7867 タカラトミー 2020-02-12 15:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月12日
上場会社名 株式会社 タカラトミー 上場取引所 東
コード番号 7867 URL www.takaratomy.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)小島 一洋
問合せ先責任者 (役職名) 専務執行役員連結管理本部長 (氏名)沓澤 浩也 TEL 03-5654-1548
四半期報告書提出予定日 2020年2月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 131,977 △6.8 12,202 △19.2 11,817 △21.3 6,590 △36.6
2019年3月期第3四半期 141,636 0.4 15,101 10.1 15,022 11.3 10,388 6.1
(注)包括利益 2020年3月期第3四半期 6,542百万円 (△48.7%) 019年3月期第3四半期 12,748百万円 (24.7%)
2
1株当たり 潜在株式調整後1株当たり
四半期純利益 四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 69.12 69.05
2019年3月期第3四半期 109.34 109.05
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期第3四半期 141,209 70,780 49.6 733.85
2019年3月期 143,364 67,315 46.5 700.26
(参考)自己資本 2020年3月期第3四半期 70,043百万円 2019年3月期 66,692百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 7.00 - 17.00 24.00
2020年3月期 - 15.00 -
2020年3月期(予想) 15.00 30.00
(注)1.直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
2.2019年3月期期末配当金の内訳 普通配当 7円00銭 記念配当 10円00銭
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 164,000 △7.3 10,000 △30.6 9,500 △33.6 5,000 △46.2 52.43
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
(注)詳細は、添付資料11ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注
記事項 (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注)詳細は、添付資料11ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事
項 (会計方針の変更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 96,290,850株 2019年3月期 96,290,850株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 843,111株 2019年3月期 1,051,473株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 95,354,766株 2019年3月期3Q 95,008,453株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
今後の見通しにつきましては、5ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測
情報に関する説明」をご参照ください。
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 8
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 9
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 10
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 11
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 11
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 11
(四半期連結損益計算書関係) …………………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 13
- 1 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
(2020年3月期第3四半期連結累計期間におけるハイライト)
・ 売上高は、定番商品「トミカ」や映画『トイ・ストーリー4』および『アナと雪の女王2』関連商品などの販売が
伸長したものの、最大の商戦期である年末商戦において玩具市場全体が盛り上がりに欠けるとともに、「ベイブレ
ードバースト」の販売減少や、「トランスフォーマー」映画関連商品販売の反動減に加え、4月よりテレビアニメ
放送を開始したボーイズ新規商品やグローバル戦略商品「Rizmo(リズモ)」の販売が期待値に届かず、新たなヒ
ット商品の創出に至らなかったことなどにより、131,977百万円(前年同期比6.8%減)となりました。
・ 営業利益は、販売費及び一般管理費が減少したものの、売上高減少により売上総利益が減少したことなどから、
12,202百万円(前年同期比19.2%減)となりました。
