7943 ニチハ 2021-11-05 16:20:00
2022年3月期第2四半期決算概況(参考資料) [pdf]
2022年3月期第2四半期決算概況 (参考資料)
2021年11月5日
ニチハ株式会社
(コード番号7943、東証・名証第一部)
1.2022年3月期第2四半期業績
(1) 連結業績 (百万円、%)
2021/3期 2022/3期 前年同期比
上期実績 上期実績 金額 %
売 上 高(注) 57,857 62,683 4,826 8.3
営 業 利 益 4,583 6,616 2,033 44.4
経 常 利 益 4,531 6,861 2,329 51.4
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
四 半 期 純 利 益 3,287 5,235 1,948 59.3
(注) 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用
しており、2021年3月期第2四半期の売上高については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっております。
(2) 連結業績の説明
① 市場環境等
当社グループ主力製品の窯業系外装材の主要マーケットである国内新設住宅着工戸数は需要回復により増加
基調が続き、当第2四半期累計期間においては446千戸と前年同期比7.6%の増加となり、当社グループ事業と関
係が特に強い戸建て住宅も同12.8%の増加となりました。
一方で、当社グループ主力製品である窯業系外装材の当第2四半期累計期間における業界全体の国内販売数
量は、住宅着工とのタイムラグに加え、ウッドショックによる工事の遅れの影響等もあって、前年同期比1.3%(JIS
規格対象外の12mm厚製品を含む基準)の増加にとどまりました。
② 売上高
国内において、高付加価値商品の拡販などにより前年同期比で業界内シェアを上昇させて増収となったほか、米
国外装材事業も二割の増収となるなど好調に推移したことから、全体の売上高は626億83百万円と前年同期比48
億26百万円(8.3%)の増収となりました。
③ 損益
主力の国内事業において生産増に伴う固定費の増加があったものの、国内外装材事業、米国外装材事業ともに
増収による増益となり、営業利益は66億16百万円と前年同期比20億33百万円(44.4%)、経常利益は68億61百万
円と同23億29百万円(51.4%)の増益となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、米国子会社において、新型コロナウイルス感染症対策融
資に係る債務免除益を特別利益に計上したこともあり、52億35百万円と同19億48百万円(59.3%)の増益となりま
した。
④ 配当
当社は当期より配当性向を見直し、従来の30%以上を35%以上に引き上げております。中間配当金につきまして
は、本年5月7日発表の期初予想のとおり、前年同期から14.5円増配の1株あたり普通配当42円とさせていただき
ます。
2.2022年3月期通期業績予想
(1) 連結業績 (百万円、%)
上 期 通 期
実績 前年同期比 予想 前期比
金 額 率 % (注2) 金 額 率 %
売 上 高(注1) 62,683 4,826 8.3 122,000 1,206 1.0
営 業 利 益 6,616 2,033 44.4 12,500 470 3.9
経 常 利 益 6,861 2,329 51.4 12,500 251 2.1
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 5,235 1,948 59.3 8,700 △202 △ 2.3
1 株 当 た り 配 当 金 42円 14.5円 - 84円 11円 -
(注)1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用
しており、対前期増減率等については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値と比較して記載しております。
2.通期予想は、本年5月7日発表の期初予想。
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(2) 連結業績予想の説明
2022年3月期の通期の連結業績予想につきましては、本年5月7日に公表いたしました業績予想(以下、「前回発
表予想」)を変更しておりません。
前記のとおり、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、国内・米国ともに好調に推移したことから、前年同期対
比で増収・増益となりました。しかしながら、当第3四半期以降はウッドショックなどによる住宅工事の遅れ、資材・
