2019年３月期
決算説明会
長瀬産業株式会社
2019年5月24日
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本日のサマリー
■2019年３月期 決算実績
- 売上・各利益ともに前期に引き続き伸長し、過去最高を更新
- 製造・加工事業が伸長し、全社の成長を大きく牽引（不採算事業からの撤退も寄与）
- 中期経営計画「ACE-2020」のもと実行してきた施策が着実に利益貢献
■2020年３月期 通期見通し
- 米中貿易摩擦や中東問題等、外部環境の不透明感もあり、市場環境を慎重にみている
- 基盤事業を中心に事業が伸長し、売上・各利益ともに過去最高を更新する見通し
■中期経営計画「ACE-2020」の進捗
- 注力領域を中心に投資を加速
- 中長期的な成長を見据え、育成領域への施策を着実に実行
- 中期経営計画「ACE-2020」のローリングを実施
- ガバナンス強化・中長期的な成長を目指し、海外地域統括会社を設立
- 配当金は、10期連続増配見通し
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目次
2019年３月期 決算概況 P. 4
2020年３月期 通期業績見通し P. 15
中期経営計画「ACE-2020」の進捗 P. 20
NAGASEグループの先端技術への取組み P. 31
（参考資料）セグメント別概況 P. 44
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2019年３月期 決算概況
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連結損益計算書
✓売上高・各利益ともに過去最高を更新
■売上高 ： 加工材料および自動車・エネルギーセグメントを中心に好調に推移し、全体として増収
■営業利益 ： 増収に加え、製造子会社における収益性の改善等により、増益
■親会社株主に帰属する当期純利益 ： 段階利益の増加に加え、投資有価証券売却益の計上等により、増益
（ 単位： 億円）
期首公表
18/03 19/03 増減額 前期比 計画比
計画値
売上高 7,839 8,077 + 238 103% 8,280 98%
売上総利益 1,026 1,054 + 27 103% 1,073 98%
＜利益率＞ 13.1% 13.1% 0.0% － 13.0% －
販売費及び
一般管理費
785 802 + 16 102% 818 －
営業利益 241 252 + 11 105% 255 99%
経常利益 259 266 +6 103% 275 97%
親会社株主に帰属する
当期純利益
171 201 + 29 117% 186 108%
US$レート
@ 110.85 @ 110.92 @ 0.07 円安 @105 －
（期中平均）
RMBレート
@ 16.7 @ 16.5 @ 0.2 円高 @ 16.5 －
（期中平均）
【1円変動当たり影響額】
【為替変動による19/03期実績 売上高および営業利益への影響額】
売上高 US$ ： 約6.9億円 営業利益 US$ ： 約0.2億円
売上高 ： 約△16億円 営業利益 ： 約△0.4億円
RMB ： 約76億円 RMB ： 約2.2億円
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地域（ 国内 ・海外）別売上高
■国内事業に加え、アセアンおよび米州を中心に海外事業が好調に推移 （海外売上比率48.9%）
国内・海外売上高（億円、％） 海外売上高の地域別内訳（億円、％）
国内 海外 海外売上比率 グレーターチャイナ アセアン 米州 欧州 その他
（左メモリ） （左メモリ） （右メモリ） 4,000 3,951
3,885
168 (V:85%)
199
152 (V:108%)
8,000 141
50% 3,500 394
49.6% 365 (V:108%)
48.9%
7,000
3,000
40%
6,000 3,951
1,181
3,885 1,103
2,500
(V:107%)
5,000
30% 2,000
4,000
1,500
3,000 20%
1,000 2,074 2,054
2,000 3,954 4,126
(V:99%)
10%
500
1,000
0 0% 0
18/03 19/03 18/03 19/03 ※V：前期比
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セグメント別売上高２期比較
■加工材料 ：国内外において、合成樹脂および情報印刷関連材料等の売上が増加し、増収
■電子：変性エポキシ樹脂等の売上は増加したものの、ディスプレイ関連部材およびフォトリソ材料等の売上が減少し、減収
■自動車・エネルギー ：自動車の自動・電動化に伴う需要を取り込み、エンジニアリングプラスチックおよびカーエレクトロニクス
関連部材の売上が増加し、更に電池材料等の売上が増加し、増収
セグメント別 売上高 （億円） セグメント別 売上高 増減 （億円）
自動車・
機能素材 加工材料 電子 自動車・エネルギー 生活関連 その他 エネルギー その他
+95 △0
7,839 8,077 加工材料
生活関連
+123
8,000 +42
865 907
7,000
1,297 1,392
6,000 電子
機能素材
△70
5,000 1,293 1,223 +47
8,077
4,000
3,000 2,628 2,752
2,000 7,839
1,000 1,749 1,796
0
18/03 19/03
18/03 19/03
※1 当期においてセグメント区分の変更を行っており（機能素材の一部を生活関連へ）、18/03の実績値については、当該変更後の区分に組替えて記載しております。
※2 自動車・エネルギーセグメントは、2019年4月より、モビリティ・エネルギーセグメントに名称変更しております。