・ 経常利益は、営業利益が減少したことに加え、為替差損を計上したことなどにより、11,817百万円(前年同期比
21.3%減)となりました。
・ 親会社株主に帰属する四半期純利益は、TOMY Internationalグループにおける、オセアニア子会社ののれんおよび
保有する無形固定資産の全額ならびに米国子会社が保有する無形固定資産の一部についての減損損失など1,921百
万円の特別損失を計上したことなどにより、6,590百万円(前年同期比36.6%減)となりました。
・ 日本においては、「トミカ」単品および大人向けの「トミカプレミアム」などの販売が伸長するとともに、「プラ
レール」は発売60周年の各種企画の効果もあり堅調に推移いたしました。継続展開している「ゾイドワイルド」は
10月より新たなテレビアニメ放送をスタートさせ、好評を博しました。また、サプライズドール「L.O.L.サプライ
ズ!」は今期も好調に推移するとともに、液晶トイ「すみっコぐらし すみっコさがし」などが人気を集めまし
た。さらに、映画『トイ・ストーリー4』および『アナと雪の女王2』関連商品の販売が伸長いたしました。一
方、ボーイズ商品においては販売が大幅に減少いたしました。今期発売5年目を迎える「ベイブレードバースト」
は、会社想定以上の販売を維持し、長い人気を誇っておりますが、前年同期比では減少いたしました。「トランス
フォーマー」については、前年同期における映画関連商品販売の反動減から海外向け輸出が減少するとともに、
「デュエル・マスターズ」は競争環境の変化もあり軟調に推移いたしました。また、4月よりテレビアニメ放送を
開始したボーイズ新規商品の販売も苦戦いたしました。さらに、グローバル戦略商品として「Rizmo(リズモ)」
を投入したものの期待値には届きませんでした。
12月には、新たにスマートフォン向けカードゲームアプリ「DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイ
ス)」の配信を開始いたしました。
・ TOMY Internationalグループにおいては、日本と連動し企画・開発を進めたグローバル大型商品「Rizmo(リズ
モ)」など、新規商品ラインを展開いたしましたが期待値までは至らず、前期第1四半期まで展開していたキャラ
クター玩具の販売も終了したことなどから、売上高は減少いたしました。
- 2 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(経営成績の概況)
<セグメント別業績の概況>
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
増減 増減率(%)
第3四半期 第3四半期
売上高 141,636 131,977 △9,659 △6.8
日本 119,471 112,637 △6,834 △5.7
アメリカズ 14,246 13,164 △1,082 △7.6
欧州 4,467 4,699 232 5.2
オセアニア 1,526 1,167 △358 △23.5
アジア 44,669 43,245 △1,424 △3.2
消去又は全社 △42,744 △42,936 △192 -
営業利益又は営業損失(△) 15,101 12,202 △2,899 △19.2
日本 16,597 14,162 △2,434 △14.7
アメリカズ △94 △39 55 -
欧州 △511 △518 △6 -
オセアニア 32 △119 △151 -
アジア 1,011 1,076 64 6.4
消去又は全社 △1,932 △2,359 △426 -
<日本>
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 119,471 112,637 △6,834
営業利益 16,597 14,162 △2,434
玩具市場における年末商戦は大きな盛り上がりに欠ける状況で推移いたしました。
定番商品「トミカ」においては、海外人気車種の商品化など商品レパートリーの充実を進めた「トミカ」単品や
今期5周年を迎えた大人向けハイディテールコレクションモデル「トミカプレミアム」などの販売が伸長いたしま
した。また、1959年に誕生した「プラレール」は発売60周年と合わせた各種マーケティング企画を積極的に進める
とともに、60周年記念商品などが人気となるなど、販売が堅調に推移いたしました。
ボーイズ商品では、前期より継続展開している恐竜や動物をモチーフの自社コンテンツ「ゾイドワイルド」が、
10月に新たな世界観で地上波放送を開始するなど評価を得ました。
ガールズ商品では、サプライズドール「L.O.L. サプライズ!」がSNS活用のマーケティングも奏功し好調に推移
するとともに、女児向け特撮テレビドラマシリーズ「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」関連商品やカメラ機
能付き液晶トイ「すみっコぐらし すみっコさがし」などが人気を集めました。
プリスクール商品では、日本における販売権を獲得した海外で高い人気を誇るテレビアニメ「パウパトロール」
関連商品を5月より市場投入し、好評を博しました。
7月公開のディズニー&ピクサーのアニメーション映画『トイ・ストーリー4』関連商品では、映画キャラクタ
ーのフィギュアやぬいぐるみ、ガチャなどの関連商品をグループ横断で投入し、好調に推移いたしました。また、
11月公開のディズニー映画『アナと雪の女王2』は電子学習トイ「ドリームカメラタブレット」やドレスなどの関
連商品が人気を集めました。
㈱タカラトミーアーツにおいては、アミューズメントマシン「ポケモンガオーレ」が引き続き評価を得ました。
12月にはスマートフォン向けカードゲームアプリ「DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)」
の配信を開始いたしました。
一方、今期発売5年目を迎える「ベイブレードバースト」は、会社想定以上の販売を維持し、長い人気を誇って
おりますが、前年同期比では減少いたしました。「トランスフォーマー」については、前年同期における映画関連
