7987 ナカバヤシ 2021-05-14 16:20:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上場会社名 ナカバヤシ株式会社 上場取引所 東
コード番号 7987 URL https://www.nakabayashi.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長執行役員 (氏名)湯本 秀昭
問合せ先責任者 (役職名) 常務執行役員管理統括本部長 (氏名)作田 一成 TEL 06-6943-5555
定時株主総会開催予定日 2021年6月25日 配当支払開始予定日 2021年6月28日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月25日
決算補足説明資料作成の有無:無
決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 63,644 △2.5 2,550 8.7 3,023 10.5 1,552 △0.6
2020年3月期 65,309 2.0 2,346 12.3 2,736 10.9 1,561 △0.3
(注)包括利益 2021年3月期 2,502百万円 (85.4%) 2020年3月期 1,349百万円 (△4.1%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 60.20 - 6.2 5.4 4.0
2020年3月期 60.65 - 6.6 4.9 3.6
(参考)持分法投資損益 2021年3月期 -百万円 2020年3月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 57,113 28,046 45.2 1,000.80
2020年3月期 55,782 26,106 43.2 934.35
(参考)自己資本 2021年3月期 25,821百万円 2020年3月期 24,072百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 2,407 △518 △2,269 6,426
2020年3月期 3,878 △3,063 △266 6,806
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
(合計) (連結) (連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 10.00 - 12.00 22.00 566 36.3 2.4
2021年3月期 - 10.00 - 12.00 22.00 567 36.5 2.3
2022年3月期(予想) - 10.00 - 12.00 22.00 35.5
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 29,500 3.0 700 9.0 900 1.3 450 3.4 17.44
通期 65,000 2.1 2,650 3.9 3,100 2.5 1,600 3.1 62.01
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 28,794,294株 2020年3月期 28,794,294株
② 期末自己株式数 2021年3月期 2,993,787株 2020年3月期 3,030,402株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 25,789,510株 2020年3月期 25,753,469株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、業
績予想の前提となる仮定及び業績予想に関する注記事項等につきましては、4ページ「1.経営成績等の概況(4)
今後の見通し」をご参照ください。
ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 7
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 7
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 14
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 14
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 17
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 17
4.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 18
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ社会・経済活動に一定の
回復が見られたものの、終息時期は依然として見通せず、世界各国においても先行きの不透明な状況が続いており
ます。
このような中、当社グループは、中期経営計画「総・想・創」(そう・そう・そう)の最終年度を迎え目標達成
のため、Web商談やリモートワーク、時差出勤等を活用し感染拡大防止対策を推進する一方、製品やサービスの
安定供給と収益改善に努めてまいりました。
利益面では売上高は減少しましたが、利益率の高い受注や生産の内製化を進めたことで原価率が改善しました。
販売費及び一般管理費は増加しましたが、営業利益および経常利益は増益となりました。
また、特別利益は固定資産売却益2億17百万円など合計で2億20百万円を計上し、特別損失は減損損失3億18百
万円など合計で4億29百万円計上いたしました。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は15億52百万円となりました。
当連結会計年度における当社グループの経営成績は下記の通りであります。
売上高 636億44百万円 (前年同期比2.5%減)
営業利益 25億50百万円 (前年同期比8.7%増)
経常利益 30億23百万円 (前年同期比10.5%増)
親会社株主に帰属する当期純利益 15億52百万円 (前年同期比0.6%減)
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① ビジネスプロセスソリューション事業
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)業務は、現場の煩雑な作業をオールインワン・ワンストッ
プで行える強みを生かし、官公庁から特別定額給付金の支給や医療従事者に対する支援などアウトソーシング業
務を受託しました。一方、各種試験運営は実施の延期や自粛、ノベルティ制作および容器包装関連は販売促進キ
ャンペーンや各種イベントの中止、法人向け手帳やレジロール紙は外出自粛要請発出の影響により、各事業の受
託が減少しました。図書館ソリューション業務は、製本や資料の電子化業務が順調に推移しており、また公共図
書館からのアウトソーシング業務は伸長しました。
