7987 ナカバヤシ 2020-05-22 15:00:00
紙器および紙製包材ビジネスの強化について [pdf]
2020 年 5 月 22 日
各 位
会社名 ナカバヤシ株式会社
代表者名 取締役社長 湯本 秀昭
(コード:7987、東証第一部)
問合せ先 常務取締役管理統括本部長 作田 一成
(TEL.06-6943-5555)
紙器および紙製包材ビジネスの強化について
1.背景・経緯
昨今、海に流出したプラスチックごみがマイクロプラスチックとなり海洋生態系に影響を与えて
いる問題への社会的関心の高まりにより、使い捨てプラスチックの削減「脱プラ」「廃プラ」対策
が進められています。ビニールや包装、梱包、ケースなどに幅広く使われているプラスチックの代
替素材の一つとして「紙」の導入が進められており、今後も、プラスチック製品から紙製品への切
り替えが活性化していくことが予想されます。
また、「紙」は他素材より、スピーディーかつ低コストで多品種少量生産することができるため、
新興国の技術向上による価格競争の激化、それに伴う製品ライフサイクルの短縮化に対応すること
が可能な素材です。
このような背景のもと、当社は本日開催の取締役会において、紙器および紙製包材ビジネスをさ
らに強化することといたしました。
2.紙器・紙製包材分野強化についての概要
当社は、これらのニーズに対し、包材市場でのシェア拡大、収益の向上を目指した BPO 事業に
おける紙器・紙製包材分野の強化のため、下記の取り組みを行い、当年度 10 億円の事業規模を見
込みます。
(1) 紙ストロー・紙製リッド・非木材パルプ容器の展開
当社開発の国産紙ストロー「NAKABAYASHI paper straw」や国産紙コップ・紙リッド(ふた)
の「NAKABAYASHI paper cup&paper lid」
、さとうきびの絞りかすであるバガスを使用した非木
材パルプ容器 「NAKABAYASHI nature container」 木製カトラリー等を含めた製品を
他、 「asue」
シリーズとして 2020 年 4 月上旬より展開しています。使い捨てプラスチック製品が頻繁に使用さ
れている飲食分野に向けてプラスチック代替品を新たに展開することで、さらなる収益の向上を目
指します。「asue」公式サイト https://www.asue-ncl.jp/)
(
(2) 既存包材設備と新子会社の連携
紙製包材分野において、封筒製造を主とする戸田工場、包材製造を主とする上尾工場と、新子会
社「不二工芸印刷株式会社」の業務の統合、既存包材設備との連携でシナジー効果の最大化を図り
ます。
不二工芸印刷株式会社は、生活日用品・食品・菓子などの紙製包装箱、店頭ディスプレイ、ボト
ルキャリアなど特殊 POP を、企画から印刷、加工、組み立てまで一貫して行う企業です。
既存工場との統合、他の既存包材設備との連携で、さらなる多種少量発注への対応、スピーディ
ーな一貫生産が可能となります。
[新子会社概要]
被取得企業の名称 不二工芸印刷株式会社
被取得企業の事業の内容 パッケージ事業
企業結合を行った主な理由 ビジネスプロセスソリューション事業において当社
グループとの協力体制を構築することにより、シナ
ジー効果が期待できるためであります。
企業結合日 2020 年4月 13 日
企業結合の法的形式 当社による株式の取得
結合後企業の名称 不二工芸印刷株式会社
取得した議決権比率 100%
取得企業を決定するに至った主な根拠 現金を対価とした株式取得により、当社が議決権の
100%を獲得したためであります。
[既存工場概要]
・戸田工場
所 在 地 埼玉県戸田市笹目 8-12-4
業 務 内 容 封筒製造
・上尾工場
所 在 地 埼玉県上尾市中妻 3-7-1
業 務 内 容 紙製包材・紙製什器製造
以上