8012 長瀬産 2020-11-26 09:30:00
2021年3月期 第2四半期決算説明会資料 [pdf]
2021年3月期
第2四半期決算説明会
長瀬産業株式会社
2020年11月26日
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本日のサマリー
■2021年3月期 第2四半期決算実績
- 新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界経済が悪化し、特に自動車・香粧品関連市場に大きく影響
- 地域別では、グレーターチャイナは新型コロナウイルス感染症拡大前の水準に回復してきているが、
他地域の経済活動は低調に推移
- Prinovaグループが大きく利益貢献。一方、DX推進など持続的成長に向けた投資等により、費用増加
- 昨年に引き続き政策保有株式の売却を実施
■2021年3月期 通期業績見通し
- 新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が依然として継続しており、本格的な回復基調へのシフトは、
2021年度以降に持ち越されると想定
- 全体として、通期で減収減益見通し
■中期経営計画「ACE-2020」の進捗
- NAGASEグループとして推進するDXの一つである、マテリアルズ・インフォマティクス「TABRASA」をリリース
- サステナビリティ推進委員会を設置
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目次
2021年3月期 第2四半期決算概況 P. 4
2021年3月期 通期業績見通し P. 16
中期経営計画「ACE-2020」の進捗 P. 22
マテリアルズ・インフォマティクスについて P. 28
(参考資料)セグメント別概況 P. 47
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2021年3月期 第2四半期決算概況
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連結損益計算書
■売上高 : 新型コロナウイルス感染症拡大の影響等を受け、減収
■営業利益 : Prinovaグループの高い収益性が寄与し、売上総利益は増加したものの、持続的な成長への投資として
位置付けているDX推進のための費用の増加等により、減益
■親会社株主に帰属する四半期純利益 : 保有株式の売却に伴う利益を計上したこと等により、増益
( 単位: 億円)
19/09 20/09 増減額 前年同期比 通期見通し
売上高 3,919 3,811 △ 107 97% 7,540
売上総利益 508 537 + 29 106% 1,070
<利益率> 13.0% 14.1% +1.1% - 14.2%
販売費及び
一般管理費
402 448 + 46 111% 920
営業利益 106 89 △ 16 84% 150
経常利益 105 96 △8 92% 155
親会社株主に帰属する
四半期純利益
74 101 + 27 137% 125
US$レート
@ 108.6 @ 106.9 @ 1.7 円高 @106.0
(期中平均)
RMBレート
@ 15.7 @ 15.3 @ 0.4 円高 @ 14.7
(期中平均)
【1円変動当たり影響額(通期)】
【為替変動による20/09期実績 売上高および営業利益への影響額】
売上高 US$ : 約10億円 営業利益 US$ : 約0.0億円
売上高 : 約△35億円 営業利益 : 約△1億円
RMB : 約81億円 RMB : 約4.3億円
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地域( 国内 ・海外)別売上高
■新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、特に国内およびアセアンにおける売上が減少したものの、
Prinovaグループの売上が加わったことにより、欧米地域の売上が大きく増加 (海外売上比率56.4%)
国内・海外売上高(億円、%) 海外売上高の地域別内訳(億円、%)
グレーターチャイナ アセアン 米州 欧州 その他
国内 海外 海外売上比率
(左メモリ) (左メモリ) (右メモリ) 2,200 2,150
4,000 60%
56.4% 93 ( V:112%)
2,000 1,893
204 (V:274%)
48.3% 1,800
82
50% 74
3,000 1,600
175 427 (V:244%)
1,893
2,150 40% 1,400
560
1,200 439 (V:78%)
2,000 30%
1,000
800
20%
600
1,000 2,025 999 984 (V:99%)
1,661 400
10%
200
0 0% 0
19/09 20/09 19/09 20/09 ※V:前年同期比
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セグメント別売上高 2期比較
■モビリティ・エネルギー : グレーターチャイナを除く全地域の自動車生産台数の減少等により、国内におけるカーエレクトロニクス
関連部材およびグレーターチャイナを除く全地域における樹脂ビジネスの売上が減少し、減収
■生活関連 : 需要の減少等により、トレハ®等の食品素材(Prinovaグループ除く)やAA2G®等の香粧品関連素材の売上は減少した
ものの、医薬品原料・中間体・医用材料および衛生商品関連の売上が増加し、更にPrinovaグループの売上が加わっ
たこと等により、増収
セグメント別 売上高 (億円) セグメント別 売上高 増減(億円)
機能素材 加工材料 電子 モビリティ・エネルギー 生活関連 その他 機能素材
4,500 △170
3,919 3,811
4,000
加工材料 その他
437 △133 △0
3,500
859 (V:196%)
電子
656
3,000 △28
生活関連
460 (V:70%) +421
2,500 573
