8012 長瀬産 2021-02-05 16:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月5日
上場会社名 長瀬産業株式会社 上場取引所 東
コード番号 8012 URL https://www.nagase.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)朝倉 研二
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 財務経理部本部長 (氏名)清水 義久 TEL 03-3665-3103
四半期報告書提出予定日 2021年2月10日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 604,541 0.5 16,065 6.7 17,159 9.2 16,556 37.4
2020年3月期第3四半期 601,721 △2.4 15,053△28.1 15,709 △29.3 12,049 △25.2
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 30,089百万円 (102.4%) 2020年3月期第3四半期 14,866百万円 (116.4%)
潜在株式調整後
1株当たり四半期純利益
1株当たり四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 133.51 -
2020年3月期第3四半期 97.16 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期第3四半期 635,739 337,585 51.8 2,655.88
2020年3月期 611,477 313,243 49.9 2,462.04
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 329,359百万円 2020年3月期 305,322百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 22.00 - 22.00 44.00
2021年3月期 - 22.00 -
2021年3月期(予想) 24.00 46.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:有
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 811,000 1.4 20,000 4.3 21,000 10.0 17,000 12.3 137.18
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
なお、2021年3月期の連結業績予想については、第4四半期連結会計期間において新型コロナウイルス感染症の拡
大が当社グループの業績に相当程度の影響を及ぼすとの前提のもと策定しております。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 127,408,285株 2020年3月期 127,408,285株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 3,396,914株 2020年3月期 3,396,695株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 124,011,458株 2020年3月期3Q 124,011,848株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在において、当社が入手している情
報および合理的であると判断する前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。
なお、業績予想に関する事項は、添付資料4ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想等の
将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想等の将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………… 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 5
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 7
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 9
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 9
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 10
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 12
3.補足情報 ………………………………………………………………………………………………………………… 13
(1)海外売上高 ………………………………………………………………………………………………………… 13
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 業績全般の概況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による景気への影響
は依然として深刻なものの、早期に経済活動の再開を行った中国では景気回復傾向が持続しており、各国において
濃淡が見られました。日本経済においては、第2四半期より徐々に経済活動が再開され、消費活動も緩やかな回復
傾向にあったものの、再度の感染拡大の影響を受け一部の経済活動が抑制される等、予断を許さない状況が続いて
おります。当社グループがビジネスを展開する地域においては、グレーターチャイナでは新型コロナウイルス感染
症拡大前の水準まで回復し、国内、アセアンにおいても緩やかな回復傾向がみられたものの、米州、欧州では経済
活動は低調に推移しており、依然として先行きは不透明な状況です。
このような状況の下、 当第3四半 期連結累計期間の業績は、国内販売は2,648億1千万円(前年同期比
△13.2%)、海外販売は前第2四半期連結会計期間に買収したPrinovaグループの売上が、当連結会計年度におい
