8035 東エレク 2019-05-10 18:30:00
当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について [pdf]
2019 年 5 月 10 日
各 位
会 社 名:東京エレクトロン株式会社
代表者名:代表取締役社長 河合 利樹
(コード番号: 8035 東証第 1 部)
問合せ先:総務部長 阿曽 達也
(TEL 03-5561-7000)
当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について
当社のガバナンスおよび取締役会の実効性をさらに高めるため、2019 年 3 月期の活動を振り返り、
当社取締役会の実効性に関する討議、評価を実施いたしました。その結果の概要を下記のとおりお知
らせいたします。
記
1.実効性評価の方法
取締役、監査役全員に指名委員会・報酬委員会を含む取締役会の実効性に関する質問形式によ
るアンケート、一部の取締役・監査役に対するヒアリングを実施し、回答を得ました。
今回は第三者機関を起用し、評価項目の設定にかかるアドバイス、ヒアリングの実施・集計・
分析を依頼しました。この第三者機関による集計・分析内容を参照しつつ、社外取締役および社
外監査役を主たるメンバーとする意見交換・討議も実施いたしました。またそのうえで、取締役
会全体でそれらを共有・討議し、当社取締役会の実効性に関する評価を実施いたしました。
実効性評価の主たる項目は、以下のとおりです。
①ガバナンス体制
②取締役会の役割・責務
③取締役会の構成
④取締役会の運営
⑤取締役会における審議の活性化
⑥経営の監督・経営陣との関係
⑦リスク把握
⑧ステークホルダーとの関係
⑨個別テーマに対する意見
2.取締役会の実効性に関する分析および評価の結果
アンケートによる全般的実効性に関して自己評価は高くなっており、特に「取締役会の役割・
責務」、「取締役会における審議の活性化」の項目については、各人がグローバル視点および当
社らしさを強く意識しつつ、多様な見識・経験を有する取締役および監査役による活発な議論を
行い、各事案について深く検討・審議が行われているとの意見が多く挙げられました。
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その他の質問項目でも、以下のような項目について、適切に深い討議が行われているとの意見
が挙げられました。
・オフサイトミーティングにおける経営戦略、ビジョン、ガバナンスにかかるテーマについ
ての討議
・グローバルレベルでのリスク管理体制・コンプライアンス態勢強化に関する議論
・指名委員会における指名方針・後継者育成計画に関する取締役会への共有
・報酬委員会における報酬方針・決定プロセスの取締役会への共有
一方、「取締役会の構成」の項目については、国際性・ジェンダー等の多様性および社外取締
役比率に対して改善の余地ありとの意見が挙げられました。また、その他では成長戦略等に関す
る方向性の議論機会の増加、海外を含めたグループガバナンスの強化、取締役会と執行会議体と
のより適切な役割分担・権限の整理等に対する議論への意見や提案が挙げられました。
こうした状況のもと、当社取締役会は、コーポレートガバナンス・ガイドラインにありますと
おり「経営戦略およびビジョンを示すこと」、「戦略的な方向性を踏まえた重要な業務執行の決
定を行うこと」といった取締役会の役割を適切に果たしており、指名委員会・報酬委員会を含め
有効に機能しているものと判断いたします。
3.今後の課題、取り組み方針
当社取締役会は、当社グループの中長期のビジョン、成長戦略等にかかる議論を深めるべく、
引き続き、以下の改善に努めてまいります。
・取締役会の多様性の拡充
・大きな方向性を議論する機会の増加
・グループガバナンス体制の検討、重要な執行会議体の再定義
また、次の項目についても、各人の意見・提案を参考にしつつ、経営の重要課題として位置付
け、取締役会が深く関与するべく、さらに検討・議論を行ってまいります。
・後継者計画の実効性ある運用
・ESG・SDGs にかかる社会への提供価値
以 上
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