544 (V:95%) 3,919
2,000 3,811
1,500 1,377 モビリティ・
1,243 (V:90%) エネルギー
1,000 △196
500
872 702 (V:80%)
0
19/09 20/09
※V:前年同期比 19/09 20/09
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セグメント別売上総利益2期比較
■減収による影響を、Prinovaグループの高い収益性が寄与し、増益
セグメント別 売上総利益 (億円) セグメント別 売上総利益 増減(億円)
機能素材 加工材料 電子 モビリティ・エネルギー 生活関連 その他
600
537
508
その他
機能素材 △0
△13
113 187 (V:165%) 加工材料 生活関連
△11 +74
400 電子
53 △1
35 (V:67%)
113 510 537
112 (V:98%) モビリティ・
508 エネルギー
200 507 △17
139 506 506
128 (V:92%) 505 505
86 72 (V:84%)
0
19/09 20/09
19/09 20/09
※V:前年同期比
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セグメント別営業利益 2期比較
■加工材料 : 減収に加え、情報印刷関連材料ビジネスの市況下落による収益性悪化の影響等により、減益
■電子 : 減収となったものの、一部の製造子会社の収益性の改善等により、増益
セグメント別 営業利益 (億円) セグメント別 営業利益 増減(億円)
150 機能素材 加工材料 電子 モビリティ・エネルギー 生活関連 全社・その他
機能素材
106 △7
89
120 19
加工材料
11 △9
30 (V:152%) モビリティ・ その他・
電子 エネルギー 全社共通
90 31 1 (V:10%)
+4 △10 △3
35 (V:113%)
60 生活関連
+10
44 106
34 (V:78%)
30
28 89
20 (V:72%)
0
△29 △32
△ 30
※V:前年同期比 19/09 20/09 19/09 20/09
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主な連結子会社の業績
■ナガセプラスチックスは、新型コロナウイルス感染症の影響等を受け、OA・電子業界向け樹脂販売等が減少し、減収減益
■上海長瀬貿易有限公司は、グレーターチャイナ全体として新型コロナウイルス感染症の影響を早期に脱し、半導体を中心と
した電子関連ビジネス等が好調に推移し、増収増益
(単位:億円)
社 名 売上高 前年同期比 営業利益 (注2) 前年同期比
林原 114 89% 21 80%
製造
ナガセケムテックス 120 92% 14 108%
会社
製造会社計 (注1) 466 89% 45 77%
ナガセプラスチックス 151 80% 3 56%
国内 ナガセケミカル 77 80% 1 77%
販売
会社 西日本長瀬 25 60% 0 45%
国内販売会社計 (注1) 376 80% 10 71%
Prinova Group, LLC 444 - 25 -
海外 上海長瀬貿易有限公司 218 101% 6 187%
販売
会社 上海華長貿易有限公司 192 97% 6 120%
海外販売会社計 (注1) 2,128 115% 66 169%
※(注1) 各カテゴリの合計は、対象会社の単純合算値であり、連結決算数値と一致いたしません。
※(注2) 営業利益は、のれん及び技術資産等の償却前の数値となります。
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主要製造子会社2社の状況
■林原 : 医療・健康食品業界向けプルランや食品業界向け高機能素材ファイバリクサ®の売上は増加したものの、新型コロナウイ
ルス感染症拡大の影響を受け、食品業界向けトレハ®や香粧品業界向けAA2G®の売上が国内外で減少し、減収減益
■ナガセケムテックス :新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、特に機能化学品事業の売上が減少し減収となったものの、
営業利益は、プロダクトミックスの改善およびコストの削減等により、増益
林原 ナガセケムテックス
(単位:億円) (単位:億円)
前年 前年
19/09 20/09 増減額 19/09 20/09 増減額
同期比 同期比
売上高 129 114 △14 89% 売上高 131 120 △10 92%
営業利益 26 21 △5 80% 営業利益 13 14 +1 108%
・エポキシ樹脂事業は、自動車を中心とした弱電向けは低調に推移
したものの、モバイル機器電子部品向けが好調に推移
・トレハ®は、巣ごもり需要の増加により、一部食品向けに堅調に推移
・フォトリソ材料事業は、新型コロナウイルス感染症の影響で一時的
したものの、土産品・外食産業向け需要が減少し、全体として低調
に稼働率が低下するものの徐々に回復
・AA2G®は、香粧品業界における需要が減少し、低調に推移
・機能化学品事業は、自動車用途エピクロ誘導体やLCD業界向け
・ファイバリクサ®が食品業界向けに新規採用が進み、堅調
導電材料ビジネスが低調に推移
・医療・健康食品用ハードカプセル向けにプルランの売上が堅調
・生化学品事業は、堅調に推移
⇒9月に新棟が竣工し、製造キャパシティを増強
・利益については、プロダクトミックスの改善およびコスト削減等に
より増益
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Prinovaグループの業績
■新型コロナウイルス感染症の影響を受け、スポーツニュートリション市場向けArmada事業が低調に推移したものの、
ビタミン等の食品素材の販売が増加し、全体として好調に推移
2021年3月期 ※参考
第2四半期 2019年12月期(通期)
(1~6月業績) (M&A関連特殊経費除く)
Prinovaグループ売上高 444億円 約820億円
