7819 粧美堂 2019-11-21 11:00:00
2019年9月期決算説明会資料 [pdf]

             2019年9月期
              決算説明会

  2019年11月21日


SHO-BI株式会社
証券コード:7819
                        1
19/9期決算の概要


             2
                      19/9期 決算の概要

 100円均一ショップ向け売上は好調に推移したものの、コンタクトレンズ事業を中心に行った商品の改廃、取引内容の見直し等による
    売上減少が響き、売上高は前期比▲5.1%の16,785百万円となった。
   注力しているOEM部門は売上が順調に拡大したものの、商品の改廃や取引内容の見直しの影響もあり、自社企画商品の売上は前
    年同期比▲4.8%の12,189百万円となった。自社企画商品の構成比は72.6%であった。
                                      した
    粗利率の低いOEM商品の構成比が高まったことなどから、粗利率は▲0.1ポイント低下も、コスト削減により販管費が4,554百万
    円(前期比▲6.4%)にとどまり、営業利益は前期比+16.0%の262百万円となり、3期ぶりの増益へ。
   為替差益の発生などにより営業外収支が改善、経常利益は前期比+27.5%の287百万円となった。
   投資有価証券売却益の計上もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比+82.3%の174百万円となった。



                         18/9期               19/9期             前年同期比(%)
              (百万円)              構成比(%)              構成比(%)
売         上       高    17,687      100.0    16,785     100.0        ▲5.1

      自社企画商品           12,806       72.4    12,189      72.6        ▲4.8

売    上    総   利   益     5,090       28.8     4,817      28.7        ▲5.4

販    売    管   理   費     4,863       27.5     4,554      27.1        ▲6.4

営     業       利   益      226         1.3      262        1.6        +16.0

営    業    外   損   益       ▲1          ―        24         ―            ―

経     常       利   益      225         1.3      287        1.7       +27.5

特     別       損   益       10          ―        14         ―            ―

親会社株主に帰属する
                          95         0.5      174        1.0        +82.3
当 期 純 利 益
                                                                            3
                 販管費の内訳


 販売管理費はコストの削減に努めた結果、前期比▲6.4%の4,554百万円となった。
 人員の減少(18/9末309名→19/9末285名)等により人件費は前期比▲6.1%の2,003百万円となった。
 一方、新規ビジネス立ち上げに伴って広告宣伝費が増加(253百万円、前期比+31.8%)したが、販売促進費、物流
 費等も抑制に努めた。




             (百万円)   18/9期           19/9期           伸び率(%)

販管費合計                        4,863           4,554        ▲6.4

     人件費                     2,132           2,003        ▲6.1

     販売促進費                    622             600         ▲3.5

     広告宣伝費                    192             253         +31.8

     物流費                      796             772         ▲3.0

     減価償却費                    131             116        ▲11.5

     一般管理費・その他                989             808        ▲18.2




                                                                  4
                 貸借対照表の主な増減要因

                 18/9期                    19/9期
                                                          比較
                                                                         コメント
    (百万円:%)              構成比                      構成比     増減額

流動資産            9,924     77.6       10,182        79.3     258

        現・預金    4,943     38.6           5,253     40.9     310

 受取手形・売掛金       3,060     23.9           2,914     22.7   ▲145

         商品     1,408     11.0           1,497     11.7      89
                                                                  投資有価証券▲82、長期未収入金
固定資産            2,872     22.5           2,665     20.7   ▲207    ▲100

資産合計           12,797    100.0       12,848       100.0      51
                                                                  買掛金+112、1年内返済予定の長期
流動負債            4,495     35.1           4,313     33.6   ▲182    借入金▲268、未払法人税等+83、賞
                                                                  与引当金+3

固定負債            3,042     23.8           3,304     25.7     261   長期借入金+303

負債合計            7,538     58.9           7,618     59.3      79
                                                                  利益剰余金+40、その他の包括利益累
純資産合計           5,258     41.1           5,230     40.7    ▲28    計額▲121、非支配株主持分+52

負債、純資産合計       12,797    100.0       12,848       100.0      51


                        18/9期                     19/9期
1株当たり純資産(円)                      392.2                    386.1
自己資本比率(%)                         41.1                     40.3                      5
            キャッシュ・フローサマリー


                 (百万円)   18/9期         19/9期         比較増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー                 405           386       ▲19
投資活動によるキャッシュ・フロー             ▲189          ▲723         ▲533
財務活動によるキャッシュ・フロー                 137           ▲45      ▲183
現金及び現金同等物の期末残高               3,543         3,153        ▲389