商品販売の反動減により海外向け輸出が減少するとともに、「デュエル・マスターズ」は競争環境の変化もあり軟
調に推移いたしました。また、4月よりテレビアニメ放送を開始したボーイズ新規商品やグローバル戦略商品
「Rizmo(リズモ)」など、新たなヒット商品の創出には至りませんでした。「リカちゃん」は誕生50周年から2
年に亘り好調であった反動などから販売が減少いたしました。以上により、売上高は112,637百万円(前年同期比
5.7%減)となり、営業利益は14,162百万円(同14.7%減)となりました。
- 3 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
<アメリカズ>
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 14,246 13,164 △1,082
営業損失(△) △94 △39 55
日本でも販売する最高の触り心地を追求したぬいぐるみ「もっちぃもっちぃ、海外商品名:Club Mocchi-
Mocchi-」を継続展開し好評を得ました。9月にサプライズお世話ペット「Rizmo(リズモ)」や、その他新規アイ
テムの市場投入を順次進めましたが販売は苦戦いたしました。また、前期第1四半期まで展開していたキャラクタ
ー玩具の販売終了に加え、農耕車両玩具において前期展開した100周年記念商品における販売の反動減やベビー用
品の販売減少などにより、13,164百万円(前年同期比7.6%減)となり、営業損失は39百万円(前年同期営業損失94
百万円)となりました。
<欧州>
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 4,467 4,699 232
営業損失(△) △511 △518 △6
今期、欧州での販売権を獲得したボードゲーム類「DRUMOND PARK」を展開するとともに、サプライズお世話ペット
「Rizmo(リズモ)」を9月に市場投入いたしました。また、農耕車両玩具の販売が堅調に推移いたしました。一方、
前期第1四半期まで展開していたキャラクター玩具の販売が終了したことに加え、プリスクール商品の販売が減少い
たしました。以上により、売上高は4,699百万円(前年同期比5.2%増)となりました。営業損失は、新製品投入に伴う
マーケティング投資を増やしたことなどから、518百万円(前年同期営業損失511百万円)となりました。
<オセアニア>
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 1,526 1,167 △358
営業利益又は営業損失(△) 32 △119 △151
農耕車両玩具の販売が堅調に推移したものの、前期第1四半期まで展開のキャラクター玩具販売が終了したこと
や、「Printoss(プリントス) 、海外商品名:KiiPix」の展開が縮小したことに加え、ベビー用品の販売が減少
したことから、売上高は1,167百万円(前年同期比23.5%減)、営業損失は119百万円(前年同期営業利益32百万
円)となりました。
<アジア>
(単位:百万円)
2019年3月期 2020年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 44,669 43,245 △1,424
営業利益 1,011 1,076 64
定番商品である「トミカ」は導入アイテムの拡充やイベント開催などの施策によるマーケティングの強化によ
り、単品商品を中心に好調に推移いたしました。また、初夏に公開されたディズニー&ピクサーのアニメーション
映画『トイ・ストーリー4』関連玩具の販売が好評を博しました。一方、前年同期に韓国で人気を集めた次世代ベ
ーゴマ「ベイブレード」関連商品の販売が減少したことなどもあり、売上高は43,245百万円(前年同期比3.2%
減)、営業利益は1,076百万円(同6.4%増)となりました。
- 4 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
〔資産、負債及び純資産の状況〕
<資産>
流動資産は、前連結会計年度末に比較して2,060百万円増加し、96,175百万円となりました。これは主として、現金
及び預金が減少した一方で、受取手形及び売掛金、商品及び製品が増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比較して4,216百万円減少し、45,033百万円となりました。これは主として、有形
固定資産、無形固定資産が減少したことによるものです。
<負債>
流動負債は、前連結会計年度末に比較して15,845百万円減少し、43,473百万円となりました。これは主として、支払
手形及び買掛金が増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金、未払費用、未払法人税等が減少したことによるもの
です。
固定負債は、前連結会計年度末に比較して10,224百万円増加し、26,954百万円となりました。これは主として、リー
ス債務、繰延税金負債が減少した一方で、長期借入金が増加したことによるものです。
<純資産>
純資産は、前連結会計年度末に比較して3,465百万円増加し、70,780百万円となりました。これは主として、為替換
算調整勘定が減少した一方で、利益剰余金、その他有価証券評価差額金が増加したことによるものです。
〔キャッシュ・フローの状況〕
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比較して16,184
百万円減少し、37,633百万円となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
営業活動によるキャッシュ・フローは、4,178百万円の支出(前年同四半期は8,052百万円の収入)となりました。こ
れは主として、税金等調整前四半期純利益10,109百万円、減価償却費5,162百万円、減損損失1,914百万円等があった一
方で、売上債権の増加12,898百万円、法人税等の支払額4,957百万円、たな卸資産の増加3,944百万円等があったことに