Prinovaグループ営業利益 25億円 約40億円
(参考)
のれん等の無形資産償却額 9億円 2020年3月期は、5ヵ月間連結
償却額 8億円
・新型コロナウイルス感染症の影響による、健康維持志向の上昇および市況の回復等もあり、ビタミン等
の食品素材関連の売上が増加するなど、Ingredients Distribution事業およびSolution事業(配合・加工)
が好調に推移
・一方、Armada事業(受託製造)は、新型コロナウイルス感染症の影響によるスポーツジムの閉鎖や
スポーツイベントの中止等により需要が減少し、低調に推移
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連結貸借対照表
■現預金および売掛金の減少等により、資産は93億円減少
■コマーシャルペーパーおよび買掛金の減少等により、負債は265億円減少
■自己資本比率は、3.7ポイント増加し、53.6%
資産 負債及び純資産 (単位:億円)
20/03 20/09 増減額 20/03 20/09 増減額
流動資産 3,793 3,540 △ 252 流動負債 2,004 1,715 △ 289
現金・預金 514 378 △ 135 支払手形・買掛金 1,082 984 △ 98
受取手形・売掛金 2,211 2,094 △ 116 借入金・CP・1年内償還予定の社債 618 444 △ 174
たな卸資産 956 949 △ 7 その他 302 286 △ 16
その他 111 117 +6 固定負債 978 1,002 + 24
固定資産 2,321 2,480 + 159 長期借入金・社債 726 694 △ 32
有形固定資産 743 756 + 13 退職給付に係る負債 136 139 +2
無形固定資産 725 690 △ 35 その他(繰延税金負債等) 115 168 + 53
投資・その他の資産合計 852 1,034 + 181 負債合計 2,982 2,717 △ 265
投資有価証券 761 941 + 180 純資産 3,132 3,304 + 171
その他 91 92 + 1 株主資本 2,723 2,798 + 74
その他の包括利益累計額 329 426 + 96
その他有価証券評価差額金 326 435 + 109
為替換算調整勘定 10 △4 △ 15
その他 △6 △4 +2
非支配株主持分 79 79 +0
資産合計 6,114 6,021 △ 93 負債及び純資産合計 6,114 6,021 △ 93
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連結キャッシュ・フロー
キャッシュ・フローの状況 (単位:億円)
20/09 主な内訳 19/09
税金等調整前四半期純利益 +151
減価償却費・のれん償却 +66
営業活動によるキャッシュ・フロー 132 124
運転資金の増減 +22
法人税等の支払 ▲53
有形・無形固定資産の取得による支出 ▲55
投資有価証券の取得による支出 ▲30
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲ 25 ▲ 478
投資有価証券の売却による収入 +57
コマーシャル・ペーパーの減少 ▲200
短期借入金の減少 ▲38
財務活動によるキャッシュ・フロー ▲ 236 394
配当金の支払 ▲27
現金及び現金同等物に係る換算差額 ▲4 ▲ 23
現金及び現金同等物の増加額(▲減少額) ▲ 134 17
現金及び現金同等物の期首残高 504 440
現金及び現金同等物の四半期末残高 370 457
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運転資金および投資額について
■運転資金:在庫の徹底管理を継続実施、在庫減少傾向
■投資:主に注力領域として掲げるライフ&ヘルスケアおよびエレクトロニクスに関連する投資を実施
林原において酵素・プルランを製造するP棟が9月に竣工
運転資金 (億円) 投資額 (億円)
2,085 820
2,059
売掛金
売掛金
2,211
売掛金 売掛金 Prinova
2,094 631
2,304 2,211
170
下期
在庫 在庫 その他 76
在庫 在庫
956
810
949
956
189 上期
94
買掛金 買掛金
買掛金 買掛金
1,082 984
1,172 1,082
20/03 21/03
20/03 20/09 実績 見通し
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2021年3月期 通期業績見通し
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2021年3月期 業績見通し
■上期は、グレーターチャイナにおける想定より早い経済活動の再開、新型コロナウイルス感染症の拡大による供給不安を
受けた一時的な需要拡大等を背景として、公表業績見通しに対し、比較的順調に推移
■新型コロナウイルス感染症の拡大が依然として続いている状況に鑑み、本格的な回復基調へのシフトは2021年度以降と想定
⇒下期のマクロ環境を保守的に想定
■更に、下期において中長期的な持続的成長に向けた投資等による費用が上期と比較し増加することを見込む
■以上の結果、全体としては減収減益の見通し (2020年5月公表の業績見通しから変更無し)
(単位:億円)
20/03実績 21/03見通し 増減額 前期比
売上高 7,995 7,540 △455 94%
売上総利益 1,049 1,070 +21 102%
<利益率> 13.1% 14.2% +1.1% ―
販売費及び
一般管理費
857 920 +63 107%
営業利益 191 150 △41 78%
経常利益 190 155 △35 81%
親会社株主に帰属する
当期純利益 151 125 △26 83%
US$レート
(期中平均)
@108.7 @106.0 @2.7円高 ―
RMBレート
(期中平均)
@15.6 @14.7 @0.9円高 ―
