7921 TAKARA&CO 2020-07-07 15:00:00
「新・中期経営計画2023」の策定に関するお知らせ [pdf]
2020 年 7 月 7 日
各 位
会 社 名 株式会社 TAKARA & COMPANY
代表者名 代表取締役社長 堆 誠一郎
(コード番号 7921 東証第一部)
問合せ先 執行役員総務部長兼CSR 部長 若松 宏明
(TEL.03-3971-3260)
「新・中期経営計画 2023」の策定に関するお知らせ
株式会社 TAKARA & COMPANY(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:堆 誠一郎)
は、2021 年度から 2023 年度までの 3 年間を計画期間とする中期経営計画を策定しました
ので、その概要をお知らせいたします。
記
1.新・中期経営計画策定にあたっての中計 2020 振り返り
(1)中計 2020 において公表した基本方針
宝印刷グループが目指す将来像
・グローバルなファイナンシャルサポート企業
・ディスクロージャー&IR のオンリーワン企業
2020 年度で終了しました前中計 2020 では、宝印刷グループが目指す将来像として上記
を掲げ、高品質なディスクロージャーおよび IR のサービスを提供し、お客様に感動してい
ただける企業を目指すという基本理念のもと、ディスクロージャーと IR の専門会社として
お客様に役立つソリューションの提供に努め更なる拡大を図るとともに、次の飛躍のため
に必要な新事業開拓・育成を行うことを基本方針とし事業を進めて参りました。
(2) 中計 2020 の評価
① 中計 2020 の数値目標の達成に至った要因
良好な事業環境を背景に中計 2020 において掲げた数値目標についても概ね達成すること
ができました。数値目標の達成に至った主な要因は以下の通りです。
・開示書類作成支援ツールの上位機種「X-Smart.Advance」の導入数増加。
・大型銘柄のファイナンスを受注できた他、IFRS や IPO、継続開示支援業務も堅調
・IR 関連の翻訳が順調に増加しており、株式会社十印の取得により幅広い翻訳案件の増加
・統合報告書等、ESG をはじめとする非財務情報に関するサービスの増加
・IPO 支援、決算開示支援等、コンサルティングサービスの増加
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② 中計 2020 期間において実施した施策
・海外翻訳事業会社の子会社化によるグローバル事業の強化と新海外拠点(シンガポール、
マレーシア)の構築
・国内翻訳事業会社の株式会社十印を子会社化したことによる翻訳事業領域の拡大と新海
外拠点(アメリカ)の構築
・持株会社化による戦略機能の強化とグループ管理機能の強化
・国内通訳・翻訳事業会社の株式会社サイマル・インターナショナルを子会社化したこと
による通訳・翻訳事業領域の拡大と海外投資家向けディスクロージャー関連事業リソー
スの強化
③ 新・中期経営計画 2023 に向けた方針・重点課題
中計 2020 では、計画策定時に定めた基本方針に従い事業活動を遂行して参りました。さ
らなる飛躍に向け、新・中期経営計画 2023 における方針を設定いたしました。また、新型
コロナウイルスの感染症拡大に伴う資本市場・経済活動の停滞、感染拡大を契機とした事
業構造の変化、デジタル化の一層の推進など様々な事業環境の変化が想定されております。
以上を前提として掲げる新・中期経営計画 2023 の方針・重点課題は以下の通りです。
1. グループ全社の方針・重点課題
・全社 ROE10.0%への推進、高水準の株主還元の継続
・グループ戦略機能の強化
・既存事業の収益性評価体制の強化と新規事業開発の推進
・環境変化に対応した業務システムの高度化
・グループ全体での人材登用や適材適所人材配置の人事制度、働き方改革の更なる推進
・海外拠点への管理体制強化と業績拡大
2. ディスクロージャー関連事業の方針・重点課題
・ディスクロージャー関連事業売上高 200 億円、営業利益 20 億円の達成
・株式会社サイマル・インターナショナル、株式会社十印との事業連携強化によるディ
スクロージャー・IR サービスの拡充、通訳・翻訳サービスのリソース拡充と品質向上
・お客様の開示実務の一層の利便性向上を推進する、開示書類作成支援ツール「X-Smart.