この結果、当事業の売上高は329億96百万円(前年同期比8.7%減)、営業利益は6億65百万円(前年同期比
40.1%減)となりました。
② コンシューマーコミュニケーション事業
新型コロナウイルス感染症で行動抑制が長期化し、店頭における購買活動や生活様式が大きく変化しました。
このような中、飛沫飛散低減対策用品のアクリル製や段ボール製パーティション、足踏み消毒ポンプスタンドな
どの製品群が引き続き好調に推移しました。また、政府が推進する「GIGAスクール構想」対応製品のタブレ
ット保管庫やタイマー付きOAタップ、在宅勤務の定着によりヘッドセットや室内用テントなどリモートワーク
関連用品、眠りに対する関心の高まりによりベッド等寝具関連も順調に推移いたしました。
この結果、当事業の売上高は212億80百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は14億2百万円(前年同期比
60.5%増)となりました。
③ オフィスアプライアンス事業
新型コロナウイルス感染症による在宅勤務者の増加に伴い、オフィスシュレッダの受注は低調でしたが、年度
末に向けて好調に推移しました。一方、オフィス環境の改善と飛沫飛散低減対策を目的としたレイアウト変更の
動きにより、ローパーティションが伸長しました。
今後さらなるデジタル化が進展することが想定され、シュレッダ以外の新規商材として取り扱いを開始した調
光ガラス『N-Smart(エヌ・スマート)』の営業活動を積極的に展開していきます。
この結果、当事業の売上高は75億66百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は5億68百万円(前年同期比
26.4%増)となりました。
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
④ エネルギー事業
木質バイオマス発電は、前年度稼働が一時停止したため売上高、営業利益が減少しましたが、当期は計画通り
順調に稼働いたしました。また、太陽光発電も順調に推移しました。
この結果、当事業の売上高は17億5百万円(前年同期比13.5%増)、営業利益は2億28百万円(前年同期比
29.8%増)となりました。
⑤ その他
野菜プラント事業及びにんにくファーム事業等であり、売上高は96百万円(前年同期比25.7%減)、営業損失
は36百万円(前年同期営業損失64百万円)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
[資産]
流動資産は、前連結会計年度末に比べて13億3百万円増加し、283億15百万円となりました。これは受取手形及
び売掛金が13億46百万円、電子記録債権(流動資産の「その他」)が2億4百万円、原材料及び貯蔵品が82百万円
それぞれ増加しましたが、現金及び預金が3億80百万円、商品及び製品が29百万円それぞれ減少したことなどによ
ります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて27百万円増加し、287億97百万円となりました。これは投資有価証券が
7億46百万円、建物及び構築物が6億96百万円それぞれ増加しましたが、土地が7億77百万円、建設仮勘定が5億
78百万円それぞれ減少したことなどによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて13億31百万円増加し、571億13百万円となりました。
[負債]
流動負債は、前連結会計年度末に比べて1億57百万円減少し、173億73百万円となりました。これは未払法人税
等が3億59百万円、未払金が2億13百万円、賞与引当金が2億円それぞれ増加しましたが、短期借入金が5億65百
万円、支払手形及び買掛金が4億49百万円それぞれ減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて4億50百万円減少し、116億93百万円となりました。これは長期借入金
が2億89百万円減少したことなどによります。
[純資産]
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて19億39百万円増加し、280億46百万円となりました。これは利益剰余
金が9億85百万円、その他有価証券評価差額金が4億50百万円、退職給付に係る調整累計額が2億80百万円それぞ
れ増加したことなどによります。
この結果、自己資本比率は45.2%となり、前連結会計年度末に比べて2.0ポイント上昇いたしました。
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
営業活動によるキャッシュ・フローは、24億7百万円の収入(前年同期比14億70百万円収入減)となりました。
主な内訳として、収入については、税金等調整前当期純利益28億13百万円、減価償却費16億23百万円、減損損失3
億18百万円であり、支出については、売上債権の増加額12億3百万円、法人税等の支払額7億90百万円、仕入債務
の減少額6億81百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、5億18百万円の支出(前年同期比25億44百万円支出減)となりました。
主な内訳として、収入については、有形固定資産の売却による収入13億83百万円、支出については、有形固定資産
の取得による支出16億59百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1億34百万円であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、22億69百万円の支出(前年同期比20億2百万円の支出増)となりまし
た。主な内訳として、収入については、長期借入れによる収入35億25百万円、支出については、長期借入金の返済
による支出39億56百万円、短期借入金の減少額11億91百万円であります。
この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は前連結会計年度末より3億80百万円減少し、64億26百万円
となりました。
(4)今後の見通し
今後のわが国経済の見通しにつきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症が経済活動に影響を与えると思
われます。ワクチン接種が開始されたものの終息時期を見通せず、経済の本格的な回復には時間を要するものと見
られます。
このような状況のもと当社グループは新・中期経営計画「add+venture 70」(アドベンチャー70)の方針に基づ
き、収益力の強化、成長力の推進、株主価値の向上に取り組み、中期数値目標達成に向けた施策を実行してまいり
ます。
2022年3月期の業績につきましては、売上高650億円(前期比2.1%増)、営業利益26億50百万円(前期比3.9%
増)、経常利益31億円(前期比2.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16億円(前期比3.1%増)を見込んで
