2021年3月期 第3四半期
決算補足説明資料
2021年 １月29日（金）
ウェーブロックホールディングス株式会社
証券コード：7940
（東証一部）
決算概要
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2021年3月期第3四半期 決算概要
(単位：百万円)
2020年3月期 2021年3月期 2021年3月期
前年同期比
第3四半期累計 第3四半期累計 通期 進捗率
増減率
(実績) (実績) (予想)
売 上 高 21,439 21,728 +1.3% 29,000 74.9%
営 業 利 益 1,218 1,241 +1.8% 1,600 77.6%
経 常 利 益 1,210 1,197 △1.1% 1,580 75.8%
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 867 790 △8.8% 1,000 79.1%
1 株 あ た り
当 期 純 利 益 ( 円 ) 1 90.99 81.21 - 102.58 -
E B I T D A 2
2,015 2,023 - - -
1. 発行済株式総数から自己株式等を控除した期中平均株式数により計算しています。期中平均株式数は、2020年3月期第3四半期は9,535,033株、
2021年3月期第3四半期は、9,737,654株です。
2. EBITDA＝営業利益＋減価償却費
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サマリー
売上高 21,728百万円
• 前年同期比+1.3%
• アドバンストテクノロジー事業における拡散板の販売、および、マテリアルソ
リューション事業におけるホームセンター向け販売が引続き好調に推移
• 一方、インテリア事業における中級品壁紙販売、マテリアルソリューション事業に
おける建設関連は苦戦が続く
営業利益 1,241百万円
• 前年同期比＋1.8％
• 新型コロナウイルス感染拡大に端を発する原油価格、ナフサ価格の下落により当社
製品の主要材料である樹脂材料価格は低位で推移
• 営業利益率は、アドバンストテクノロジー事業において相対的に利益率の低い仕入
販売商品（拡散版）の販売増加により低下したものの、マテリアルソリューション
事業の利益率改善がカバーし、連結全体では前期比同等となった
（前第3四半期累計期間：5.7％、当第3四半期累計期間5.7％）
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売上高・営業利益の 四半期ごと３か年推移
単位：百万円
売上高
9,000
営業利益・営業利益率
7,881 7,811 9.2%
8,000 7,756 10.0%
8.6%
7,577 7,0217,225 6,983 6,881
9.0%
6,747 8.0%
7,000 6,786 6,536 7.0% 5.2%
7.5% 5.1%
6.0% 4.1% 4.3% 4.2% 100
6,000 5.0%
800
4.0% 721 4.4%
5,000 3.0%
664 80.0
2.0% 4.0% 3.3%
569
4,000 600
1.0%
0.0% 60.0
3,000 354 403
400 296 281 40.0
2,000 292 282 305
214
200 20.0
1,000
0 0 0.0%
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019.3期 2020.3期 2021.3期
2019.3期 2020.3期 2021.3期
2019.3期営業利益率 2020.3期営業利益率 2021.3期営業利益率
• 第1四半期：新型コロナウイルス感染拡大の影響から建設工事向けや自動車関連向け販売等は苦戦するも、前年同期
から大幅な落ち込みはなく着地
• 第2四半期：売上高および営業利益は前年同期を超えて推移。売上高においてはアドバンストテクノロジー事業（前
年同期比＋296百万円、＋30.3％）、営業利益においてはマテリアルソリューション事業（前年同期比＋59百万円、
＋32.0％）が貢献
• 第3四半期：前年同期比において、売上高増加に対して営業利益増加幅が大きい。これは、マテリアルソリューショ
ン事業部門が前期に新たに導入した業績連動型の従業員インセンティブプランにおける引当金の計上方法を変更した
ことが大きな要因。前期は、通期業績予想がより具体的に見えてくる第3四半期のみに引当計上（約75百万円）した
のに対し、今期は、四半期毎の実績に基づき四半期毎に引当計上
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セグメント別情報
