7867 タカラトミー 2021-02-09 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月9日
上場会社名 株式会社 タカラトミー 上場取引所 東
コード番号 7867 URL www.takaratomy.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)小島 一洋
問合せ先責任者 (役職名) 連結管理本部長 (氏名)伊藤 豪史郎 TEL 03-5654-1548
四半期報告書提出予定日 2021年2月10日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 110,515 △16.3 7,872 △35.5 7,456 △36.9 5,477 △16.9
2020年3月期第3四半期 131,977 △6.8 12,202 △19.2 11,817 △21.3 6,590 △36.6
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 3,024百万円 (△53.8%) 2020年3月期第3四半期 6,542百万円 (△48.7%)
1株当たり 潜在株式調整後1株当たり
四半期純利益 四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 58.14 58.11
2020年3月期第3四半期 69.12 69.05
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期第3四半期 151,647 67,412 44.2 711.98
2020年3月期 129,253 67,410 51.6 703.07
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 67,030百万円 2020年3月期 66,649百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 15.00 - 15.00 30.00
2021年3月期 - 7.50 -
2021年3月期(予想) 7.50 15.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 145,000 △12.0 5,500 △48.5 5,500 △46.1 3,000 △33.4 31.79
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
新規 1社 (社名)Fat Brain Holdings, LLC、 除外- 社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
(注)詳細は、添付資料12ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注
記事項 (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 96,290,850株 2020年3月期 96,290,850株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 2,143,697株 2020年3月期 1,493,222株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 94,223,086株 2020年3月期3Q 95,354,766株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
今後の見通しにつきましては、5ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測
情報に関する説明」をご参照ください。
機関投資家・アナリスト向けの決算説明会につきましては、2021年2月9日にテレフォンカンファレンスにて実施す
る予定です。
㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 8
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 9
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 10
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 12
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 12
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 12
(四半期連結損益計算書関係) …………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 14
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
(2021年3月期第3四半期連結累計期間におけるハイライト)
(新型コロナウイルス感染症の影響などについて)
・生産面
一部商品において発売延期となるなど販売機会の損失が期初に生じましたが、現在、中国・ベトナム・タイにおい
ては通常通り操業しております。
・需要面
春の緊急事態宣言の解除により外出自粛や店舗の臨時休業・営業時間の短縮は緩和されたものの、10月以降全国的
に感染者数が急激に増加するなど、断続的な自粛ムードによる影響に加え、映画公開の延期や各種イベントの中止・
延期及び縮小等により、「キデイランド」「トミカ・プラレールショップ」など小売事業、「トミカ博・プラレール
博」などイベント事業は想定より回復に遅れがみられました。一方、玩具事業では、引き続き巣ごもり需要に対応す
る商品が人気となるとともにeコマース購買がさらに高まりました。
・当社グループの対応
当社グループでは感染拡大の防止を進めるにあたり、従業員の外出や出社の大幅な抑制を図るためテレワークを推
進するとともに、外部との会食の禁止、海外・国内出張の原則禁止などの対策を実施いたしました。
(連結業績について)
