7940 ウェーブロックHD 2021-05-13 15:30:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月13日
上場会社名 ウェーブロックホールディングス株式会社 上場取引所 東
コード番号 7940 URL http://www.wavelock-holdings.com/
代表者 (役職名) 代表取締役兼執行役員社長 (氏名)石原 智憲
問合せ先責任者 (役職名) 経理財務部長 (氏名)佐藤 真樹子 TEL 03(6830)6000
定時株主総会開催予定日 2021年6月18日 配当支払開始予定日 2021年6月21日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月21日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (決算説明の動画配信の形式)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 29,248 △0.0 1,489 △8.2 1,428 △10.6 2,386 115.2
2020年3月期 29,251 3.6 1,622 6.7 1,598 △17.7 1,108 △22.4
(注)包括利益 2021年3月期 2,378百万円 (121.2%) 2020年3月期 1,075百万円 (△19.4%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 244.82 244.01 18.1 5.2 5.1
2020年3月期 116.30 115.27 9.5 5.5 5.5
(参考)持分法投資損益 2021年3月期 △0百万円 2020年3月期 △0百万円
(注)1株当たり当期純利益および潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上、株式給付信託(BBT)の信託財産と
して株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式を期中平均株式数の計算において控除する自己
株式に含めております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 26,092 14,289 54.6 1,457.60
2020年3月期 29,144 12,078 41.3 1,263.22
(参考)自己資本 2021年3月期 14,431百万円 2020年3月期 12,050百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 2,114 1,291 △884 4,882
2020年3月期 2,864 △465 △2,114 2,367
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 15.00 - 15.00 30.00 287 25.8 2.5
2021年3月期 - 15.00 - 15.00 30.00 295 12.3 2.2
2022年3月期(予想) - - - - - -
(注)2022年3月期の配当予想につきましては、2022年3月期の業績予想を未定とさせていただきますため、現時点では
未定としております。配当予想の開示が可能になった時点で速やかに開示する予定です。
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
現在、2022年3月期の業績予想を含めた中期経営計画を策定中であります。2022年3月期の連結業績予想については、
中期経営計画の公表が可能となった段階で、速やかに開示いたします。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
新規 -社 (社名)- 、除外 3社 (社名)株式会社ウェーブロックインテリア、ダイオ化成株式会社、日本ウ
ェーブロック株式会社
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 11,120,538株 2020年3月期 11,120,538株
② 期末自己株式数 2021年3月期 1,339,489株 2020年3月期 1,580,989株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 9,748,354株 2020年3月期 9,535,664株
(注)期末自己株式数および期中平均株式数の算定上控除する自己株式数には、株式給付信託の信託財産として株
式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式が含まれております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。新型コロナウイルス感染症の影響については、未だ不透明な部分も
多く、現時点における見通しについては、添付資料P.4「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧くださ
い。
(決算補足説明資料の入手方法)
当社は2021年5月13日(木)に説明資料および決算説明動画を当社ウェブサイトに掲載する予定です。
ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 4
(5)新型コロナウイルス感染症に関するリスク情報 ……………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 13
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 14
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 18
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 18
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大に伴い、国内においても
