7970 信越ポリマ 2019-07-23 15:30:00
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年7月23日
上 場 会 社 名 信越ポリマー株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 7970 URL https://www.shinpoly.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 小野 義昭
問合せ先責任者 (役職名) 管理本部経理部長 (氏名) 平澤 秀明 (TEL) 03(5289)3716
四半期報告書提出予定日 2019年8月9日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第1四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第1四半期 19,438 △6.1 1,820 0.3 1,816 △10.3 1,288 △10.4
2019年3月期第1四半期 20,697 9.0 1,813 7.8 2,025 9.8 1,438 14.6
(注) 包括利益 2020年3月期第1四半期 1,477百万円( -%) 2019年3月期第1四半期 106百万円(△69.8%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第1四半期 15.86 15.85
2019年3月期第1四半期 17.62 17.58
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第1四半期 105,206 81,387 77.2
2019年3月期 107,032 80,560 75.1
(参考) 自己資本 2020年3月期第1四半期 81,215百万円 2019年3月期 80,388百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 8.00 - 8.00 16.00
2020年3月期 -
2020年3月期(予想) 8.00 - 8.00 16.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :有
2020年3月期の配当予想につきましては、業績予想の算定が困難であるため未定としておりましたが、2020年3月期
の業績予想の算定に伴い、上記のとおり公表いたします。
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 83,000 △2.9 7,800 △4.3 8,000 △0.3 6,000 △0.8 73.85
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :有
2020年3月期の連結業績予想につきましては、合理的な算定が困難であるため未定としておりましたが、最近の事業
環境及び業績動向等を踏まえ、上記のとおり公表いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期1Q 82,623,376株 2019年3月期 82,623,376株
② 期末自己株式数 2020年3月期1Q 1,377,302株 2019年3月期 1,377,302株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期1Q 81,246,074株 2019年3月期1Q 81,600,782株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
信越ポリマー株式会社(7970) 2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………… 2
(2)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………… 8
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………… 8
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信越ポリマー株式会社(7970) 2020年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、先進国を中心に緩やかな景気拡大基調が続きましたが、保
護主義的な経済政策に伴う通商摩擦が深刻化するなど、先行きに一段と不透明感が増しました。米国では輸出
の伸び悩みがみられましたが、雇用環境の改善が続き、個人消費も底堅く推移しました。欧州では内需は底堅
さを維持しましたが、製造業を中心に成長鈍化が見られました。アジアでは、全体として景気は底堅く推移し
たものの、中国では景気減速が継続しました。
日本経済は、企業の設備投資及び個人消費は緩やかに増加している一方、輸出・生産は減少しました。また、
欧米の中央銀行による本年内の金融緩和観測から円高が進行し、製造業の収益悪化懸念が生じました。
当社グループ関連の事業環境につきましては、半導体業界や電子部品業界の市況が一時的に停滞しており、
自動車関連分野の需要も前年並みに留まったため、全体として軟調に推移しました。
このような状況のもと、当社グループは国内外において主力製品及び新規事業製品の拡販に注力した営業活
動を継続的に展開し、生産・供給体制の拡充を図ってまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は194億38百万円(前年同期比6.1%減)、営業利益は
18億20百万円(前年同期比0.3%増)、経常利益は18億16百万円(前年同期比10.3%減)、親会社株主に帰属す
る四半期純利益は12億88百万円(前年同期比10.4%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 電子デバイス事業