・売上高
2020年に発売50周年を迎えた「トミカ」では、4月よりテレビアニメ『トミカ絆合体 アースグランナー』の放送
をスタートさせ、関連商品を市場投入するとともに、「トミカ50周年自動車メーカーコラボプロジェクト」などを進
めました。「ベイブレードバースト」は北米におけるテレビアニメ放送の継続などにより海外向け輸出が堅調に推移
し、トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」は競争環境が激しさを増す中、商品構成を見直したこと
により好評を得ました。「人生ゲーム」や「黒ひげ危機一発」などのファミリーゲームがコロナ禍による巣ごもり需
要として好調に推移いたしました。また、年末商戦に向けては、流通評価の高い「ダブルアクショントミカビル」
「フェルティミシン すみっコぐらし」「人生ゲーム ジャンボドリーム」など多くの商品を市場投入いたしました。
一方、小売事業、イベント事業等の売上においては想定より回復に遅れがみられました。以上により、売上高は会社
想定並みの110,515百万円(前年同期比16.3%減)となりました。
なお、10月に米国の独立系玩具会社ファット・ブレイン・グループがTOMY International, Inc.の子会社となり、
連結業績に加わりました。
・利益面
売上高が減少したものの、第3四半期において高粗利率の玩具事業の回復が小売事業、イベント事業の低迷をカバ
ーし、営業利益は7,872百万円(前年同期比35.5%減)、経常利益は7,456百万円(前年同期比36.9%減)となりまし
た。また、緊急事態宣言を受け臨時休業を実施した小売店等で発生した固定費(人件費・減価償却費)等679百万円
を新型コロナウイルス感染症による損失として特別損失を計上する一方、政策保有株式の売却益等、特別利益1,182
百万円を計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,477百万円(前年同期比16.9%減)となりま
した。以上のとおり、利益面においては前年同期を下回ったものの、会社想定に対して堅調に推移いたしました。
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(経営成績の概況)
<セグメント別業績の概況>
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期
増減 増減率(%)
第3四半期 第3四半期
売上高 131,977 110,515 △21,461 △16.3
日本 112,637 89,852 △22,784 △20.2
アメリカズ 13,164 16,684 3,520 26.7
欧州 4,699 4,920 221 4.7
オセアニア 1,167 1,490 323 27.7
アジア 43,245 33,666 △9,578 △22.1
消去又は全社 △42,936 △36,100 6,835 -
営業利益又は営業損失(△) 12,202 7,872 △4,330 △35.5
日本 14,162 8,649 △5,512 △38.9
アメリカズ △39 414 454 -
欧州 △518 64 582 -
オセアニア △119 109 228 -
アジア 1,076 820 △256 △23.8
消去又は全社 △2,359 △2,185 173 -
<日本>
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 112,637 89,852 △22,784
営業利益 14,162 8,649 △5,512
春の緊急事態宣言の解除により外出自粛や店舗の臨時休業・営業時間の短縮は緩和されたものの、10月以降全
国的に新型コロナウイルス感染者数が急激に増加するなど、断続的な自粛ムードの影響に加え、映画公開の延期や
各種イベントの中止・延期及び縮小、インバウンド消費の大幅な落ち込み等により、「キデイランド」「トミカ・
プラレールショップ」など小売事業、「トミカ博・プラレール博」などイベント事業においては想定より回復に遅
れがみられました。一方で、引き続き巣ごもり需要に対応する商品が人気となるとともに、eコマース購買がさら
に高まりました。
2020年に発売50周年を迎えた「トミカ」においては、4月にテレビアニメ放送がスタートした『トミカ絆合体
アースグランナー』関連商品を継続展開するとともに、「トミカ50周年自動車メーカーコラボプロジェクト」やア
パレル等とのコラボレーションなどを進めました。2015年夏に発売した「ベイブレードバースト」は国内販売が減
少傾向にあるものの、海外向け輸出は北米におけるテレビアニメ放送の継続などにより堅調に推移し、トレーディ
ングカードゲーム「デュエル・マスターズ」は、競争環境が激しさを増す中、商品構成を見直したことにより好評
を得ました。ペットボトルキャップを発射するシューティングホビー「キャップ革命 ボトルマン」は発売前より
SNSなどで話題となるなど人気を集めました。「ポケットモンスター」においては液晶玩具「スマホロトム」をは
じめとした関連商品が好調に推移するとともに、9月から新たなアミューズメントマシン「ポケモンメザスタ」の
展開を開始いたしました。ガールズ商品では7月に、液晶玩具「すみっコぐらし すみっコキャッチ」を発売し人
気を集めるとともに、「リカちゃん」においては「ゆめいろリカちゃん カラフルチェンジ」などのドールが人気
となり堅調に推移いたしました。一方、サプライズトイについては、勢いに落ち着きがみられました。
海外で高い人気のテレビアニメ『パウ・パトロール』は関連商品が好調に推移いたしました。動かして遊べる
手のひらサイズの動物フィギュアシリーズ「アニア」は商品ラインナップの拡充も奏功し、堅調に推移いたしまし
た。外出自粛により家の中で楽しめる商品に注目が集まり、ボードゲーム「人生ゲーム」やパーティーゲーム「黒
ひげ危機一発」などファミリーゲームの販売が伸長するとともに、「くまのプーさん えらべる回転6WAYジムにへ
んしんメリー」も人気となるなどベビー関連商品が好調に推移いたしました。
2019年12月に配信を開始したカードゲームアプリ「DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイ