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セグメント別売上総利益２期比較
■増収の影響を受け、増益
セグメント別 売上総利益 （億円） セグメント別 売上総利益 増減（億円）
生活関連 その他
機能素材 加工材料 電子 自動車・エネルギー 生活関連 その他 +6 +0
1,054 電子
1,026 加工材料 △14
1,000 +21
機能素材
223 230 +5
自動車・
エネルギー
+7
800
110 117
600 575 1,054
267 252
569
562 562
555
400 1,026 550
254 276
200
167 173
0
18/03 19/03
18/03 19/03
※1 当期においてセグメント区分の変更を行っており（機能素材の一部を生活関連へ）、18/03の実績値については、当該変更後の区分に組替えて記載しております。
※2 自動車・エネルギーセグメントは、2019年4月より、モビリティ・エネルギーセグメントに名称変更しております。
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セグメント別営業利益２期比較
■電子を除く全セグメントにおいて、増益
■加工材料：増収に加え、国内外の製造子会社の収益性の改善等により、増益
■電子：減収に加え、前期大幅に増加したスポットビジネス（スマホ向け電子部品製造装置販売）が減少したこと等により、減益
セグメント別 営業利益 （億円） セグメント別 営業利益 増減 （億円）
機能素材 加工材料 電子 自動車・エネルギー 生活関連 全社・その他
300 252
241 生活関連
270 加工材料 +4
46 電子
42 +13
240 △15 その他・
24 30 全社共通
210
△1
自動車・
180 機能素材
74 エネルギー
89 +3
150 +6
120
252
90 80
67
60
30 51 54 241
0
△33 △34
(30)
18/03 19/03 18/03 19/03
※1 当期においてセグメント区分の変更を行っており（機能素材の一部を生活関連へ）、18/03の実績値については、当該変更後の区分に組替えて記載しております。
※2 自動車・エネルギーセグメントは、2019年4月より、モビリティ・エネルギーセグメントに名称変更しております。
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主な連結子会社等の業績
■ナガセプラスチックスは、前期獲得した新たな国内商権が好調に推移したこと等により、増収増益
■Nagase (Thailand) Co., Ltd.は、自動車業界向けエンジニアリングプラスチックの販売等が好調に推移し、増収増益
（単位：億円）
社 名 売上高 前期比 営業利益 （注２） 前期比
林原 254 104％ 51 102％
製造
ナガセケムテックス 260 100％ 28 95％
会社
製造会社計 （注１） 1,087 101％ 116 102％
ナガセプラスチックス 370 103％ 9 103％
国内 西日本長瀬 92 114％ 5 128％
販売
会社 ナガセケミカル 188 102％ 3 105％
国内販売会社計 （注１） 946 104％ 28 113％
Nagase (Thailand) Co., Ltd. 401 106％ 13 111％
海外 上海華長貿易有限公司 360 94％ 9 107％
販売
会社 上海長瀬貿易有限公司 447 109％ 9 118％
海外販売会社計 （注１） 3,835 105％ 90 102％
※（注１） 各カテゴリの合計は、対象会社の単純合算値であり、連結決算数値と一致いたしません。
※（注２） 営業利益は、のれん及び技術資産等の償却前の数値となります。
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主要製造子会社2社の状況
■林原：トレハ®およびAA2G®の売上の増加に加え、林原ヘスペリジン®Ｓやファイバリクサ®の新規採用等による売上の増加等が
寄与し、増収増益。（NAGASEグループとなって以来、売上高は過去最高を更新）
■ナガセケムテックス：エポキシ樹脂事業をはじめ機能化学品事業および生化学品事業は好調に推移したものの、顧客稼働率低
下等の影響により、フォトリソ材料事業の売上が減少し、売上高は横ばいとなり、
利益面では、新規開発促進に向けた研究開発費の増加等もあり減益
林原 ナガセケムテックス
（単位：億円） （単位：億円）
18/03 19/03 増減額 前期比 18/03 19/03 増減額 前期比
売上高 243 254 ＋10 104% 売上高 259 260 ＋1 100%
営業利益 50 51 ＋1 102% 営業利益 29 28 △1 95%
・エポキシ樹脂事業は、上期スマホ関連が堅調に推移し、
・トレハ®は、主食（製パン等）分野向けに販売が好調に推移し、増収
さらに重電・弱電・半導体向け等が通年で堅調に推移し、増収
・AA2G®は、国内はインバウンド需要、海外は新規顧客開拓等もあり、
・フォトリソ材料事業は、顧客稼働率低下等の影響により、減収減益
増収
（2019年度は、新規ビジネスも立上り回復する見通し）
・林原ヘスペリジン®Ｓおよびファイバリクサ®が食品業界向けに新規
・機能化学品事業は、LCD業界向け導電性材料および３Ｄプリン
採用が進み、増収
ター・タイヤ用途にエピクロ誘導体の販売が好調に推移し、増収
・医療・健康食品用ハードカプセルおよび口中清涼フィルム向けに
・生化学品事業は、健康食品および食品業界向け放線菌由来の酵
プルランの売上が増加
素等の販売が好調に推移し、増収
・原材料費の上昇に加え、成長に向けた販売体制強化等による一般
・フォトリソ材料事業の減収が大きく、売上高は前年並みとなり、新規
管理費の増加等もあり、営業利益は微増
開発促進に向けた研究開発費の増加等により、営業利益は減少