2020年4月に1度目の緊急事態宣言が発出され、飲食店等の一部事業者への休業要請や個人の外出自粛等により、個
人消費は大幅に落込み、景気は急速に悪化しました。緊急事態宣言の解除後、経済活動が徐々に再開され、政府によ
る需要喚起策もあり、景気は緩やかに回復の兆しがありましたが、2021年1月には1都2府8県を対象とする2度目
の緊急事態宣言が再発出されました。また、4月に入り、まん延防止等重点措置の適用や、1都2府1県を対象とす
る3度目の緊急事態宣言が再発出される等、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループでは、新型コロナウイルスの社内外での感染拡大防止を最優先とする一方、
単に目の前で起こっている変化への対応以上に、中長期的視点から、新型コロナウイルス感染拡大により起こりつつ
ある社会のパラダイムシフトとともに今後明らかになるであろう『残れるビジネス』、『残れないビジネス』、『新
たに生まれるビジネス』を的確に見極め、会社自体を早急にシフトするための各種取り組みに注力してまいりまし
た。
この結果、当社グループ全体の売上高は292億48百万円(前年同期比0.0%減)、営業利益は14億89百万円(前年同
期比8.2%減)、経常利益は14億28百万円(前年同期比10.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は子会社株式
売却益等の計上により23億86百万円(前年同期比115.2%増)となりました。
当連結会計年度における各セグメントの経営成績は以下の通りであります。
なお、2021年3月31日に(株)ウェーブロックインテリア株式の51%を(株)サンゲツに譲渡し、同日付で「イン
テリア事業」を廃止して連結の範囲から除外し、持分法適用の範囲に含めておりますが、2020年4月1日から2021年
3月31日の損益計算書を連結しております。
よって、当連結会計年度におきましては、当社連結子会社であった(株)ウェーブロックインテリアを中心に営ん
でおりました「インテリア事業」、当社連結子会社である(株)イノベックスが中心に営む「マテリアルソリューシ
ョン事業」、当社連結子会社である(株)ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーが中心に営む「アドバンス
トテクノロジー事業」の3つの報告セグメントで構成されております。
また、各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて記載しております。
(インテリア事業)
インテリア事業については、新型コロナウイルス感染拡大による建設工事中断等の影響を受け、壁紙市場全体が落
ち込む中、機能性量産壁紙の市場浸透等により量産品の販売が健闘しました。一方、原材料価格の低下に伴う売価の
低下等により比較的利益率の高い中級品の販売が落ち込み、また、利益率改善のための各種取り組みに努めたもの
の、売上高は94億31百万円(前年同期比2.7%減)、セグメント利益は8億65百万円(前年同期比6.2%減)となりま
した。
(マテリアルソリューション事業)
マテリアルソリューション事業については、リビングソリューション分野において、ホームセンター向け張替用防
虫網ならびにその関連用品および園芸用品等が、新型コロナウイルス感染拡大を背景にした巣籠り需要の増加や換気
意識の高まり等により、大きく売上を伸ばしました。ビルディングソリューションおよびインダストリアルソリュー
ション分野においては、飛沫感染防止用透明シート等の新型コロナウイルス感染防止関連製品として、防炎性能を有
する製品を投入する等、新規製品の開発に取り組み、需要の取り込みを図りました。一方で、その他の製品において
は、建設工事に代表される各種経済活動が中断、もしくは、大幅縮小した結果、販売は低迷しました。パッケージン
グソリューション分野においても、持ち帰り用の食品容器は堅調に推移したものの、ミルクポーション等の飲食店向
け用途が低調に推移しました。アグリソリューション分野においては、新型コロナウイルス感染拡大による先行き不
透明感から国内農業における投資意欲の後退等もあり、需要が落ち込みました。この結果、事業全体の売上高は161
億31百万円(前年同期比0.4%減)、セグメント利益は12億42百万円(前年同期比10.9%増)となりました。
(アドバンストテクノロジー事業)
アドバンストテクノロジー事業については、ディスプレイ用拡散板の販売が大幅に増加しました。また、海外での
販売、特に自動車関連の売上が大きい金属調加飾フィルム分野において、経済活動が再開した中国市場や、ロックダ
ウン解除後のインドにおける需要が回復し、未だ新型コロナウイルス感染拡大の影響から回復の途上の国内を含むそ
の他の地域の落ち込みをカバーしました。また、PMMA/PC二層シート分野においては、自動車用ナビゲーションシス
テム用途において新規案件獲得等の成果が順調にあったものの、スマートフォン用途から撤退したことに伴う落ち込
みをカバーするに至りませんでした。この結果、事業全体の売上高は41億27百万円(前年同期比3.2%増)、セグメ
ント利益は78百万円(前年同期比3.1%減)となりました。
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ30億52百万円減少し、260億92百万円となりま
した。これは主として、2021年3月31日に(株)ウェーブロックインテリア株式の51%を(株)サンゲツに譲渡
し、連結の範囲から除外したことによるものです。
流動資産は9億52百万円増加し、173億72百万円となりました。これは主に(株)ウェーブロックインテリアを連
結の範囲から除外した影響等により、受取手形及び売掛金が7億44百万円、製品が5億95百万円減少したものの、
同社株式売却に伴う現金収入等により、現金及び預金が25億14百万円増加したことによるものであります。
固定資産は40億5百万円減少し、87億19百万円となりました。これは主に(株)ウェーブロックインテリアを連
結の範囲から除外した影響等により有形固定資産が39億26百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ52億64百万円減少し、118億2百万円となりま
