7965 象印マホービン 2020-10-01 15:30:00
2020年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年10月1日
上 場 会 社 名 象印マホービン株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 7965 URL http://www.zojirushi.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役 社長執行役員 (氏名) 市川 典男
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名) 岡本 茂久 (TEL) 06-6356-2368
四半期報告書提出予定日 2020年10月2日 配当支払開始予定日 ー
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年11月期第3四半期の連結業績(2019年11月21日~2020年8月20日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年11月期第3四半期 55,782 △6.4 3,920 △4.5 4,013 △8.4 2,674 △12.3
2019年11月期第3四半期 59,589 △7.5 4,103 △21.1 4,381 △21.7 3,049 △18.6
(注)包括利益 2020年11月期第3四半期 2,739百万円( 48.9%) 2019年11月期第3四半期 1,840百万円( △43.8%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年11月期第3四半期 39.55 -
2019年11月期第3四半期 45.12 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年11月期第3四半期 91,959 71,911 77.5
2019年11月期 91,507 71,018 76.9
(参考) 自己資本 2020年11月期第3四半期 71,301百万円 2019年11月期 70,349百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年11月期 - 13.00 - 13.00 26.00
2020年11月期 - 13.00
2020年11月期(予想) 13.00 26.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年11月期の連結業績予想(2019年11月21日~2020年11月20日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属す 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
る当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 74,000 △6.5 4,700 △13.7 4,700 △20.0 3,100 △24.0 45.85
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年11月期3Q 72,600,000株 2019年11月期 72,600,000株
② 期末自己株式数 2020年11月期3Q 4,987,621株 2019年11月期 4,996,856株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年11月期3Q 67,607,750株 2019年11月期3Q 67,594,427株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
象印マホービン株式会社(7965) 2020年11月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 8
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象印マホービン株式会社(7965) 2020年11月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、当初は雇用環境や企業収益などが緩やかに回復していましたが、
その後の新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響により、景気が急速に悪化するなど厳しい状況で推移いたし
ました。また、世界経済の減速傾向も続いており、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような経営環境の中で、当社グループは、かまど炊きの特徴である炎のゆらぎを再現する圧力IH炊飯ジャー
『炎舞炊き』について、本体底ヒーターを増強し、さらに甘みのある、ふっくらとしたごはんを炊き上げるモデルチ
ェンジを実施いたしました。加えて、ホットプレートやコーヒーメーカーの新製品を発売するとともに既存商品の販
売にも注力いたしました。
製品区分別の概況は次のとおりであります。
調理家電製品につきましては、国内においては、炊飯ジャーは少人数世帯の増加傾向もあり3合炊きサイズの炊飯
ジャーが前年実績を上回り、機能性と使いやすさ、シンプルなデザイン性を兼ね備えた『STAN.』シリーズが好
調に推移し、IH炊飯ジャーも売上が増加いたしました。また、圧力IH炊飯ジャーは市場の停滞などの影響で低調に推
移していましたが、その後、市場全体の出荷数量が増加したことで売上が回復傾向となり、炊飯ジャー全体としても
前年実績を上回りました。電気ポットは市場の縮小傾向もあり低調に推移いたしました。電気調理器具では、コーヒ
ーメーカーが前年実績を下回ったものの、新型コロナウイルス感染症による外出自粛のため巣ごもり需要が拡大した
ことによりオーブントースターやホットプレートなどの売上が伸長し、電気調理器具全体としては好調に推移いたし
ました。海外においては、炊飯ジャーは北米市場ではマイコン炊飯ジャーを中心に好調に推移し、台湾市場でも大口
案件の効果もあり売上が増加いたしました。電気調理器具では、北米市場でホームベーカリーが前年実績を上回りま
した。その結果、調理家電製品の売上高は41,186百万円(前年同期比2.6%増)となりました。