ては全期間にわたり反映されていることから、3,397億2千万円(同+14.5%)となり、売上高は6,045億4千万円
(同+0.5%)となりました。
利益面につきましては、Prinovaグループの高い収益性が寄与し、売上総利益は837億1千万円(同+7.6%)と
なりました。営業利益は、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進等の持続的な成長のための費用の増加が
あったものの、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた活動自粛による費用減少等があったことから160億6千
万円(同+6.7%)となり、経常利益は171億5千万円(同+9.2%)となりました。親会社株主に帰属する四半期
純利益は、子会社株式の譲渡や政策保有株式の売却を実施したことによる売却益の計上等もあり、165億5千万円
(同+37.4%)となりました。
② セグメント別の概況
機能素材
機能素材につきましては、足元は回復基調にあるものの、特に上期において新型コロナウイルス感染症の拡大に
より、グレーターチャイナを除くすべての地域において自動車生産台数が減少した影響等を受けたことから、国
内・海外ともに売上は減少しました。
機能化学品事業は、自動車生産台数の減少により、塗料原料およびウレタン原料の売上が減少したことから、事
業全体として売上は減少しました。
スペシャリティケミカル事業は、半導体関連等の電子業界向けを中心としたエレクトロニクスケミカルの売上は
堅調に推移したものの、自動車業界の低調の影響を大きく受けて加工油剤原料や樹脂原料の売上が減少したことか
ら、事業全体として売上は減少しました。
この結果、売上高は1,124億8千万円と前第3四半期連結累計期間に比べ、174億3千万円(△13.4%)の減収と
なりました。営業利益は34億4千万円と前第3四半期連結累計期間に比べ、6億4千万円(△15.7%)の減益とな
りました。
加工材料
加工材料につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が樹脂ビジネスを中心に広範に及んだことから、国
内における売上は減少しました。海外においては、中国における経済活動の早期再開によりグレーターチャイナの
売上は増加したものの、その他の地域での売上は減少したことから、海外全体として売上は微減となりました。
カラー&プロセシング事業は、国内、米州および欧州において情報印刷関連材料の売上が大幅に減少し、また顔
料・添加剤、工業用・包装材料用の合成樹脂および導電材料の売上が減少したことから、事業全体として売上は減
少しました。
OA・ゲーム機器業界への合成樹脂の販売を中心とするポリマーグローバルアカウント事業は、グレーターチャ
イナにおいては売上が増加したものの、国内およびアセアンにおいて売上が減少したことから、事業全体として売
上は減少しました。
この結果、売上高は1,959億2千万円と前第3四半期連結累計期間に比べ、114億2千万円(△5.5%)の減収と
なりました。営業利益は、主に情報印刷関連材料ビジネスの市況下落による収益性悪化の影響を受け、52億3千万
円と前第3四半期連結累計期間に比べ、17億2千万円(△24.8%)の減益となりました。
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
電子
電子につきましては、半導体中間工程用の精密加工関連の売上が増加し、重電・弱電向け等の変性エポキシ樹脂
関連の売上が微増となったものの、ディスプレイ材料関連、フォトリソ材料関連、装置関連の売上が減少したこと
から、事業全体として売上は微減となりました。
この結果、売上高は860億1千万円と前第3四半期連結累計期間に比べ、13億1千万円(△1.5%)の減収となり
ました。一方、営業利益は一部の製造子会社の収益性の改善等により、61億1千万円と前第3四半期連結累計期間
に比べ、19億7千万円(+47.7%)の増益となりました。
モビリティ・エネルギー
モビリティソリューションズ事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、グレーターチャイナを除くすべ
ての地域において自動車生産台数が減少し、国内におけるカーエレクトロニクス関連部材、グレーターチャイナを
除くすべての地域における樹脂ビジネスの売上が減少したことから、国内・海外ともに売上は減少しました。
この結果、売上高は787億4千万円と前第3四半期連結累計期間に比べ192億7千万円(△19.7%)の減収となり
ました。営業利益は8億1千万円と前第3四半期連結累計期間に比べ、7億4千万円(△47.8%)の減益となりま
した。
生活関連
生活関連につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた需要の減少等により国内での売上は減少し
たものの、前第2四半期連結会計期間に買収したPrinovaグループによる売上が加わったことから、海外での売上
は増加し、全体として売上は大幅に増加しました。
新設したフード イングリディエンツ事業は、食品素材分野においてトレハ®等の国内・海外での売上が減少しま
したが、Prinovaグループの売上が加わったことから、事業全体として売上は大幅に増加しました。
ライフ&ヘルスケア製品事業は、医療・医薬分野における医薬品原料・中間体、医用材料の売上、スキンケア・
トイレタリー分野における衛生商品関連の売上は増加しました。しかしながら、スキンケア・トイレタリー分野に
おけるAA2G®の国内・海外での売上の減少や、製造子会社を売却したことによる医療・医薬分野における製剤
事業の売上の減少により、事業全体として、売上は減少しました。
この結果、売上高は1,310億9千万円と前第3四半期連結累計期間に比べ、523億7千万円(+66.5%)の増収と
なりました。営業利益は51億4千万円と前第3四半期連結累計期間に比べ、25億1千万円(+95.8%)の増益とな
りました。
その他
特記すべき事項はありません。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、現預金およびたな卸資産の減少等があったものの、売掛金の増加等
により、前連結会計年度末に比べ、92億9千万円増加の3,886億3千万円となりました。固定資産は、無形固定資
産の償却による減少および一部国内子会社の連結除外による有形固定資産の減少があったものの、保有株式の時価
上昇による投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べ、149億6千万円増加の2,471億円となりまし
