7987 ナカバヤシ 2021-05-14 16:20:00
中期経営計画策定に関するお知らせ [pdf]

                                                   2021 年5月 14 日
各位
                                会 社 名     ナカバヤシ株式会社
                                 代表者名     代表取締役
                                          社長執行役員       湯本 秀昭
                                          (コード:7987、東証第一部)
                                 問合せ先     常務執行役員
                                           管理統括本部長     作田 一成
                                          (TEL.06-6943-5555)




                   中期経営計画策定に関するお知らせ

 当社グループは、2022 年 3 月期から 2024 年 3 月期までの3か年の中期経営計画「add+ve
nture70」(アドベンチャー70)を下記の通り策定いたしましたので、お知らせします。


                                記

             新・中期経営計画       「add+venture 70」

                   ~2021 年 70 周年、70 のワクワクはじめます~
                       (2022年3月期~2024年3月期)


1.「add+venture 70」(アドベンチャー70)に込めた思い
     1951 年に設立したナカバヤシ株式会社は、紙製品の加工から事務機器や発電事業など、時代
  の変化に対応することで、今年 70 周年を迎えました。
     2021 年 4 月より第3次中期経営計画を策定するにあたり、デジタル化により新しい価値が
  求められるニューノーマルの時代、当社は変革する意志を込めたスローガン「add+venture 70」
  に決定しました。
     DX の活用や SDGsの達成を意識し、今後 3 年間で企業価値を高める70の新しいことに挑
  戦していきます。
「add+venture 70 ~2021 年 70 周年、70 のワクワクはじめます」
       add              「加える」
                            「足す」
       venture          「思い切ってやる」
                                「自ら進んでいく」
       add+venture70    「企業価値を高める 70 の変革を思い切って実行する」
2.中期基本方針
  ● 収益力の強化
    ① ナカバヤシの更なる認知度向上と企業ブランドを確立する
    ② 付加価値の高い製品やサービスの開発を継続し粗利益率の向上を図る
    ③ グループの再編やシナジー創出を生産、販売において最大限発揮する
  ● 成長力の推進
    ① 新規事業の創造に取り組み、事業領域の拡大、多角化を図る
    ② 組織改編や戦略的人事改革の実践
  ● 株主価値の向上
    財務基盤の強化、機動的な資本政策により株主価値の向上を図る

具体的には次の『Main add+venture』を目標に実践してまいります。

  1.3年間で企業価値を高める70の新しいことに挑戦
  2.2024 年 3 月期の売上高 700 億円、経常利益率 5.5%
  3.ROE8.0%
  4.配当性向 30~40%台の堅持
  5.新しい人事評価制度を確立することによる多様な働き方の更なる高度化
  6.ニューノーマルに対応した事業展開と DX を用いたバックオフィスの効率化
  7.積極的な社会貢献活動の推進


3.中期事業戦略
   当社グループは 1923 年図書館製本業で創業後、市場環境変化や顧客ニーズの多様性に対応
  しつつ、常に『新しいこと』に取り組んできた歴史があります。ニューノーマルやDXによっ
  て従来のビジネスモデルやプロセスが大きく変わることから、全社員・部門・会社単位で 70 の
  目標を設定し挑戦していきます。
   また5つの事業セグメントにおいて、これまで経営の効率化と意思決定の迅速さを目指した
  運営をしてまいりましたが、更にグループ全体としての経営資源の最適配分、事業セグメント
  間やグループ会社間のシナジー創出について加速度をもって取り組んでいきます。
   生産年齢人口の減少を見据えた人事制度改革、積極的にチャレンジできる企業風土の醸成な
  ど、持続可能な企業統治を図ります。
   これらの中期事業戦略を推進することで、中期経営計画の目標達成に努めます。


 【ビジネスプロセスソリューション事業】
  「こまったを良かったに」、ビジネスプロセスにおける付加価値の高いソリューション事業を
  目指します。
  ① 図書館製本業から図書館総合サービス企業への転換を今後も図っていきます
 ② 人材不足、働き方改革など社会を取り巻くビジネス環境をトータルにサポートする『BPO
   総合支援サービス』を展開していきます
 【コンシューマーコミュニケーション事業】
 ニューノーマルの時代に求められる「冒険心あふれる製品」の開発に挑戦します。
 ① 教育現場での快適な学び、働き方改革における効率的な Work Place を提供していきます
 ② SDGs等の社会課題解決に貢献できる製品を提供していきます
 ③ 人と人とのコミュニケーション不足によるストレスを癒す製品やサービス等、健康を切り
   口とした製品を開発していきます
 ④ 海外販路の開拓を強化し、海外市場におけるNCLブランドの認知度を向上させていきま
   す
 【オフィスアプライアンス事業】
 オフィス環境の改善とデジタル化を見据えた製品やサービスの提供を目指します
 ① 秘密保持に関する製品やサービスを提供していきます
 ② 多様な働き方に対応するファニチャーやシステムを提供していきます
 ③ 調光ガラス(N-Smart)の販売強化とパーティション以外の製品開発をしていきます
 【エネルギー事業】
  木質バイオマス発電及び太陽光発電の安定稼働と熱利用による新分野の創造を目指します。
 【その他】
  農業の6次産業化に加え ICT 技術を活用した営農を図ります。


4.中期財務戦略
   新規事業や既存ビジネスの深堀による売上増加、業務プロセスの見直しや新たな付加価値の
 提供による利益率改善を図り、連結売上高 700 億円、経常利益率 5.5%を目指します。
   配当性向については、引き続き 30~40%を堅持していきます。


  中期数値目標(連結)                                              【単位:百万円・%】

             2021 年 3 月期    2022 年 3 月期    2023 年 3 月期     2024 年 3 月期
               (実績)           (目標)           (目標)            (目標)
  売上高              63,644         65,000         67,000        70,000
  経常利益              3,023          3,100          3,400         3,850
  経常利益率               4.7            4.8            5.1           5.5


                                                                    以上