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連結貸借対照表
■自己資本比率は、0.9ポイント増加し、54.2％
資産 負債及び純資産 （ 単位： 億円）
18/03 19/03 増減額 18/03 19/03 増減額
流動資産 3,533 3,658 + 125 流動負債 1,929 2,018 + 88
現金・預金 433 440 +7 支払手形・買掛金 1,180 1,172 7
受取手形・売掛金 2,259 2,304 + 44 借入金・CP・１年内償還予定の社債 480 579 + 99
たな卸資産 736 810 + 73 その他 269 266 2
その他 103 102 0 固定負債 676 528 147
固定資産 2,161 2,015 146 長期借入金・社債 379 275 103
有形固定資産 672 664 7 退職給付に係る負債 145 124 20
無形固定資産 410 372 38 その他（繰延税金負債等） 152 128 23
投資・その他の資産合計 1,078 977 100 負債合計 2,606 2,547 59
投資有価証券 1,004 902 101 純資産 3,088 3,126 + 38
その他 74 75 +0 株主資本 2,502 2,628 + 126
その他の包括利益累計額 533 447 85
その他有価証券評価差額金 507 418 89
為替換算調整勘定 29 32 +3
その他 3 2 +0
非支配株主持分 51 49 2
資産合計 5,694 5,673 21 負債及び純資産合計 5,694 5,673 21
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連結キャッシュ・フロー
キャッシュ・フローの状況 （単位：億円）
19/03 主な内訳 18/03
税金等調整前当期純利益 ＋282
減価償却費・のれん償却 ＋111
営業活動によるキャッシュ・フロー 173 210
運転資金の増減 ▲125
法人税等の支払 ▲48
投資有価証券の売却による収入 ＋54
有形・無形固定資産の取得による支出 ▲107
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲ 73 ▲ 144
投資有価証券の取得による支出 ▲25
コマーシャル・ペーパーの純増加 ＋70
長期借入金の返済による支出 ▲111
財務活動によるキャッシュ・フロー ▲ 89 ▲ 31
配当金の支払 ▲51
現金および現金同等物に係る換算差額 1 ▲1
現金および現金同等物の増加額(▲減少額) 12 32
日本 226、ｸﾞﾚｰﾀｰﾁｬｲﾅ105 、 ｱｾｱﾝ 46 、 欧州 30 、米州 4 、
現金および現金同等物の期首残高 428 397
その他 12
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 ▲0 ▲1
日本 225、ｸﾞﾚｰﾀｰﾁｬｲﾅ 123 、ｱｾｱﾝ 47 、 欧州 21 、米州 3 、
現金および現金同等物の期末残高 440 428
その他 18
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運転資金および投資額について
■運転資金：売上高の増加等に伴い、運転資金が増加
■投資：注力領域であるライフ＆ヘルスケアおよびエレクトロニクスを中心とした成長投資を実施
運転資金 （億円） 投資額 （億円）
1,942
1,816
売掛金 売掛金
2,259 2,304
250
144
在庫 在庫
736 810
19/03 20/03
買掛金 買掛金
実績 見通し
△1,180 △1,172
18/03 19/03
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2020年３月期 通期業績見通し
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2020年３月期 業績見通し
■米中貿易摩擦および中東問題など世界情勢において不透明な状況が続いているが、基盤事業を中心に事業が伸長し、
前期に引き続き、売上高・各利益ともに過去最高を更新する見通し
（単位：億円）
19/03 20/03
前期比
実績（A） 見通し（B）
（B/A）
売上高 8,077 8,500 105%
営業利益 252 260 103%
経常利益 266 270 101%
親会社株主に帰属する
当期純利益
201 205 102％
US$レート
@110.9 @110.0 ―
（期中平均）
RMBレート
@16.5 @16.0 ―
（期中平均）
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セグメント別売上高見通し
■機能素材：従来からのビジネスに加え、新たな環境関連ビジネスの立上げ等もあり増収見通し
■加工材料：国内外における樹脂および情報印刷関連材料等の販売が好調に推移し、増収見通し
■モビリティ・エネルギー：モビリティの自動・電動化等の需要を取り込み、ｶｰｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽ関連部材および機能性素材等の売上が増加
セグメント別 売上高 （億円） セグメント別 売上高 増減（億円）
機能素材 加工材料 電子 モビリティ・エネルギー 生活関連 その他
その他
モビリティ・ +0
8,500 エネルギー
8,077 +58
電子
8,000 952 生活関連
907 加工材料 +39
+44
+198
1,451
1,392
6,000
1,263
1,223 機能素材
+80 8,500
4,000
2,752 2,951
2,000
8,077
1,796 1,877
0
19/03 20/03見通し 19/03 20/03見通し
※ 自動車・エネルギーセグメントは、2019年4月より、モビリティ・エネルギーセグメントに名称変更しております。