エネルギー価格の高騰など事業環境の先行きを見通しにくい要因が多いため、前回発表予想を据え置いており
ます。
なお、今後の動向等により業績予想の修正が必要となった場合には、適時に開示いたします。
(3) 期末配当予想
当期の期末配当予想につきましては、連結業績における親会社株主に帰属する当期純利益が期初予想のとおり
87億円と見込まれることから、1株当たり42円を予想しております。これにより、第2四半期末の中間配当金42円と
合わせ、通期では合計84円と前期から11円の増配を予想しております。
3.決算関係データ
(1) セグメント別売上高の主要内訳 (百万円、%)
上 期 通 期
セグメント区分 実績 前年同期比 予想 前期比
金額 率 % (注4) 金額 率 %
売 上 高(注1) 62,683 4,826 8.3 122,000 1,206 1.0
外 装 材 事 業 58,079 4,641 8.7 112,600 808 0.7
国内 (注2) 49,513 3,213 6.9 95,100 △ 1,259 △ 1.3
米国 8,566 1,428 20.0 17,500 2,068 13.4
(百万US$) ( 79.5 ) ( 13.5 ) ( 20.4 ) ( 161.0 ) ( 16.4 ) ( 11.4 )
そ の 他 (注3) 4,603 184 4.2 9,400 398 4.4
(注)1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用
しており、対前期増減率等については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値と比較して記載しております。
2.国内外装材には、日本からの米国以外への輸出及び中国事業など、少額の海外売上を含む。
3.その他の内訳は、繊維板事業、工事事業、FP事業、その他事業。
4.通期予想は、本年5月7日発表の期初予想。
(2)国内市場環境
上期 下期 通期
年度
第1四半期 第2四半期 計 第3四半期 第4四半期 計 計
住宅市場
新設住宅着工戸数 千戸 2020 204 210 414 207 191 398 812
( △12.4 ) ( △10.1 ) ( △11.3 ) ( △7.0 ) ( △1.6 ) ( △4.5 ) ( △8.1 )
2021 221 225 446 - - - -
( 8.1 ) ( 7.2 ) ( 7.6 )
ウチ 一戸建 千戸 2020 99 98 197 105 94 199 396
( △16.0 ) ( △12.8 ) ( △14.4 ) ( △4.7 ) ( 0.7 ) ( △2.2 ) ( △8.7 )
2021 109 114 223 - - - -
( 10.2 ) ( 15.4 ) ( 12.8 )
窯業系外装材業界
NYG サイディング販売数量 千坪 2020 7,170 6,884 14,054 7,606 7,010 14,616 28,670
[日本窯業外装材協会] ( △8.3 ) ( △14.9 ) ( △11.7 ) ( △7.2 ) ( △8.1 ) ( △7.6 ) ( △9.7 )
(JIS規格対象外の12㎜厚製品を含む基準) 2021 7,075 7,167 14,242 - - - -
( △1.3 ) ( 4.1 ) ( 1.3 )
当社
窯業系サイディング販売数量 千坪 2020 3,811 3,751 7,562 4,171 3,904 8,075 15,637
(JIS規格対象外の12㎜厚製品を含む基準) ( △0.7 ) ( △8.2 ) ( △4.6 ) ( △1.7 ) ( △2.7 ) ( △2.1 ) ( △3.3 )
2021 3,880 3,913 7,793 - - - -
( 1.8 ) ( 4.3 ) ( 3.1 )
NYGシェア % 2020 53.2 54.5 53.8 54.8 55.7 55.3 54.5
(+4.1p) (+4.0p) (+4.0p) (+3.0p) (+3.1p) (+3.1p) (+3.5p)
2021 54.8 54.6 54.7 - - - -
(+1.6p) (+0.1p) (+0.9p)
(3)米国市場環境
米国住宅着工戸数 千戸 1月 2月 3月 4月 5月 6月
1,625 1,447 1,725 1,514 1,594 1,657
(注) 季節調整済み、年率換算 ( 0.5 ) ( △7.7 ) ( 35.9 ) ( 61.4 ) ( 52.4 ) ( 30.2 )
2021年 7月 8月 9月 10月 11月 12月
(出所) 米商務省 1,562 1,580 1,555 - - -
( 4.3 ) ( 14.8 ) ( 7.4 )
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