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セグメント別業績見通しを修正
■各セグメントにおいて当初想定していた市場の景況感と足元の状況に差異がある為、各セグメントの業績見通しを修正
■自動車関連は想定していた通り、上期厳しい状況だったが、想定以上に電子関連の市場が好調に推移
一方で香粧品など生活関連の市場が低迷
セグメント別 売上高見通し(億円) 各セグメント 営業利益見通し(億円)
3,000 80 68
62
56 54 56
2,430 60 48
2,500 2,410 43 42
40
2,000 20 11 11
1,750
1,655
1,4801,425 0
1,500
△ 20
1,025 1,030 1,020
1,000 845 △ 40
△ 60
500
△ 80 △ 75
△ 76
0 △ 100
機能素材 加工材料 電子 モビリティ・ 生活関連 機能素材 加工材料 電子 モビリティ・ 生活関連 その他・
エネルギー エネルギー 全社共通
当初見通し 修正見通し 当初見通し 修正見通し
電子 当社を取り巻く環境において、想定以上にノートブック・TV等の需要が増加し、加えて半導体市場が堅調に推移
生活関連 人の移動が制限され、インバウンド需要が減少し、想定以上に土産物や香粧品の需要が減少
※「その他」の売上高は、見通しに変更はありません。
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セグメント別売上高見通し
■機能素材:下期、自動車生産台数の回復等により、徐々に塗料・ウレタン原料の販売が回復し、上期比増収となるものの、通期で
は減収見通し
■電子:モバイル機器・重電向けなど変性エポキシ樹脂は上期並みに推移するものの、市場の先行不透明な状況に鑑み、
ディスプレイ関連部材の販売が減少することを見込んでおり、下期は上期比減収となり、通期で減収見通し
■生活関連:下期、引き続き香粧品市場向けAA2G®や食品市場向けトレハ®が低調に推移し、上期比減収を見込むものの、
Prinovaグループ連結が大きく寄与し、通期で増収見通し
セグメント別 売上高 (億円) セグメント別 売上高 増減(億円)
機能素材 加工材料 電子 モビリティ・エネルギー 生活関連 その他
機能素材
△268
7,995
8,000 7,540
加工材料
1,215 △260
1,655 (V:136%)
生活関連 その他
6,000 1,260 電子 +439 +0
△126 モビリティ・
1,020 (V:81%) エネルギー
1,151 △240
1,025 (V:89%) 7,995
4,000
2,670 7,540
2,410 (V:90%)
2,000
1,693 1,425 (V:84%)
0
20/03実績 21/03見通し 20/03実績 21/03見通し
※V:前年同期比
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セグメント別営業利益見通し
■加工材料 : 減収に加え、情報印刷関連材料の市況下落による収益性悪化等により、減益
■生活関連 : Prinovaグループが通期で寄与すること等により、増益
■その他・全社共通 : 中長期的な成長に向けたDXの推進や、先端技術への投資の加速により、費用増加
セグメント別 営業利益 (億円) セグメント別 営業利益 増減(億円)
機能素材 加工材料 電子 モビリティ・エネルギー 生活関連 その他・全社共通
191 機能素材
250 △11 加工材料
150 △31
39
生活関連
電子 +16
200 18 56 (V:141%) +8
53 11 (V:58%) モビリティ・ その他・
150 エネルギー 全社共通
△7 △15
62 (V:115%)
100 85 191
54 (V:63%)
150
50
53 42 (V:78%)
0
△59 △75
△ 50
20/03実績 21/03見通し 20/03実績 21/03見通し
※V:前年同期比
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配当状況
■中間配当金22円、期末配当金22円の年間配当金44円を予定
(%、円) (%)
45 2.0
40
35
30 1.5
25
20
15 1.0
10
5
0 0.5
21/03
11/03 12/03 13/03 14/03 15/03 16/03 17/03 18/03 19/03 20/03
(予定)
一株当たり配当金
22 24 26 28 30 32 33 40 42 44 44
(左メモリ)
配当性向
22.0 36.0 23.2 30.5 33.7 33.0 40.4 29.3 26.0 36.0 43.7
(左メモリ)
DOE(右メモリ) 1.42 1.52 1.52 1.50 1.44 1.46 1.48 1.69 1.71 1.78 1.77
※1 18/03期の配当金には、特別配当金5円を含んでおります。
※2 21/03 期の期末配当金は、2021年6月開催予定の第106回定時株主総会に附議予定です。
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中期経営計画 「ACE-2020」の進捗
Accountability(主体性)・ Commitment(必達)・ Efficiency(効率性)
投資
物流 研究
ビジネス
デザイナー
海外 商社
製造
商社からビジネスをデザインするNAGASEへ
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ACE-2020 位置づけ
長期経営方針の最終年度にあたる2032年までに、我々が目指す目標*を実現するために、
この17年間を3つの Stageに分け、Stage1として中期経営計画 「ACE-2020」をスタートしました。
2020年度は「ACE-2020」の最終年度として、引き続き、飛躍的な成長に向けて変革を進めてまいります。
* 目指す目標 「現行(2014年度)比3倍の利益水準を常態化」