た。この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ、242億6千万円増加の6,357億3千万円となりました。
負債は、買掛金の増加があったものの、コマーシャル・ペーパーおよび短期借入金が減少したこと等から、前連
結会計年度末に比べ、8千万円減少の2,981億5千万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益165億5千万円の計上やその他有価証券評価差額金の増加等によ
り、前連結会計年度末に比べ、243億4千万円増加の3,375億8千万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の49.9%から1.9ポイント増加し、51.8%となりました。
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)連結業績予想等の将来予測情報に関する説明
2021年3月期第3四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による景気への影
響は依然として深刻なものの、早期に経済活動の再開を行った中国では景気回復傾向が持続しており、電子・電機
および自動車関連等のビジネスが堅調に推移しております。また、第3四半期連結会計期間において、国内および
アセアンでの想定を上回る回復がみられたこと、ならびに新型コロナウイルス感染症を受けた活動自粛による費用
の減少があったこと等から、全体として期初想定していた以上に業績が回復しております。加えて現中期経営計画
「ACE-2020」の重点施策として掲げた「ポートフォリオの最適化」の一環として、ベストオーナーの観点での子
会社株式の譲渡や政策保有株式の売却を実施したことによる売却益の計上等もあり、2021年3月期第3四半期会計
期間末時点において、各利益ともに2020年5月14日に公表しました通期連結業績予想数値を上回る結果となりまし
た。
当社グループを取り巻く事業環境は、依然として先行き不透明な状況ではあるものの、第4四半期連結会計期間
においても一定程度の利益を見込み、通期業績予想を下記のとおり上方修正することといたしました。
なお、想定為替レートは1米ドル=106円から105円へ、1中国元=14.7円から15.5円へ、それぞれ変更しておりま
す。
① 通期連結業績予想値の修正(2020年4月1日~2021年3月31日)
(単位:百万円)
前回発表予想(A) 今回修正予想(B) 増減額(B-A) 増減率(%)
売上高 754,000 811,000 57,000 7.6%
営業利益 15,000 20,000 5,000 33.3%
経常利益 15,500 21,000 5,500 35.5%
親会社株主に帰属する
12,500 17,000 4,500 36.0%
当期純利益
② セグメント別売上高および営業利益の予想値の修正(2020年4月1日~2021年3月31日)
(セグメント別売上高) (単位:百万円)
直近予想(A)(※) 今回修正予想(B) 増減額(B-A) 増減率(%)
機能素材 142,500 151,000 8,500 6.0%
加工材料 241,000 260,700 19,700 8.2%
電子 102,500 116,000 13,500 13.2%
モビリティ・エネルギー 102,000 110,700 8,700 8.5%
生活関連 165,500 172,200 6,700 4.0%
その他 500 400 △100 △20.0%
売上高 計 754,000 811,000 57,000 7.6%
(セグメント別営業利益) (単位:百万円)
直近予想(A)(※) 今回修正予想(B) 増減額(B-A) 増減率(%)
機能素材 4,200 4,700 500 11.9%
加工材料 5,400 6,500 1,100 20.4%
電子 6,200 8,000 1,800 29.0%
モビリティ・エネルギー 1,100 1,400 300 27.3%
生活関連 5,600 6,300 700 12.5%
その他 △7,500 △6,900 600 -
営業利益 計 15,000 20,000 5,000 33.3%
(※)2021年3月期第2四半期 決算説明会資料P18に記載の数値になります。
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 51,408 45,406
受取手形及び売掛金 221,116 243,779
商品及び製品 86,166 79,693
仕掛品 1,789 1,751
原材料及び貯蔵品 7,730 6,838
その他 11,859 11,786
貸倒引当金 △732 △624
流動資産合計 379,337 388,631
固定資産
有形固定資産 74,309 71,683
無形固定資産
のれん 35,246 32,611
技術資産 9,064 7,882
その他 28,286 26,168
無形固定資産合計 72,597 66,662
投資その他の資産
投資有価証券 76,124 99,623
長期貸付金 391 206
退職給付に係る資産 1,754 2,230
繰延税金資産 2,085 1,793
その他 4,967 4,999
貸倒引当金 △91 △91
投資その他の資産合計 85,232 108,761
固定資産合計 232,139 247,107
資産合計 611,477 635,739
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 108,285 121,838
短期借入金 30,590 26,619
1年内返済予定の長期借入金 1,277 7,777
コマーシャル・ペーパー 30,000 12,000
未払法人税等 4,625 2,019
賞与引当金 5,123 3,114
役員賞与引当金 170 107
その他 20,360 22,432
流動負債合計 200,434 195,910
固定負債
社債 30,000 30,000
長期借入金 42,621 38,997
繰延税金負債 9,280 17,724
退職給付に係る負債 13,677 13,686
その他 2,221 1,834
固定負債合計 97,800 102,243
負債合計 298,234 298,154
純資産の部
株主資本
資本金 9,699 9,699
資本剰余金 10,646 10,646
利益剰余金 257,067 268,168
自己株式 △5,071 △5,071
株主資本合計 272,342 283,442
