7846 パイロット 2020-11-05 16:00:00
2020年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年11月5日
上 場 会 社 名 株式会社パイロットコーポレーション 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 7846 URL https://www.pilot.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 社長執行役員 (氏名) 伊藤 秀
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 常務執行役員 (氏名) 白川 正和 (TEL) 03-3538-3700
四半期報告書提出予定日 2020年11月6日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第3四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第3四半期 63,715 △16.5 10,638 △23.0 10,683 △21.6 7,308 △21.0
2019年12月期第3四半期 76,304 △0.4 13,816 △12.5 13,634 △14.9 9,252 △17.0
(注) 包括利益 2020年12月期第3四半期 6,043百万円( △24.0%) 2019年12月期第3四半期 7,952百万円( △15.3%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年12月期第3四半期 185.28 ―
2019年12月期第3四半期 234.58 ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年12月期第3四半期 119,740 84,977 69.9
2019年12月期 125,934 81,179 63.4
(参考) 自己資本 2020年12月期第3四半期 83,661百万円 2019年12月期 79,810百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年12月期 ― 22.50 ― 22.50 45.00
2020年12月期 ― 27.50 ―
2020年12月期(予想) 27.50 55.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 85,000 △18.0 12,000 △37.3 12,000 △37.6 8,000 △39.7 202.82
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(注) 詳細は、添付資料8ページ「2.(3)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期3Q 43,814,400株 2019年12月期 43,814,400株
② 期末自己株式数 2020年12月期3Q 4,370,872株 2019年12月期 4,370,872株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年12月期3Q 39,443,528株 2019年12月期3Q 39,443,616株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の情報に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の
前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注記事項等については、添付資料3ページ「1.(3)連結業
績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社パイロットコーポレーション(7846) 2020年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 6
四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………… 8
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………… 8
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)における経済環境は、国内では新型コロナウイ
ルス感染症拡大による緊急事態宣言が解除され経済活動が再開されたものの、依然として社会・経済の停滞が続き、
総体的に低調に推移しました。海外でも多くの国と地域で感染症拡大防止のため、経済活動の自粛が続いたことに
より、市場の回復は緩やかなものとなり、厳しい状況が続きました。
このような環境の下、当社グループにおきましても、日本及び海外の多くの市場において、新型コロナウイルス
感染症拡大による直接的な影響や、自粛ムードの広がりに起因する消費マインドの冷え込み等の影響を受け、厳し
い状況が続きました。この結果、当期間の連結売上高は637億15百万円(前年同期比83.5%)となりました。
国内外別では、国内市場における連結売上高は172億11百万円(前年同期比79.0%)、海外市場における連結売上
高は465億4百万円(前年同期比85.3%)となりました。
また、損益につきましては連結営業利益が106億38百万円(前年同期比77.0%)、連結経常利益が106億83百万円
(前年同期比78.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は73億8百万円(前年同期比79.0%)となりました。
各セグメント別の状況は以下のとおりです。
(日本セグメント)
国内のステイショナリー用品事業においては、販売店の休業や短縮営業が解除された後も新型コロナウイルス感
