺盛でした。海外生産財分野では、米国
では内需拡大を背景として設備投資は底堅く推移しましたが、中国では米中貿易摩擦の影響もあ
り、下半期は製造業の生産活動が減速しました。また、ASEAN諸国では自動車関連産業が好
調に推移しました。国内消費財分野では、個人消費は雇用・所得環境の改善を背景に緩やかに増
加しましたが、住宅関連産業においては、住宅投資は持ち直しの傾向はあるものの力強さを欠く
状況でした。
このような情勢下、当社グループは、3ヵ年中期経営計画『ONEXT YAMAZEN 2018(ワンネクス
ト ヤマゼン2018)』の方針に基づき、企業価値の一層の向上に取り組んでまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、526,364百万円(前期比5.7%増)となりました。利
益面につきましては、営業利益は17,997百万円(同、17.0%増)、経常利益は17,859百万円
(同、17.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12,184百万円(同、19.4%増)となりま
した。
セグメント別の概況は次のとおりであります。
【生産財関連事業】
国内機械事業では、半導体関連産業の設備投資に慎重さが見られましたが、一般機械や建設機
械関連産業、自動車関連産業からの工作機械の需要は総じて底堅く推移しました。また、ロボッ
トや自動化装置の付加による省人化や複合加工機による工程集約への投資意欲は旺盛なものが見
られました。
また、国内機工事業では、人手不足による自動化需要の高まりからメカトロ機器の販売が伸長
し、さらに測定機器、切削・補要工具など幅広い分野で堅調に推移しました。
海外においては、米国市場は自動車関連産業を中心に工作機械の販売が底堅く推移しました。
中国市場においては、スマートフォン向けEMSからの工作機械受注に一服感があったなかで、
自動車関連産業の設備投資は堅調だったものの、米中貿易摩擦の影響もあり、全般的に設備導入
の動きが減速しました。また、ASEAN市場では、日系自動車部品メーカーへの工作機械の販
売が安定的に推移しました。その結果、生産財関連事業の売上高は370,676百万円(前期比6.3%
増)となりました。
【消費財関連事業】
〔住建事業〕
省エネ・環境改善の一環として業務用エアコンの更新提案を積極的に推進した結果、空調機器
の販売が前期を大きく上回りました。リフォーム需要が停滞する中で、水廻り商品の販売は前期
並みで推移しましたが、太陽光発電の販売が大きく落ち込みました。その結果、住建事業部の売
上高は58,965百万円(前期比0.9%増)となりました。
〔家庭機器事業〕
上半期には酷暑による空調服などの暑さ対策商品、災害対策意識の高まりによる防災バッグな
どの防災・災害対策関連商品、秋以降の全国的な暖冬傾向の中では電気カーペットやセラミック
ヒーターなどの暖房小物など、時期や需要に応じた商品供給を展開しました。また、新商品の販
売が底堅く推移した結果、家庭機器事業部の売上高は87,095百万円(前期比6.0%増)となりま
した。
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
【参考】事業部門別売上高 (単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度 比 較 増 減
自 2017年4月1日 自 2018年4月1日
事業部門の名称 至 2018年3月31日 至 2019年3月31日 (△印減)
金 額 構成比(%) 金 額 構成比(%) 金 額 率(%)
機械事業部(国内) 88,399 17.8 105,768 20.1 17,368 19.6
機械事業部(海外) 77,851 15.6 65,482 12.4 △12,369 △15.9
機械事業部 計 166,251 33.4 171,250 32.5 4,998 3.0
生
産 機工事業部(国内) 161,075 32.4 176,265 33.5 15,190 9.4
財
機工事業部(海外) 21,483 4.3 23,160 4.4 1,677 7.8
機工事業部 計 182,558 36.7 199,426 37.9 16,867 9.2
計 348,810 70.1 370,676 70.4 21,866 6.3
住 建 事 業 部 58,415 11.7 58,965 11.2 550 0.9
消
費 家 庭 機 器 事 業 部 82,156 16.5 87,095 16.6 4,938 6.0
財
計 140,572 28.2 146,060 27.8 5,488 3.9
そ の 他 8,581 1.7 9,627 1.8 1,046 12.2
合 計 497,963 100.0 526,364 100.0 28,401 5.7
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における連結総資産は、前連結会計年度末に比べ200百万円減少し、245,595
百万円となりました。これは、現金及び預金の増加(3,301百万円)、商品及び製品の減少
(1,188百万円)、国内販売の伸長に伴う未収消費税の減少によるその他流動資産の減少(1,381
百万円)、基幹システムの刷新事業の着手に伴う無形固定資産の増加(1,624百万円)、非連結子
会社であった東邦工業株式会社及びYamazen Machinery & Tools Philippines Inc.を連結の範囲
に含めたことや政策保有株式の時価変動等による投資有価証券の減少(3,489百万円)が主な要因
であります。
負債は、前連結会計年度末に比べ8,648百万円減少し、152,482百万円となりました。これは、
前連結会計年度末に実施した在庫確保に伴い増加した仕入債務(支払手形及び買掛金、電子記録
債務)の減少(3,506百万円)、工作機械の販売に伴い受領する前受金の減少等によるその他流動
負債の減少(4,468百万円)が主な要因であります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ8,447百万円増加し、93,113百万円となりました。その結