当事業では、自動車関連入力デバイスを中心に堅調な出荷が続いたものの、全体として売上げは横ばいとな
りました。
入力デバイスは、自動車電装スイッチの新機種立ち上げがあったものの、キースイッチの出荷は前年並みに
留まりました。また、薄型ノートパソコン用タッチパッドは、新機種への採用があり、売上げは前年比で伸び
ました。
ディスプレイ関連デバイスは、視野角制御フィルム(VCF)の光学用途が伸長しましたが、液晶接続用コ
ネクターが伸びず、売上げは横ばいでした。
コンポーネント関連製品は、電子部品検査用コネクターが伸び悩んだものの、その他部品用途の製品が拡販
できました。
この結果、当事業の売上高は48億94百万円(前年同期比1.5%減)、営業利益は3億76百万円(前年同期比
19.0%増)となりました。
② 精密成形品事業
当事業では、半導体関連容器やキャリアテープ関連製品の出荷が低調に推移し、全体として売上げは前年を
下回りました。
半導体関連容器は、半導体業界の市況低迷を背景に300mmウエハー用及び小口径ウエハー用製品の出荷
が低調に推移し、売上げは振るいませんでした。
OA機器用部品は、主力のレーザープリンター用現像ローラの需要が伸びず、売上げは前年並みでした。
キャリアテープ関連製品は、高級スマートフォン用電子部品の需要が伸びず、売上げは前年を下回りまし
た。
シリコーンゴム成形品は、主力のメディカル関連製品が前年並みに推移したものの、全体として売上げは低
調でした。
この結果、当事業の売上高は79億79百万円(前年同期比12.0%減)、営業利益は11億95百万円(前年同期比
10.7%減)となりました。
③ 住環境・生活資材事業
当事業では、塩ビ関連製品の市場環境が非常に厳しい中、価格改定や新規事業製品の拡販を推し進めました
が、全体として売上げは伸び悩みました。
ラッピングフィルム等包装資材関連製品は、一部の価格改定ができましたが、全体的に出荷が振るわず、売
上げは前年並みでした。
塩ビパイプ関連製品は、市場競争が激しい中、一部の価格改定ができましたが、出荷量が伸びず、売上げは
前年を下回りました。
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信越ポリマー株式会社(7970) 2020年3月期 第1四半期決算短信
機能性コンパウンドは、ロボットケーブル用が年初からの出荷低調の回復が弱く、自動車用の需要も減速し
たため、売上げは伸び悩みました。
外装材関連製品は、前年からの特需が継続し、新規取引先への拡販、価格改定、製品ラインナップ拡充によ
り、売上げが伸びました。
新規事業製品である導電性ポリマーは、自動車用電子部品用途は好調だったものの、スマートフォン用部品
用途の需要が急減し、売上げは前年から落ち込みました。
この結果、当事業の売上高は47億67百万円(前年同期比3.8%減)、営業利益は1億61百万円(前年同期比
78.3%増)となりました。
④ その他
工事関連では、首都圏を中心に商業施設の新築・改装物件、公共施設の内装物件の受注が増え、全体として
売上げは伸びました。
この結果、その他の売上高は17億96百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益は86百万円(前年同期比26.7%
増)となりました。
(2)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
今後の見通しにつきましては、世界経済は、米中貿易摩擦の激化、中国経済の減速及びその回復の遅れなど
による景気の不透明感が広がっております。また、日本経済においては、企業の設備投資は緩やかに増加して
いるものの、個人消費は、10月に予定される消費税増税による消費の停滞、人手不足の影響などが懸念され、
先行きが見通しにくい状況にあります。
当社グループといたしましては、世界市場の需要を的確にとらえた販売活動と、最適地生産を徹底して、グ
ローバルな事業展開を加速させるとともに、事業環境の変化に即した効率的な事業運営及び新規事業の創出を
推し進めてまいります。
当期の連結業績予想といたしましては、売上高830億円、営業利益78億円、経常利益80億円、親会社株主に帰
属する当期純利益60億円としております。また、配当予想につきましては、1株当たり年間配当金は前期と同
額の16円(第2四半期末8円、期末8円)としております。
なお、連結業績及び配当の予想につきましては、本日(2019年7月23日)、別途「業績予想及び配当予想に関
するお知らせ」においても開示しております。
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信越ポリマー株式会社(7970) 2020年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 41,974 40,801
受取手形及び売掛金 20,228 18,939
電子記録債権 3,392 3,318
商品及び製品 6,316 6,823
仕掛品 1,557 1,705
原材料及び貯蔵品 3,236 3,607
未収入金 1,629 1,331
その他 383 642
貸倒引当金 △326 △319
流動資産合計 78,391 76,849
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 8,753 8,894
機械装置及び運搬具(純額) 5,805 5,749
土地 6,666 6,674
建設仮勘定 1,139 1,168
その他(純額) 1,741 1,768
有形固定資産合計 24,106 24,254
無形固定資産
ソフトウエア 101 94
その他 70 71
無形固定資産合計 172 166
投資その他の資産
投資有価証券 2,244 2,113
繰延税金資産 1,195 925
その他 923 896
