8035 東エレク 2019-05-27 18:00:00
中期経営計画と財務モデルの改定について [pdf]
2019 年 5 月 27 日
各 位
会 社 名: 東京エレクトロン株式会社
代表者名: 代表取締役社長 河合 利樹
(コード番号: 8035 東証第1部)
問合せ先: 総務部長 阿曽 達也
(TEL 03-5561-7000)
中期経営計画と財務モデルの改定について
当社グループは、グローバル水準の強固な経営基盤による、持続的な企業価値の向上を目指して
おります。半導体・FPD(フラットパネルディスプレイ)産業が新たな成長ステージに入る中、当社
グループの売上高、営業利益は、市場成長を大きく上回る伸びを示すなど、当社グループの注力分
野における事業展開は順調に進捗しております。
このような状況のもと、当社グループのさらなる成長に向けて財務モデルを改定し、ベストプロ
ダクト、ベストサービスを継続的に追求し、ワールドクラスの営業利益率と ROE を目指してまいり
ます。
1.財務モデルの改定
IoT、AI、5G 等の普及でデータ社会が加速的に構築されていく中で、これを実現する半導体用途
の拡がりと技術革新への要求により、半導体および FPD 製造装置市場は、中長期的に継続した成長
が見込まれております。当社グループは、将来の成長を見据え、戦略的かつ積極的な投資を継続す
る方針です。具体的には今後 3 年間で 4,000 億円の開発投資を見込んでおります。
しかしながら、 足元では、米中貿易摩擦や英国 EU 離脱などによる不確実性が高まっており、 2021
年 3 月期に焦点をあてた財務モデルを見直し、実現時期を 5 年以内といたします。また、売上高 2
兆円、 営業利益率 30%以上を目指すモデルを追加するとともに、ROE は 30%以上を目指すものといた
します。
なお、当社グループが示す財務モデルは、将来の売上高規模の予想ではなく、売上高規模ごとに
目指すべき経営の効率性を示したものであります。これらの財務モデルの実現を通して、当社グル
ープはワールドクラスの営業利益率と ROE を目指してまいります。
売上高 1 兆 5 千億円 1 兆 7 千億円 2 兆円
営業利益率 26.5% 28.0% 30.0%以上
ROE(自己資本利益率) 30.0%以上
2.財務モデル達成に向けた今後の主な取り組み
当社グループが持つ総合力を生かした技術開発の推進
世界最大の出荷実績を生かしたフィールドソリューション事業での収益拡大
データ、AI を活用した生産性および付加価値の向上
業務改革プロジェクト発足による効率化の推進
中期インセンティブプランの実行
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3.資本政策と株主還元策
引き続き、以下の方針で進めてまいります。
① 資本効率についての考え方
成長投資に必要な資金を確保し、積極的な株主還元に継続的に取り組み、中長期的成長の視点を
もって、適切なバランスシート・マネジメントに努めてまいります。具体的には、営業利益率、資
産効率をさらに高め、キャッシュフローの拡大に努め、ROE(自己資本利益率)の向上を図ります。
② 株主還元についての考え方
当社の配当政策は業績連動型を基本とし、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向
50%を目処とします。ただし、 株当たりの年間配当金は 150 円を下回らないこととします。
1 なお、
2 期連続で当期利益を生まなかった場合は、配当金の見直しを検討します。
また、自己株式の取得については、機動的に実施を検討します。
以 上
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