した。
流動負債は24億62百万円減少し、71億67百万円となりました。これは主に(株)ウェーブロックインテリアを連
結の範囲から除外した影響等により、支払手形及び買掛金が13億46百万円、また、同社株式売却に伴い借入金の返
済を行ったこと等により、短期借入金が2億50百万円、1年内返済予定の長期借入金が4億27百万円減少したこと
によるものであります。
固定負債は28億1百万円減少し、46億34百万円となりました。これは主に長期借入金が22億42百万円、退職給
付に係る負債が4億39百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ22億11百万円増加し、142億89百万円となり
ました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が20億95百万円増加したことによ
るものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末と比較して25億14
百万円増加し48億82百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
なお、当該増減には、連結子会社でありました(株)ウェーブロックインテリアを連結の範囲から除外したことに
よる影響が含まれております。
営業活動の結果得られた資金は21億14百万円(前年同期は28億64百万円の収入)となりました。これは、子会社
株式売却益20億94百万円、仕入債務の減少額3億45百万円等の資金の減少要因があったものの、税金等調整前当期
純利益34億20百万円、減価償却費10億79百万円、売上債権の減少額4億46百万円等の資金の増加要因があったこと
によるものであります。
投資活動の結果得られた資金は12億91百万円(前年同期は4億65百万円の支出)となりました。これは、有形固
定資産の取得による支出8億22百万円等の資金の減少要因があったものの、有形固定資産売却による収入7億13百
万円、連結範囲の変更を伴う子会社売却による収入14億56百万円等の資金の増加要因があったことによるものであ
ります。
財務活動の結果使用した資金は8億84百万円(前年同期は21億14百万円の支出)となりました。これは、短期借
入れによる収入171億10百万円、長期借入れによる収入12億90百万円等の資金の増加要因があったものの、短期借
入金の返済による支出163億50百万円、長期借入金の返済による支出26億70百万円等の資金の減少要因があったこ
とによるものであります。
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
2020年初頭より世界的流行を見せる新型コロナウイルス感染症は、様々な国、地域において感染拡大防止に向け
たワクチンの接種が始まり、経済活動の再開も見えつつありますが、未だに完全な収束までの道のりは遠く、当面
は予断を許さない状況が続くものと思われます。また、新型コロナウイルス感染症自体が収束しても、コロナ以前
の経済状況に短期間で戻るとは考え難く、一部の事業領域においては、社会情勢の変化と共にパラダイムシフト的
な変革や後退が起こることも考えられます。
加えて、米国ではバイデン新政権が誕生し、経済回復に向けた種々の政策に期待が寄せられる一方で、米中間の
政治的分断等の懸念も多く、コロナ後の世界経済回復に水を差す恐れがあります。
このような経済環境の中、インテリア事業においては、従来より競合他社を上回るコスト競争力を梃子に、
(株)サンゲツとの連携を通じて、強固な企業体質を目指して参りましたが、(株)サンゲツによる経営主導の下
で、製造から販売、施工までのバリューチェーンの更なる強化拡充、高度化を推し進めることが、事業の将来にと
って最善であると判断し、2021年3月31日付で、(株)ウェーブロックインテリア株式の51%を(株)サンゲツに
譲渡いたしました。
マテリアルソリューション事業においては、メーカーとしての強みを磨くことに今一度回帰すると同時に、市場
構造の変革に呼応した事業改革や、ポストコロナに対応した業務改革、市場ニーズの変化に即応した「安全・安
心」等をテーマとした製品開発など、従来の考えに拘らない新たな試みをより一層押し進める所存です。2020年4
月1日付で販売を担う(株)イノベックスと、開発・製造を担う日本ウェーブロック(株)およびダイオ化成
(株)の3社を、合併統合致しましたが、今後は更なる高みに向け、製造と販売の融合、シート&フィルム製品と
ネット製品の融合をより有機的かつ機動的に進めてまいります。
アドバンストテクノロジー事業においては、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に、これまで以上に進むと
考えられる自動車関連市場の変革や新たなニーズに柔軟に対応することが益々肝要となります。昨年度はコロナ禍
もあり、海外での業績が芳しくないものとなりましたが、徐々に受注は回復傾向にあり、大きな変革期を迎えつつ
あるモビリティービジネスでの一層の事業拡大を目指します。
上述の状況、および、「1.経営成績等の概況(5)新型コロナウイルス感染症に関するリスク情報」で述べる
状況も考慮の上、本年度業績予想の開示を行いたいと考えておりますが、2021年4月1日に公表させて頂きました
「グループビジョン・ミッション・バリューズの制定、企業戦略および事業中長期戦略の概要に関するお知らせ」
でも記載させて頂きましたように、2021年6月上旬を目途に、中期3カ年計画を公表する予定です。そのため、本
年度の連結業績見通しは本決算短信では公表を控えさせて頂き、6月上旬の中期計画の中で次年度以降の計画と合
わせ、発表いたします。
(5)新型コロナウイルス感染症に関するリスク情報
未だ完全なる収束が見えてこない新型コロナウイルス感染症の広がりは、過去に例を見ないレベルで社会状況、
経済状況を一変させ、その収束時期や、経済への影響、収束後のポストコロナ社会がどのようになるかについて、
正確な見通しを持つことは極めて難しいのが実状です。従って、新型コロナウイルス感染症の広がりが当社の本年
度業績予想に与える影響についても合理的な算定、正確な予想を立てることは容易なことではありません。
