2020年度 通期︓2020年4⽉〜2021年3⽉
決算説明資料
（ハイライト情報）
2021年５⽉11⽇
本資料で記述されている業績予想並びに将来予測は、本資料の発表⽇現在において⼊⼿可能な
情報に基づき作成したものです。本資料において当社の将来の内容・業績を保証するものでは
ありません。
2020年度通期決算概要
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決算概要のポイント
〜中期経営計画「Chori Innovation Plan 2022(CIP2022)」初年度スタート〜
POINT
▶業績概要
①前期⽐減収減益
・中国澄星集団グループに対する売掛債権51億円全額を貸倒引当⾦繰⼊額として
計上(P3)。
・経常利益ROAおよびROE(当期純利益)は⼀時的に低下。
Cf.経常利益ROA︓4.1%(前期7.5%)、 ROE(当期純利益) :2.2%(前期11.0%）
②本業の事業収益は回復、経費削減効果もあり第２四半期より増益基調。
・中期経営計画「CIP2022」の新たなステージ「経常利益100億円台常態化」の
基盤を固める。 Cf.貸倒引当⾦繰⼊額を除く経常利益97億円
▶財務基盤
（単位︓億円）
・⾃⼰資本⽐率 53.2% (貸倒引当⾦繰⼊処理後も)⾼⽔準を維持
・フリーキャッシュフロー︓+55億円 ネット有利⼦負債︓ｰ155億円(前期⽐ｰ36億円)
▶株主還元
・期末配当⾦は2021年２⽉８⽇公表通り。
期末配当23円/株⇒年間配当37円/株(配当性向72.9%)
▶トピックス
・繊維事業の⼤型M&Aを実⾏
住友商事㈱の⼦会社で繊維商社である ㈱スミテックス・インターナショナル の
⼦会社化を発表(2021年６⽉１⽇クロージング・⼦会社化予定)。
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2020年度通期決算概要
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業績内容（前期⽐）
POINT
●新型コロナウイルス感染症の拡⼤･まん延により国内･世界経済は不透明な情勢下で終始。
⇒ 貸倒引当⾦繰⼊額51億円の販売費及び⼀般管理費計上(第４四半期で27億円を追加計上(P.3)) により、
各段階利益で減益。
●売上⾼は減収も第３四半期より回復。本業の収益⼒は第２四半期より回復(P.4)。
⇒ 貸倒引当⾦繰⼊額を除いた場合の経常利益は97億円
前回予想
（単位︓億円） 19年度 20年度 増減額
(2021年2⽉8⽇公表)
3,294 2,162 -1,131
売上⾼ 2,100
（収益認識基準適⽤後 * 2,485 2,162 -323 )
売上総利益 283 264 -20
販売費及び⼀般管理費 201 227 +26
営業利益 82 37 -46 60
経常利益 87 47 -40 64
親会社株主に帰属する
61 12 -49 30
当期純利益
＊ 20年度1Qより、企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」及び企業会計基準適⽤指針第30号「収益認識に関する会計
基準の適⽤指針」(2018年3⽉30⽇公表分) を適⽤しております。 蝶理株式会社 CHORI CO.,LTD. 2
2020年度通期決算概要
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貸倒引当⾦繰⼊額の計上
①連結⼦会社の澄蝶株式会社は中国の化学品製造業者･澄星集団グループに化学品原料を販売。
新型コロナウイルスの感染拡⼤に伴い、澄星集団グループの主⼒事業である⽯油化学事業
が低迷し、 資⾦繰りが不安定に陥ったため、2020年４⽉頃から澄蝶株式会社への原料購⼊
代⾦の⽀払が遅延。
②当社グループは⽀払訴訟の提起など速やかな法的回収⼿続きを実⾏（現在進⾏中）。
第１四半期において、売掛債権の回収状況及び保全⼿続きの進⾏状況等を勘案し、
総債権額の50％相当の貸倒引当⾦繰⼊額2,474百万円を計上。
③2021年２⽉から３⽉にかけて、中国の⼤⼿銀⾏が澄星集団グループ２社に対して
再⽣型破産⼿続きを申⽴て、江蘇省江陰市の裁判所が受理。