長期経営方針
環境 Stage3
適応力 2020年度
Stage2 目指す目標に向け、
飛躍的に成長して
Stage1 2つの変革が浸透し、 いるステージ
成長が加速している
「収益構造の変革」 ステージ
「企業風土の変革」
を実行している
ステージ
【変革期】 【成長期】 【飛躍期】
2016~2020 2021~2025 2026~2032
Change-S 2014 ACE-2020 時間
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ACE-2020 基本方針
商社からビジネスをデザインするNAGASEへ
投資
商社中心の考え方から、商社をグループの機能のひとつと考え、グループ一丸となって
世界へ新たな価値を創造・提供するNAGASEを目指します 物流 研究
ビジネス
デザイナー
グループの持つ機能を最大限活用し、定量・定性目標を必達 海外 商社
製造
収益構造の変革 企業風土の変革
【6つの機能】
ポートフォリオの最適化 マインドセットの徹底
事業の仕分けと領域にあった戦略の実行 主体性と責任感の醸成
資産入替と資源の再配分 トップメッセージの共有化
全社規模の投資加速 モニタリングとPDCAの徹底
収益基盤の拡大・強化 経営基盤の強化
グローバル展開の加速 “ G6000” 効率性の追求
製造業の収益力向上 人財育成
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中期経営計画「ACE‐2020」のKGI進捗
売上高/営業利益 ROE
1兆円/300億円以上 6%以上
売上高(億円) 営業利益(億円) ROE (%)
10,000 300 8.0%
6.6%
252
241
5.8%
4.9%
191
180 4.4%
4.0%
3.7%
5,000 150 150 150 4.0%
0 0 0.0%
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
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中期経営計画「ACE-2020」 の進捗
収益構造の変革
注力領域
⚫ シンガポールに食品素材ラボ Regional Innovation Centerを設立 投 研 製 海
中国・厦門に続き海外2例目 食品素材分野の海外展開加速 資 究 造 外
⚫ Prinova社、 EMERALD KALAMA CHEMICAL社の販売パートナーに指名 商 海 物
東南アジア地域におけるフレーバーおよびフレグランス原料販売の拡大 社 外 流
育成領域
投 研 製
⚫ 新材料探索プラットフォーム「TABRASA(タブラサ)」のSaaSサービス提供を開始 資 究 造
アナリティクスとコグニティブを搭載し、新素材をより効率的に探索する
⚫ Karydo TherapeutiX 社との業務提携、 AI を活用し効果や副作用を高精度で予測 投 研 製
資 究 造
COVID19治療薬候補のAI解析データを産学官を問わず無償で提供
⚫ ユニチカ社と共同提案の分離膜プロセスがNEDOの助成事業に採択 投 研 製
有機溶剤の再利用工程におけるエネルギーコストを100分の1以下に低減 資 究 造
⚫ 経済産業省「ゼロエミ・チャレンジ企業」に選定 投 研 製
バイオ由来製品生産技術、生物を用いた高機能品生産技術の開発 資 究 造
基盤領域
研 商 物
⚫ 「化学品外注コーディネート」ページ開設、
究 社 流
および「消泡剤ソリューション」を提案する顧客オンライン・プラットフォームを開設
企業風土の変革
⚫ サステナビリティ推進委員会を設置
⚫ 長瀬産業公式ソーシャルメディアアカウント開設(Twitter、Facebook)
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次期中期経営計画の位置づけ
次期中期経営計画の位置づけの変更 : 「成長期」から「質の追求」へ
Stage1の最終年度を迎え、急激な外部環境の変化を認識したこともあり、Stage2の位置づけを「成長期」から「質の追求」へ
と変更しました。
2032年に向けてステークホルダーに提供したい価値 を具体的な“形”(事業・仕組み・風土)として創出する期間と位置づけ、
社会・環境価値の向上、先端技術の活用、資本効率性の改善を軸とする計画の策定を進めています。
環境 多様な働き方へ移行 デジタルトランスフォーメーションの浸透
適応力
大量生産・大量消費社会の見直し Stage3
新型コロナウイルス感染症
Stage2 恒常化の懸念
Stage1 【成長期】
安心・安全・健康に対する要求 ↓ 【飛躍期】
【質の追求】 2026~2032
【変革期】 従来型の販売・営業活動の見直し
2016~2020 2021~2025 目指す目標に向け、
飛躍的に
次期中期経営計画
成長しているステージ
ACE-2020
ESG課題としてのエンゲージメント要求 「収益構造の変革」 グローバルサプライチェーンの見直し
「企業風土の変革」
時間
財務戦略(安定性・レバレッジ)の見直し 原油および石化製品価格の長期的な低迷
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マテリアルズ・インフォマティクス
SaaS サービスについて
執行役員 NVC室長
工学博士
折井 靖光
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NAGASEのデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略
NAGASEのDX
本業のデジタル化 提供価値変革
ナガセの強みを活かしたソリューション
デジタルマーケティング マテリアルズ・インフォマティクス
マテリアルズインフォマテイクス NVC室
Project Ascend 顧客体験 ブロックチェーン
Customer etc.. 2017年4月1日設立
Experience
(CX)
Web, CRM, MA, SNS, ERP….