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 32,618 47,466
繰延ヘッジ損益 3 △44
為替換算調整勘定 1,051 △1,224
退職給付に係る調整累計額 △694 △280
その他の包括利益累計額合計 32,979 45,916
非支配株主持分 7,921 8,226
純資産合計 313,243 337,585
負債純資産合計 611,477 635,739
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 601,721 604,541
売上原価 523,899 520,827
売上総利益 77,821 83,714
販売費及び一般管理費 62,767 67,648
営業利益 15,053 16,065
営業外収益
受取利息 107 101
受取配当金 1,865 1,023
受取賃貸料 199 199
為替差益 - 518
その他 314 493
営業外収益合計 2,487 2,336
営業外費用
支払利息 1,078 770
持分法による投資損失 156 189
為替差損 130 -
その他 466 283
営業外費用合計 1,831 1,242
経常利益 15,709 17,159
特別利益
固定資産売却益 20 70
投資有価証券売却益 3,763 5,769
関係会社株式売却益 - 2,657
補助金収入 27 -
特別利益合計 3,810 8,497
特別損失
固定資産売却損 43 7
固定資産廃棄損 146 64
減損損失 1,041 29
投資有価証券売却損 - 10
投資有価証券評価損 22 163
関係会社株式売却損 - 1
その他 - 82
特別損失合計 1,254 359
税金等調整前四半期純利益 18,266 25,298
法人税、住民税及び事業税 4,585 6,150
法人税等調整額 1,365 2,037
法人税等合計 5,950 8,187
四半期純利益 12,315 17,110
非支配株主に帰属する四半期純利益 266 553
親会社株主に帰属する四半期純利益 12,049 16,556
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 12,315 17,110
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 3,811 14,838
繰延ヘッジ損益 20 △48
為替換算調整勘定 △1,287 △2,113
退職給付に係る調整額 155 414
持分法適用会社に対する持分相当額 △149 △112
その他の包括利益合計 2,550 12,979
四半期包括利益 14,866 30,089
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 14,740 29,494
非支配株主に係る四半期包括利益 126 594
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱いの適用)
当社および一部の国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(2020年法律第8号)において創設さ
れたグループ通算制度への移行およびグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目
については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務対応
報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準
適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産および繰延税金負債の額について、改
正前の税法の規定に基づいております。
(新型コロナウイルス感染症の拡大による影響に関する会計上の見積り)
当社グループは、固定資産の減損会計や繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りについて、四半期連結財
務諸表作成時において入手可能な情報に基づき実施しております。
新型コロナウイルス感染症の拡大による当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績への影響に関し、特に
第1四半期連結会計期間においては自動車関連ビジネスを中心に相当程度の影響を受けましたが、第2四半期連結
会計期間以降は、早期に経済活動の再開を行った中国において景気回復傾向が持続しており、第3四半期連結会計
期間においては国内およびアセアンでの想定を上回る回復がみられたこと等から、全体として影響は限定的なもの
となりました。しかしながら、感染拡大の収束時期は未だ見通せず、また半導体の供給不足による自動車生産台数
の減少が見込まれていること等から、第4四半期連結会計期間においては新型コロナウイルス感染症の拡大が再び
当社グループの業績に相当程度の影響を及ぼすものと見込んでおります。
上記の状況に鑑み、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響に関しては、第4四半期連結会計期間以降、
2021年度末までは当年度と同様に不安定な事業環境が継続するとの想定のもと、会計処理に反映しております。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響に関しては不確定要素が多く、第4四半期連結会計期間以降
の当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 全社 調整額 損益計算書
モビリテ 合計
(注)1 (注)2 (注)3 計上額
機能素材 加工材料 電子 ィ・エネル 生活関連 計
(注)4
ギー
売上高
外部顧客への
129,917 207,356 87,329 98,020 78,718 601,341 379 601,721 - - 601,721
売上高
セグメント間の
内部売上高又は 1,374 1,666 1,428 2,211 370 7,051 4,113 11,164 - △11,164 -
振替高
計 131,291 209,022 88,757 100,231 79,089 608,392 4,492 612,885 - △11,164 601,721
セグメント利益又
4,090 6,961 4,140 1,561 2,628 19,381 164 19,546 △4,793 301 15,053
