8031 三井物産 2021-01-21 09:00:00
モアティーズ炭鉱/ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業の持分売却に係る基本条件の合意について [pdf]

                                          2021年1月21日
関係各位

                                  会社名:三井物産株式会社
                             代表者名:代表取締役社長 安永竜夫
                                    (コード番号:8031)
                              本社所在地:東京都千代田区大手町
                                       一丁目 2 番 1 号


    モアティーズ炭鉱/ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業の持分売却に係る
               基本条件の合意について


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、
Vale S.A.(以下「Vale」)とモザンビーク共和国でモアティーズ炭鉱事業(以下「モアティ
ーズ」)およびナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業(以下「ナカラ」、両事業を併せ「本事
業」)を推進しています。今般、三井物産が保有する本事業の全持分とこれに付随する融資
を、本事業を主導する Vale にそれぞれ 1.0 米ドルで譲渡するにあたっての主要条件を定め
た基本合意書を、2021 年 1 月 20 日付けで締結しました。

本譲渡は、関係者との詳細条件の合意と両社で必要な社内許可の取得を経て持分譲渡契約
を締結し、関連許認可取得等を含む一定の前提条件を充足後に 2021 年中に完了することを
目標としており、持分譲渡契約の締結に至った際には、改めてお知らせいたします。

三井物産は、2017 年 3 月に Vale より、モアティーズの 95%権益を保有する同社子会社の
15%持分、およびナカラを推進する同社子会社の 50%持分を取得し、本事業の開発推進と操
業改善に取り組んで参りましたが、Vale が中核事業への集中と ESG の観点から石炭事業か
らの撤退を決定したことを受け、事業ポートフォリオ再構築の一環として Vale への売却を
決定致しました。尚、Vale は当社より本事業を取得した後も操業を継続し、最終的には第
三者への売却を検討する予定とのことです。

本事業の譲渡実行に伴い見込まれる損失に関しては現在精査中であり、今後開示すべき事
項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。尚、2020 年 10 月 30 日に公表した
2021 年 3 月期の通期連結業績予想では、本事業に係る損失を考慮しております。
モアティーズ炭鉱事業の概要
事業内容         石炭の生産・販売
権益保有比率       三井物産・Vale 持株会社:95%(内訳:Vale 85%、当社 15%)
             モザンビーク鉱物資源公社:5%
当社投融資簿価      約 0 百万米ドル(2020 年 9 月末時点)


ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業の概要
事業内容         石炭・一般貨物・旅客の輸送及び積出
権益保有比率       三井物産・Vale 持株会社:約 100%(内訳: Vale 約 50%、当社 約 50%)
             モザンビーク共和国現地株主:少数
当社投融資簿価      約 500 百万米ドル(2020 年 9 月末時点)


                                      本件に関する問合せ先:三井物産(株)
                                        IR 部     TEL:03(3285)7657
                                        広報部     TEL:080(5912)0321


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