DXを支え後援するシステム
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NAGASE マテリアルズ・インフォマティクスプラットフォーム
最先端のデータ処理技術と材料科学を融合した材料開発技術
研究開発の期間を大幅に短縮する技術として注目されているが、開発コストや専門人材の確保が課題
NAGASE マテリアルズ・インフォマティクスは、ユーザが初期投資をすることなく、
ランニングコストのみで最先端のMIサービスが利用できる。
産業界標準の研究開発プラットフォームとしてお客様の価値創造に貢献
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known material 1,000,000,000
9
10
unknown material
62
10
Reference : Kirkpatrick R.S, C.McMartin W.C Guida Chemical Space,
Nature.432(7019):823-865, 2004
日本アイ・ビー・エム 東京基礎研究所 武田氏作成
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マテリアルズ・インフォマティクス・システム開発経緯
サービス開始(11/18)
2016 2017 2018 2019 2020 2021
Joint Development Agreement
IBM Research Frontiers Institute
(JDA)
SaaS システム構築
Phase1 Phase2 Phase3
長瀬産業参画
RFI設立メンバー:当社の他、キャノン、
2019年(1-12月) 2020年(1-12月) 2021年(1-12月)
Samsung Electronics、 JSR、
日立金属、本田技術研究所の計6社。
システム開発 システム開発
概要 林原 林原 予測モデル開発
10の開発テーマの中の1つである新材料探索 ナガセケムテックス ナガセケムテックス
(Accelerated Material Discovery)につい
てIBMとJDAを締結。
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SaaS(Software as a Service)というビジネスモデル
SaaSというビジネス形態は、事業者側が高水準なサービスを提供し続けられれば、顧客・事業者側
双方向にとってメリットが生まれるビジネスモデルになりえる。
IBM 顧客メリット
IBMがエンジンを開発
エンジン開発 顧客は最先端の技術を享受し続けられる
クラウド上の Software
Analytics/Cognitive 顧客の重要なデータを我々に開示することな
く、顧客が自ら設計することが可能。
グラフィカル・ユーザー・インターフェース搭載
データサイエンティストの採用など
莫大な投資を伴わすにMIを開始可能
SaaS により サブスクリプションで利用
大規模なシステム投資が不要
サブスクリプション 長瀬産業としては
継続的な収入が見込め事業収益が安定
顧客A 顧客B 顧客C 早期に数十億円規模のビジネスを達成
(年間使用料 x 顧客数)
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MIを実現する2種類のアプローチ
“ NAGASE MI Platform “
周辺サービスを包括する開発Platformを提供し、お客様の価値創造に貢献します。
Core Engine (Analytics, Cognitive)
Analytics(アナリティクス) Approach Cognitive(コグニティブ)
低分子構造と物性値 Input 論文、技術資料などの文章
数理計算、機械学習 Method 言語処理、データ構造化
化学構造式 Output 新しい知識
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アナリティクスの活用例
日常のシーン:林原の課題
〇〇な性質を持った糖質が欲しい
どういう化学構造
で実現できる?
顧客企業 林原研究員
糖質は構造のバリエーションが多い(理論値で100億通り以上)ため、
特定の物性値を有する糖質をピンポイントで探してくることは非常に難しい。
OH 糖質の構造の種類
HO O ・OH基の上下の向き
OH 25x 25 x25 = 215
HO O
OH OH ・骨格の種類
1つの環につき最低8種類
O O O HO 3つの環では、83
HO HO ・環同士の結合位置
OH基5箇所 x 5箇所 x 5箇所 = 53
HO HO
構造のバリエーション:215 x 83 x 53 =100億通り以上
糖質の構造例 (三糖)
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アナリティクスを用いた糖質の設計
データセット
R2 = 0.71
・ 153データ(単糖、2糖、3糖)
・ 物性値:融点
糖質の基本骨格 6 6
1
5 5
4 1 5
4 1 2
2 2 3 4 6
3 3
グルコース スクロース
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糖質の設計事例
アナリティクスの出力
(a) 100℃ (b) 150℃ (c) 200℃
アナリティクスで発見できる糖質の構造 10個/日 (優秀な研究員の30倍のスピード)
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コグニティブ・アプローチの概要
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コグニティブ・アプローチの特徴
ワールドクラスのAI : 最先端技術によるナレッジから推論まで
新材料
予測
IBM
Accelerated
Discovery
知識 文書
表現 デジタル化
知識
抽出
IBM Research – Zurich 作成、IBM Research-Tokyo 日本語訳
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コグニティブの活用例
AI上に作成された酵素の知識から、ラクトースに作用する酵素の探索できるか。
「ラクトース(乳糖)」は、 酵素のナレッジグラフ