一方で、当社グループは、事業領域が分散していること、工場が製品分野ごとに独立し、かつ、地域的に分散し
ていること、販売チャネルが多岐に亘っていること、などの理由から、今回のような社会環境の激変に対しても比
較的耐性が強いことに加えて、当社が取り扱うコロナウイルス対策品への需要等が急増しているという状況にもあ
ります。
更に、新型コロナウイルス感染症拡大以前から取り組んで来たテレワーク環境の整備等が功を奏し、営業職・事
務職を中心に在宅勤務を原則としており、昨年同様、本決算短信についても、在宅勤務体制下で、当初予定通りの
スケジュールで開示に至っております。一方、工場の生産現場においては、感染防止のための安全衛生対策や、ク
ラスター感染を回避するための工場内の機能別、製品別の『ゾーン分け』を徹底しながら、全ての工場で、ほぼ通
常通りの操業を行なっております。万が一、工場内で感染者が確認され、クラスターが発生するような場合には、
感染拡大を防ぐために操業を一時的に止める検討が必要になる可能性もありますが、『ゾーン分け』や製品在庫の
積み増し等の対策を通じて、製品出荷への影響を極力抑え、お客様へのご迷惑や当社の収益への影響を最小限に抑
えるべく対策を取っております。
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性および国内の同業他社との比較可能性を考慮し、会計基準につき
ましては日本基準を適用しております。
なお、国際会計基準の適用につきましては、外国人株主比率の推移および国内他社の国際会計基準の適用動向等を
踏まえつつ、適切に対応していく方針であります。
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,367,815 4,882,146
受取手形及び売掛金 7,406,215 6,661,424
商品 1,322,010 1,467,028
製品 3,352,438 2,757,025
原材料 1,218,288 987,288
仕掛品 388,622 291,072
貯蔵品 64,043 66,983
その他 316,862 278,490
貸倒引当金 △16,155 △18,591
流動資産合計 16,420,143 17,372,867
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 10,842,992 7,671,981
減価償却累計額 △7,299,080 △5,742,961
建物及び構築物(純額) 3,543,912 1,929,019
機械装置及び運搬具 12,017,998 8,083,078
減価償却累計額 △10,333,524 △7,069,171
機械装置及び運搬具(純額) 1,684,474 1,013,906
土地 5,353,118 3,930,008
リース資産 357,312 231,017
減価償却累計額 △294,797 △212,143
リース資産(純額) 62,515 18,874
建設仮勘定 142,853 106,765
その他 2,048,371 953,794
減価償却累計額 △1,771,141 △815,046
その他(純額) 277,229 138,748
有形固定資産合計 11,064,103 7,137,322
無形固定資産 318,649 246,008
投資その他の資産
投資有価証券 114,838 394,297
長期前払費用 61,888 24,836
繰延税金資産 946,709 689,448
その他 241,400 249,948
貸倒引当金 △22,792 △22,631
投資その他の資産合計 1,342,044 1,335,898
固定資産合計 12,724,797 8,719,229
資産合計 29,144,940 26,092,096
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 4,335,664 2,989,248
短期借入金 350,000 100,000
1年内償還予定の社債 60,000 60,000
1年内返済予定の長期借入金 2,670,208 2,242,416
リース債務 30,823 13,166
未払法人税等 387,893 365,814
未払消費税等 247,513 131,909
賞与引当金 489,612 339,486
その他 1,058,729 925,722
流動負債合計 9,630,444 7,167,763
固定負債
社債 60,000 -
長期借入金 4,851,820 2,609,404
リース債務 33,774 7,286
株式給付引当金 14,882 20,638
退職給付に係る負債 2,232,092 1,792,394
資産除去債務 66,766 17,815
その他 177,119 187,239
固定負債合計 7,436,456 4,634,778
負債合計 17,066,901 11,802,542
純資産の部
株主資本
資本金 2,185,040 2,185,040
資本剰余金 775,122 744,247
利益剰余金 10,035,954 12,131,079
自己株式 △1,055,305 △896,828
株主資本合計 11,940,810 14,163,537
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 16,142 14,109
為替換算調整勘定 88,752 91,629
退職給付に係る調整累計額 4,848 △12,487
その他の包括利益累計額合計 109,743 93,252
新株予約権 5,361 2,358
非支配株主持分 22,123 30,404
純資産合計 12,078,039 14,289,553
負債純資産合計 29,144,940 26,092,096
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 29,251,432 29,248,149
売上原価 22,231,960 22,084,858
売上総利益 7,019,471 7,163,291
販売費及び一般管理費 5,396,811 5,673,651