投資その他の資産合計 4,362 3,936
固定資産合計 28,641 28,356
資産合計 107,032 105,206
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信越ポリマー株式会社(7970) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 12,399 12,058
電子記録債務 2,309 2,353
未払金 2,384 2,189
未払法人税等 1,049 250
未払費用 2,460 2,374
賞与引当金 1,336 825
役員賞与引当金 52 14
その他 2,277 1,715
流動負債合計 24,272 21,781
固定負債
退職給付に係る負債 1,512 1,317
その他 687 719
固定負債合計 2,200 2,037
負債合計 26,472 23,818
純資産の部
株主資本
資本金 11,635 11,635
資本剰余金 10,718 10,718
利益剰余金 61,284 61,923
自己株式 △1,329 △1,329
株主資本合計 82,310 82,948
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 375 303
為替換算調整勘定 △2,260 △2,001
退職給付に係る調整累計額 △36 △34
その他の包括利益累計額合計 △1,922 △1,733
新株予約権 172 172
純資産合計 80,560 81,387
負債純資産合計 107,032 105,206
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信越ポリマー株式会社(7970) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 20,697 19,438
売上原価 14,279 13,308
売上総利益 6,418 6,129
販売費及び一般管理費 4,604 4,309
営業利益 1,813 1,820
営業外収益
受取利息 96 105
為替差益 97 -
投資有価証券売却益 - 76
その他 29 40
営業外収益合計 223 223
営業外費用
支払利息 5 5
為替差損 - 214
その他 5 7
営業外費用合計 11 226
経常利益 2,025 1,816
税金等調整前四半期純利益 2,025 1,816
法人税、住民税及び事業税 436 238
法人税等調整額 151 289
法人税等合計 587 527
四半期純利益 1,438 1,288
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,438 1,288
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信越ポリマー株式会社(7970) 2020年3月期 第1四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
四半期純利益 1,438 1,288
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △6 △72
為替換算調整勘定 △1,324 258
退職給付に係る調整額 △0 2
その他の包括利益合計 △1,331 189
四半期包括利益 106 1,477
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 106 1,477
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信越ポリマー株式会社(7970) 2020年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
一部の在外連結子会社において、当第1四半期連結会計期間よりIFRS第16号「リース」を適用しております。当
該会計基準の適用が四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
(セグメント情報)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
前第1四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他
損益計算書
住環境・ (注)
電子デバイス 精密成形品 計 計上額
生活資材
売上高
外部顧客への売上高 4,968 9,070 4,954 18,994 1,703 20,697
セグメント間の内部売上高
- - - - - -
又は振替高
計 4,968 9,070 4,954 18,994 1,703 20,697
セグメント利益(営業利益) 316 1,338 90 1,745 68 1,813
(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、工事関連事業などを含んでおります。
当第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他
損益計算書
住環境・ (注)
電子デバイス 精密成形品 計 計上額
生活資材
売上高
外部顧客への売上高 4,894 7,979 4,767 17,641 1,796 19,438
セグメント間の内部売上高
- - - - - -
又は振替高
計 4,894 7,979 4,767 17,641 1,796 19,438
セグメント利益(営業利益) 376 1,195 161 1,733 86 1,820
(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、工事関連事業などを含んでおります。
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