果、自己資本比率は前連結会計年度末の34.3%から37.8%と3.5ポイント向上いたしました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16
日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計
年度末の数値で比較を行っております。
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度
末に比べ3,114百万円増加し、63,789百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりでありま
す。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は9,306百万円の増加(前年同期は8,001百万円の増加)となりました。こ
れは主に、税金等調整前当期純利益(17,848百万円)、売上債権の減少(870百万円)、仕入債務
の減少(4,136百万円)、たな卸資産の減少(1,702百万円)と法人税等の支払(6,000百万円)に
よるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金は965百万円の減少(前年同期は2,223百万円の増加)となりました。これ
は主に、有形及び無形固定資産の取得による支出(2,838百万円)と利息及び配当金の受取
(1,894百万円)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金は5,808百万円の減少(前年同期は5,948百万円の減少)となりました。こ
れは主に、配当金の支払(3,263百万円)と利息の支払(2,117百万円)によるものであります。
(4)今後の見通し
今後の見通しにつきましては、国内生産財市場では、輸出低迷や設備投資の伸び鈍化の懸念は
あるものの、大手企業においては設備投資マインドは底堅く、自動化・省力化投資需要は引き続
き堅調さが見込まれます。消費財市場では、雇用や所得環境の着実な改善を背景として、振れを
伴いながらも緩やかに増加すると予想されます。海外では、米中貿易摩擦や中国景気の更なる減
速が懸念されるなかで、中国においては大胆な景気対策が講じられる見通しですが、暫くは設備
投資の様子見が続くと思われます。
そうした状況下、当社グループは、次期(2020年3月期)より、新3ヵ年中期経営計画
『CROSSING YAMAZEN 2021(クロッシング ヤマゼン 2021)』をスタートさせます。新3ヵ年中期
経営計画では「国内事業の効率化」と「機能の充実」による収益力の強化、及び「グローバル展
開の加速」「eコマースの拡充」「事業拡大を支える経営基盤の整備」を課題として、重点的且つ
大胆な投資に積極的に取り組んでまいります。
次期の連結業績予想につきましては、売上高530,000万円(前期比0.7%増)、営業利益16,000
百万円(同、11.1%減)、経常利益16,000百万円(同、10.4%減)、親会社株主に帰属する当期
純利益11,000百万円(同、9.7%減)を見込んでおります。
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
① 利益配分に関する基本方針
当社は、安定した財務基盤の確立と収益力の向上を図り、株主の皆様への安定的な配当の継続
を基本に、利益水準を考慮して利益還元を行うことを基本方針としております。この方針の下、
3ヵ年中期経営計画では連結配当性向30%を目処として当期の連結業績や財務状況などを総合的
に勘案しながら配当金額を算定しております。
内部留保金につきましては、株主資本の一層の充実を図りつつ、持続的な事業発展に繋がる有
効な投資に充当し、中長期的な成長による企業価値向上を通じて、株主の皆様のご期待に応えて
まいります。
② 当期の配当
当期の期末配当金につきましては、当期の連結業績が売上高、各利益ともに過去最高となりま
したことから、直近の配当予想1株当たり17円50銭に3円50銭の特別配当を加えて21円とさせてい
ただきます。この結果、中間配当金の15円とあわせた当期の年間配当金は、前期に比べて3円50銭
増配の1株当たり36円(普通配当32円50銭、特別配当3円50銭)となります。これにより、当期を
最終年度とする3ヵ年中期経営計画における連結配当性向は3年平均で30.1%となります。
③ 次期の配当
次期の配当につきましては、当期の普通配当32円50銭を1円増額し、年間で1株当たり33円50銭
の配当(中間配当16円、期末配当17円50銭)を予定しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、国内の同業他社との比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸表
を作成する方針であります。なお、IFRS(国際財務報告基準)の適用につきましては、国内
外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 49,682 52,984
受取手形及び売掛金 104,176 99,633
電子記録債権 10,806 14,889
有価証券 11,554 12,401
商品及び製品 32,386 31,197
その他 6,052 4,671
貸倒引当金 △555 △635
流動資産合計 214,104 215,144
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 5,331 6,004
減価償却累計額 △3,062 △3,551
建物及び構築物(純額) 2,269 2,453
機械装置及び運搬具 278 448
減価償却累計額 △179 △342
機械装置及び運搬具(純額) 99 106
工具、器具及び備品 1,694 2,196
減価償却累計額 △1,217 △1,461
工具、器具及び備品(純額) 476 734
土地 3,283 3,594
リース資産 5,506 5,494
減価償却累計額 △948 △1,368
リース資産(純額) 4,557 4,125