営業利益 1,622,660 1,489,639
営業外収益
受取利息 3,769 3,193
受取配当金 3,925 741
仕入割引 14,681 12,849
負ののれん償却額 18,160 -
受取地代家賃 15,175 15,174
その他 57,220 63,384
営業外収益合計 112,932 95,344
営業外費用
支払利息 71,386 58,967
売上割引 9,806 10,733
持分法による投資損失 248 84
為替差損 23,464 17,681
控除対象外消費税等 890 41,510
その他 31,150 27,343
営業外費用合計 136,946 156,321
経常利益 1,598,646 1,428,662
特別利益
固定資産売却益 5,179 3,912
子会社株式売却益 - 2,094,125
その他 82,451 14,157
特別利益合計 87,631 2,112,195
特別損失
固定資産売却損 - 92,682
固定資産除却損 2,201 27,780
特別損失合計 2,201 120,462
税金等調整前当期純利益 1,684,076 3,420,395
法人税、住民税及び事業税 682,414 1,003,848
法人税等調整額 △110,986 22,175
法人税等合計 571,428 1,026,024
当期純利益 1,112,648 2,394,370
非支配株主に帰属する当期純利益 3,685 7,765
親会社株主に帰属する当期純利益 1,108,962 2,386,605
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 1,112,648 2,394,370
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △64,346 △2,033
為替換算調整勘定 △7,708 2,781
退職給付に係る調整額 35,836 △17,335
持分法適用会社に対する持分相当額 △1,350 611
その他の包括利益合計 △37,569 △15,974
包括利益 1,075,079 2,378,396
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 1,071,969 2,370,115
非支配株主に係る包括利益 3,109 8,280
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 2,185,040 775,765 9,205,162 △1,059,889 11,106,078
当期変動額
剰余金の配当 △278,170 △278,170
親会社株主に帰属する当期
純利益
1,108,962 1,108,962
自己株式の取得 △32 △32
自己株式の処分 1,346 1,346
新株予約権の行使 △643 3,269 2,626
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - △643 830,791 4,583 834,732
当期末残高 2,185,040 775,122 10,035,954 △1,055,305 11,940,810
その他の包括利益累計額
非支配株主持
その他の包括 新株予約権 純資産合計
その他有価証 為替換算調整 退職給付に係 分
券評価差額金 勘定 る調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 80,489 97,235 △30,988 146,736 5,387 19,013 11,277,216
当期変動額
剰余金の配当 △278,170
親会社株主に帰属する当期
純利益
1,108,962
自己株式の取得 △32
自己株式の処分 1,346
新株予約権の行使 2,626
株主資本以外の項目の当期
△64,346 △8,482 35,836 △36,993 △26 3,109 △33,909
変動額(純額)
当期変動額合計 △64,346 △8,482 35,836 △36,993 △26 3,109 800,822
当期末残高 16,142 88,752 4,848 109,743 5,361 22,123 12,078,039
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当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 2,185,040 775,122 10,035,954 △1,055,305 11,940,810
当期変動額
剰余金の配当 △291,480 △291,480
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,386,605 2,386,605
自己株式の処分 1,554 1,554
新株予約権の行使 △30,875 156,923 126,048
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - △30,875 2,095,125 158,477 2,222,727
当期末残高 2,185,040 744,247 12,131,079 △896,828 14,163,537
その他の包括利益累計額
非支配株主持
その他の包括 新株予約権 純資産合計
その他有価証 為替換算調整 退職給付に係 分
券評価差額金 勘定 る調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 16,142 88,752 4,848 109,743 5,361 22,123 12,078,039
当期変動額
剰余金の配当 △291,480
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,386,605
自己株式の処分 1,554
新株予約権の行使 126,048
株主資本以外の項目の当期
△2,033 2,877 △17,335 △16,490 △3,003 8,280 △11,212
変動額(純額)