おります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸
表を作成する方針であります。
なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,847 6,467
受取手形及び売掛金 10,314 11,660
商品及び製品 5,601 5,572
仕掛品 684 757
原材料及び貯蔵品 1,427 1,510
その他 2,138 2,353
貸倒引当金 △2 △5
流動資産合計 27,012 28,315
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 6,896 7,592
機械装置及び運搬具(純額) 5,312 5,034
土地 10,820 10,042
建設仮勘定 606 28
その他(純額) 209 211
有形固定資産合計 23,845 22,910
無形固定資産
のれん 477 498
その他 311 260
無形固定資産合計 789 759
投資その他の資産
投資有価証券 2,130 2,876
退職給付に係る資産 294 783
繰延税金資産 724 476
その他 992 1,000
貸倒引当金 △5 △9
投資その他の資産合計 4,135 5,128
固定資産合計 28,770 28,797
資産合計 55,782 57,113
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 6,358 5,908
短期借入金 5,319 4,753
未払金 2,819 3,032
未払費用 440 456
未払法人税等 512 872
賞与引当金 653 854
その他 1,428 1,495
流動負債合計 17,531 17,373
固定負債
長期借入金 7,987 7,697
退職給付に係る負債 3,358 3,344
繰延税金負債 342 345
その他 456 305
固定負債合計 12,144 11,693
負債合計 29,676 29,067
純資産の部
株主資本
資本金 6,666 6,666
資本剰余金 8,759 8,761
利益剰余金 9,980 10,965
自己株式 △1,549 △1,530
株主資本合計 23,856 24,863
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 313 763
繰延ヘッジ損益 20 27
為替換算調整勘定 76 80
退職給付に係る調整累計額 △193 86
その他の包括利益累計額合計 215 957
非支配株主持分 2,033 2,225
純資産合計 26,106 28,046
負債純資産合計 55,782 57,113
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 65,309 63,644
売上原価 48,742 46,625
売上総利益 16,566 17,019
販売費及び一般管理費
運賃及び荷造費 2,836 2,853
広告宣伝費及び販売促進費 1,085 968
役員報酬 321 309
給料手当及び賞与 5,047 5,184
賞与引当金繰入額 348 476
退職給付費用 201 232
福利厚生費 1,009 1,031
旅費及び交通費 253 154
通信費 229 230
賃借料 484 512
貸倒引当金繰入額 5 4
減価償却費 287 280
その他 2,107 2,231
販売費及び一般管理費合計 14,220 14,469
営業利益 2,346 2,550
営業外収益
受取賃貸料 120 170
受取配当金 70 65
受取保険金 164 114
雇用調整助成金 - 127
その他 184 166
営業外収益合計 539 645
営業外費用
支払利息 62 76
貸与資産諸費用 29 48
操業休止費用 23 -
その他 34 47
営業外費用合計 150 172
経常利益 2,736 3,023
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 17 217
投資有価証券売却益 98 3
補助金収入 2 -
特別利益合計 118 220
特別損失
固定資産処分損 18 82
減損損失 169 318
投資有価証券売却損 0 -
投資有価証券評価損 25 29
関係会社株式評価損 122 -
特別損失合計 336 429
税金等調整前当期純利益 2,518 2,813
法人税、住民税及び事業税 859 1,169
法人税等調整額 △23 △78
法人税等合計 836 1,090
当期純利益 1,682 1,723
非支配株主に帰属する当期純利益 120 170
親会社株主に帰属する当期純利益 1,561 1,552
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(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 1,682 1,723
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △279 507
繰延ヘッジ損益 3 6
為替換算調整勘定 △8 4
退職給付に係る調整額 △48 260
その他の包括利益合計 △332 778
包括利益 1,349 2,502
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 1,224 2,294
非支配株主に係る包括利益 124 207
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 6,666 8,758 8,985 △1,566 22,843
当期変動額
剰余金の配当 △566 △566
親会社株主に帰属する
当期純利益
1,561 1,561
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 0 17 18
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 0 995 17 1,013
当期末残高 6,666 8,759 9,980 △1,549 23,856
その他の包括利益累計額
非支配
その他 退職給付に その他の 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算 株主持分
有価証券
損益 調整勘定
係る調整 包括利益
評価差額金 累計額 累計額合計
当期首残高 579 16 84 △128 552 1,921 25,317
当期変動額
剰余金の配当 △566
親会社株主に帰属する
当期純利益
1,561
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 18
株主資本以外の項目の
△266 3 △8 △65 △337 112 △224
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △266 3 △8 △65 △337 112 789