牛乳や乳製品に広く含まれている二糖類です。
ゴロゴロしない人
ラクターゼ
ゴロゴロする人
ブドウ糖
ラクターゼ
ガラクトース
働きが弱い
お腹ゴロゴロの原因 1冊の書籍、7つの公共DBのデータが格納されています。
11,000,000 件以上のデータが格納されています。
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ナレッジグラフの評価
ラクトースに作用する酵素を探索
専門家が酵素DB 酵素
を検索
※ KGにExpacyは含まれない
ラクトースの還元末端をケトン化する酵素
〇 (1.1.99.13)
新
ラクトースを合成する酵素
〇 し 〇 (2.4.1.22)
い ラクトースをリン酸化する酵素
〇 〇
知 (2.7.1.207)
ラクトースを分解する酵素
〇 識 (3.2.1.23)
の ラクトースを分解する酵素
〇 〇 (3.2.1.108) ラクターゼ
発
オリゴ糖の非還元末端を加水分解する酵素
〇 見 (3.2.1.140)
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プレスリリース 2020年11月18日
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NAGASE マテリアルズ・インフォマティクス 商標
Tabula rasaとはラテン語で「何も刻まれていない石板」という意です。
何も刻まれていない石板に文字を刻むように、お客様の豊富な知識を構造化し、
蓄積し、活用することで新たな価値を生み出すお手伝いをしたいという思いから
TABRASAと名付けました。
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プロモーションビデオ
下記URLをクリックください。
https://www.youtube.com/watch?v=i_jlfMO_ipw
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長瀬産業は、常に未来の声を聴き、
TABRASAの提供を通じて、
お客様のビジネスの成功や
イノベーションに貢献して参ります。
Customer Success !!
Powered by
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TABRASA に関してのお問合せは、こちらのサイトから
お願い致します。
https://tabrasa.jp/
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(参考資料)セグメント別概況
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機能素材セグメント
<所在地別売上高・営業利益> 2021年3月期 第2四半期実績
(億円)
20/03期 21/03期
売上高 702億円(80%)
前年 通期
中間 通期 中間 前期比
同期比 見通し ◆機能化学品事業は、自動車生産台数の減少等により、塗料原
料およびウレタン原料の売上が減少し、事業全体として減収
国 内 807 1,577 655 81% 1,379 87%
売 ◆スペシャリティケミカル事業は、TV/モニター需要の高まり等に
海 外 288 558 238 83% 473 85%
よりフィルタービジネスは好調に推移したものの、自動車生産
上 台数の減少等により、加工油剤原料や樹脂原料の売上が
連結
高 調整
▲223 ▲442 ▲191 - ▲427 - 減少 し、事業全体として減収
合 計 872 1,693 702 80% 1,425 84%
営業利益 20億円(72%)
国 内 20 40 16 80% 33 83%
営 ◆減収により、減益
業
海 外 8 14 5 59% 10 73%
2021年3月期 通期見通し
利 連結
▲0 ▲1 ▲1 - ▲1 -
調整
益 ◇下期、自動車生産台数の回復等により、塗料・ウレタン原料や
合 計 28 53 20 72% 42 78% 加工油剤原料等の売上が増加し、上期比増収見通し
◇通期では新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて 減収減益見通し
調整しております。(のれん及び技術資産等の償却含む)
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加工材料セグメント
<所在地別売上高・営業利益> 2021年3月期 第2四半期実績
(億円)
20/03期 21/03期
売上高 1,243億円(90%)
前年 通期
中間 通期 中間 前期比
同期比 見通し ◆カラー&プロセシング事業は、国内での顔料・添加剤、情報印
刷関連材料、工業用・包装材料用の合成樹脂および導電材料
国 内 891 1,749 717 80% 1,485 85%
の売上が減少したこと等により、事業全体として減収
売
海 外 863 1,653 819 95% 1,571 95%
◆ポリマーグローバルアカウント事業は、グレーターチャイナにお
上 ける合成樹脂の販売は微減だったものの、国内およびアセアン
連結
調整
▲378 ▲731 ▲293 - ▲646 - における売上が減少し、事業全体として減収
高
合 計 1,377 2,670 1,243 90% 2,410 90%
営業利益 34億円(78%)
国 内 28 54 17 63% 27 50%
営 ◆減収に加え、情報印刷関連材料ビジネスの市況下落による
海 外 17 30 18 105% 31 103%
収益性悪化の影響等もあり、減益
業
利 連結
2021年3月期 通期見通し
調整
▲1 1 ▲1 - ▲4 -
益 ◇下期、顔料および合成樹脂の売上は徐々に回復する見通しで
合 計 44 85 34 78% 54 63% あるものの、新型コロナウイルスの影響による情報印刷関連
材料が需要減少等の影響により、売上が減少し、上期比減収
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。 見通し。
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて
調整しております。(のれん及び技術資産等の償却含む) ◇通期で、減収減益見通し
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電子セグメント