当期変動額合計 △2,033 2,877 △17,335 △16,490 △3,003 8,280 2,211,514
当期末残高 14,109 91,629 △12,487 93,252 2,358 30,404 14,289,553
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 1,684,076 3,420,395
減価償却費 1,090,058 1,079,117
子会社株式売却損益(△は益) - △2,094,125
負ののれん償却額 △18,160 -
貸倒引当金の増減額(△は減少) △2,258 2,674
賞与引当金の増減額(△は減少) 93,204 4,536
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 109,283 99,052
株式給付引当金の増減額(△は減少) 7,190 5,756
退職給付に係る調整累計額の増減額(△は減少) 51,890 △25,392
受取利息及び受取配当金 △7,694 △3,935
支払利息及び社債利息 71,386 58,967
為替差損益(△は益) △5,145 4,080
固定資産除却損 2,201 27,780
固定資産売却損益(△は益) △5,179 88,770
持分法による投資損益(△は益) 248 84
売上債権の増減額(△は増加) 302,759 446,374
たな卸資産の増減額(△は増加) 15,503 180,882
仕入債務の増減額(△は減少) △36,448 △345,099
その他 26,518 46,594
小計 3,379,432 2,996,514
利息及び配当金の受取額 7,786 1,138
利息の支払額 △75,893 △56,888
法人税等の支払額 △447,049 △826,366
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,864,276 2,114,397
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △638,477 △822,748
有形固定資産の売却による収入 5,180 713,784
無形固定資産の取得による支出 △2,050 △60,998
投資有価証券の取得による支出 △1,835 △49
投資有価証券の売却による収入 171,574 22,097
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による
- 1,456,010
収入
貸付けによる支出 - △3,300
貸付金の回収による収入 603 1,023
その他 △170 △14,684
投資活動によるキャッシュ・フロー △465,176 1,291,135
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる収入 28,150,000 17,110,000
短期借入金の返済による支出 △29,800,000 △16,350,000
長期借入れによる収入 2,900,000 1,290,000
長期借入金の返済による支出 △2,876,126 △2,670,208
社債の償還による支出 △170,000 △60,000
自己株式の取得による支出 △32 -
ストックオプションの行使による収入 2,600 124,800
配当金の支払額 △278,034 △291,381
その他 △42,635 △37,945
財務活動によるキャッシュ・フロー △2,114,227 △884,735
現金及び現金同等物に係る換算差額 38,635 △6,467
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 323,508 2,514,330
現金及び現金同等物の期首残高 2,044,307 2,367,815
現金及び現金同等物の期末残高 2,367,815 4,882,146
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(連結損益計算書)
前連結会計年度において、「営業外費用」の「その他」に含めていた「控除対象外消費税等」は、営業外費
用の総額の100分の10を超えたため、当連結会計年度より独立掲記することとしました。この表示方法の変更
を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外費用」の「その他」に表示していた32,040
千円は、「控除対象外消費税等」890千円、「その他」31,150千円として組み替えております。
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「特別利益」の「投資有価証券売却益」は、当連結会計
年度において特別利益の総額の100分の10以下となったため、当連結会計年度から「特別利益」の「その他」
に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替え
を行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、独立掲記しておりました「特別利益」の「投資有価
証券売却益」75,952千円は、「その他」として組み替えております。
(連結キャッシュ・フロー計算書)
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「投資有価証
券売却損益(△は益)」は金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度においては「その他」に含めて
表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行って
おります。
この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロ
ー」の「投資有価証券売却損益(△は益)」に表示していた△75,952千円は、「その他」として組み替えてお
ります。
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