ス)」は定期的に新しいカードパックを配信するとともに、2020年12月には1周年記念キャンペーンを実施しプロ
モーションの強化を図るなど継続展開いたしました。
さらに、年末商戦に向けては、流通評価の高い「ダブルアクショントミカビル」「フェルティミシン すみっコ
ぐらし」「人生ゲーム ジャンボドリーム」など多くの商品を市場投入いたしました。
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
以上の結果、売上高は89,852百万円(前年同期比20.2%減)、営業利益は8,649百万円(同38.9%減)となりまし
た。
<アメリカズ>
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 13,164 16,684 3,520
営業利益又は営業損失(△) △39 414 454
新型コロナウイルス感染拡大により、春にロックダウンが実施された後も外出規制などの措置もあり、巣ごも
り需要やeコマース購買が高まりました。
家で過ごす時間が長くなったため、生活必需品に準じたベビー向け食器やトイレトレーニングに使用するおま
る、お風呂関連商品の需要が高まるなど、ベビー用品が好調を継続いたしました。農耕車両玩具においては、ロッ
クダウンにより自宅の庭でも遊べる乗用玩具が人気を集めるなど好調に推移いたしました。また、10月にファッ
ト・ブレイン・グループがTOMY International, Inc.の子会社となりました。
以上により、売上高は16,684百万円(前年同期比26.7%増)、営業利益は414百万円(前年同期営業損失39百万
円)となりました。
<欧州>
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 4,699 4,920 221
営業利益又は営業損失(△) △518 64 582
断続的な新型コロナウイルス感染拡大によりロックダウンが実施されたことなどから、巣ごもり需要やeコマ
ース購買の高まりが見られました。
コロナ禍によりファミリーゲームに注目が集まり、ボードゲーム・アクションゲームを展開している「Drumond
Parkブランド商品」などが好調に推移いたしました。また、「Toomies」などのプリスクール関連商品が堅調に推
移するとともに、コアブランドである農耕車両玩具が堅調に推移いたしました。また、3月より導入のテレビアニ
メ『Ricky Zoom』関連商品を継続展開したことなどから、売上高は4,920百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益
は64百万円(前年同期営業損失518百万円)となりました。
<オセアニア>
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 1,167 1,490 323
営業利益又は営業損失(△) △119 109 228
新型コロナウイルス感染拡大により春に行われたロックダウンの外出制限は、一部地域にて7月以降も実施さ
れたこともあり、巣ごもり需要の高まりが見られました。
生活必需品に準じたベビー用品に加え、プリスクール関連商品が好調に推移いたしました。また、農耕車両玩
具においては、「Animal Sounds Hay Ride」などのプリスクール商品が人気となるなど好調に推移したことなどか
ら、売上高は1,490百万円(前年同期比27.7%増)、営業利益は109百万円(前年同期営業損失119百万円)となりま
した。
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
<アジア>
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期
増減
第3四半期 第3四半期
売上高 43,245 33,666 △9,578
営業利益 1,076 820 △256
新型コロナウイルスの感染拡大について、生産面では、中国・ベトナム・タイにおいて通常通り操業しており
ます。需要面では春に各国・地域においてロックダウンなどが行われ、それ以降も国や地域により外出制限が実施
されるなど、購買動向に大きな影響をもたらしました。また、「ベイブレードバースト」などのボーイズ関連商品
の販売が減少したことや、前期展開した映画関連商品の販売が一巡したことにより、売上高は33,666百万円(前年
同期比22.1%減)、営業利益は820百万円(同23.8%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
〔資産、負債及び純資産の状況〕
<資産>
流動資産は、前連結会計年度末に比較して19,432百万円増加し、106,586百万円となりました。これは主として、受
取手形及び売掛金、現金及び預金、商品及び製品が増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比較して2,961百万円増加し、45,061百万円となりました。これは主として、有形
固定資産、無形固定資産が増加したことによるものです。
<負債>
流動負債は、前連結会計年度末に比較して9,296百万円増加し、45,634百万円となりました。これは主として、1年内
返済予定の長期借入金、未払費用、支払手形及び買掛金、短期借入金が増加したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比較して13,095百万円増加し、38,600百万円となりました。これは主として、長期
借入金、リース債務が増加したことによるものです。
<純資産>
純資産は、前連結会計年度末に比較して2百万円増加し、67,412百万円となりました。これは主として、為替換算調
整勘定の減少、及び自己株式の取得があった一方で、利益剰余金が増加したことによるものです。
〔キャッシュ・フローの状況〕
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比較して9,366
百万円増加し、56,271百万円となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