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セグメント別営業利益見通し
■電子を除く全セグメントにおいて増益となり、全体で８億円増益見通し
■製造・加工事業の収益改善が利益に寄与
■その他・全社共通：新たな事業構築など中長期的な成長に向けた施策実行の為の費用増加等により、前期比▲15億円
セグメント別 営業利益 （億円） セグメント別 営業利益 増減（億円）
機能素材 加工材料 電子 モビリティ・エネルギー 生活関連 その他・… 生活関連
モビリティ・ ＋2
加工材料 エネルギー
+16 +2
260
300 252
49 電子 その他・
46 △2 全社共通
250 △15
33
30
200
72
74
150 機能素材
+4
100 97
80
50 260
54 59
0 252
△34 △50
(50)
19/03 20/03見通し 19/03 20/03見通し
※ 自動車・エネルギーセグメントは、2019年4月より、モビリティ・エネルギーセグメントに名称変更しております。
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配当状況
■当期：中間配当金18円、期末配当金24円の年間配当金42円を予定
■来期：中間配当金22円、期末配当金22円の年間配当金44円を予定（10期連続増配見通し）
※1 18/03期の配当金には、特別配当金5円を含んでおります。
※2 19/03 期の期末配当金は、2019年6月21日開催予定の第104回定時株主総会に附議予定です。
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中期経営計画 「ACE-2020」の進捗
Accountability（主体性）・ Commitment（必達）・ Efficiency（効率性）
投資
物流 研究
ビジネス
デザイナー
海外 商社
製造
商社からビジネスをデザインするNAGASEへ
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ACE-2020 位置づけ
長期経営方針の最終年度にあたる2032年までに、我々が目指す目標*を実現するために、
この17年間を3つの Stageに分け、Stage1として中期経営計画 「ACE-2020」をスタートしました。
2019年度は「ACE-2020」の4年目として、引き続き、飛躍的な成長に向けて変革を進めてまいります。
* 目指す目標 「現行（2014年度）比３倍の利益水準を常態化」
長期経営方針
環境 Stage3
適応力 2019年度
Stage2 目指す目標に向け､
飛躍的に成長して
Stage1 2つの変革が浸透し､ いるステージ
成長が加速している
｢収益構造の変革｣ ステージ
｢企業風土の変革｣
を実行している
ステージ
【変革期】 【成長期】 【飛躍期】
2016～2020 2021～2025 2026～2032
Change-S 2014 ACE-2020 時間
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ACE-2020 基本方針
商社からビジネスをデザインするNAGASEへ
投資
商社中心の考え方から、商社をグループの機能のひとつと考え、グループ一丸となって
世界へ新たな価値を創造・提供するNAGASEを目指します 物流 研究
ビジネス
デザイナー
グループの持つ機能を最大限活用し､定量・定性目標を必達 海外 商社
製造
収益構造の変革 企業風土の変革
【6つの機能】
ポートフォリオの最適化 マインドセットの徹底
事業の仕分けと領域にあった戦略の実行 主体性と責任感の醸成
資産入替と資源の再配分 トップメッセージの共有化
全社規模の投資加速 モニタリングとPDCAの徹底
収益基盤の拡大・強化 経営基盤の強化
グローバル展開の加速 “ G6000” 効率性の追求
製造業の収益力向上 人財育成
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「収益構造の変革」：ポートフォリオの最適化
2018年度の活動実績
事業の仕分けと領域にあった戦略の実行 / 資産入替と資源の再配分
注力領域 さらなる収益拡大を見込む事業領域
育成領域 ３年以内に注力領域への転換を期待する領域
【エレクトロニクス】 ○ マテリアルインフォマテックス共同開発開始
○ 3D Glass Solutions社へ出資 人工知能を活用した新規・代替材料の探索
5G通信規格対応高周波製品の展開および半導体事業の拡大 ○ 自動運転技術分野（LiDAR関連）へ参入
○ 電子セグメントの事業部を統合 米国TriLumina社、加国LeddarTech社との協業を開始
業界全体を俯瞰し、技術・用途・産業構造の変化に柔軟に対応 ○ Infinite Material Solutions社を設立
3Dプリンタ用の水溶性サポート材の製品化を目指す
【ライフ＆ヘルスケア】 ○ Axonerve™ 開発活動継続
○ 林原、長期パートナーシップ契約をロンザ社と締結、 5G、IoT時代の連想記憶メモリのFPGA実装ソリューション
プルランおよび酵素新工場着手
プルランカプセル市場拡大に向けた戦略的協力関係の強化
○ フード事業戦略室の新設
全社の食品素材市場の戦略構築および事業拡大
改善領域 早期に抜本的な収益構造の改善が必要な領域
○ 中国：合成樹脂ホース製造事業から撤退
基盤領域 安定的に企業価値向上に貢献する領域
○ グローバル環境規制強化の対応、リスクケミカルチーム活動
○ Tritan™製食器、サイゼリヤ全店舗で導入 事業外の資産入替
○ Pat!naLock®インフラメンテナンス大賞で受賞、拡販活動継続 ○ 遊休資産の売却
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KGI達成に向けた新たな取組み ①