④2021年４⽉に、再建型破産⼿続きに係る第１回債権者集会が開催。破産管財⼈から資産
状況の報告がなされた。
⇒各社の財政状態、取得済の集合物譲渡担保の⾒積価値や再建型破産⼿続きの進捗等を
総合的に勘案し、会計上の処理として売掛債権5,085百万円全額に対し、貸倒引当⾦
繰⼊額を計上(第４四半期に2,708百万円を追加)。
⑤今後、澄星集団グループの再建型破産⼿続きの動向を注視し、再建計画からの弁済や
取得済の集合物譲渡担保権からの回収に全⼒を挙げる(回収分は今後の利益計上となります)。
(円貨換算の債権額等は為替レートにより変動しています)
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経常利益の増減要因
97億円
（単位︓億円） ＋30
⼀
△51
△36 般 貸
減 ＋17 経 倒
収 益 費 引
の 率 の 当
影 の 減 の⾦
87億円 響 少 影
（過去最⾼益） 改 等 響
善
47億円
19年度 20年度
四半期 業績推移
2019年度 2020年度
（単位︓億円）
1Q 2Q 3Q 4Q 年度累計 1Q 2Q 3Q 4Q 年間累計
832 812 851 799 3,294 490 532 552 589 2,162
売上⾼
（収益認識基準適⽤後 * 621 631 617 616 2,485 490 532 552 589 2,162 )
営業利益 23 23 21 15 82 -9 25 24 -3 37
経常利益⼜は損失 24 25 23 15 87 -7 25 25 3 47
(除く､貸倒引当⾦繰⼊額) (18) (25) (25) (29) (97)
親会社株主に帰属する
16 16 15 14 61 -12 14 16 -6 12
当期純利益⼜は損失
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セグメント業績
売上⾼ （単位︓億円） ■ 繊維 ■化学品 ■機械 ■その他 繊維…減収減益
19年度 20年度 増減額
1,145 901 -244 堅 調 衛⽣材・海外資材
繊 維
(1,064)
1,145
化学品
1,506 1,233 -273 低 調 国内⾐料
(1,395)
641 27 -614 901
機 械 1,506
(26)
その他 1 1 -0 1,233 27 化学品…減収・経常損失
3,294 2,162 -1,131 641 1 1
合 計
(2,485) ライフサイエンス
* ( ) 内は「収益認識会計基準等」適⽤後の⾦額を記載し 19年度 20年度 堅 調 ファインケミカル
ております。
復 調 有機化学品
経常利益⼜は損失 （単位︓億円） ■ 繊維 ■化学品 ■機械 ■その他
低 調 電⼦材料
19年度 20年度 増減額
繊 維 40 39 -2
損 失 貸倒引当⾦繰⼊額
51億円計上
化学品 35 -3 -38 40
機 械 4 7 +3 機械…減収増益
35 39 7
4
その他 7 4 -3
7
4 堅 調 ⾞輛
合 計 87 47 -40 -3
19年度 20年度
*「その他」には調整額を含んでおります。
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形態別売上⾼
POINT
●貿易⽐率 ︓66.2%（前期⽐-5.3％ ）
国内売上⾼︓繊維事業・化学品事業ともに減収
貿易取引 ︓全セグメントにおいて減収
売上⾼ 3,294 (2,485) 売上⾼ 2,162 売上⾼ -1,131 (-323)
貿易取引 2,353 (1,617) 貿易取引 1,431 貿易取引 -922 (-186)
（貿易⽐率） 71.4% (65.1%) （貿易⽐率） 66.2% （貿易⽐率） -5.3% (+1.1%)
（単位︓億円） 国 内
⽇本国内の売上額
941 売上⾼
-209 海外から
(-137) 輸 ⼊
⽇本国内への
718 売上⾼
731 売上額
-136 貿
■国内 289 (-95) 易 ⽇本国内から
取 輸 出
■輸⼊ -27 582 海外への
引 売上⾼ 売上額
■輸出 (-26)
1,346 262
■海外 -760 海 外 海外取引の
(-65) 586
売上額