」
の機能性向上と、決算開示支援サービスの拡充
・IPO コンサルティング、ESG コンサルティング等コンサルティングサービス品質の向上
3. 通訳・翻訳事業の方針・重点課題
・通訳・翻訳事業売上高 100 億円の達成
・高品質+αの競争優位性の確立
・ディスクロージャー関連事業とのグループシナジーの具現化
・ Remote Simultaneous Interpretation ( RSI 、 遠 隔 同 時 通 訳 シ ス テ ム ) Machine
、
Translation(MT、機械翻訳)、Computer Assisted Translation(CAT、翻訳支援ツー
ル)、Machine Translation/Post-edit(MTPE、機械翻訳ポストエディット)の機能向
上と運用拡充
・通訳者・翻訳者ネットワークの強化と業務生産性の向上
・新型コロナウイルス・リスクへの対応と新たな事業機会への対応
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2.新・中期経営計画 2023
(1) 事業環境分析
新型コロナウイルスによる感染症拡大に伴い、世界規模で経済活動は停滞し、上場会社
数の横ばいないしは減少が考えられる。しかし、情報開示充実への要請、グローバル化、
Web 化、オンライン化は一層進展する。事業体のグローバル化も一層進むものの、オフサイ
ト化、Web 化、オンライン化が進む。
① ディスクロージャー関連事業
・海外投資家の日本企業への投資拡大、外国語情報開示拡大
・現地法人の運営・IR サポートの需要増加
情報開示のグローバル化の進展
・日本企業の海外市場における資金調達の拡大
・英文開示義務化の可能性
・IPO 市場の減速と復活(IPO コンサルティングの減少と復活)
・業界再編型 M&A の増加(M&A コンサルティングの増加)
証券市場の変化
・株式市場区分見直し、CG コードに伴う情報開示の高度化
・内部統制コンサルティングの増加
・デジタルメディアの浸透に伴う印刷の縮小と WEB 開示の拡大
WEB 化の進展 ・改正会社法に伴う株主総会プロセス電子化
・with/after コロナ環境下における電子化の加速
・高度な開示書類作成支援ツールへの期待
・更なる XBRL 化の拡大
情報開示制度の革新 ・情報開示に関するアウトソーシング需要の増加
・ESG 意識の高まりによる非財務情報の開示需要の拡大
(非財務情報開示に関するコンサルティングの増加)
② 通訳・翻訳事業
・日本企業の社内外通訳・翻訳の増加
日本におけるグローバル化の進展
・海外企業の日本市場向け通訳・翻訳の増加
・大規模イベント通訳機会の縮小と復活
経済停滞による市場縮小と復活 (Web による大規模イベント通訳機会は拡大)
・翻訳は引き続き増加
③ 全社共通
・ICT の進化に対応した製品・サービスの拡大
情報化社会の進展 ・機械翻訳の性能向上、活用の拡大
・オフサイト通訳の増加
・国内生産年齢人口の減少と外国人労働者の増加
労働環境の変化 ・働き方改革によるリモートワークの増加
・業務効率化に資するサービス、アウトソーシングの需要拡大
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(2) TAKARA & CO グループが目指す将来像
顧客に経営支援のプラットフォームサービスを提供するとともに、顧客のグローバル展
開を支援することにより、社会の公器としての使命を果たす。
(3) 新・中期経営計画 2023 における基本方針
① グループ基本方針
グループ各社の専門性を磨き、発想力・創造力を結集することでグループシナジーを発
揮し、市場ニーズに応えるだけでなく、ニーズを先取りした製品やサービスを提供できる
グローバルなオンリーワン企業集団への成長を目指す。
② ディスクロージャー関連事業の基本方針
法定開示領域での一層の専門能力を高めつつ、海外投資家向け情報開示の品質とリソー