[キャッシュ・フローの状況]
   営業活動    税金等調整前四半期純利益302百万円、減価償却費116百万円、売上債権
            の減少197百万円、たな卸資産の増加▲90百万円、その他流動資産の増加
            ▲113百万円、仕入債務の増加157百万円


   投資活動    定期預金の増加▲700百万円、有形固定資産の取得による支出▲34百万円、
            無形固定資産の取得による支出▲16百万円、投資有価証券の売却による収入
            27百万円

   財務活動    長期借入れによる収入2,100百万円、長期借入金の返済による支出
            ▲2,065百万円、配当金の支払額▲134百万円


                                                             6
2019/9期レビュー


              7
               業態別売上高 総括


 業態別には、OEM売上が好調に推移した100円均一ショップ向けが増収となった。
 コンタクトレンズ事業で商品ラインアップの改廃、取引内容の見直し等を行った影響が大きく出たことなどから、他
 は全業態減収となった。



                                    【業態別売上高構成比】




                                                   8
                   商品別売上げ動向

 主力の化粧雑貨は、キッズコスメのほか、OEM向け商品等が好調に推移したことにより前期比1.3%増の9,956百万円となった。
 コンタクトレンズ関連は、コンタクトレンズ商品のブランド数及び得意先の選択と集中を行っていること等により、前期比14.1%減の3,313百万円と
  なった。
 服飾雑貨では、バッグやポーチ、サイフ類の売上が減少し、前期比17.4%減の2,205百万円となった。
 タオル類、文具は好調だったものの生活雑貨、ビーチ用品などが減収となり、その他は前期比1.3%減の1,309百万円となった。




                                                                      9
            19/9期の具体的な取組み

★ ZACCA(雑貨)の主力商品群のブランド化の推進


 化粧雑貨
   化粧雑貨ブランドリニューアルに向けた取組みを開始したほか、化
    粧品カテゴリー、メイクアップ雑貨の強化に取り組んでいる。
   結果、つけまつげの縮小をカバーし2期連続で増収を確保した。




                                     10
             19/9期の具体的な取組み

                          OEM・別注商品供給先の一例(順不同)
★ OEM事業の強化


 19/9期もOEM事業強化の方針を継続、既
  存取引先との取り組み強化が進んだ。結
  果、19/9期は不振な取引先もあったが、
  OEM事業全体では増収を確保した。




                                           11
              19/9期の具体的な取組み

 ★   「コスメコンタクト®」ビジネスの構造改革

 拠点の統合: 旧メリーサイトの名称をSHO-BI Labo株式会社に変更し、名古屋にあった製品開発拠
  点をSHO-BI株式会社の大阪本社内に移転。
 ブランドの統廃合: SHO-BI、メリーサイト両社で持っていた商品のブランドの統廃合に着手。
 営業活動の効率化に着手: 業態毎に販売先を見直し、路面店向けは高効率の店舗に絞り込み、
  EC向け販売を主体とする方針に切り替え。



                                             構造改革推進
                                             に伴い大幅減収
                                             が続いたが、消
                                             費増税前の駆
                                             け込み需要もあ
                                             り、マイナス幅
                                             が縮小




                                                  12
2020/9期事業計画


              13
        社名変更について:真のメーカー化を目指して




 19/9期から、メーカーとしてのポジション強化を図るための「構造改革」
  をスタートしたが、当社を取り巻く環境の変化を考慮すると、現在の
  「メーカー機能を持つ卸売業」では企業として今後の発展は難しいとの
  判断に。
 メーカーとしてのブランド力を高め「真のメーカー化」を進めるため、
  2020年1月から商号を「粧美堂株式会社」に変更、企業ロゴも一新する
  計画。
 「粧美堂」という社名は、「美を創る企業」という当社が目指すイメージ
  に結び付きやすく、巨大市場である中国でも認知されやすいというメ
  リットがある。
                                        14
              構造改革の更なる推進


      20/9期は、19/9期からスタートした「構造改革」を更に進める年と位置
       付け、①ブランド力強化、②効率化の取組みを継続する。
      重点的に取組むカテゴリー・商品を明確化し、SKU数や、販売先、売場
       の絞り込みを進めている。
      同時に、組織、人員配置の効率化を進めている。




     ZACCA事業部



営業部          商品企画部


2020年1月より、東西の営業部を一体化するほ
か、管理本部においても財務部を経理部に吸収。
                                              15
                           20/9期 事業計画