(追加情報)
(株式給付信託について)
当社は、取締役、執行役員および一部子会社の一部取締役(社外取締役を除きます。以下「取締役等」といいま
す。)の報酬と当社の株式価値との連動性をより明確にし、取締役等が株価上昇によるメリットのみならず、株価
下落リスクまでも株主の皆様と共有することで、中長期的な業績の向上と企業価値の増大に貢献する意識を高める
ことを目的として取締役等に対して株式報酬制度「株式給付信託(BBT (=Board Benefit Trust))」を導入し
ております。
(1)取引の概要
本制度は、当社が定めた役員株式給付規程に基づき取締役等にポイントを付与し、退任時に受益者要件を満たし
た取締役等に対して、付与されたポイント数に応じた当社株式を給付します。ただし、取締役等が役員株式給付規
程に定める要件を満たす場合には、ポイントの一定割合について、当社株式の給付に代えて、当社株式の時価相当
の金銭を給付します。取締役等に対し給付する株式については、予め当社が信託設定した金銭により信託銀行が将
来給付分も含め取得し、信託財産として分割管理するものといたします。
(2)信託に残存する自己株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により純資産の部に自己株式と
して計上しております。
また、当該自己株式の帳簿価額および株式数は、前連結会計年度58,508千円、56,475株、当連結会計年度末
56,954千円、54,975株であります。
(連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱いの適用)
当社および国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設された
グループ通算制度への移行およびグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目につ
いては、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務対応報告
第39号2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指
針第28号2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額について、改正前の税法
の規定に基づいております。
(新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積りについて)
当社グループでは、固定資産の減損会計や繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りについて、連結財務諸
表作成時において入手可能な情報に基づき実施しております。
新型コロナウイルス感染症による当社グループへの影響は、収束時期の見通しが不透明な状況であり、事業によ
ってその影響や程度が異なるものの、当期末の見積りに大きな影響を与えるものではないと想定しております。
なお、今後の新型コロナウイルス感染症の広がりに伴う経済活動への影響等には不確定要素も多いため、想定に
変化が生じた場合、当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であ
り、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となって
いるものであります。
当社は持株会社制を導入しており、持株会社である当社の下、基幹事業会社である(株)ウェーブロッ
クインテリア、(株)イノベックスおよび(株)ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーの3社を
中心に事業活動を行っており、各社の事業を主要な製品分野ごとに区分し、国内および海外の包括的な戦
略を立案し、事業活動を展開しております。
なお、(株)ウェーブロックインテリアについては、保有する株式51%を2021年3月31日付で売却した
ため、連結の範囲から除外し、持分法適用の範囲に含めております。
これにより、基幹事業会社が(株)イノベックスおよび(株)ウェーブロック・アドバンスト・テクノ
ロジーの2社になりましたが、2020年4月1日から2021年3月31日の(株)ウェーブロックインテリアの
損益計算書を連結しております。
したがって、当社グループのセグメントは、当連結会計年度においては、「インテリア」、「マテリア
ルソリューション」および「アドバンストテクノロジー」の3つを報告セグメントとしております。
報告セグメント別の主要製品は次のとおりであります。
インテリア 住宅用各種壁紙、その他関連用品等
マテリアルソリューション 防虫網、園芸用ネット、遮光網、フェンスネット、養生ネット、建設仮設
資材、農業資材、食品包材等プラスチックシート、フィルム等
アドバンストテクノロジー 金属調加飾フィルム、光輝テープ、特殊印刷、機能性フィルム・シート、
開封テープ等
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計方針
に準拠した方法であります。
なお、セグメント間の内部売上高および振替高は市場価格等に基づいております。事業セグメント利益
は、営業利益ベースの数値であります。
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結財務諸表
調整額
合計 計上額
マテリアル アドバンスト (注)1
インテリア (注)2
ソリューション テクノロジー
売上高
外部顧客への売上高 9,209,481 16,053,920 3,988,030 29,251,432 - 29,251,432
セグメント間の内部売上高又
484,261 146,502 13,203 643,966 △643,966 -
は振替高
計 9,693,743 16,200,422 4,001,233 29,895,399 △643,966 29,251,432
セグメント利益 922,877 1,120,712 80,994 2,124,583 △501,923 1,622,660