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セグメント 売上高・営業利益
(単位：百万円)
2020年3月期 2021年3月期
前年同期比 通期業績
第3四半期累計 第3四半期 進捗率
増減率 （予想）
(実績) (実績)
売 上 高 21,439 21,728 +1.3% 29,000 74.9%
イ ン テ リ ア 7,206 6,921 △4.0% 9,200 75.2%
マテリアルソリューション 11,994 11,934 △0.5% 16,800 71.0%
アドバンストテクノロジー 2,695 3,171 +17.7% 3,000 105.7%
そ の 他 △ 457 △ 298 - - -
営 業 利 益 1,218 1,241 +1.8% 1,600 77.6%
イ ン テ リ ア 640 587 △8.3% 700 83.9%
マテリアルソリューション 757 961 +26.9% 1,150 83.6%
アドバンストテクノロジー 202 71 △64.9% 200 35.5%
そ の 他 △ 381 △ 378 - - -
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セグメント概況（インテリア事業）
単位：百万円
売上高 営業利益・営業利益率
9.4% 10.3%
11.4%
3,000 10.0%
9.2% 6.9% 9.3%
2,519 350
2,336 2,351 2,487 6.8% 7.9%
2,421 2,508 8.2% 282
2,500 2,292
2,250 2,247 280 5.6% 259
2,164 2,148 232 228
220 190
210 199
2,000 184 155
160
120
140 -3.0%
1,500
70
1,000 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019.3期 2020.3期 2021.3期 2019.3期 2020.3期 2021.3期
2019.3期営業利益率 2020.3期営業利益率 2021.3期営業利益率
• 2020年４～11月の業界全体における塩化ビニル樹脂系壁紙の出荷数量は、新型コロナウイルス感染症の影響等
により前年同期比△8％（量産品△5％、中級品△13％）と低調に推移したが、壁紙業界シェアトップである
（株）サンゲツとの従前からの取り組みにより、2020年4月～12月の同社向け販売数量は前年同期比＋１％
（量産品＋４%、中級品△５％）を確保
• 一方、同社向け売上高は前年同期比△3％。これは、原材料価格の低下に伴う販売単価値下げの影響と、量産品
の売上高は機能量産品壁紙の市場浸透により健闘したものの、それ以上に販売単価の高い中級品の売上高が減
少したこと（前年同期比△8％）によるもの
• 製造経費削減に努めるも、販売単価値下げや販売単価の高い中級品売上高の減少が影響し、営業利益率は前年
同期比微減（前第3四半期連結累計期間：8.9%、当第3四半期連結累計期間：8.5%）
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セグメント概況（ﾏﾃﾘｱﾙｿﾘｭｰｼｮﾝ事業）
単位：百万円
売上高 営業利益・営業利益率
4,817
5,000 4,693 4,757 14.0%
12.5%
4,700 12.0%
11.6%
6.4% 8.6%
4,400 4,205 10.0%
8.0% 9.4%
4,100 3,938 3,812 3,940 6.0%
4.8% 3.3% 5.0%
3,880 3,687 4.0%
3,800 3,364 558594 3.7%
4.0%
3,297 600
2.0%
3,500 0.0%
443 0.4%
3,200 363
400
2,900 243
197
2,600 158 184 120 123
200
2,300 14
2,000 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2019.3期 2020.3期 2021.3期 2019.3期 2020.3期 2021.3期
2019.3期営業利益率 2020.3期営業利益率 2021.3期営業利益率
リビングソリューション：
• 新型コロナウイルス感染拡大を背景にした巣篭り需要や換気意識の高まりによりホームセンター向けの家庭用農園芸製品
や張替用防虫網販売は、例年オフシーズンである第3四半期も好調に推移。サッシメーカー向け防虫網販売においても学
校関連向け等の需要により堅調
ビルディングソリューションおよびインダストリアルソリューション：
• 建設工事の中断や各種イベントの中止・縮小等により販売低迷。今後においても、滞留した流通在庫解消に時間を要する