よるものです。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
投資活動によるキャッシュ・フローは、2,551百万円の支出(前年同四半期は3,322百万円の支出)となりました。こ
れは主として、無形固定資産の取得による支出1,342百万円,有形固定資産の取得による支出1,127百万円等があったこ
とによるものです。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
財務活動によるキャッシュ・フローは、9,269百万円の支出(前年同四半期は8,246百万円の支出)となりました。こ
れは主として、長期借入れによる収入16,500百万円等があった一方で、長期借入金の返済による支出19,714百万円、配
当金の支払額3,019百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出2,456百万円等があったことによるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
最近の業績動向を勘案し、2019年5月10日に公表いたしました2020年3月期の連結業績予想は、本日(2020年2
月12日)発表のとおり修正を行っております。なお、当該予想数値の修正に関する事項は、同日発表の「通期業績
予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
- 5 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 53,919 37,738
受取手形及び売掛金 20,342 33,228
商品及び製品 12,487 16,544
仕掛品 476 431
原材料及び貯蔵品 1,175 1,064
その他 5,901 7,407
貸倒引当金 △187 △239
流動資産合計 94,115 96,175
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 12,602 12,829
減価償却累計額 △8,087 △8,335
減損損失累計額 △371 △370
建物及び構築物(純額) 4,144 4,123
機械装置及び運搬具 2,546 2,597
減価償却累計額 △1,863 △1,976
減損損失累計額 △17 △35
機械装置及び運搬具(純額) 666 585
工具、器具及び備品 22,825 23,082
減価償却累計額 △20,707 △21,150
減損損失累計額 △677 △660
工具、器具及び備品(純額) 1,439 1,272
土地 3,905 3,905
リース資産 8,523 7,529
減価償却累計額 △4,604 △3,893
減損損失累計額 △0 △298
リース資産(純額) 3,919 3,337
建設仮勘定 275 322
有形固定資産合計 14,349 13,546
無形固定資産
のれん 17,373 15,207
その他 10,324 8,863
無形固定資産合計 27,698 24,071
投資その他の資産
投資有価証券 3,245 3,533
繰延税金資産 1,710 1,633
その他 2,611 2,277
貸倒引当金 △364 △28
投資その他の資産合計 7,202 7,415
固定資産合計 49,249 45,033
資産合計 143,364 141,209
- 6 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 9,490 11,098
短期借入金 7,250 6,411
1年内返済予定の長期借入金 19,285 5,300
リース債務 2,851 2,731
未払金 8,221 7,657
未払費用 7,930 6,818
未払法人税等 3,030 1,763
引当金 433 342
その他 824 1,350
流動負債合計 59,319 43,473
固定負債
長期借入金 8,929 19,700
リース債務 1,386 1,184
繰延税金負債 1,056 650
再評価に係る繰延税金負債 472 472
引当金 522 548
退職給付に係る負債 2,754 2,747
その他 1,610 1,652
固定負債合計 16,730 26,954
負債合計 76,049 70,428
純資産の部
株主資本
資本金 3,459 3,459
資本剰余金 9,152 9,204
利益剰余金 43,818 47,063
自己株式 △687 △551
株主資本合計 55,743 59,176
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,179 1,371
繰延ヘッジ損益 434 488
土地再評価差額金 624 624
為替換算調整勘定 9,505 9,122
退職給付に係る調整累計額 △793 △738
その他の包括利益累計額合計 10,949 10,867
新株予約権 211 296
非支配株主持分 410 439
純資産合計 67,315 70,780
負債純資産合計 143,364 141,209
- 7 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 141,636 131,977
売上原価 82,099 77,287
売上総利益 59,536 54,690
販売費及び一般管理費 44,435 42,487
営業利益 15,101 12,202
営業外収益
受取利息及び配当金 174 175
受取賃貸料 112 104
その他 129 74
営業外収益合計 416 354
営業外費用
支払利息 283 211
為替差損 29 387
その他 182 141
営業外費用合計 495 740
経常利益 15,022 11,817
特別利益
固定資産売却益 3 0
投資有価証券売却益 29 -
貸倒引当金戻入額 121 -
債権譲渡益 - 23
新株予約権戻入益 16 1
出資金売却益 165 -
受取解決金 - 188