セグメント資産 6,779,345 20,829,529 2,461,288 30,070,163 △925,223 29,144,940
その他の項目
減価償却費 437,850 467,986 73,938 979,775 110,282 1,090,058
持分法投資利益 - △248 - △248 - △248
持分法適用会社への投資額 - 45,836 - 45,836 - 45,836
有形固定資産及び無形固定資
291,901 249,263 116,708 657,874 8,962 666,836
産の増加額
(注)1.調整額は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益については、セグメント間取引消去452千円、事業セグメントに配分されていない当社の
損益△502,376千円が含まれております。
(2)セグメント資産については、事業セグメントに配分していない当社の資産388,133千円、その他の調整額
(主としてセグメント間取引消去および当社との消去)△1,313,357千円が含まれております。
(3)減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産およびセグメント間消去に係
る減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結財務諸表
調整額
合計 計上額
マテリアル アドバンスト (注)1
インテリア (注)2
ソリューション テクノロジー
売上高
外部顧客への売上高 9,107,403 16,035,601 4,105,143 29,248,149 - 29,248,149
セグメント間の内部売上高又
324,392 95,933 22,372 442,698 △442,698 -
は振替高
計 9,431,796 16,131,534 4,127,516 29,690,847 △442,698 29,248,149
セグメント利益 865,286 1,242,703 78,499 2,186,490 △696,850 1,489,639
セグメント資産 - 20,452,868 2,277,891 22,730,759 3,361,337 26,092,096
その他の項目
減価償却費 440,562 443,614 79,595 963,771 115,345 1,079,117
持分法投資利益 - △84 - △84 - △84
持分法適用会社への投資額 - 46,363 - 46,363 - 46,363
有形固定資産及び無形固定資
- 226,583 127,839 354,422 26,272 380,695
産の増加額
(注)1.調整額は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益については、セグメント間取引消去△797千円、事業セグメントに配分されていない当社
の損益△696,052千円が含まれております。
(2)セグメント資産については、事業セグメントに配分していない全社の資産4,913,146千円、その他の調整
額(主としてセグメント間取引消去および当社との消去)△1,551,809千円が含まれております。
(3)減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産およびセグメント間消去に係
る減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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ウェーブロックホールディングス(株) (7940) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 1,263.22円 1,457.60円
1株当たり当期純利益 116.30円 244.82円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 115.27円 244.01円
(注)1.当連結会計年度の1株当たり純資産額の算定上、株式給付信託(BBT)の信託財産として株式会社日本カス
トディ銀行(信託E口)が保有する当社株式を期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております
(前連結会計年度56,475株、当連結会計年度54,975株)。また、1株当たり当期純利益および潜在株式調整
後1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております(前
連結会計年度56,798株、当連結会計年度54,975株)。
2.1株当たり当期純利益および潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであり
ます。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益
1,108,962 2,386,605
(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当
1,108,962 2,386,605
期純利益(千円)
期中平均株式数(株) 9,535,664 9,748,354
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
- -
(千円)
普通株式増加数(株) 85,289 32,372
(うち新株予約権(株)) (85,289) (32,372)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後 平成22年度新株予約権5,775個 平成24年度新株予約権1,848個
1株当たり当期純利益の算定に含めなかった 平成24年度新株予約権1,848個 平成26年度新株予約権1,100個
潜在株式の概要 平成26年度新株予約権1,100個
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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