7914 共同印 2020-08-26 15:00:00
2021年３月期通期業績予想及び配当予想の公表ならびに中期経営計画目標数値取り下げに関するお知らせ [pdf]
2020 年８月 26 日
各 位
上場会社名 共同印刷株式会社
代表者 代表取締役社長 藤森 康彰
(コード番号 7914)
問合せ先責任者 取締役専務執行役員 渡邉 秀典
(TEL 03-3817-2101)
2021 年３月期通期業績予想及び配当予想の公表ならびに
中期経営計画目標数値取り下げに関するお知らせ
2020 年５月 22 日に公表いたしました「2020 年３月期 決算短信〔日本基準〕
（連結）
」において未
定としておりました 2021 年３月期の通期業績予想及び配当予想について、下記の通りお知らせいた
します。
これに伴い、2021 年３月期を最終年度とする３か年の中期経営計画につきましては、目標数値を取
り下げることを決定しましたので、あわせてお知らせいたします。
記
１．2021 年３月期通期連結業績予想（2020 年４月 1 日～2021 年３月 31 日）
親会社株主に
1 株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想（Ａ） ― ― ― ― ―
今回修正予想（Ｂ） 95,000 500 1,100 600 69.89
増減額（Ｂ－Ａ） ― ― ― ―
増減率（％） ― ― ― ―
（ご参考)前期実績
100,858 1,569 2,163 1,509 175.22
（2020 年３月期）
2．業績予想の前提条件
新型コロナウイルス感染症が当期中に完全に収束する可能性は低く、当社の業績に対しても通期で
影響が続くと予想しておりますが、緊急事態宣言などの大幅な社会活動の制限が行われないこと、
2021 年に東京オリンピック・パラリンピックが実施されることを前提として業績予想を算定いたしま
した。
主なセグメントの概況は以下の通りです。
[情報コミュニケーション部門］
新型コロナウイルス感染症の影響によりイベントの中止が相次ぎ、これらを取り扱う雑誌が休刊と
なるなど出版物の発行が減少しています。また外出自粛による店頭プロモーションの縮小や各種キャ
ンペーンの中止・延期など販促需要が大幅に減少しています。
引き続きイベントの開催や各種キャンペーンの実施については各企業とも慎重な姿勢で臨むこと
が予想されることから、出版印刷・一般商業印刷の需要が前期並みの水準に回復していくことは難し
く、セグメント全体の売上高は前期比で 10％程度減少する見込みです。
[情報セキュリティ部門］
緊急事態宣言により企業の活動が停滞したことからデータプリント関連のアウトソーシング需要
が減少しましたが、第３四半期以降は一定の水準まで回復すると見込まれます。一方、インバウンド
の減少や外出自粛の継続などにより夏の旅客需要が回復せず年末に向けても低調に推移すると予想
されることから、交通系 IC カードや乗車券の利用は通期で大幅に減少することが見込まれます。
以上のことから、データプリントや BPO が前期を下回り、IC カード、乗車券が大幅に減少すると予
想されるため、セグメント全体の売上高は前期比で 10％程度減少する見込みです。
[生活・産業資材部門］
インバウンド需要の減少や外出自粛の影響も一部にみられますが、巣ごもり需要により家庭用の食
品・日用品の消費量は増加しています。
紙器・軟包装・チューブなどのパッケージ需要は今後も堅調に推移すると予想され、2019 年 11 月
に本稼働を開始したブローボトル事業も寄与することから、セグメント全体の売上高は前期比で 10％
程度増加する見込みです。
この他、設備投資について必要性を吟味し不急の案件は延期を検討するほか、テレワークの推進や
オンライン会議の活用によって働き方の効率向上と経費削減を図るなどして、利益創出をめざしてま
いります。
以上のことから、2021 年３月期通期連結業績予想につきましては、 売上高は 950 億円（前期比 5.8％
減）、営業利益は５億円（前期比 68.1％減）
、経常利益は 11 億円（前期比 49.1％減）、親会社株主に
帰属する当期純利益は６億円（前期比 60.2％減）といたしました。
3．2021 年３月期配当予想について
年間配当金
第２四半期末 期末 合計
前回予想
－円－銭 －円－銭 －円－銭
（2020 年５月 22 日）
今回修正予想 50 円 00 銭 50 円 00 銭 100 円 00 銭
（ご参考）前期実績
50 円 00 銭 50 円 00 銭 100 円 00 銭
（2020 年３月期）
4．配当予想の理由
当社は、配当性向 30％以上を目標として株主の皆さまへの利益還元を重視しつつ、企業体質の強化
に向けて必要な内部留保と合わせ、業績動向や財務状況等を総合的に勘案して決定することを配当政
策の基本方針としております。
2021 年３月期の業績につきましては残念ながら前期と比較して大幅に悪化する見込みであります
が、この基本方針を踏まえて慎重に検討した結果、2021 年３月期の配当予想につきましては、１株当
たり年間配当金 100 円（中間配当 50 円、期末配当 50 円）といたしました。
5．中期経営計画の取り下げについて
新型コロナウイルス感染症の影響も含めた施策の進捗の遅れ等により、中期経営計画の最終年度と
なる 2021 年３月期の目標数値の達成は困難であると判断し、
これを取り下げることといたしました。
新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せず、今後も長期にわたって影響が続くと見込まれる
なかで、新たな生活様式や消費行動が生まれ、定着することが予想されます。こうした事業環境の変
化に積極的に対応しつつ、業績回復に向けた取り組みを強化いたします。あわせて合理化・効率化を
徹底し、さらなる収益力の向上に努めてまいります。
新たな中期経営計画については、策定次第速やかに公表する予定です。
【参考】中期経営計画における 2021 年３月期目標数値（2019 年５月 15 日公表）
連結売上高 1,080 億円
連結営業利益 35 億円
連結経常利益 42 億円
ＲＯＥ 5.0％
ＥＢＩＴＤＡ※ 100 億円
※ＥＢＩＴＤＡ＝営業利益＋受取利息・配当金＋減価償却費＋のれん償却費で計算
(注)
上記の業績予想につきましては、現時点における入手可能な情報に基づいて算定しておりますが、今後
の様々な要因により業績予想とは異なる結果となる可能性があります。
以 上