7947 エフピコ 2021-10-29 15:00:00
業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]
2021 年 10 月 29 日
各 位
会 社 名 株式会社エフピコ
代表者名 代表取締役社⻑ 佐藤 守正
(コード番号 7947 東証第一部)
問合せ先 専務取締役経理財務本部本部⻑ 池上 功
(TEL.084-953-1145)
業績予想の修正に関するお知らせ
当社は、最近の業績動向等を踏まえ、2021 年4月 28 日に公表した 2022 年 3 月期(2021
年 4 月 1 日〜2022 年3月 31 日)の通期連結業績予想を下記の通り修正いたしましたので
お知らせいたします。
記
1.2022 年3月期通期連結業績予想数値の修正(2021 年4月1日〜2022 年3月 31 日)
(単位:百万円)
親会社株主
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 に帰属する
当期純利益
当期純利益
前 回 発 表 予 想 ( A ) 195,000 19,600 20,200 12,900 157 円 69 銭
今 回 修 正 予 想 ( B ) 195,000 17,400 18,000 11,530 140 円 94 銭
増 減 額 ( B − A ) 0 △2,200 △2,200 △1,370
増 減 率 ( % ) 0.0 △11.2 △10.9 △10.6
( ご 参 考 ) 前 期 実 績
187,509 18,763 19,381 12,211 147 円 80 銭
( 2 0 2 1 年 3 月 期 )
(注)1.当社は 2020 年 10 月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っ
ております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、「1株
当たり当期純利益」を算定しております。
2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第 29 号 2020 年3月 31 日)等を
2022 年3月期期首から適用しており、2021 年3月期に係る各数値については、
当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっております。
2. 修正の理由
原料価格について、当社グループ製品主要原料であるポリスチレン価格が 2021 年
4 月、7 月、10 月と 3 回にわたり上昇しております。足元では川上原料である国産ナ
フサ、ベンゼン等の価格高騰が続いており、ポリスチレンをはじめ原料全般において
更なる値上がりが予想されます。期初想定において、一定の原料価格上昇を織り込ん
でおりましたが、現時点で期初想定を超える水準が継続しており、2022 年 3 月期の
通期見通しに大きく影響を与える見込みとなりました。
上記の要因をふまえ、2021 年 4 月 28 日に公表した 2022 年3月期の通期連結業績
予想を修正いたします。
なお第2四半期末配当金及び期末配当金につきましては、2021 年4月 28 日に公
表した計画より変更はございません。
3. 今後の取り組みについて
原料価格上昇に対し、使用済み容器など回収原料の調達量拡大に加え、生産部門
における自動化や物流部門における積載効率改善などあらゆる部門で生産性向上の
取り組みを実施し利益拡大に努めておりますが、大幅な原料価格の高騰を自助努力
で吸収することが極めて困難な状況にあることから、2021 年 10 月 29 日に製品価
格改定の実施を発表いたしました。
販売面につきまして、昨今小売店の売り場では環境配慮及び SDGs への貢献を訴
求するパネル等による表示が急速に拡大しており、CO2 削減に貢献する当社エコ製
品(エコトレー、エコ APET、エコ OPET)の引き合いが一段と増加しております。
当社グループは、これらエコ製品へのエコマーク表示や「ペットボトルリサイクル
品」の刻印追加を通じて、使用済み容器が再び新たな容器にリサイクルされている
ことをお伝えするとともに、回収原料の活用とエコ製品の販売拡大を一層進めてま
いります。また、拡大を続けるテイクアウト・デリバリー市場へ向けて、機能を備
えた専用容器の開発を強化しております。これらの製品については、大手外食チェ
ーン、高級レストラン、地域の飲食店など多様な顧客が見込まれることから、従来
の提案活動に加え、SNS における情報発信や、当社グループが運営する包装資材の
EC サイト「パックマーケット」を活用し、販路拡大を図っております。
上記取り組みに加え、新たなマーケットの創出やリサイクル技術の研究開発、
M&A などを通じて、持続的な成⻑を目指してまいります。
なお、製品価格改定による 2022 年3月期の業績に与える影響につきましては、
現時点で影響額の算定が困難であることから、修正後の業績予想には織り込んでお
りません。今後、開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したもの
であり、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
以 上