ことが懸念される。飛沫感染防止対策品の需要取り込みを継続するも、マイナス分をカバーするに至らず
パッケージングソリューション：
• 中食需要拡大による食品容器販売および健康意識の高まりによるヨーグルト容器向け販売は堅調に推移するも、ミルク
ポーションは外食需要の大幅減少から苦戦。利益率は生産体制の見直し等により大幅に改善
アグリソリューション：
• ホテル、飲食店における農作物の需要減少による先行きの不透明さに加え、昨秋以降の暖冬による野菜価格の低下等か
ら、生産農家による農業資材に対する投資控えが続き苦戦
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セグメント概況（ｱﾄﾞﾊﾞﾝｽﾄﾃｸﾉﾛｼﾞｰ事業）
単位：百万円
営業利益・営業利益率
売上高 15.0%
1,305 13.3%
1,275 8.9% 8.6%
5.3%
200 4.8%
1,047 5.1%
0.3% 1.5% 157 -0.9%
979 960
934 150 -9.3%
877 875 -10.0%
824 840 823 116
100 74 75
51 48
39
50 19
3
0
Q1 Q2 Q3 (7) Q4
Q1 Q2 Q3 Q4 (50)
(100) (121)
2019.3期 2020.3期 2021.3期 2019.3期 2020.3期 2021.3期
(150) 2019.3期営業利益率 2020.3期営業利益率 2021.3期
金属調加飾フィルム：
• 自動車向け販売は前年同期比90％程度まで回復。欧米市場では案件立ち上がりの遅れや販売数量減少等により苦戦す
るも、経済活動がいち早く回復した中国自動車市場に加え、ロックダウン明けのインドでも需要が増加。日本国内に
おいても採用車種の販売好調により復調傾向。
• 今後は世界的な半導体不足による自動車メーカーの減産が懸念
PMMA/PC2層シート：
• 売上高、営業利益ともに前期を大幅に下回り、営業利益はマイナスで着地
• 相対的に利益率の高い自動車用ナビゲーションシステム向け分野は、新規案件獲得等により順調に推移するも、競争
激化により撤退を決めたスマートフォン筐体向け分野の売上高減と、撤退に伴う在庫処理等による収益悪化をカバー
するに至らず
その他：
• ディスプレイ用拡散板は引き続き堅調に推移し売上高に貢献（仕入商品販売のため他分野に比べ利益率が低い）
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今後の見通し
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今後の見通し
• 世界的に見ると、中国等の一部の国々では、経済活動の再開により景気回復の兆しが見られる一方で、欧米各国に
おいては、新型コロナウイルス感染拡大に依然として歯止めがかからず、また、日本においても、今年に入り緊急事態宣
言が一部の都府県に発出される等、予断を許さない状況
• 今期の国産ナフサ価格については、昨年春先のコロナウイルスの世界的パンデミックの際に大きく落ち込んだものの、その
後の中国経済の復調等による海外市況の高騰を受け、徐々に回復。通期平均では33,000円/㎘程度の見込み
• 上記の通り、事業環境は依然として不透明であり、かつ、当社の一部の事業分野においては、引き続き逆風が続くもの
と推測されるが、当社全体の数字としては、第4四半期においても第3四半期までの傾向が継続するものと判断し、通
期予想は売上高、営業利益ともに期初計画を据え置くこととする
原油とナフサの価格推移
原油価格（WTI） ナフサ価格
（$/bll） （円/㎘）
120
70,000
100 60,000
80 50,000
60 40,000
30,000
40
20,000
20 10,000
0 0
2014年3月
2014年6月
2014年9月
2015年3月
2015年6月
2015年9月
2016年3月
2016年6月
2016年9月
2017年3月
2017年6月
2017年9月
2018年3月
2018年6月
2018年9月
2019年3月
2019年6月
2019年9月
2020年3月
2020年6月
2020年9月
2021年3月
2021年6月
2021年9月
2014年12月
2015年12月
2016年12月
2017年12月
2018年12月
2019年12月
2020年12月
原油価格（WTI) ナフサ価格
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免責事項
本資料における見通しは、本資料作成時点で入手可能な情報に基づき当社が判断したもの
であり、今後の事業環境の変化により実際の業績が異なる可能性があります。
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