7992 セーラー 2021-03-05 16:00:00
中期経営計画(2021年から2023年まで)策定に関するお知らせ [pdf]

                                                     2021 年 3 月 5 日
 各        位
                                        会社名  セーラー万年筆株式会社
                                        代表者名 代表取締役社長 比佐 泰
                                         (コード番号 7992 東証 第二部)
                                        問合せ先 取締役管理部長 米澤 章正
                                              (TEL 03-3846-2651)


          中期経営計画(2021 年から 2023 年まで)策定に関するお知らせ

  当社は、最近の情勢を踏まえ、本日開催の当社取締役会において、2020 年 2 月 14 日に発表した
 中期経営計画(2020 年から 2022 年まで)を見直し、新たな中期経営計画(2021 年から 2023 年ま
 で)を策定いたしましたのでお知らせいたします。

                                記
1.前中期経営計画(2020 年から 2022 年まで)見直しの背景
  当社は、数年にわたる経営不振から脱却するため、2015 年末に新執行部を発足し、不採算事業か
 らの撤退と自社製品販売比率の向上を進め、経営再建に努めてまいりました。しかし、2018 年には
 広島県呉市の広島工場(旧天応工場)が豪雨被害に遭い、2020 年には新型コロナウイルス感染症の
 拡大により経済が停滞するなど内外の様々な要因により、計画に沿った再建は進められませんでした。
 このような状況の下、当社グループは、プラス株式会社との業務・資本提携(※1)により企業価値
 の向上・再建を進めることを決定しました。これに基づき、2020 年 7 月にはプラス株式会社を対象
 とする第三者割当による第1回無担保転換社債型新株予約権付社債 20 億円の発行を行い、広島工場
 敷地内での新工場建設及び万年筆製造設備の更新・増強計画に着手しております。また、新たなコー
 ポレート・アイデンティティ、ビジュアル・アイデンティティの策定やこれまでの天応工場を「広島
 工場」への呼称変更など、企業イメージ・企業風土の刷新を図っております。更には、プラスグルー
 プで新たに設立した文具販売会社「コーラス株式会社」に参画 (※2)して文具事業の国内営業部門
 を委託するなど、積極的な投資、改革に着手しております。
  このような状況を踏まえ、当社は、2020 年 2 月 14 日に発表した中期経営計画(2020 年から 2022
 年まで)を見直し、新たな中期経営計画(2021 年から 2023 年まで)を策定することといたしました。


2.新中期経営計画(2021 年から 2023 年まで)の概要
  文具事業におきましては、当社の強みであり、販売好調を続けている万年筆及び万年筆インクの増
 産・生産性向上、付加価値向上を目指してまいります。新工場建設を行い、製造能力の増強を進めま
 す。一方で、企画・研究開発部門を強化して、新製品開発のスピードアップを図り、コーラス株式会
 社への参画(※2)によって強化された販売力を最大限に生かす施策を実施してまいります。
  一方、ロボット機器事業につきましては、新型コロナウイルス感染症対策に関連した医療機器業界
 へのアプローチ強化、地球温暖化対策関連業界へのアプローチ強化など、世の中の変化に合わせた機
 動的な販売強化を実施してまいります。また、ぺんてる株式会社との協業(※3)による自動化装置
 への取り組み強化、生産設備のスマートファクトリー化に必要な IoT への取り組みの強化などにより、
 顧客の生産性向上と品質の安定性に貢献してまいります。
     ※1   2018 年 4 月 27 日公表「業務・資本提携及び第三者割当増資による新株式発行並びに
                            主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」
     ※2   2020 年 6 月 23 日公表「国内文具営業の業務委託に関するお知らせ」
     ※3   2020 年7月 31 日公表「業務提携基本合意に関するお知らせ」
3.2020 年実績および 2021 年-2023 年計画(連結)                                     [百万円]
               2020 年      2021 年            2022 年            2023 年
                実績        金額        構成比     金額        構成比     金額      構成比


 売上高             4,799    5,630     -       6,000     -       6,700     -


 営業利益又は
                 △ 75      105      1.9%     130      2.2%     190      2.8%
 営業損失(△)


 経常利益又は
                 △124          75   1.3%      95      1.6%     154      2.3%
 経常損失(△)

 親会社株主に帰属
 する当期純利益又は
                 △136          30   0.5%      80      1.3%     130      1.9%
 親会社株主に帰属
 する当期純損失(△)
       (注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したもの
          であり、実際の業績は、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。




(ご参考)昨年発表した中期経営計画(2020 年から 2022 年まで)の概要

・業績目標(連結)                                                             [百万円]
               2019 年      2020 年            2021 年            2022 年
                実績        金額        構成比     金額        構成比     金額      構成比


 売上高              5,325   5,700     -       6,150     -       6,650     -


 営業利益又は
                  △21          75    1.3%    135       2.2%    230      3.5%
 営業損失(△)


 経常利益又は
                  △44          45    0.8%    105       1.7%    200      3.0%
 経常損失(△)

 親会社株主に帰属
 する当期純利益又は
                 △139          25    0.4%        85    1.4%    180      2.7%
 親会社株主に帰属
 する当期純損失(△)


                                                                      以 上