2018年度の活動実績
3D Glass Solutions社へ出資 注力領域 林原：長期パートナーシップ契約をロンザ社と締結、 注力領域
投 製 海 研
プルランおよび酵素新工場着手 投 製 海
• ５Gに対応した高周波デバイス製品の 資 造 外 究 資 造 外
設計・製造のベンチャー企業 • プルランは酵素が作り出す天然多糖類
• NAGASEの量産技術、品質管理シス • 需要増加に備え、最新設備を備える
テムを活用し、共同開発体制を推進 • 2019年2月着工、2020年9月竣工の予定
目指す市場 目指す市場
5G、IoT、半導体市場 食品素材市場
戦略的協力関係を強化 新工場のイメージ
育成領域 注力領域
マテリアルズ・インフォマテックス共同開発 中国・米州における統括会社設立
投 製 海 研 投 商 海
• 米国IBM社と共同開発 資 造 外 究 • 海外事業のガバナンス強化および地域主導の 資 社 外
• 人工知能と最新データ処理技術を活用 新規事業創造の加速を図る
• 新規（代替）素材開発のコスト・期間の削減 • 台湾、香港を含む中国地域、メキシコ、ブラジ
• 2020年度サービス開始を目指す ルを含む米州地域
目指す市場 目指す市場
新規（代替）素材を必要とする市場 中国・米州におけるエリア独自の市場
プラットフォームのイメージ
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KGI達成に向けた新たな取組み ②
2018年度の活動実績
育成領域 育成領域
自動運転技術分野（LiDAR関連）へ参入 Infinite Material Solutions社を設立
投 商 海 研 投 製 海 研
• 米国TriLumina社、加国LeddarTech社との 資 社 外 究 • Interfacial Consultants社との合弁企業 資 造 外 究
協業を開始 • FDM（熱溶解積層）方式の水溶性サ
• 将来の自動運転に不可欠な技術の代理店 ポート材フィラメントの製品化を目指す
となり、自動車部品メーカーのラインアップ • “AquaSys®”：スーパーエンプラにも対
拡充と開発期間の短縮を図る 応した業界初の水溶性サポート材
目指す市場 目指す市場 2018 Best Development
モビリティ市場 3Dプリンタ市場 in 3D Printing Awardを受賞
Axonerve™ 開発活動継続 育成領域 Tritan™製食器、サイゼリヤ全店舗で導入 基盤領域
製 海 研 商 海
• “Hyper-FiRe”：超高速テキスト検索・置換アクセ 造 外 究 • Eastman Chemical社（本社：米国）の合成樹脂 社 外
ラレータ」 を発表 Tritan™の日本代理店
• Linuxで動作するテキスト検索・置換ソフトウエア • 透明性、耐久性、意匠性に優れる
の中の正規表現による単語置換処理部分を、 • プロダクトデザイナー等を目指す学生（武蔵野美
2000倍以上高速化 術大学、多摩美術大学）と共同研究を開催
目指す市場 目指す市場
5G、IoT市場 生活用品、医療機器市場など 多摩美術大学との
共同研究の様子
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｢企業風土の変革｣ マインドセットの徹底/経営基盤の強化の進捗
ACE-2020 課題 2016～2018年度 2019年度
マインドセットの徹底
権限委譲の実施、全社組織の見直し
○ 主体性・責任感・危機意識の醸成
中期経営計計画の浸透 モニタリング体制の強化、ダッシュボード作成、会議体の見直し
○ モニタリングとPDCAの徹底 ACE-2020 ローリング・全社アンケート実施 新たな課題抽出と対応
投資の質の向上
海外・製造事業ガバナンス強化
○ トップメッセージの共有化 新投資ガイドライン、M&A推進プロジェクト
コミュニケーションインフラの整備
ブランディング活動（トップキャラバンの実施）、社長動画の配信、タウンミーティングの実施
経営基盤の強化 ESG活動開示方針の検討開始 サステナビリティ経営方針・マテリアリティの設定
○ 効率性の追求
無駄の排除、組織・機能の効率化 間接部門業務効率化プロジェクト 長瀬ビジネスエキスパート 業務集約と効率化
○ 人財育成 新人事制度による運用開始
全社組織横断による新規技術開発
DO IT 各社の社内報 社長動画の配信 トップキャラバンの様子 タウンミーティングの様子
ポスター 左：長瀬産業、右：ナガセケムテックス （年度初めのメッセージ） （中国：シンセン） （林原）
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ACE-2020 ローリング
連結営業利益
【ACE-2020 ローリング】
（単位：億円）
• 中期経営計画の骨子および定性・定量目標 300
を変更しない
• 外部環境を見直すと共に、ギャップを埋める
対策の精査により、目標達成の実効性を高 280
48
める
260
ギャップを埋める対策
【新たに重要性の高まりを認識した定性的な課題】
240
• グローバルでの環境規制強化による供給問題
• 海外事業機会の拡大に対応するグローバルガバ 252 252
ナンス 220
• 製造事業におけるコンプライアンス体制の更なる
強化
200
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KGIとKPIの進捗
KGI（Key Goal Indicator）: 目標とする指標
KGI 2017年度 2018年度 2019年度（計画） 2020年度
連結売上高 7,839億円 8,077億円 8,500億円 1兆円 以上
連結営業利益 241億円 252億円 260億円 300億円 以上
ROE 5.8％ 6.6％ 6.5％ 6.0% 以上
KPI（Key Performance Indicator）: KGI達成のための因数指標
2019年度