営業活動によるキャッシュ・フローは、7,442百万円の収入(前年同四半期は4,178百万円の支出)となりました。こ
れは主として、売上債権の増加11,256百万円等があった一方で、税金等調整前四半期純利益7,734百万円、減価償却費
4,472百万円、未払費用の増加1,783百万円、仕入債務の増加1,693百万円等があったことによるものです。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
投資活動によるキャッシュ・フローは、8,238百万円の支出(前年同四半期は2,551百万円の支出)となりました。こ
れは主として、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出4,319百万円、有形固定資産の取得による支出
3,830百万円等があったことによるものです。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
財務活動によるキャッシュ・フローは、10,269百万円の収入(前年同四半期は9,269百万円の支出)となりました。
これは主として、長期借入金の返済による支出3,980百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出3,491百万円
等があった一方で、長期借入れによる収入17,133百万円等があったことによるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
業績予想につきましては、2020年8月13日公表のとおりであり、変更はありません。
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 47,009 56,378
受取手形及び売掛金 17,946 29,295
商品及び製品 13,370 14,182
仕掛品 625 419
原材料及び貯蔵品 1,013 925
その他 7,350 5,562
貸倒引当金 △162 △177
流動資産合計 87,153 106,586
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 12,720 12,836
減価償却累計額 △8,321 △8,552
減損損失累計額 △349 △343
建物及び構築物(純額) 4,048 3,940
機械装置及び運搬具 2,538 2,548
減価償却累計額 △1,975 △2,056
減損損失累計額 △33 △30
機械装置及び運搬具(純額) 529 461
工具、器具及び備品 22,780 23,383
減価償却累計額 △20,978 △21,530
減損損失累計額 △723 △747
工具、器具及び備品(純額) 1,078 1,106
土地 3,897 3,892
リース資産 7,475 9,016
減価償却累計額 △4,014 △3,820
減損損失累計額 △290 △305
リース資産(純額) 3,170 4,890
建設仮勘定 324 386
有形固定資産合計 13,048 14,676
無形固定資産
のれん 14,772 16,593
その他 7,913 7,273
無形固定資産合計 22,685 23,867
投資その他の資産
投資有価証券 3,190 2,715
繰延税金資産 1,015 1,528
その他 2,187 2,300
貸倒引当金 △27 △27
投資その他の資産合計 6,365 6,517
固定資産合計 42,099 45,061
資産合計 129,253 151,647
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 8,648 10,403
短期借入金 5,980 7,029
1年内返済予定の長期借入金 5,300 7,321
リース債務 2,550 2,632
未払金 6,183 6,976
未払費用 5,860 7,721
未払法人税等 695 977
引当金 297 352
その他 822 2,220
流動負債合計 36,338 45,634
固定負債
長期借入金 18,375 29,484
リース債務 1,077 1,675
繰延税金負債 638 698
再評価に係る繰延税金負債 472 472
引当金 526 522
退職給付に係る負債 2,912 2,993
その他 1,503 2,754
固定負債合計 25,504 38,600
負債合計 61,843 84,235
純資産の部
株主資本
資本金 3,459 3,459
資本剰余金 9,212 9,211
利益剰余金 44,980 48,330
自己株式 △1,257 △1,807
株主資本合計 56,394 59,194
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,109 850
繰延ヘッジ損益 407 △42
土地再評価差額金 624 624
為替換算調整勘定 9,058 7,253
退職給付に係る調整累計額 △944 △849
その他の包括利益累計額合計 10,255 7,836
新株予約権 336 382
非支配株主持分 423 -
純資産合計 67,410 67,412
負債純資産合計 129,253 151,647
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 131,977 110,515
売上原価 77,287 66,658
売上総利益 54,690 43,856
販売費及び一般管理費 42,487 35,984
営業利益 12,202 7,872
営業外収益
受取利息及び配当金 175 61
受取賃貸料 104 108
その他 74 129
営業外収益合計 354 298
営業外費用
支払利息 211 187
為替差損 387 299
その他 141 226
営業外費用合計 740 714
経常利益 11,817 7,456
特別利益
固定資産売却益 0 19
投資有価証券売却益 - 803
債権譲渡益 23 -
新株予約権戻入益 1 58
受取解決金 188 -
雇用調整助成金等 - 201
その他 - 100
特別利益合計 214 1,182
特別損失
固定資産除却損 6 6