リビング製品につきましては、国内においては、新型コロナウイルス感染症防止のための外出自粛によりステンレ
スボトルの需要が減少したこともあり、ステンレスマグや飲み方を2通りから選べる2WAYボトルが低調に推移い
たしました。また、保冷専用のステンレスクールボトルも売上が減少いたしました。海外においては、中国市場では
ステンレスフードジャーが前年実績を上回ったものの、ステンレスマグやステンレスハンドポットが低調に推移いた
しました。また、東南アジアや北米でも外出自粛の影響でステンレスマグを中心に売上が減少いたしました。その結
果、リビング製品の売上高は11,589百万円(前年同期比29.5%減)となりました。
生活家電製品につきましては、国内においては、ふとん乾燥機の売上が減少したものの、空気清浄機や食器乾燥器
は衛生志向の高まりによる市場の出荷数量増加もあり好調に推移し、加湿器も前年実績を上回りました。その結果、
生活家電製品の売上高は1,765百万円(前年同期比7.3%増)となりました。
また、その他製品の売上高は1,240百万円(前年同期比8.6%減)となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、炊飯ジャーや巣ごもり需要の高まりによって電気調理器具の売
上が増加したものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もありステンレスマホービンが低調に推移いたしまし
た。また、海外においては、北米の売上は増加したものの東南アジアや中国の売上が前年実績を下回ったことに加え
て、海外売上高の為替の影響による円換算額減少も影響し、55,782百万円(前年同期比6.4%減)となりました。利益
につきましては、原価の低減や販売費及び一般管理費の抑制に努めたものの、海外売上高の減少や国内外でステンレ
スマホービンが低調に推移したことによる利益の減少により、営業利益は3,920百万円(前年同期比4.5%減)となりま
した。経常利益は4,013百万円(前年同期比8.4%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,674百万円(前
年同期比12.3%減)となりました。
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象印マホービン株式会社(7965) 2020年11月期 第3四半期決算短信
・地域別製品区分別売上高
(単位:百万円)
海外
前年
日本 アジア 合計 同期比
北米 その他 計 (%)
内、中国
調理家電 30,666 6,835 2,517 3,679 5 10,520 41,186 2.6
リビング 4,320 5,976 3,810 854 437 7,268 11,589 △29.5
売上高 生活家電 1,693 72 ― ― ― 72 1,765 7.3
その他 832 275 59 127 5 408 1,240 △8.6
37,513 13,160 6,387 4,661 448 18,269 55,782 △6.4
構成比(%) 67.2 23.6 11.5 8.4 0.8 32.8 100.0 ―
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、前連結会計年度末と比較して総資産が451百万円増加し、負債が441百万
円減少しました。また、純資産は893百万円増加いたしました。その結果、自己資本比率は0.6ポイント増加し77.5%
となりました。
総資産の増加451百万円は、流動資産の増加497百万円及び固定資産の減少45百万円によるものであります。
流動資産の増加497百万円の主なものは、現金及び預金の増加4,206百万円、受取手形及び売掛金の減少2,032百万
円、電子記録債権の減少248百万円、有価証券の増加400百万円、商品及び製品の減少1,749百万円、原材料及び貯蔵品
の増加175百万円、その他流動資産の減少180百万円であります。また、固定資産の減少45百万円の主なものは、建物
及び構築物の減少106百万円、リース資産の増加695百万円、ソフトウェアの減少408百万円、投資有価証券の減少601
百万円、退職給付に係る資産の増加453百万円であります。
負債の減少441百万円は、流動負債の減少1,362百万円及び固定負債の増加920百万円によるものであります。
流動負債の減少1,362百万円の主なものは、支払手形及び買掛金の減少219百万円、リース債務の増加316百万円、未
払費用の減少451百万円、未払法人税等の減少432百万円、賞与引当金の減少509百万円であります。また、固定負債の
増加920百万円の主なものは、リース債務の増加366百万円、繰延税金負債の増加478百万円であります。
純資産の増加893百万円の主なものは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上2,674百万円、剰余金の配当の支
払1,757百万円、その他有価証券評価差額金の減少75百万円、為替換算調整勘定の増加80百万円、退職給付に係る調整
累計額の増加15百万円であります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第3四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるステンレスボトルの売上減はあ
るものの、巣ごもり関連商品や衛生関連商品が好調に推移し、また市場全体の出荷数量増加により炊飯ジャーの売上
が回復するなど、全体では堅調に推移いたしました。
2020年11月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の動向が引き続き不透明であることに加
え、第3四半期の需要増の反動減なども想定されることから、2020年6月29日に公表いたしました業績予想を据え置
いております。
なお、上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいており、当社として
その実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性がありま
す。