変革/戦略 施策 KPI （指標） 2017年度 2018年度 2020年度
（計画）
注力ビジネス拡大 *注力領域 営業利益額 131億円 126億円 131億円 169億円
(ポートフォリオ最適化)
注力領域成長投資分配率 52% 82% 46% 35%以上
収益構造 グローバル展開の加速 *海外グループ会社売上高 3,890億円 4,053億円 4,205億円 6,000億円
変革の指標 (収益基盤の拡大強化)
米州売上成長率 103％ 118％ 125％ 170％
製造業の収益力向上 *グループ製造業営業利益額 114億円 116億円 120億円 144億円
(収益基盤の拡大強化)
*損益分岐点売上高比率 76％ 76％ 76％ 73%
企業風土 効率性の追求
グループ連結売上高販管費比率 10.0％ 9.9％ 10.0％ 9.4％
変革の指標 （経営基盤の強化）
財務戦略 投資 **成長投資額 235億円 324億円 529億円 1,000億円
指標 強固な財務体質 格付け（R&I） 「A」 「A」 「A」以上 「A」以上
*単純合算値であり、連結決算数値と一致いたしません
**中計期間中の合計額
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参考資料：過去の実績とACE-2020の目標
売上高/営業利益 ROE
1兆円/300億円以上 6％以上
売上高（億円） 営業利益（億円） ROE （％）
10,000 300 300 8.0%
255 260
241 6.6% 6.5%
6.0%
5.8%
180 4.4%
5,000 150 3.7%
150 4.0%
0 0 0.0%
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コーポレート・ガバナンス
１．指名委員会を設置
取締役の指名および執行役員の指名に関して、客観性および透明性を高めるべ
く、過半数が独立社外役員で構成される指名委員会を設置。
２．取締役の員数を減員（10名から7名へ）
取締役会の活性化と実効性向上を図るべく、取締役を10名から7名へ減員すること
を決定（社内取締役3名の減員）。
※取締役選任議案は、2019年6月21日開催予定の第104回定時株主総会に附議予定です。
３．買収防衛策の廃止を決定
2007年に買収防衛策を導入し継続してきたが、2019年6月21日開催予定の第104
回定時株主総会終結の時をもって、廃止することを決定。
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NAGASEグループの先端技術への
取組みについて
執行役員
奥村 孝弘
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【目 次】
先端技術への取組み概要 P.33
5Gの概要 P.34
5G用通信モジュールの市場動向 P.35
5Gに向けた主な新規開発 P.36
3DGS社 概要 P.37
3DGS社 用途展開 P.38
NAGASEグループ テクノロジーネットワーク P.39
NAGASEグループによるシナジー創出 P.40
NAGASEグループ グローバル製造拠点 P.41
モビリティソリューション P.42
まとめ P.43
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【先端技術への取組み概要】
5G関連素材／技術開発 モビリティソリューション
既存事業
機能素材 加工材料 電子 モビリティ・エネルギー 生活関連
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【5Gの概要】
Edge Computing Deep Learning
5G LPWA
A
6～28GHz
遅延：1ms IoT I
高速：10Gbps
EV ADAS AR/VR Blockchain
接続：100万/k㎡
【5Gの課題】 【5G実現のブレークスルー】
高周波帯での伝送損失 IoTによるビッグデータ化 ⇒ 2020年デジタル総量44ZBに増大
クラウドの負荷軽減 ⇒ エッジコンピューティングの多様化
4G
高速・大容量通信手段が必要 ⇒ 高周波帯(5G)へ移行
1～3GHz
遅延：10ms
低損失の「基板技術」が必要
高速：1Gbps 【5Gの特徴】
接続：10万/k㎡ 低遅延 高速/大容量 多接続
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【5G用通信モジュールの市場動向】
『2025年 5G用通信モジュールの世界市場は約1兆円に拡大』
【5G関連機器】
スマートフォン スマートスピーカー スマートウォッチ スマートグラス 【5G用モジュール】
車載インフォテイメント 監視カメラ 基地局 スモールセル
通信モジュールの市場予測(WW) 【単位：億円】
㈲ナビアンのデータを参考に作成
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【5Gに向けた新規開発】
超高速大容量(eMBB) 超低遅延(URLLC) 多数同時接続(mMTC)
特 徴 enhanced Mobile Broadband Ultra Reliable and massive Machine Type Communications
Low Latency Communications
ターゲット
高解像度画像、仮想空間(VR)など 自動運転/遠隔手術、ドローン管制など スマートシティ、スマート工場、非常用電源など
ピーク速度:10ギガビット/秒 遅延:1ミリ秒程度 接続機器数:100万台/km2
低誘電材料 インターポーザ材料 ガラスアンテナ 蓄電池
注力技術
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【3DGS社 概要】
社名 ：3D Glass Solutions, Inc.