その他 43 45
有形固定資産合計 10,729 11,059
無形固定資産 2,071 3,695
投資その他の資産
投資有価証券 15,621 12,131
破産更生債権等 94 102
退職給付に係る資産 1,039 1,121
繰延税金資産 385 414
その他 1,926 2,111
貸倒引当金 △177 △185
投資その他の資産合計 18,889 15,695
固定資産合計 31,691 30,451
資産合計 245,795 245,595
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 88,554 73,384
電子記録債務 43,702 55,364
リース債務 442 448
未払法人税等 3,168 3,032
賞与引当金 2,913 3,117
商品自主回収関連費用引当金 33 32
その他 13,550 9,081
流動負債合計 152,364 144,462
固定負債
リース債務 5,079 4,670
繰延税金負債 2,448 2,002
退職給付に係る負債 248 284
その他 989 1,062
固定負債合計 8,765 8,019
負債合計 161,130 152,482
純資産の部
株主資本
資本金 7,909 7,909
資本剰余金 7,561 7,561
利益剰余金 64,092 73,016
自己株式 △751 △751
株主資本合計 78,812 87,735
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 6,217 5,481
繰延ヘッジ損益 △86 △35
為替換算調整勘定 1,130 1,295
退職給付に係る調整累計額 △1,705 △1,707
その他の包括利益累計額合計 5,556 5,034
非支配株主持分 296 342
純資産合計 84,665 93,113
負債純資産合計 245,795 245,595
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 497,963 526,364
売上原価 434,446 456,738
売上総利益 63,516 69,626
販売費及び一般管理費 48,133 51,628
営業利益 15,383 17,997
営業外収益
受取利息 1,593 1,656
受取配当金 243 235
その他 129 301
営業外収益合計 1,966 2,193
営業外費用
支払利息 2,091 2,118
その他 105 213
営業外費用合計 2,197 2,331
経常利益 15,152 17,859
特別利益
固定資産売却益 4 8
投資有価証券売却益 1,050 0
特別利益合計 1,054 8
特別損失
固定資産除却損 2 9
固定資産売却損 0 -
ゴルフ会員権評価損 - 5
減損損失 17 3
その他 - 0
特別損失合計 20 19
税金等調整前当期純利益 16,186 17,848
法人税、住民税及び事業税 5,300 5,800
法人税等調整額 645 △169
法人税等合計 5,945 5,631
当期純利益 10,241 12,216
非支配株主に帰属する当期純利益 35 32
親会社株主に帰属する当期純利益 10,205 12,184
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 10,241 12,216
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 599 △732
繰延ヘッジ損益 △175 51
為替換算調整勘定 24 169
退職給付に係る調整額 301 △2
その他の包括利益合計 750 △514
包括利益 10,991 11,702
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 10,972 11,656
非支配株主に係る包括利益 19 45
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 7,909 6,088 56,664 △17 70,645
当期変動額
剰余金の配当 △1,547 △1,547
剰余金の配当(中間配当) △1,229 △1,229
親会社株主に帰属する当期
純利益
10,205 10,205
自己株式の取得 △733 △733
連結範囲の変動 -
株式交換による増加 1,472 1,472
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - 1,472 7,428 △733 8,166
当期末残高 7,909 7,561 64,092 △751 78,812
その他の包括利益累計額
その他有価 その他の包 非支配株主持分 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算調 退職給付に係
証券評価差
損益 整勘定 る調整累計額
括利益累計
額金 額合計
当期首残高 5,617 89 1,090 △2,007 4,789 277 75,712
当期変動額
剰余金の配当 △1,547
剰余金の配当(中間配当) △1,229
親会社株主に帰属する当期
純利益
10,205
自己株式の取得 △733
連結範囲の変動 -
株式交換による増加 1,472
株主資本以外の項目の当期
599 △175 40 301 766 19 785
変動額(純額)
当期変動額合計 599 △175 40 301 766 19 8,952
当期末残高 6,217 △86 1,130 △1,705 5,556 296 84,665
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 7,909 7,561 64,092 △751 78,812
当期変動額
剰余金の配当 △1,844 △1,844
剰余金の配当(中間配当) △1,418 △1,418
親会社株主に帰属する当期
純利益
12,184 12,184
自己株式の取得 △0 △0
連結範囲の変動 3 3
株式交換による増加 -