当期末残高 313 20 76 △193 215 2,033 26,106
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 6,666 8,759 9,980 △1,549 23,856
当期変動額
剰余金の配当 △567 △567
親会社株主に帰属する
当期純利益
1,552 1,552
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 2 19 21
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 2 985 18 1,006
当期末残高 6,666 8,761 10,965 △1,530 24,863
その他の包括利益累計額
非支配
その他 退職給付に その他の 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算 株主持分
有価証券
損益 調整勘定
係る調整 包括利益
評価差額金 累計額 累計額合計
当期首残高 313 20 76 △193 215 2,033 26,106
当期変動額
剰余金の配当 △567
親会社株主に帰属する
当期純利益
1,552
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 21
株主資本以外の項目の
450 6 4 280 742 191 933
当期変動額(純額)
当期変動額合計 450 6 4 280 742 191 1,939
当期末残高 763 27 80 86 957 2,225 28,046
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 2,518 2,813
減価償却費 1,617 1,623
減損損失 169 318
のれん償却額 211 247
貸倒引当金の増減額(△は減少) 2 3
賞与引当金の増減額(△は減少) △1 195
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △89 △102
有形固定資産処分損益(△は益) 1 △135
投資有価証券売却損益(△は益) △98 △3
投資有価証券評価損益(△は益) 25 29
関係会社株式評価損 122 -
受取利息及び受取配当金 △74 △71
支払利息 62 76
補助金収入 △2 -
売上債権の増減額(△は増加) 596 △1,203
たな卸資産の増減額(△は増加) △44 △73
仕入債務の増減額(△は減少) △130 △681
未払消費税等の増減額(△は減少) 264 66
その他 △385 101
小計 4,764 3,204
利息及び配当金の受取額 74 71
利息の支払額 △60 △77
法人税等の支払額 △900 △790
営業活動によるキャッシュ・フロー 3,878 2,407
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △41 △41
定期預金の払戻による収入 41 41
有形固定資産の取得による支出 △3,084 △1,659
有形固定資産の売却による収入 67 1,383
無形固定資産の取得による支出 △95 △53
投資有価証券の取得による支出 △51 △17
投資有価証券の売却による収入 161 12
短期貸付金の純増減額(△は増加) 12 17
長期貸付金の回収による収入 19 15
子会社株式の取得による支出 - △38
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- △134
支出
補助金の受取による収入 2 -
その他 △96 △44
投資活動によるキャッシュ・フロー △3,063 △518
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △700 △1,191
長期借入れによる収入 4,230 3,525
長期借入金の返済による支出 △3,155 △3,956
自己株式の取得による支出 △0 △0
配当金の支払額 △564 △565
その他 △76 △80
財務活動によるキャッシュ・フロー △266 △2,269
現金及び現金同等物に係る換算差額 △0 0
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 547 △380
現金及び現金同等物の期首残高 6,258 6,806
現金及び現金同等物の期末残高 6,806 6,426
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り)
当社グループ事業への影響は、事業によってその影響や程度が異なるものの、直近の営業活動等を鑑み、限定的
であると仮定し、固定資産の減損評価、繰延税金資産の回収可能性などの会計上の見積りを行っております。な
お、新型コロナウイルス感染症の影響については不確定要素が多いため、その状況によっては最善の見積りを行っ
た結果としての見積もられた金額と事後的な結果との間に乖離が生じる可能性があります。
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
(セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営
資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、製品・サービス別のカンパニー及び連結子会社を設置し、各カンパニー及び連結子会社は、取り扱
う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
従って、当社は、カンパニー及び連結子会社を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されてお
り、「ビジネスプロセスソリューション事業」、「コンシューマーコミュニケーション事業」、「オフィスア
プライアンス事業」及び「エネルギー事業」の4つを報告セグメントとしております。
「ビジネスプロセスソリューション事業」は、印刷・データプリント・製本等のBPO事業、図書館ソリュ
ーション、データプリントサービス及び手帳等の製造、販売や人材派遣を行っております。「コンシューマー
コミュニケーション事業」は、ノート、アルバム、ファイル、収納整理用品、パソコン周辺用品、プリンタ用
紙、チャイルドシート等の製造、販売を行っております。「オフィスアプライアンス事業」は、シュレッダ、
製本機、電子カルテワゴン、点滴スタンド等の製造、販売やオフィス家具等の販売、古紙リサイクルを行って
おります。「エネルギー事業」は木質バイオマス発電、太陽光発電を行っております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントのセグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格等に基づいておりま
す。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結