その他 2 -
特別利益合計 338 214
特別損失
減損損失 108 1,914
その他 14 6
特別損失合計 122 1,921
税金等調整前四半期純利益 15,237 10,109
法人税等 4,813 3,486
四半期純利益 10,424 6,623
非支配株主に帰属する四半期純利益 35 32
親会社株主に帰属する四半期純利益 10,388 6,590
- 8 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 10,424 6,623
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △63 192
繰延ヘッジ損益 520 53
為替換算調整勘定 1,845 △382
退職給付に係る調整額 21 55
その他の包括利益合計 2,324 △80
四半期包括利益 12,748 6,542
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 12,712 6,508
非支配株主に係る四半期包括利益 35 33
- 9 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 15,237 10,109
減価償却費 5,144 5,162
減損損失 108 1,914
のれん償却額 1,079 1,055
新株予約権戻入益 △16 △1
出資金売却益 △165 -
受取解決金 - △188
貸倒引当金の増減額(△は減少) △121 △274
引当金の増減額(△は減少) △142 △62
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △45 63
受取利息及び受取配当金 △174 △175
支払利息 283 211
為替差損益(△は益) 83 164
有形固定資産売却損益(△は益) △3 0
投資有価証券売却損益(△は益) △29 -
売上債権の増減額(△は増加) △10,058 △12,898
たな卸資産の増減額(△は増加) △1,253 △3,944
前払費用の増減額(△は増加) △933 △1,005
仕入債務の増減額(△は減少) 1,546 1,600
未払金の増減額(△は減少) 315 △637
未払費用の増減額(△は減少) △11 △1,010
その他 71 560
小計 10,916 643
利息及び配当金の受取額 172 175
利息の支払額 △272 △229
解決金の受取額 - 188
法人税等の支払額 △2,762 △4,957
営業活動によるキャッシュ・フロー 8,052 △4,178
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △2,516 △1,127
無形固定資産の取得による支出 △976 △1,342
出資金の売却による収入 165 -
その他 4 △81
投資活動によるキャッシュ・フロー △3,322 △2,551
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 600 △850
長期借入れによる収入 - 16,500
長期借入金の返済による支出 △6,875 △19,714
配当金の支払額 △1,306 △3,019
ファイナンス・リース債務の返済による支出 △2,447 △2,456
自己株式の処分による収入 558 157
セール・アンド・リースバックによる収入 1,229 213
その他 △4 △99
財務活動によるキャッシュ・フロー △8,246 △9,269
現金及び現金同等物に係る換算差額 175 △184
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △3,340 △16,184
現金及び現金同等物の期首残高 46,206 53,817
現金及び現金同等物の四半期末残高 42,865 37,633
- 10 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
(会計方針の変更)
(ASU第2014-09号「顧客との契約から生じる収益」の適用)
米国会計基準を適用している在外連結子会社は、第1四半期連結会計期間より、ASU第2014-09号「顧客との契約
から生じる収益」を適用しております。これにより、約束した財またはサービスが顧客に移転された時点で、当該
財またはサービスと交換に権利を得ると見込む対価を反映した金額で、収益を認識することとしました。
当該会計基準の適用が当第3四半期連結累計期間に与える影響は軽微であります。
(IFRS第16号「リース」の適用)
国際財務報告基準を適用している在外連結子会社は、第1四半期連結会計期間より、国際財務報告基準第16号
「リース」(以下「IFRS第16号」という。)を適用しております。これにより、リースの借手は、原則としてすべ
てのリースを貸借対照表に資産及び負債として計上することとしました。IFRS第16号の適用については、経過的な
取扱いに従っており、会計方針の変更による累積的影響額を第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に計上し
ております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の有形固定資産の「リース資産(純額)」が78百万円増加し、流動負債
の「リース債務」が129百万円及び固定負債の「リース債務」が197百万円増加しております。当第3四半期連結累
計期間の損益に与える影響は軽微であります。また、利益剰余金の当期首残高が296百万円減少しております。当
第3四半期連結累計期間の四半期連結キャッシュ・フロー計算書は、営業活動によるキャッシュ・フローの支出が
96百万円減少し、財務活動によるキャッシュ・フローの支出が96百万円増加しております。
- 11 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結損益計算書関係)
減損損失