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - 8,923 △0 8,923
当期末残高 7,909 7,561 73,016 △751 87,735
その他の包括利益累計額
その他有価 その他の包 非支配株主持分 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算調 退職給付に係
証券評価差
損益 整勘定 る調整累計額
括利益累計
額金 額合計
当期首残高 6,217 △86 1,130 △1,705 5,556 296 84,665
当期変動額
剰余金の配当 △1,844
剰余金の配当(中間配当) △1,418
親会社株主に帰属する当期
純利益
12,184
自己株式の取得 △0
連結範囲の変動 3
株式交換による増加 -
株主資本以外の項目の当期
△735 51 165 △2 △521 45 △475
変動額(純額)
当期変動額合計 △735 51 165 △2 △521 45 8,447
当期末残高 5,481 △35 1,295 △1,707 5,034 342 93,113
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 16,186 17,848
減価償却費 1,701 1,755
退職給付費用 575 392
減損損失 17 3
貸倒引当金の増減額(△は減少) △25 87
その他の引当金の増減額(△は減少) 307 166
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △1,221 △455
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △20 △28
受取利息及び受取配当金 △1,836 △1,892
支払利息 2,091 2,118
為替差損益(△は益) △24 △32
投資有価証券売却損益(△は益) △1,050 △0
有形及び無形固定資産除却損 2 9
有形及び無形固定資産売却損益(△は益) △3 △8
売上債権の増減額(△は増加) △8,169 870
たな卸資産の増減額(△は増加) △9,587 1,702
仕入債務の増減額(△は減少) 11,184 △4,136
その他 2,810 △3,095
小計 12,939 15,306
法人税等の支払額 △4,938 △6,000
営業活動によるキャッシュ・フロー 8,001 9,306
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △7 △57
定期預金の払戻による収入 7 57
有価証券の取得による支出 △500 △500
有価証券の償還による収入 - 500
投資有価証券の取得による支出 △125 △44
投資有価証券の売却及び償還による収入 2,025 50
貸付けによる支出 △81 △19
貸付金の回収による収入 32 68
その他の投資による支出 △66 △148
その他の投資の回収による収入 21 56
有形及び無形固定資産の取得による支出 △924 △2,838
有形及び無形固定資産の売却による収入 5 15
利息及び配当金の受取額 1,837 1,894
投資活動によるキャッシュ・フロー 2,223 △965
財務活動によるキャッシュ・フロー
リース債務の返済による支出 △348 △427
配当金の支払額 △2,777 △3,263
利息の支払額 △2,088 △2,117
自己株式の取得による支出 △733 △0
財務活動によるキャッシュ・フロー △5,948 △5,808
現金及び現金同等物に係る換算差額 39 96
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 4,316 2,628
現金及び現金同等物の期首残高 56,359 60,675
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 486
現金及び現金同等物の期末残高 60,675 63,789
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を当連結会計年度の期
首から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示する方法に
変更しております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」が1,342百万円減少し、
「投資その他の資産」の「繰延税金資産」が214百万円増加しております。また、「固定負債」の「繰延税金負債」
が1,128百万円減少しております。
なお、同一納税主体の繰延税金資産と繰延税金負債を相殺して表示しており、変更前と比べて総資産が1,128百万
円減少しております。
(セグメント情報等)
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、
経営資源の配分の決定及び業績を評価するために定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、生産財、住設建材及び家庭機器製品を販売しており、取扱製品別に戦略立案及び事業展開を統
括する組織を設置しております。
したがって、当社は報告セグメントを、「生産財関連事業」、「住建事業」及び「家庭機器事業」の3
つとしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表を作成するために採用される会計
方針に準拠した方法」における記載と概ね同一であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 調整額 (注)2
連結財務諸
表計上額
消去等
生産財 消費財関連事業 (注)4 その他 消去等 (注)3
計 前計
関連事業 (注)1
(注)4 住建 家庭機器
売上高
外部顧客への売上高 348,810 58,415 82,156 489,382 8,581 497,963 - 497,963
セグメント間の内部
- - - - 8,364 8,364 △8,364 -
売上高又は振替高