設立 ：2006年
所在地 ：米国 ニューメキシコ州アルバカーキ
社員数 ：20名
事業概要 ：感光性ガラスを用いた半導体パッケージおよびデバイスの製造・販売
保有技術 ：特許化されたガラス組成を用いた低コスト3次元ガラス加工技術
：専用CADを用いた高周波デバイス、モジュール設計技術
［部品設計技術］ ［感光性ガラス技術］ ［素子加工技術］
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【3DGS社 用途展開】
用途展開
RFモジュール イメージセンサ 光通信モジュール パワーモジュール CPU/メモリモジュール
適用デバイス
3DGSコア技術
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【NAGASEグループ テクノロジーネットワーク】
感光性ガラス加工技術を用いた5G対応基地局、
通信モジュール向け電子デバイス・アンテナ
5G対応電子デバイス向け絶縁・導電・光学材料
マイクロレンズ・記録媒体用ナノ材料 低温焼成型配線インク
5G対応電子デバイス向けバンピングプロセス・接合技術・装置
5G対応電子デバイス向け絶縁・導電・光学材料
ウェアラブルデバイス用ストレッチャブル導電インク
高機能のリチウムイオン蓄電池システム
再生可能エネルギーからの充電による非常用電源システム
5G対応電子デバイス向けシロキサン系絶縁・導電材料
ナノ粒子・分散材を配合した機能性インク・光学コーティング材料
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【NAGASEグループによるシナジー創出】
5G関連部材用途事例
低誘電材料 配線形成 ガラス基板 ガラス受動部品 ガラスアンテナ
CPU/GPU
高速画像処理基板
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【NAGASEグループ グローバル製造拠点】
NESCO
次世代絶縁・導電材料 次世代絶縁・導電材料 次世代薬液管理装置・ 次世代接合技術・装置
次世代光学材料 次世代光学材料 コーティング装置 ・プロセス
ディスプレー用
フォトリソ材料
次世代電源・ 次世代絶縁・導電材料
エネルギーマネジメント
次世代接合技術・装置
・プロセス 次世代薬液管理装置・ 次世代高周波デバイス
コーティング装置 ・基板製造技術
材料
装置・プロセス
次世代絶縁・導電材料 ディスプレー用
次世代接合プロセス 次世代光学材料 フォトリソ材料
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【モビリティソリューション】
自動運転社会の到来を見据え、要となるセンサーおよび周辺デバイスの新たな事業を展開
先進モビリティにおける『キーワード』 自動運転向けセンサーシステム「LiDAR」
※LiDAR：Light Detection and Ranging
自動運転関連部材事例
［ TriLumina社 ］ ［ LeddarTech社 ］
３Dセンシング用の面発光レーザーモジュール 高精度距離演算が可能な半導体
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【まとめ】
■5G高周波デバイス関連ビジネスの構築
『高速大容量、低遅延、多数同時接続』に適した低損失材料の技術開発および製品化
NAGASEグループ保有技術と3DGS社高精度ガラス加工技術の融合による
基板材料とガラスアンテナの技術開発および製品化
■モビリティソリューションの提供
自動運転の要となるセンサーおよび周辺デバイス事業の拡大
TriLumina社およびLeddarTech社との協業による車載用LiDAR関連製品の販売
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（参考資料）セグメント別概況
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機能素材セグメント
＜所在地別売上高・営業利益＞ 2019年3月期 実績
（億円）
19/03期 20/03期
売上高 1,796億円（103％）
通期
通期実績 前期比
見通し
前期比 ◆機能化学品事業は、自動車生産台数の堅調な推移やナフサ
◆価格の上昇等により、塗料原料およびウレタン原料の売上が
国 内 1,662 103% 1,730 104% ◆増加したことに加え、前第２四半期連結会計期間に買収した米
国FitzChem社の売上が、当連結会計年度においては全期間に
売
海 外 587 104% 614 104% わたり反映されていることから、事業全体として増収
上
連結
▲454 - ▲467 - ◆スペシャリティケミカル事業は、海外では売上が減少したもの
高 調整
の、国内では半導体関連等の電子業界向けを中心として
合 計 1,796 103% 1,877 104%
◆エレクトロニクスケミカル、樹脂原料・添加剤の売上が増加した
◆ことから、事業全体として売上は微増
国 内 42 105% 44 106%
営 営業利益 54億円（106％）
業
海 外 14 90% 16 109% ◆増収により、増益
利 連結
▲2 - ▲1 - 2020年3月期 通期見通し
調整
益 ◇顧客戦略・新規商材展開等により、塗料・ウレタン原料の売上が
合 計 54 106% 59 107%
増加し、更に半導体等の電子業界向けエレクトロニクスケミカル
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。 および３Dプリンター向けエピクロ誘導体等の売上が増加し、
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて
調整しております。（のれん等の償却含む） 更に環境関連ビジネスの立上げ等により、増収増益見通し
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加工材料セグメント
＜所在地別売上高・営業利益＞ 2019年3月期 実績
（億円）
19/03期 20/03期
売上高 2,752億円（105％）
通期
通期実績 前期比 前期比
見通し ◆カラー＆プロセシング事業は、国内における工業用および
国 内 1,760 106% 1,918 109%
◆包装材料用の合成樹脂、顔料・添加剤の売上および国内外に
◆おける情報印刷関連材料等の売上が増加したことから、
売 ◆事業全体として増収
海 外 1,717 108% 1,822 106%