スの強化、開示支援システムの一層の機能強化、コンサルティング、Web開示の強化等、周
辺領域への拡大も図り、企業価値向上へのワンストップソリューションを提供する体制の
強化を図る。
③ 通訳・翻訳事業の基本方針
通訳・翻訳業界における品質、シェアの国内ナンバーワン企業としての地位を確固たる
ものとし、国内企業、海外企業、官公庁、他非営利団体など様々な事業体のグローバル化
推進に貢献する。
(4) 経営数値目標
および 3 年後の 2023 年 5 月期における経営数値目標は以下の通りです。
過去 3 年の実績、
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、世界規模での経済活動の停滞、通訳・翻訳事
業における大規模イベントの中止等により、当社グループの業績に一定の影響が見込まれ
ております。新型コロナウイルス感染症の収束について一定の仮定をおいたうえで、2021
年 5 月期の業績予想を立てておりますが、2022 年 5 月期以降については業績予想が立てに
くい状況であり、2022 年 5 月期の業績予想値・数値目標の記載は省略しております。
しかしながら、資本市場をはじめ外部環境の変化に対応した、事業構造の変革を実行し、
持続的な成長を果たすため、 年後の 2023 年 5 月期における数値目標を設定いたしました。
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(5) 経営戦略、具体的施策
① ディスクロージャー関連事業の経営戦略、具体的施策
1. 法定開示情報における専門性の高度化
法定開示に関する専門能力の更なる強化を図り、顧客満足度の向上に寄与する。
2. 任意開示領域へのサポート強化
株式会社サイマル・インターナショナルのグループ化による、ディスクロージャー
関連事業の高品質通訳・翻訳サービスを提供することにより海外投資家向け情報開示
の強化を中心に、任意開示領域の拡大に関連した各分野の高品質化、多言語対応、Web
等を用いた開示媒体の多様化に対応する。
3. コンサルティングサービスの強化
労働環境の変化、with/after コロナ環境下に対応すべく、開示アウトソーシングの
提供のみならず、お客様の直面している課題を解決する、より一歩踏み込んだコンサ
ルティングサービスの提供を強化する。
4. 開示書類作成支援ツールを中心とした IT 商品の拡販
開示書類作成支援ツールX-Smart.シリーズの操作性向上、機能拡張により、お客様
の決算作業効率を高め、受注の拡大を目指す。開示書類の作成のみにとどまらず決算
作業全体の効率化に貢献する。
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② 通訳・翻訳事業の経営戦略、具体的施策
1. 通訳・翻訳業務の営業機能強化、生産性改善
ディスクロージャー関連事業分野以外の高い専門性が要求される通訳・翻訳サービ
スについて、営業機能の強化、業務システムのプロセス自動化を図り、業績拡大と利
益率改善を図る。遠隔通訳支援システムやAIを組込んだ自動翻訳ツール等も活用し、
効率よい多言語サービスの提供を実現する。また、国内上場会社、上場準備会社のみ
ならず、官公庁、非営利企業、海外企業等様々な事業体のグローバル化推進に貢献す
る。
2. 海外顧客向け高付加価値サービスの拡大
単純な翻訳にとどまらず、ローカライズ、トランスクリエーション業務の展開を進
め、専門性を生かした付加価値の高い多言語サポートサービスを拡大し、海外顧客向
け売上高を拡大する。
③ ディスクロージャー関連事業と通訳・翻訳事業の融合
顧客基盤を活用した新規サービス
上場企業を中心とした幅広い顧客網を活かし、ディスクロージャー関連業務に限ら
ず、海外への事業展開、海外子会社を含めたグループ管理等に対する支援サービスの
提供を進める。
以上
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