計 348,810 58,415 82,156 489,382 16,945 506,328 △8,364 497,963
セグメント利益 13,010 1,422 2,677 17,109 △1,777 15,332 51 15,383
セグメント資産 (注)5 117,368 13,592 21,597 152,559 97,101 249,660 △3,864 245,795
その他の項目
減価償却費 (注)6 544 116 216 877 823 1,701 - 1,701
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 調整額 (注)2
連結財務諸
表計上額
消去等
生産財 消費財関連事業 (注)4 その他 消去等 (注)3
計 前計
関連事業 (注)1
(注)4 住建 家庭機器
売上高
外部顧客への売上高 370,676 58,965 87,095 516,737 9,627 526,364 - 526,364
セグメント間の内部
- - - - 8,949 8,949 △8,949 -
売上高又は振替高
計 370,676 58,965 87,095 516,737 18,577 535,314 △8,949 526,364
セグメント利益 15,543 1,532 3,002 20,078 △1,988 18,090 △92 17,997
セグメント資産 (注)5 114,342 12,865 23,055 150,262 100,302 250,565 △4,969 245,595
その他の項目
減価償却費 (注)6 586 113 213 914 820 1,735 - 1,735
(注)1.「調整額 その他」の区分は、事業セグメントに識別されない構成単位であるイベント企画等の
サービス事業及び本社部門であります。
2.セグメント利益の「調整額」の主な内容は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
「その他」に含まれる各報告セグメント
△2,313 △2,790
に帰属しない全社費用
3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4.「生産財関連事業」は、工作機械、機械工具等の供給を通じて「モノづくり」をサポートする事
業分野、「消費財関連事業」は、住宅設備機器、ホームライフ用品等の供給を通じて「快適生活
空間づくり」を提案する事業分野であります。
5.報告セグメントには、「受取手形及び売掛金」、「電子記録債権」、「商品及び製品」及び「流
動資産の「その他」に含めて表示している前渡金」を配分しております。また、報告セグメント
に配分されていない資産は「調整額 その他」の区分に含まれております。
6.事業セグメントに対する固定資産の配分基準と関連する減価償却費の配分基準が異なっておりま
す。
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 891.87円 980.69円
1株当たり当期純利益 107.79円 128.80円
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万
10,205 12,184
円)
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期
10,205 12,184
純利益(百万円)
期中平均株式数(千株) 94,678 94,597
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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(株)山善(8051) 2019年3月期 決算短信
4.その他
(1)目標とする経営指標
当連結会計年度 当連結会計年度 翌連結会計年度
(目標) (実績) (目標)
経 営 指 標
自 2018年4月1日 自 2018年4月1日 自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 至 2019年3月31日 至 2020年3月31日
総 資 産 営 業 利 益 率 (%) 6.5 7.3 6.6
総 資 本 回 転 率 (回) 2.17 2.14 2.17
キャッシュ・フロー・マージン率(%) 3.0 2.9 3.2
(注)キャッシュ・フローは、法人税等控除前の営業キャッシュ・フローを使用しております。
(2)事業部門別業績予想
(単位:百万円)
当連結会計年度(実績) 翌連結会計年度
比 較 増 減
自 2018年4月1日 自 2019年4月1日
事業部門の名称 (△印減)
至 2019年3月31日 至 2020年3月31日
金 額 構成比(%) 金 額 構成比(%) 金 額 率(%)
機械事業部(国内) 105,768 20.1 103,000 19.4 △2,768 △2.6
機械事業部(海外) 65,482 12.4 58,000 10.9 △7,482 △11.4
機械事業部 計 171,250 32.5 161,000 30.3 △10,250 △6.0
生
産 機工事業部(国内) 176,265 33.5 181,500 34.3 5,235 3.0
財
機工事業部(海外) 23,160 4.4 23,000 4.3 △160 △0.7
機工事業部 計 199,426 37.9 204,500 38.6 5,074 2.5
計 370,676 70.4 365,500 68.9 △5,176 △1.4
住 建 事 業 部 58,965 11.2 64,000 12.1 5,035 8.5
消
費 家 庭 機 器 事 業 部 87,095 16.6 90,000 17.0 2,905 3.3
財
計 146,060 27.8 154,000 29.1 7,940 5.4
そ の 他 9,627 1.8 10,500 2.0 873 9.1
合 計 526,364 100.0 530,000 100.0 3,636 0.7
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