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象印マホービン株式会社(7965) 2020年11月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年11月20日) (2020年8月20日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 30,441 34,647
受取手形及び売掛金 11,937 9,904
電子記録債権 1,452 1,204
有価証券 - 400
商品及び製品 18,461 16,712
仕掛品 267 195
原材料及び貯蔵品 2,213 2,389
その他 2,964 2,783
貸倒引当金 △6 △8
流動資産合計 67,731 68,229
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 12,710 12,774
減価償却累計額 △9,907 △10,077
建物及び構築物(純額) 2,802 2,696
機械装置及び運搬具 3,672 3,667
減価償却累計額 △3,171 △3,229
機械装置及び運搬具(純額) 501 438
工具、器具及び備品 8,656 9,232
減価償却累計額 △6,907 △7,437
工具、器具及び備品(純額) 1,749 1,794
土地 7,430 7,430
リース資産 0 928
減価償却累計額 △0 △232
リース資産(純額) 0 696
建設仮勘定 26 32
有形固定資産合計 12,511 13,088
無形固定資産
ソフトウエア 1,224 816
その他 136 125
無形固定資産合計 1,361 941
投資その他の資産
投資有価証券 7,351 6,750
繰延税金資産 495 461
退職給付に係る資産 1,735 2,189
その他 328 307
貸倒引当金 △9 △9
投資その他の資産合計 9,902 9,699
固定資産合計 23,775 23,729
資産合計 91,507 91,959
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象印マホービン株式会社(7965) 2020年11月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年11月20日) (2020年8月20日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 7,361 7,142
リース債務 - 316
未払費用 5,380 4,929
未払法人税等 619 187
賞与引当金 1,039 529
製品保証引当金 189 169
その他 657 611
流動負債合計 15,249 13,887
固定負債
長期借入金 1,500 1,500
リース債務 0 367
繰延税金負債 643 1,122
退職給付に係る負債 2,753 2,844
その他 340 325
固定負債合計 5,239 6,160
負債合計 20,488 20,047
純資産の部
株主資本
資本金 4,022 4,022
資本剰余金 4,200 4,214
利益剰余金 61,288 62,204
自己株式 △966 △965
株主資本合計 68,545 69,476
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 2,005 1,930
為替換算調整勘定 180 260
退職給付に係る調整累計額 △381 △365
その他の包括利益累計額合計 1,804 1,825
非支配株主持分 668 610
純資産合計 71,018 71,911
負債純資産合計 91,507 91,959
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象印マホービン株式会社(7965) 2020年11月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年11月21日 (自 2019年11月21日
至 2019年8月20日) 至 2020年8月20日)
売上高 59,589 55,782
売上原価 39,893 37,244
売上総利益 19,695 18,538
販売費及び一般管理費 15,591 14,617
営業利益 4,103 3,920
営業外収益
受取利息 78 57
受取配当金 126 120
仕入割引 26 23
持分法による投資利益 143 61
受取ロイヤリティー 38 25
受取賃貸料 85 84
為替差益 - 35
増値税還付金 175 -
その他 93 49
営業外収益合計 768 457
営業外費用
支払利息 5 23
売上割引 324 316
為替差損 135 -
その他 25 24
営業外費用合計 490 365
経常利益 4,381 4,013
特別利益
固定資産売却益 1 -
受取保険金 72 -
特別利益合計 73 -
特別損失
固定資産売却損 - 0
固定資産除却損 32 15
投資有価証券評価損 27 2
情報セキュリティ対策費 - 41
新型コロナウイルス感染症による損失 - 35
特別損失合計 59 95
税金等調整前四半期純利益 4,396 3,918
法人税、住民税及び事業税 668 640
法人税等調整額 644 540
法人税等合計 1,313 1,181
四半期純利益 3,082 2,736
非支配株主に帰属する四半期純利益 32 62
親会社株主に帰属する四半期純利益 3,049 2,674
6
象印マホービン株式会社(7965) 2020年11月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年11月21日 (自 2019年11月21日
至 2019年8月20日) 至 2020年8月20日)
四半期純利益 3,082 2,736
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △618 △75
為替換算調整勘定 △631 87
退職給付に係る調整額 3 15
持分法適用会社に対する持分相当額 3 △25
その他の包括利益合計 △1,242 2
四半期包括利益 1,840 2,739
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,834 2,694
非支配株主に係る四半期包括利益 5 44
7
象印マホービン株式会社(7965) 2020年11月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
8