染症拡大の影響による消費の冷え込みがいまだ回復せず厳しい状況が続きました。その中でも「フリクション」シ
リーズや「ジュース」シリーズ等の定番商品を中心に売り場の確保に努めることで、来るべき回復期に備えまし
た。
玩具事業においてはコロナ禍の影響はあるものの、主力商品である「メルちゃん」シリーズや知育玩具の国内で
の販売は巣ごもり需要等もあり、堅調に推移しました。
以上の結果、当セグメントにおける外部顧客に対する売上高は209億43百万円(前年同期比76.9%)、セグメント
利益は70億69百万円(前年同期比67.3%)となりました。
(米州セグメント)
米州地域につきましては、米国市場において、新型コロナウイルス感染症拡大が続いており、定番商品の「G-
2(ジーツー)」や「フリクション」シリーズの販売が伸び悩みました。加えてブラジル市場においてもコロナ禍
の影響が大きく、苦戦が続きました。
以上の結果、当セグメントにおける外部顧客に対する売上高は172億39百万円(前年同期比80.3%)、セグメント
利益は9億45百万円(前年同期比75.7%)となりました。
(欧州セグメント)
欧州地域につきましては、各国で都市封鎖等のコロナウイルス感染症拡大防止措置が解除され、「フリクショ
ン」シリーズ等の販売は堅調に推移しました。しかしながら9月に入り主要国にて再び感染拡大が始まったこともあ
り、総体的に厳しい状況が続きました。
以上の結果、当セグメントにおける外部顧客に対する売上高は144億55百万円(前年同期比92.4%)、セグメント
利益は11億82百万円(前年同期比86.8%)となりました。
(アジアセグメント)
アジア地域につきましては、中国や台湾において経済活動が再開され、中国では「P-500/700」、「ジュース」
シリーズ、台湾では「フリクション」シリーズ等を中心に販売は堅調であったものの、他国においてはコロナ禍の
影響が残り、個人消費の低迷が続いたため苦戦しました。
以上の結果、当セグメントにおける外部顧客に対する売上高は110億77百万円(前年同期比92.6%)、セグメント
利益は6億82百万円(前年同期比66.8%)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比61億93百万円減少し、1,197億40百万円となりまし
た。
流動資産は、54億14百万円減少し778億88百万円となり、固定資産は、7億78百万円減少し418億51百万円となり
ました。
流動資産につきましては、「受取手形及び売掛金」が60億92百万円減少したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末比99億92百万円減少し、347億62百万円となりました。
流動負債は、72億36百万円減少し255億39百万円となり、固定負債は、27億55百万円減少し92億23百万円となりま
した。
流動負債につきましては、「1年内返済予定の長期借入金」が10億7百万円増加した一方で、「支払手形及び買
掛金」が42億97百万円、「短期借入金」が20億90百万円、「未払法人税等」が15億51百万円それぞれ減少したこと
によるものです。固定負債につきましては、「長期借入金」が25億41百万円減少したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末比37億98百万円増加し、849億77百万円となりました。これにつきましては、「利益
剰余金」が53億35百万円増加した一方で、「為替換算調整勘定」が16億4百万円減少したことによるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年8月6日に公表しました連結業績予想から修正はありません。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 32,815 33,737
受取手形及び売掛金 23,665 17,573
商品及び製品 16,093 16,411
仕掛品 4,513 4,574
原材料及び貯蔵品 3,003 2,936
その他 3,297 2,737
貸倒引当金 △85 △81
流動資産合計 83,303 77,888
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 24,398 25,408
減価償却累計額 △12,522 △12,948
建物及び構築物(純額) 11,876 12,460
機械装置及び運搬具 34,454 35,991
減価償却累計額 △28,040 △29,036
機械装置及び運搬具(純額) 6,414 6,954
その他 19,031 18,538
減価償却累計額 △16,645 △16,442
その他(純額) 2,386 2,096
土地 5,377 5,230
建設仮勘定 1,814 764
有形固定資産合計 27,869 27,506
無形固定資産
借地権 5,355 5,355
その他 784 829
無形固定資産合計 6,139 6,184
投資その他の資産
投資有価証券 3,843 3,528
繰延税金資産 2,457 2,246
退職給付に係る資産 1,165 1,387
その他 1,212 1,041
貸倒引当金 △56 △43
投資その他の資産合計 8,621 8,160
固定資産合計 42,630 41,851
資産合計 125,934 119,740
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 13,355 9,057
短期借入金 5,123 3,032
1年内返済予定の長期借入金 2,158 3,166
未払費用 3,106 2,809
未払法人税等 1,967 416
返品調整引当金 200 215
賞与引当金 718 1,317
役員賞与引当金 69 33
その他 6,076 5,490
流動負債合計 32,776 25,539
固定負債
長期借入金 10,242 7,701
繰延税金負債 42 54
役員退職慰労引当金 126 121
環境対策引当金 17 31
