7906 ヨネックス 2019-05-09 15:00:00
中期経営計画の修正に関するお知らせ [pdf]
2019 年5月9日
各 位
会 社 名 ヨネックス株式会社
代 表 者 代表取締役社長 林田 草樹
(コード番号7906 東証第2部)
問合せ先 常務取締役 米山 修一
TEL(03)3839-7112
中期経営計画の修正に関するお知らせ
当社は、2018年5月22日に公表いたしました中期経営計画(2019年3月期~2021年3月期)の数値目
標を下記の通り修正いたしましたのでお知らせいたします。
記
1.修正の内容
単位:百万円
2019 年3月期 2021 年3月期計画 増減額
実績 当初目標(A) 修正目標(B) (B-A)
売上高 61,097 80,000 66,000 △14,000
営業利益 2,482 6,000 3,000 △3,000
海外売上比率 50.9% 60% 53% △7pt
ROE 4.6% 9% 5% △4pt
2.修正の理由
中期経営計画の初年度にあたる2019年3月期において、中国などのアジア地域と国内が想定した売上
に対して未達となったことが主な要因です。中国については、当初流通在庫を把握する仕組みが整って
いなかったことにより、流通在庫滞留の対応が遅れ、在庫調整に時間を要しました。現在、主な取引先
の在庫状況を把握する体制を整備し、在庫調整も進捗しているため影響は減少しておりますが、変化が
加速する消費動向をとらえた事業展開が必要な市場であり引き続き予断を許さない状況です。また、国
内についても、2015年~2016年頃のインバウンド需要が一巡したことと、少子化によりソフトテニスの
競技人口が減少していることなどから、今後も厳しい状況が続く見込みです。
利益については、売上目標の修正による売上総利益見込額の減に加え、中長期的なグローバル市場に
おけるブランド価値向上のための広告宣伝費等には引き続き一定の投資が必要と判断し、営業利益目標
を修正しています。
当初目標としました売上高800億円は引き続き目指すべきところとして掲げますが、達成には策定時
の想定よりも時間を要する見込みです。しかしながら、掲げている基本方針及び重点分野への取り組
みは継続・強化し、グローバルな事業基盤を構築することで中長期的な成長を目指していくという方
向に変更はありません。
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3.基本方針に基づく進捗と今後の取り組み
1) 顧客の感動を呼ぶ質の高いものづくりの追求
[進捗]
・東洋造機株式会社の買収によるストリンギングマシン開発機能を取得
・新カーボン素材を各種目に展開し、契約選手がこれらの用具を使用して世界で活躍
[今後の取り組み]
・新潟生産本部(新潟工場)と東京工場の研究開発機能を統合し、イノベーション力を強化
する
2) 生産性・品質向上と産学連携による研究開発の促進
[進捗]
・新素材や人間工学関連での産学連携
・自動化設備導入による生産性の向上
[今後の取り組み]
・Ai、IoT への設備投資
・RPA 導入による社内定型業務の自動化
3) グローバルマーケティングの推進によるヨネックスブランドの訴求
[進捗]
・グローバルマーケティングネットワークの構築
・情報発信の場として都内にショールームとフィッティングスタジオを開設
・中国の E コマース旗艦店からの情報発信
[今後の取り組み]
・ショールームの活用とデジタル戦略による新たなサービスの創出
・競技人口のすそ野拡大に向けた場所や仕組みの創設
4) 世界販売網の拡大とサプライチェーンマネジメントの強化
[進捗]
・主に北米地域におけるテニス用品の取扱店網の拡大
・中国における主要取引先の在庫状況の把握
・シューズの製造委託先の見直し
[今後の取り組み]
・グローバルでの E コマース戦略の構築
・製造委託先の最適化および管理強化
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5) 権限委譲の推進による意思決定のスピード化と人財の育成
[進捗]
・女性活躍の推進(2019 年3月末時点:女性管理職比率 13.3%)
・5本部制への組織改編の実施(6月 25 日付)
[今後の取り組み]
・女性活躍のさらなる推進
・若手社員のジョブローテーション推進による人財育成
・シニア社員による次世代への人脈やノウハウの継承
〈将来に関する記述等についてのご注意〉
この資料に掲載しております当社の計画・戦略などは、当社が作成日時点において把握できる情報か
ら得た判断に基づいています。あくまでも将来の予測であり、様々なリスクや不確定要素により、実際
の業績と大きく異なる可能性がございますことを予めご承知おきくださいますようお願い申し上げま
す。
以上
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