減損損失 1,914 55
新型コロナウイルス感染症による損失 - 679
その他 0 163
特別損失合計 1,921 904
税金等調整前四半期純利益 10,109 7,734
法人税等 3,486 2,294
四半期純利益 6,623 5,440
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
32 △37
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 6,590 5,477
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 6,623 5,440
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 192 △256
繰延ヘッジ損益 53 △449
為替換算調整勘定 △382 △1,804
退職給付に係る調整額 55 95
その他の包括利益合計 △80 △2,415
四半期包括利益 6,542 3,024
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 6,508 3,059
非支配株主に係る四半期包括利益 33 △34
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 10,109 7,734
減価償却費 5,162 4,472
固定資産除却損 6 6
減損損失 1,914 55
のれん償却額 1,055 1,035
新株予約権戻入益 △1 △58
受取解決金 △188 -
雇用調整助成金等 - △201
新型コロナウイルス感染症による損失 - 679
貸倒引当金の増減額(△は減少) △274 11
引当金の増減額(△は減少) △62 53
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 63 173
受取利息及び受取配当金 △175 △61
支払利息 211 187
為替差損益(△は益) 164 △439
固定資産売却損益(△は益) 0 △19
投資有価証券売却損益(△は益) - △803
売上債権の増減額(△は増加) △12,898 △11,256
たな卸資産の増減額(△は増加) △3,944 167
前払費用の増減額(△は増加) △1,005 166
前渡金の増減額(△は増加) 223 625
仕入債務の増減額(△は減少) 1,600 1,693
未払金の増減額(△は減少) △637 878
未払費用の増減額(△は減少) △1,010 1,783
預り金の増減額(△は減少) 439 725
前受収益の増減額(△は減少) △59 481
長期前受収益の増減額(△は減少) △39 680
その他 △10 1,001
小計 643 9,773
利息及び配当金の受取額 175 59
利息の支払額 △229 △170
解決金の受取額 188 -
雇用調整助成金等の受取額 - 201
新型コロナウイルス感染症による損失の支払額 - △460
法人税等の支払額 △4,957 △1,962
営業活動によるキャッシュ・フロー △4,178 7,442
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △1,127 △3,830
無形固定資産の取得による支出 △1,342 △1,007
投資有価証券の売却による収入 - 931
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- △4,319
支出
その他 △81 △13
投資活動によるキャッシュ・フロー △2,551 △8,238
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(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △850 793
長期借入れによる収入 16,500 17,133
長期借入金の返済による支出 △19,714 △3,980
配当金の支払額 △3,019 △2,109
ファイナンス・リース債務の返済による支出 △2,456 △3,491
自己株式の処分による収入 157 0
自己株式の取得による支出 △1 △549
セール・アンド・リースバックによる収入 213 2,969
債権流動化による収入 - 700
債権流動化の返済による支出 - △700
その他 △98 △496
財務活動によるキャッシュ・フロー △9,269 10,269
現金及び現金同等物に係る換算差額 △184 △106
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △16,184 9,366
現金及び現金同等物の期首残高 53,817 46,904
現金及び現金同等物の四半期末残高 37,633 56,271
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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
(追加情報)
(会計上の見積りを行う上での新型コロナウィルス感染症の影響に関する仮定)
新型コロナウィルス感染症の収束時期等を正確に予測することは困難な状況にあります。
当社グループは、新型コロナウィルス感染症の影響が、当第3四半期連結会計期間末の状況から悪化しないとの
前提で、繰延税金資産の回収可能性、のれん、商標利用権及びその他無形固定資産の評価等の会計上の見積りを行
っております。
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(四半期連結損益計算書関係)
1. 減損損失
前第3四半期連結累計期間において、当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上いたしました。
減損損失
用途 種類 場所
(百万円)
事業用資産 無形固定資産(その他) 米国アイオワ州ダイアースビル市 606
事業用資産 無形固定資産(その他) 東京都葛飾区 109
建物、機械装置及び運搬具、
事業用資産 工具、器具及び備品、 豪州ビクトリア州ダンデノン市 320
