7893 プロネクサス 2020-08-28 15:00:00
2021年3月期業績予想に関するお知らせ [pdf]

                                                                        2020 年 8 月 28 日
各    位
                                           会 社 名    株 式 会 社 プ ロ ネ ク サ ス
                                           代表者名     代表取締役社長 上 野 剛 史
                                                 (コード番号 7893 東証第一部)
                                           問 合 せ 先 取締役執行役員社長室長 大和田雅博
                                           電話番号         03-5777-3145

                         2021 年 3 月期業績予想に関するお知らせ

 当社は、2020 年 5 月 14 日に公表の 『2020 年 3 月期決算短信〔日本基準〕(連結)』 において未定としており
ました 2021 年 3 月期業績予想につきまして、下記の通りとしましたのでお知らせいたします。

                                       記

1.業績予想について
(1) 2021 年 3 月期第 2 四半期累計期間連結業績予想 (IFRS)
                  売上収益         営業利益        税引前利益           親会社の所有者        基本的 1 株当た
                                                           に帰属する四半        り四半期利益
                         百万円        百万円        百万円         期利益 百万円               円 銭
前回発表予想 (A)                -            -           -                -                -
今回修正予想 (B)           14,000        2,500        2,700         1,850              68.72
増減額 (B-A)                 -            -           -                -                -
増減率 (%)                   -            -           -                -                -
注:前年同期は日本基準で開示しており、IFRS による上記数値と比較可能な業績数値が存在しないため記載しておりません。

(2) 2021 年 3 月期通期連結業績予想 (IFRS)
                  売上収益         営業利益        税引前利益           親会社の所有者        基本的 1 株当た
                                                           に帰属する当期        り当期利益
                         百万円        百万円         百万円        利益  百万円               円 銭
前回発表予想 (A)                -            -           -                -                -
今回修正予想 (B)           24,000        2,000        2,250         1,550              57.58
増減額 (B-A)                 -            -           -                -                -
増減率 (%)                   -            -           -                -                -
(ご参考) 前期実績
(2020 年 3 月期)        24,446        2,600        2,729         1,846              68.53

※ 2021 年 3 月期配当について
    2021 年3月期の配当金につきましては、本年5月 14 日付決算短信において公表しております以下の配当予
 想から変更ありません。
                                   年間配当金                    配当金総額            配当性向
                    第 2 四半期末        期末         合計            (合計)             (連結)

2020 年 3 月期                円 銭         円 銭         円 銭         百万円                     %
                           15.00       15.00       30.00            808     *2     43.8
2021 年 3 月期(予想)     *1    17.00        15.00       32.00            861     *3     55.6
    *1 2021 年3月期第2四半期末配当金(予想)17 円は、普通配当 15 円と創業 90 周年記念配当2円の合計額です。
    *2 2020 年3月期配当性向は、本年6月 24 日に公表した決算短信[IFRS]に記載のものです。
    *3 2021 年3月期(予想)配当性向は、本日の通期連結業績予想をもとに算出しております。
2.上記業績予想の理由
(1)当社の事業特性
 当社は企業の開示支援業務を中核事業としておりますが、当社全売上の 2/3 を占める上場会社向け(ディスク
ロージャー・IR)製品は顧客の 65%が3月決算会社のため、決算および株主総会に関わる受注が第1四半期に集
中する季節性があります。それらの大半は経済環境や証券市況の影響を受けにくく継続的に受注することの多い
「定期製品」で、この期間の「定期製品」の売上は全体のほぼ7割を占めます。従って第1四半期はそれ以外の
「非定期製品」の売上ウェイトが3割にとどまります。また、当期は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて多
くの企業が決算発表から株主総会に至るスケジュールを遅らせた関係で、関連製品の売上の一部は7月・8月に
ずれ込みました。このため当期の業績予想については、これらの変化を織り込み、第2四半期以降の「非定期製
品」の動向を想定して見通す必要があります。


(2)業績予想算定の背景
新型コロナウイルスの感染拡大の収束時期を業績予想には織り込んでおりませんが、当社は「コロナ影響」も含
め以下の前提で業績予想を算定しております。
■主要製品分野の市場動向
上場会社ディスクロージャー・IR関連製品は、現時点においては株主総会関連等を中心に順調に売上が増加
しており、前述の季節性要因からこれまでのところ「コロナ影響」は小幅にとどまっています。今後は「非定期製品」
のウェイトが4割程度に高まることが見込まれることから、売上への影響が若干拡大するものと想定しています。
金融商品ディスクロージャー関連製品は第1四半期において、証券市況の停滞に加えて、前年同期のスポット
需要の反動減、対面販売の減少に伴う販促ツールの需要減等により売上が減少しました。一方足元では、大型
ファンドの組成、投資マインドの好転等を背景に投資信託への資金流入が増加するといったプラス要因も出てい
ますが、当分野は「非定期製品」のウェイトが上場企業向けよりも大きいことから、一定程度の「コロナ影響」を織り
込んでいます。
データベース関連製品については、現時点では「コロナ影響」による売上減少等の変化は出ておりません。
■売上・利益見通し
上記の通り、当社においては売上面での「コロナ影響」は限定的と考えており、通期での連結売上収益は、前期
比 4.5 億円減(1.8%減)の 240 億円を見込んでおります。一方、営業利益につきましては前期比 6 億円減(23.1%
減)の 20 億円を見込んでおります。減益幅が減収幅を大きく上回るのは以下の理由によります。
■戦略的な投資と人財投入について
 当社はこのたびの新型コロナウイルス感染拡大に伴う社会、ビジネスの大きな変化を通して、当社とお客様との
間の業務プロセスとコミュニケーションのあり方を変革することの重要性を強く認識し、そのための戦略的な投資を
拡大しつつあります。具体的にはお客様に提供する開示実務支援システムとお客様との情報共有システムの開
発投資を加速させるとともに、テレワークを前提とした社内の業務インフラの電子化と対応設備の拡充に重点投資
を決定し実行しております。また、経営環境が大きく変化する時代だからこそ、成長分野の強化に資する人財の
獲得が重要と考え、重点的な採用、投入を進めております。こうした戦略的な投資と人財投入により当期の営業
利益は減少しますが、今後の当社事業の継続性、成長力、収益力を高めるための機会ととらえてこれらの施策を
実行してまいります。
■関連事項
なお、7月1日付で 100%子会社化した株式会社ディスクロージャー・プロについて、100%子会社化以前に保
有していた発行済み株式総数の 35%相当の株式に対する段階取得に係る差益を、第2四半期の税引前四半期
利益に計上する見通しです。
なお、現在の中期経営計画の最終年度である 2022 年 3 月期の業績目標につきましては、現時点での算定、公
表が困難であることから、5月 14 日公表の通り「一旦取り下げ」を継続させていただき、今後の新型コロナウイルス
感染状況および事業環境の動向を見極めたうえで改めて公表いたします。


(注)上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて判断したものです。今後の新型コロナウイルス感染拡
大による市場環境の変化等、様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。


                                                          以   上