退職給付に係る負債 686 719
負ののれん 239 149
その他 622 444
固定負債合計 11,978 9,223
負債合計 44,755 34,762
純資産の部
株主資本
資本金 2,340 2,340
資本剰余金 7,913 7,913
利益剰余金 95,615 100,951
自己株式 △20,061 △20,061
株主資本合計 85,808 91,144
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 44 123
為替換算調整勘定 △6,029 △7,633
退職給付に係る調整累計額 △13 27
その他の包括利益累計額合計 △5,998 △7,482
非支配株主持分 1,368 1,316
純資産合計 81,179 84,977
負債純資産合計 125,934 119,740
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株式会社パイロットコーポレーション(7846) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 76,304 63,715
売上原価 35,764 30,121
売上総利益 40,539 33,593
販売費及び一般管理費 26,722 22,954
営業利益 13,816 10,638
営業外収益
受取利息 99 59
受取配当金 211 91
負ののれん償却額 89 89
その他 220 317
営業外収益合計 621 558
営業外費用
支払利息 177 113
為替差損 480 331
その他 146 68
営業外費用合計 804 513
経常利益 13,634 10,683
特別利益
固定資産売却益 20 526
投資有価証券売却益 0 -
特別利益合計 20 526
特別損失
固定資産売却損 1 4
固定資産除却損 37 21
投資有価証券評価損 164 416
投資有価証券売却損 0 -
ゴルフ会員権売却損 - 1
環境対策引当金繰入額 - 16
特別損失合計 203 461
税金等調整前四半期純利益 13,451 10,748
法人税等 4,150 3,187
四半期純利益 9,301 7,561
非支配株主に帰属する四半期純利益 48 252
親会社株主に帰属する四半期純利益 9,252 7,308
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株式会社パイロットコーポレーション(7846) 2020年12月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純利益 9,301 7,561
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 48 75
為替換算調整勘定 △1,382 △1,633
退職給付に係る調整額 △15 40
その他の包括利益合計 △1,348 △1,517
四半期包括利益 7,952 6,043
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 7,940 5,823
非支配株主に係る四半期包括利益 11 220
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株式会社パイロットコーポレーション(7846) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
主な連結子会社は、税金費用については、当連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実
効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。ただし、当該実
効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる会社については、重要な加減算項目を加味
し、法定実効税率を使用して計算しております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
四半期連
報告
アジア 調整額 結損益計
日本 米州 欧州 セグメント
(注)1 (注)2 算書計上
計
額(注)3
売上高
外部顧客への売上高 27,238 21,458 15,644 11,963 76,304 ― 76,304
セグメント間の内部
30,327 0 13 ― 30,341 △30,341 ―
売上高又は振替高
計 57,566 21,458 15,657 11,963 106,645 △30,341 76,304
セグメント利益 10,497 1,249 1,362 1,022 14,131 △314 13,816
(注) 1 「アジア」には、アフリカ、オセアニアを含んでおります。
2 調整額は、セグメント間取引消去であります。
3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
四半期連
報告
アジア 調整額 結損益計
日本 米州 欧州 セグメント
(注)1 (注)2 算書計上
計
額(注)3
売上高
外部顧客への売上高 20,943 17,239 14,455 11,077 63,715 ― 63,715
セグメント間の内部
26,150 1 9 ― 26,161 △26,161 ―
売上高又は振替高
計 47,094 17,240 14,464 11,077 89,876 △26,161 63,715
セグメント利益 7,069 945 1,182 682 9,879 758 10,638
(注) 1 「アジア」には、アフリカ、オセアニアを含んでおります。
2 調整額は、セグメント間取引消去であります。
3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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