                                   19/9期           20/9期予             前期比

                        (百万円)            構成比(%)             構成比(%)    (%)

売           上              高    16,785     100.0   16,800     100.0         +0.1

        自社企画商品                  12,189      72.6   12,700      75.6         +4.2

売   上       総       利      益     4,817      28.7    4,980      29.6         +3.4

販   売       管       理      費     4,554      27.1    4,680      27.9         +2.8

営       業       利          益      262        1.6     300        1.8    +14.2

経       常       利          益      287        1.7     310        1.8         +7.9

親会社株主に帰属する当期純利益                   174        1.0     180        1.1         +3.2




                                                                                   16
                 計画の前提(連結)


                         19/9期             20/9期予           前期比(%)

              (百万円)            構成比(%)             構成比(%)

売 上 高(自社企画商品別)        16,785     100.0   16,800     100.0       +0.1

    自社企画商品            12,189      72.6   12,700      75.6       +4.2

    一般仕入商品             4,595      27.4    4,100      24.4      -10.8



 20/9期は、「粧美堂(SHOBIDO)」のブランド化推進元年に当たる。このため、売上拡大よりは収益基盤の確立を行う時期
  と位置付けている。

 このため、売上高については、ほぼ横ばいと想定。一般仕入商品から自社企画商品への切り替えなど自社企画商品の
  更なる強化を進め、自社企画商品の売上構成比は75.6%、12,700百万円(前期比4.2%増)を目標とする。

 仕入商品から自社企画商品への切り替えや、値入率改善の努力を進めることで、売上高総利益率は29.6%(前期比
  0.9%ポイントの改善)を目指す。

 ブランド力強化を図るほか社内の構造改革を進めるため、販売管理費は前期比2.8%増の4,680百万円を想定している。
  営業利益は前期比14.2%増の300百万円を見込む。

 営業外では為替の差損益等の発生は見込まず、営業外収支は+10百万円と想定し、経常利益は310百万円(前期比
  7.9%増)と予想。

 特別利益、特別損失の発生は見込まず、親会社株主に帰属する当期純利益180百万円(前期比3.2%増)を予想している。

                                                                       17
            ZACCA(雑貨)事業 ー 自社企画商品の拡販

 化粧雑貨
   化粧雑貨の定番商品のブランド「PROVENCE」を「SHOBIDO」ブランドに切り替え、イメージの
    刷新と「粧美堂(SHOBIDO)」のブランド認知度向上を図る。
     → 20年3月から本格導入予定

 新規カテゴリーへの挑戦
   キッズコスメ オリジナルブランドの「プチレシピ」のほか、キャラクターを使ったキッズ向けの
    コスメで新市場を創出。
   化粧品に加えて美容家電などの取組みもスタートするなど、新規分野の拡充を進める。


                         キッズコスメ           化粧品ブランド
  SHOBIDOブランドの化粧雑貨
                                         「Elway」シリーズ




                                                       18
                          美容家電
           OEM事業 ー 売上拡大

  既に取組みができている取引先向けには、商量の拡大に注力する一方、商
   品カテゴリーも拡充を進める。
  当社の強みの源泉:幅広い品揃えとクイック・レスポンス、アソートメント力。
                              広範な商品化許諾権

                               トラベルグッズを
                               キャラクター商品
                               で展開


                              複数のキャラク
                              ターライセンスを
                              持つ企業は少な
                              い


                   数多くの提携工場           様々なカテゴリーの商品をアソート




販売商品数は順調に拡大している。          異なるカテゴリーの商品を集
                          めて当社1社で提案が可能な
                          のは、数多くの提携工場を持
                          つファブレスメーカーだからこ
                                                    19
                          その強み
       コスメコンタクト事業 ー B2C売り上げの拡大


 メーカー+卸売業者とのポジショニングを変更し、メーカーと
  してブランド確立を行う方針に転換
 ピエナージュ、デコラティブアイズ等主力ブランドに絞り込
  んだマーケティングの実施
 国内市場と海外市場の使い分けを明確化
  国内市場:ブランディングのための市場
  海外市場:拡販を図るための市場

                     中国のEC市場での拡販のた
                      め、当社の子会社である上海
                      粧美堂と現地のEC販売大手
                      企業と合弁企業「壹見健康科
                      技(上海)有限公司」を立ち上
                      げた。
                     コンタクトレンズ中心に中国市
                      場での拡販を狙う。