は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、物流サービス、情報処理サービ
ス、職能サービス等を含んでおります。
2.「全社」におけるセグメント利益又は損失(△)は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない
費用であります。
3.調整額はすべてセグメント間取引消去によるものであります。
4.セグメント利益又は損失(△)の合計の金額に、「全社」および調整額を加えた額は、四半期連結損益計算
書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントごとの資産に関する情報
(子会社の取得による資産の著しい増加)
第2四半期連結会計期間において、Prinova Group,LLCの持分を取得し、同社の子会社を含む計18社を連結の
範囲に含めたことに伴い、前連結会計年度末に比べ、生活関連セグメントにおける資産が73,000百万円増加して
おります。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
電子セグメントにおいて、ガラス基板の薄型加工事業の採算性悪化に伴い、当該事業用資産の帳簿価額を回収
可能価額まで減額しております。なお、当該減損損失の計上額は、第3四半期連結累計期間において1,039百万
円であります。
(のれんの金額の重要な変動)
第2四半期連結会計期間において、Prinova Group,LLCの持分を取得し、同社の子会社を含む計18社を連結の
範囲に含めたことに伴い、生活関連セグメントにおいてのれんが発生しております。なお、連結会計年度末にお
いて、暫定的な会計処理の確定に伴い、のれんは10,747百万円となりました。
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 全社 調整額 損益計算書
モビリテ 合計
(注)1 (注)2 (注)3 計上額
機能素材 加工材料 電子 ィ・エネル 生活関連 計
(注)4
ギー
売上高
外部顧客への
112,480 195,927 86,011 78,745 131,092 604,259 282 604,541 - - 604,541
売上高
セグメント間の
内部売上高又は 1,287 1,571 1,266 2,037 294 6,457 4,160 10,617 - △10,617 -
振替高
計 113,768 197,499 87,278 80,782 131,387 610,716 4,443 615,159 - △10,617 604,541
セグメント利益又
3,448 5,235 6,115 815 5,145 20,760 280 21,041 △5,383 408 16,065
は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、物流サービス、情報処理サービ
ス、職能サービス等を含んでおります。
2.「全社」におけるセグメント利益又は損失(△)は、各報告セグメントおよび「その他」に配分していない
費用であります。
3.調整額はすべてセグメント間取引消去によるものであります。
4.セグメント利益又は損失(△)の合計の金額に、「全社」および調整額を加えた額は、四半期連結損益計算
書の営業利益と一致しております。
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(重要な後発事象)
(自己株式の取得)
当社は、2021年2月5日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法
第156条の規定に基づき、自己株式の取得に係る事項について次のとおり決議いたしました。
(1)自己株式の取得の目的
資本効率性の改善により企業価値および株主利益の向上を図るため。
(2)取得の内容
① 取得する株式の種類 当社普通株式
② 取得する株式の総数 4,500,000株を上限とする
(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合3.63%)
③ 株式の取得価額の総額 60億円を上限とする
④ 取得期間 2021年2月8日から2022年2月4日まで
⑤ 取得方法 市場買付
(自己株式の消却)
当社は、2021年2月5日開催の取締役会において、会社法第178条の規定に基づき、自己株式の消却を行うことに
ついて次のとおり決議いたしました。
① 消却する株式の種類 当社普通株式
② 消却する株式の総数 3,000,000株
(発行済株式総数(自己株式を含む)に対する割合2.35%)
③ 消却予定日 2021年2月26日
※ご参考 2020年12月31日時点の自己株式の保有状況
発行済株式総数(自己株式を除く) 124,011,371株
自己株式数 3,396,914株
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長瀬産業㈱(8012) 2021年3月期 第3四半期決算短信
3.補足情報
(1)海外売上高
前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
グレーター
チャイナ
アセアン 米州 欧州 その他 計
Ⅰ 海外売上高(百万円) 151,279 83,863 34,170 14,702 12,775 296,791
Ⅱ 連結売上高(百万円) 601,721
Ⅲ 連結売上高に占める
25.2 13.9 5.7 2.4 2.1 49.3
海外売上高の割合(%)
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
グレーター
チャイナ
アセアン 米州 欧州 その他 計
Ⅰ 海外売上高(百万円) 155,845 73,369 65,151 32,802 12,560 339,729
Ⅱ 連結売上高(百万円) 604,541
Ⅲ 連結売上高に占める
25.8 12.1 10.8 5.4 2.1 56.2
海外売上高の割合(%)
(注)1.海外売上高は、当社および連結子会社の本邦以外の国または地域における売上高であります。
2.国または地域の区分の方法は、地理的近接度によっております。
3.各区分に属する主な国または地域
(1)グレーターチャイナ・・・中国、香港、台湾
(2)アセアン・・・・・・・・タイ、ベトナム
(3)米州・・・・・・・・・・米国、メキシコ
(4)欧州・・・・・・・・・・ドイツ、英国
(5)その他・・・・・・・・・韓国
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