無形固定資産(その他)
事業用資産 リース資産 英国デヴォン州エクセター市他 4
遊休資産 土地 栃木県壬生町 1
賃貸用資産のうち店舗 土地 栃木県壬生町 0
- のれん 豪州ビクトリア州ダンデノン市 871
当社グループは、事業用資産については地域及び事業の関連性を基礎とした管理会計上の区分によるグルーピン
グ、賃貸用資産、遊休資産については個々の物件をグルーピングの最小単位としております。
上記の豪州の事業用資産及びのれんの資産グループについては、継続的に営業損失を計上しており、かつ将来キ
ャッシュ・フローの見積り総額が各資産の帳簿価額を下回ることなどにより、帳簿価額を回収可能価額まで減額し
当該減少額を減損損失(1,191百万円)として特別損失に計上いたしました。その内訳は、のれん871百万円、無形
固定資産(その他)298百万円、機械装置及び運搬具17百万円、工具、器具及び備品3百万円、建物0百万円であり
ます。なお、回収可能価額は使用価値により測定しておりますが、使用価値については、将来キャッシュ・フロー
が見込まれないことなどにより、零として評価しております。
上記の米国の事業用資産については、一部のライセンス等について回収可能性が見込まれなくなったことによ
り、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(606百万円)として特別損失に計上いたしまし
た。その内訳は、無形固定資産(その他)606百万円であります。なお、回収可能価額は使用価値により測定して
おりますが、使用価値については、将来キャッシュ・フローが見込まれないことなどにより、零として評価してお
ります。
上記の東京都の事業用資産については、無形固定資産を用いたサービスの収益性の低下により、帳簿価額を回収
可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失(109百万円)として特別損失に計上いたしました。その内訳は、無
形固定資産(その他)109百万円であります。なお、回収可能価額は使用価値により測定しておりますが、使用価
値については、将来キャッシュ・フローが見込まれないことなどにより、零として評価しております。
上記の英国のリース資産については、回収可能価額は使用価値により測定しておりますが、使用価値について
は、将来キャッシュ・フローが見込まれないことなどにより、零として評価しております。
上記の栃木県の遊休資産及び賃貸用資産については、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損
失(1百万円)として特別損失に計上いたしました。その内訳は、土地1百万円であります。なお、回収可能価額
は、正味売却価額により測定しております。
なお、当第3四半期連結累計期間においては、重要性が乏しいため記載を省略しております。
2. 新型コロナウイルス感染症による損失
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020年4月7日の日本政府による緊急事態宣言を受け臨時休業を
実施した小売店等で発生した固定費(人件費・減価償却費)等を計上しております。
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㈱タカラトミー(7867) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
日本 アメリカズ 欧州 オセアニア アジア 合計
売上高
外部顧客への売上高 104,203 13,112 4,699 1,167 8,794 131,977
セグメント間の内部売上高
8,434 51 - - 34,450 42,936
又は振替高
計 112,637 13,164 4,699 1,167 43,245 174,913
セグメント利益又は損失(△) 14,162 △39 △518 △119 1,076 14,561
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 14,561
セグメント間取引消去 158
全社費用(注) △2,517
四半期連結損益計算書の営業利益 12,202
(注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.地域に関する情報
(単位:百万円)
北米
日本 その他 合計
内 アメリカ
売上高 88,738 21,609 20,001 21,629 131,977
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しています。
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Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
日本 アメリカズ 欧州 オセアニア アジア 合計
売上高
外部顧客への売上高 81,812 16,650 4,917 1,482 5,652 110,515
セグメント間の内部売上高
8,040 33 3 8 28,014 36,100
又は振替高
計 89,852 16,684 4,920 1,490 33,666 146,615
セグメント利益 8,649 414 64 109 820 10,058
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 10,058
セグメント間取引消去 83
全社費用(注) △2,269
四半期連結損益計算書の営業利益 7,872
(注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.地域に関する情報
(単位:百万円)
北米
日本 その他 合計
内 アメリカ
売上高 68,645 24,661 23,179 17,207 110,515
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しています。
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