<所在地別売上高・営業利益> 2021年3月期 第2四半期実績
(億円)
20/03期 21/03期
売上高 544億円(95%)
前年 通期
中間 通期 中間 前期比
同期比 見通し
◆半導体中間工程用研磨関連やノートブック等向け部材の販売が
国 内 583 1,174 557 96% 1,126 96% 好調に推移したものの、フォトリソ材料、変性エポキシ樹脂および
装置関連の売上が減少し、事業全体として減収
売
海 外 325 661 338 104% 615 93%
上
連結
高 調整
▲336 ▲684 ▲351 - ▲716 - 営業利益 35億円(113%)
合 計 573 1,151 544 95% 1,025 89% ◆減収となるものの、一部製造子会社の収益性の改善等により、
増益
国 内 20 39 22 110% 42 107%
営
海 外 9 17 14 147% 23 133%
2021年3月期 通期見通し
業
◇下期、変性エポキシ樹脂は車載向けが回復し、モバイル機器
利 連結
調整
+0 ▲3 ▲1 - ▲3 - 電子部品向けが引き続き堅調に推移し上期比増収見込み。
益 一方、ノートブック向け等のビジネスは、ディスプレイ関連市場
合 計 31 53 35 113% 62 115% の先行き不透明な状況に鑑み、上期比減収を見込み、全体で
上期比減収見通し。
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて
◇通期で、減収となるものの、一部製造子会社における損益改善
調整しております。(のれん及び技術資産等の償却含む) の影響等により、増益となる見通し
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モビリティ・エネルギーセグメント
<所在地別売上高・営業利益> 2021年3月期 第2四半期実績
(億円)
20/03期 21/03期
売上高 460億円(70%)
前年 通期
中間 通期 中間 前期比
同期比 見通し
◆モビリティソリューションズ事業は、グレーターチャイナを除く
国 内 387 764 251 65% 611 80% 全ての地域における自動車生産台数の減少等により、
グレーターチャイナを除く全ての地域の樹脂ビジネスが減少し、
売 減収
海 外 384 723 291 76% 627 87%
上
連結
調整
▲116 ▲227 ▲82 - ▲218 -
高
営業利益 1億円(10%)
合 計 656 1,260 460 70% 1,020 81%
◆減収により、減益
国 内 5 10 ▲1 - 3 37%
営
海 外 5 8 2 46% 8 102% 2021年3月期 通期見通し
業
利 連結 ◇下期、自動車生産台数が回復し、国内外における樹脂販売が
調整
+0 +0 +0 - +0 -
上期比増収となり、またカーエレクトロニクス関連の素材・部品
益
合 計 11 18 1 10% 11 58% 等の販売が新規事業立ち上げ等もあり好調に推移し、
上期比増収見通し
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。
◇通期では、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて 減収減益見通し
調整しております。(のれん及び技術資産等の償却含む)
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生活関連セグメント
<所在地別売上高・営業利益> 2021年3月期 第2四半期実績
(億円)
20/03期 21/03期 売上高 859億円(196%)
前年 通期
中間 通期 中間 前期比
同期比 見通し
◆トレハ®等の食品素材(Prinovaグループ除く)やAA2G®等の香粧
国 内 508 1,044 495 97% 1,002 96% 品関連素材の売上は減少したものの、医薬品原料・中間体・
売
医用材料および衛生商品関連の売上が増加し、更にPrinovaグ
海 外 73 468 512 695% 986 210%
ループの売上が加わったこと等により、増収
上
連結
調整
▲145 ▲298 ▲148 - ▲333 -
高
営業利益 30億円(152%)
合 計 437 1,215 859 196% 1,655 136%
◆増収により、増益
国 内 32 67 30 95% 58 86%
営
2021年3月期 通期見通し
業
海 外 3 19 28 721% 53 271%
◇下期、Prinovaは引き続き堅調に推移し、上期同等の売上となり、
利 連結
調整
▲16 ▲47 ▲29 - ▲55 - また医薬品原料・中間体・医用材料の売上が堅調に推移する
益 見込み。 一方、新型コロナウイルス感染症の影響が継続し、
合 計 19 39 30 152% 56 141% インバウンド需要が回復しないと想定しており、トレハ® ・AA2G ®
等の林原製品の売上が上期比減収となり、
※上記数値は、所在地別の連結会社数値の合算になります。 全体として上期比減収見通し
地域間連結消去を加味していない為、連結調整項目にて
調整しております。(のれん及び技術資産等の償却含む) ◇通期では、Prinova連結の影響が大きく、増収増益見通し
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質問等のお問い合わせ先
本日の説明ならびに本資料の内容につき、ご質問等がございましたら、
下記までお問合せください。
お問い合わせ先:
経営企画本部 企画管理室 商事法務・IRチーム
電話番号 : 03-3665-3028
お問い合わせフォーム : https://www.nagase.co.jp/contact/
※上記URLをクリックいただき、「IR(投資家情報)」から必要事項記載の上、ご連絡ください。
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https://www.nagase.co.jp/
当プレゼンテーション資料には、2020年11月26日時点の将来に関する前提・見通し・計画に基づ
く予測が含まれています。世界経済・競合状況・為替変動等に関わるリスクや不確定要因により、
実際の業績が記載の予測と異なる可能性があります。
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