当第3四半期連結累計期間において、当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上いたしました。
減損損失
用途 種類 場所
(百万円)
事業用資産 無形固定資産(その他) 米国アイオワ州ダイアースビル市 606
事業用資産 無形固定資産(その他) 東京都葛飾区 109
建物、機械装置及び運搬具、
事業用資産 工具、器具及び備品、 豪州ビクトリア州ダンデノン市 320
無形固定資産(その他)
事業用資産 リース資産 英国デヴォン州エクセター市他 4
遊休資産 土地 栃木県壬生町 1
賃貸用資産のうち店舗 土地 栃木県壬生町 0
- のれん 豪州ビクトリア州ダンデノン市 871
当社グループは、事業用資産については地域及び事業の関連性を基礎とした管理会計上の区分によるグルーピン
グ、賃貸用資産、遊休資産については個々の物件をグルーピングの最小単位としております。
上記の豪州の事業用資産及びのれんの資産グループについては、継続的に営業損失を計上しており、かつ将来キ
ャッシュ・フローの見積り総額が各資産の帳簿価額を下回ることなどにより、帳簿価額を回収可能価額まで減額し
当該減少額を減損損失(1,191百万円)として特別損失に計上いたしました。その内訳は、のれん871百万円、無形
固定資産(その他)298百万円、機械装置及び運搬具17百万円、工具、器具及び備品3百万円、建物0百万円であり
ます。なお、回収可能価額は使用価値により測定しておりますが、使用価値については、将来キャッシュ・フロー
が見込まれないことなどにより、零として評価しております。
上記の米国の事業用資産については、一部のライセンス等について回収可能性が見込まれなくなったことによ
り、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(606百万円)として特別損失に計上いたしまし
た。その内訳は、無形固定資産(その他)606百万円であります。なお、回収可能価額は使用価値により測定して
おりますが、使用価値については、将来キャッシュ・フローが見込まれないことなどにより、零として評価してお
ります。
上記の東京都の事業用資産については、無形固定資産を用いたサービスの収益性の低下により、帳簿価額を回収
可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(109百万円)として特別損失に計上いたしました。その内訳は、無
形固定資産(その他)109百万円であります。なお、回収可能価額は使用価値により測定しておりますが、使用価
値については、将来キャッシュ・フローが見込まれないことなどにより、零として評価しております。
上記の英国のリース資産については、回収可能価額は使用価値により測定しておりますが、使用価値について
は、将来キャッシュ・フローが見込まれないことなどにより、零として評価しております。
上記の栃木県の遊休資産及び賃貸用資産については、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損
失(1百万円)として特別損失に計上いたしました。その内訳は、土地1百万円であります。なお、回収可能価額
は、正味売却価額により測定しております。
なお、前第3四半期連結累計期間においては、重要性が乏しいため記載を省略しております。
- 12 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
日本 アメリカズ 欧州 オセアニア アジア 合計
売上高
外部顧客への売上高 111,181 14,173 4,448 1,488 10,344 141,636
セグメント間の内部売上高
8,290 72 18 37 34,325 42,744
又は振替高
計 119,471 14,246 4,467 1,526 44,669 184,380
セグメント利益又は損失(△) 16,597 △94 △511 32 1,011 17,034
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 17,034
セグメント間取引消去 278
全社費用(注) △2,211
四半期連結損益計算書の営業利益 15,101
(注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.地域に関する情報
(単位:百万円)
北米
日本 その他 合計
内 アメリカ
売上高 93,156 24,445 22,630 24,034 141,636
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しています。
- 13 -
㈱タカラトミー(7867) 2020年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
日本 アメリカズ 欧州 オセアニア アジア 合計
売上高
外部顧客への売上高 104,203 13,112 4,699 1,167 8,794 131,977
セグメント間の内部売上高
8,434 51 - - 34,450 42,936
又は振替高
計 112,637 13,164 4,699 1,167 43,245 174,913
セグメント利益又は損失(△) 14,162 △39 △518 △119 1,076 14,561
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 14,561
セグメント間取引消去 158
全社費用(注) △2,517
四半期連結損益計算書の営業利益 12,202
(注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.地域に関する情報
(単位:百万円)
北米
日本 その他 合計
内 アメリカ
売上高 88,738 21,609 20,001 21,629 131,977
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しています。
- 14 -