調整額
ビジネス その他 財務諸表
コンシューマー オフィス 合計 (注)
プロセス (注)1 計上額
ソリューション
コミュニ アプライアンス エネルギー事業 計 2・3
(注)4
ケーション事業 事業
事業
売上高
外部顧客への
36,124 20,129 7,423 1,502 65,179 129 65,309 - 65,309
売上高
セグメント間
の内部売上高 1,352 1,175 676 - 3,205 25 3,230 △3,230 -
又は振替高
計 37,476 21,305 8,099 1,502 68,384 154 68,539 △3,230 65,309
セグメント利益
1,110 873 449 175 2,609 △64 2,544 △198 2,346
又は損失(△)
セグメント資産 25,325 18,295 4,804 3,527 51,953 76 52,030 3,752 55,782
その他の項目
減価償却費 861 276 51 248 1,436 12 1,449 167 1,617
のれんの償却
105 105 - - 211 - 211 - 211
額
有形固定資産
及び無形固定 2,589 417 80 0 3,087 10 3,098 8 3,107
資産の増加額
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、野菜プラント事業及びにんにくフ
ァーム事業等を含んでおります。
2 セグメント利益又は損失の調整額△198百万円には、セグメント間取引消去193百万円、棚卸資産の調整額1
百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△393百万円が含まれております。全社費用は、主
に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。
3 セグメント資産の調整額3,752百万円には、セグメント間取引消去△3,989百万円、各報告セグメントに配分
していない全社資産7,746百万円及び棚卸資産の調整額△5百万円が含まれております。全社資産は、主に
報告セグメントに帰属しない当社での余資運用資金(現金及び短期貸付金)、長期投資資金(投資有価証
券)及び管理部門に係る資産等であります。
4 セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結
調整額
ビジネス その他 財務諸表
コンシューマー オフィス 合計 (注)
プロセス (注)1 計上額
ソリューション
コミュニ アプライアンス エネルギー事業 計 2・3
(注)4
ケーション事業 事業
事業
売上高
外部顧客への
32,996 21,280 7,566 1,705 63,548 96 63,644 - 63,644
売上高
セグメント間
の内部売上高 1,406 1,281 937 - 3,625 43 3,668 △3,668 -
又は振替高
計 34,402 22,562 8,504 1,705 67,174 139 67,313 △3,668 63,644
セグメント利益
665 1,402 568 228 2,864 △36 2,827 △277 2,550
又は損失(△)
セグメント資産 26,391 18,765 4,819 3,341 53,317 82 53,400 3,713 57,113
その他の項目
減価償却費 915 245 48 251 1,460 3 1,463 159 1,623
のれんの償却
159 87 - - 247 - 247 - 247
額
有形固定資産
及び無形固定 1,121 451 68 96 1,738 12 1,750 19 1,769
資産の増加額
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、野菜プラント事業及びにんにくフ
ァーム事業等を含んでおります。
2 セグメント利益又は損失の調整額△277百万円には、セグメント間取引消去167百万円、棚卸資産の調整額2
百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△447百万円が含まれております。全社費用は、主
に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。
3 セグメント資産の調整額3,713百万円には、セグメント間取引消去△4,385百万円、各報告セグメントに配分
していない全社資産8,101百万円及び棚卸資産の調整額△2百万円が含まれております。全社資産は、主に
報告セグメントに帰属しない当社での余資運用資金(現金及び短期貸付金)、長期投資資金(投資有価証
券)及び管理部門に係る資産等であります。
4 セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 934円35銭 1,000円80銭
1株当たり当期純利益 60円65銭 60円20銭
(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 1,561 1,552
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
1,561 1,552
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 25,753 25,789
3 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 26,106 28,046
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 2,033 2,225
(うち非支配株主持分)(百万円) (2,033) (2,225)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 24,072 25,821
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通
25,763 25,800
株式の数(千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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ナカバヤシ株式会社(7987) 2021年3月期 決算短信
4.その他
(公正取引委員会による立ち入り検査について)
当社は、2019年10月8日、日本年金機構の入札に関して独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会によ
る立ち入り検査を受けました。当社といたしましては、今回、立ち入り検査を受けた事実を厳粛に受け止め、公正取
引委員会の検査に全面的に協力しております。今後の進展につきましては、判明次第開示してまいります。
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