売上⾼
19年度 20年度
* ( ) 内は「収益認識会計基準等」適⽤後の⾦額を記載しております。 蝶理株式会社 CHORI CO.,LTD. 6
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財政状態
（単位︓億円） （単位︓％）
財務健全性
（単位︓億円）
19年度末 20年度末 増減
総資産 1,144 1,106 -38
ネット有利⼦負債 -120 -155 -36
⾃⼰資本 572 588 +16
⾃⼰資本⽐率 50.0% 53.2% +3.2%
収益性・資本効率
19年度末 20年度末 増減
ROA
7.5% 4.1% -3.3%
（経常利益ベース）
ROA
5.2% 1.1% -4.1%
（当期純利益ベース）
ROE
11.0% 2.2% -8.8%
（当期純利益ベース）
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キャッシュ・フローの状況
POINT
●営業CF︓基礎収益の確保等により、+59億円(貸倒引当⾦計上の影響なし)
●投資CF︓事業投資による⽀出等により、-4億円
●財務CF︓配当⾦の⽀払等により、-9億円
（単位︓億円）
19年度 20年度 増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー 29 59 +30
投資活動によるキャッシュ・フロー 0 -4 -4
財務活動によるキャッシュ・フロー -19 -9 +10
換算差額 -0 -0 -0
キャッシュ・フロー合計 9 46 +37
現⾦及び現⾦同等物の期末残⾼ 130 176 +46
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2021年度業績予想
POINT
●新型コロナウイルス感染症の再拡⼤により、先⾏きは依然不透明。
●中期経営計画「Chori Innovation Plan 2022」を着実に推進。
経常利益は100億円を臨む。 経常利益ROA︓9.0%、ROE(当期純利益)︓11.0%
Cf.2022年度(最終年度) 経常利益計画110億円
●コロナ禍で激変する社会・経済環境へ即応すべく、「守り」を⼀層徹底、⼀⽅、持続的
成⻑のための基本戦略を推進。⇒ ㈱スミテックス・インターナショナルを連結結合
20年度 21年度
（単位︓億円） 増減額 増減率
実績 予想
売上⾼ 2,162 2,800 +638 +29.5%
営業利益 37 95 +58 +159.3%
経常利益 47 100 +53 +114.8%
親会社株主に帰属する
12 68 +56 +445.2%
当期純利益
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2020年度通期決算概要
２
2020年度配当⾦
①期末配当
貸倒引当⾦繰⼊額を計上しましたが、⾜もとの業績動向並びに堅固な財務内容を総合的に判断し、
2021年２⽉８⽇公表通りの期末配当23円(年間37円)を実施。
②配当の基本⽅針
・成⻑戦略への投資資⾦の確保に留意しつつ、機動的な利益還元と経営・財務の安定性確保の観点
から親会社株主に帰属する当期純利益の⽔準に応じた業績連動型配当を実施。
・配当⽅針︓ 2020年度から配当性向を25%以上から〘30%以上〙へ引き上げ。
③1株当たり配当⾦推移(年間) 連結配当性向
■ 配当⾦ （ ）配当性向 30%以上
●EPS︓１株当たり当期純利益
229円 248円 276円
195円 193円 年間84円
(30%)
51円
(31%) (26%) (25%) 42 円
(期末)
59 円 60 円 63 円 年間37円
(21%) (73%)
40円 23 円
(期末) 42円
(中間)
14 円
(中間)
16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度(予想)
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あなたの夢に挑戦します。
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