上
連結
◆ポリマーグローバルアカウント事業は、国内、グレーター
調整
▲725 - ▲789 - ◆チャイナおよびアセアンにおいて売上が増加したことから、
高
◆事業全体として増収
合 計 2,752 105% 2,951 107%
営業利益 80億円（121％）
国 内 50 131% 57 112%
営 ◆増収に加え、製造子会社における収益性の改善等により、
業
海 外 30 106% 39 127% ◆増益
利 連結
調整
▲1 - 1 - 2020年3月期 通期見通し
益
合 計 80 121% 97 120%
◇国内外における樹脂販売および情報印刷関連材料等の売上が
増加し、更に樹脂コンパウンド事業の生産回復等、製造・加工
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて調整しております。 事業の収益改善等もあり、増収増益見通し
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電子セグメント
＜所在地別売上高・営業利益＞ 2019年3月期 実績
（億円）
19/03期 20/03期
売上高 1,223億円（95％）
通期
通期実績 前期比 前期比
見通し
◆電子化学品事業は、半導体業界向け等の変性エポキシ樹脂
国 内 1,189 92% 1,274 107% ◆関連の売上は堅調であったものの、フォトリソ材料や装置関連
の売上が減少したことにより、事業全体として減収
売
海 外 744 99% 735 99%
◆電子資材事業は、半導体中間工程用の研磨剤関連ビジネスは
上
連結 ◆堅調であったものの、ディスプレイ関連部材の売上が減少した
▲710 - ▲746 -
高 調整 ◆ことから、事業全体として減収
合 計 1,223 95% 1,263 103%
営業利益 74億円（83％）
国 内 38 77% 44 117% ◆減収に加え、前期大幅に増加したスポットビジネス（装置販売）
営 が減少したこと等により、減益
業
海 外 35 88% 30 86%
2020年3月期 通期見通し
利 連結
＋0 - ▲2 -
調整
◇装置関連の販売は減少するものの、半導体・重電・弱電等向け
益
に変性エポキシ樹脂の販売が好調に推移。また新規ビジネス
合 計 74 83% 72 97%
の開始や顧客稼働率向上等によりフォトリソ材料の販売が回復
し、更にディスプレイ関連部材の販売が堅調に推移することから
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて 増収となるものの、一部製造事業が低調に推移し、減益見通し
調整しております。（のれん償却含む）
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モビリティ・エネルギーセグメント
＜所在地別売上高・営業利益＞ 2019年3月期 実績
（億円）
19/03期 20/03期
売上高 1,392億円（107％）
通期
通期実績 前期比 前期比
見通し
◆自動車材料事業は、国内、グレーターチャイナおよびアセアン
国 内 786 117% 839 107% ◆において樹脂ビジネスが好調に推移したことに加え、
◆カーエレクトロニクス関連部材の売上が増加したこと等により、
売
海 外 856 102% 880 103% ◆事業全体として増収
上
連結
▲250 - ▲268 -
高 調整
営業利益 30億円（126％）
合 計 1,392 107% 1,451 104%
◆増収により、増益
国 内 10 377% 13 121%
営
業
海 外 19 90% 20 104% 2020年3月期 通期見通し
利 連結
0 - 0 -
調整 ◇自動車生産台数は横ばいの見通しではあるものの、国内外に
益
おける販売商材の拡充等により、エンジニアリングプラスチック
合 計 30 126% 33 108%
およびカーエレクトロニクス関連部材等の販売が増加し、
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて調整しております。 更に製造子会社の損益改善等もあり、増収増益見通し
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生活関連セグメント
＜所在地別売上高・営業利益＞ 2019年3月期 実績
（億円）
19/03期 20/03期
売上高 907億円（105％）
通期
通期実績 前期比 前期比
見通し
◆食品素材分野において、トレハ®等の売上は海外では増加し、
国 内 1,047 104% 1,097 105% ◆国内では微増。 スキンケア・トイレタリー分野では、ＡＡ２Ｇ®が
国内外で売上が増加。 医療・医薬分野では、医薬品原料・
売 中間体・医用材料および製剤事業の売上が増加し、
海 外 147 109% 152 103%
上 事業全体として、増収
連結
▲287 - ▲297 -
◆ビューティケァ製品事業は、全般的な販売の低調により、
高 調整
◆事業全体として減収
合 計 907 105% 952 105%
営業利益 46億円（111％）
国 内 72 102% 74 103%
営 ◆増収により、増益
業
海 外 6 206% 7 112%
利 連結
2020年3月期 通期見通し
調整
▲32 - ▲32 -
益 ◇医療・医薬分野におけるビジネスは減収となるものの、食品素材
合 計 46 111% 49 105% 分野において、国内外でトレハ®の売上が増加し、更に林原ヘス
ペリジン®Ｓやファイバリクサ®の新規採用等により売上が増加し、
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。 スキンケア・トイレタリー分野では、AA2G ®および原料販売が、
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて
調整しております。（のれん及び技術資産等の償却含む） 引き続き好調に推移し、増収。全体で増収増益見通し。
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当プレゼンテーション資料には、2019年5月24日時点の将来に関する前提・見通し・計画に基づく
予測が含まれています。世界経済・競合状況・為替変動等に関わるリスクや不確定要因により、
実際の業績が記載の予測と異なる可能性があります。
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