                                       20
事業概要とデータ


           21
                     ビジネスモデル

         「卸売 & ファブレスメーカー」 というビジネスモデル

                             ライセンサー
                                商品化許諾権

             商品仕入れ

メーカー
                                                    取引先
                                                    小売店、卸、
                            SHO-BI                  ネット通販    消費者
              委託生産                                  等
                                           商品納入
協力工場         商品買い取り
100社以上                                   消費者人気を把握




     CORE COMPETENCE 1   卸とメーカーの両面を持つ

            卸とメーカーの両面を有することで、多様な取引先ニーズに対応可能であり、“売り場を任される” WIN-
            WIN の関係が強みを発揮している。

     CORE COMPETENCE 2   マーケットインの企画・開発と在庫管理

            マーケットインの発想で、「自社企画商品」が生み出され、在庫リスクが徹底管理される。

     CORE COMPETENCE 3   アライアンス・企画力

            販売先、ライセンサーと自社企画力が融合し、流行にマッチした多くのヒット商品を生み出している。     22
                 「新しい商品」の提案により「新しい販路」を開拓している




                   ディスカウントストア

    新企画商品提案により           ドラッグストア

    既存取引量拡大へ                    バラエティストア
                                                       100円均一ショップ
                                   総合スーパー              (OEM)    その他
                                            卸売業者
顧客取引の拡大                                          ネット通販          (アミューズメント、CVS)


                                                                      ホームセンター、
                                                                      家電量販店、
                                                                      コンタクトレンズ量販店




                                            顧客基盤の拡大            新企画商品開発により
                                                               新業態取引先拡大へ



                           アンチエイジング
     コスメコンタクト®   化粧品          関連
                                             ギフト用品           文具           季節用品




                                                                                 23
売上高 構成比率




           24
売上高、粗利額、粗利率の推移




                 25
売上高、粗利額、粗利率の推移(半期)




                     26
               売上高構成(連結)



(百万円)
                13/9      14/9      15/9      16/9      17/9      18/9      19/9

売上高計             13,781    16,093    16,237    17,771    17,080    17,687    16,785
 自社企画商品           8,483    10,408    10,965    12,357    11,734    12,806    12,189
  自社企画商品比率       61.6%     64.7%     67.5%     69.5%     68.7%     72.4%     72.6%
製品及びサービス別
 化粧雑貨             9,859     9,720     9,424     9,909     9,513     9,833     9,956
 コンタクトレンズ関連       1,075     2,992     3,215     3,549     3,505     3,856     3,313
 服飾雑貨             1,530     1,962     2,506     3,105     2,740     2,670     2,205
 その他              1,316     1,417     1,091     1,207     1,320     1,327     1,309
業態別
 総合スーパー           2,828     2,930     2,482     2,158     2,041     1,906     1,775
 バラエティストア         1,799     2,137     2,099     2,339     2,428     2,400     2,320
 ドラッグストア          2,507     2,604     2,795     3,182     2,597     2,721     2,719
 卸売業者             2,406     2,120     1,930     2,189     1,958     1,825     1,585
 ディスカウントストア      1,799     2,052     2,371     3,154     3,325     3,157     2,705
 ネット通販             280      1,844     1,820     1,718     1,728     1,967     1,745
 100円均一ショップ       1,432     1,445     1,508     1,537     1,530     1,937     2,182
 その他               728       957      1,228     1,491     1,471     1,771     1,750



                                                                                      27
              コスメコンタクト®の展開状況




              原宿ノア


 PLAZA 銀座店
ローズマリー池袋店




  PLAZA 渋谷店




                               28
                コンタクトレンズ市場について

                        コンタクトレンズの市場規模(メーカー出荷ベース)は2018年の市場規模は前年比
      コンタクトレンズ市場概況       2.8%増の2,377億円となった。2019年の市場見通しは2,396億円の見込み。
           (2018年)      カラーコンタクトレンズ、サークルレンズなどコスメ系コンタクトレンズ*は、普及が進
                         んでおり、2018年は4.0%増の366億円、2019年は368億円と微増の見込み(*国
                         内承認取得品のメーカー出荷ベース、個人・流通業者による直輸入は含まず)。
                        レンズタイプ別には、使い捨てタイプのワンデータイプが4.7%増(2018年)。
                        メーカー別には、J&J社がトップシェアを堅持。シェアを伸ばしたのは、メニコン、日本
                         アルコン、シード、クーパービジョン。一方、J&J、ボシュロム、その他はシェアを落と
                         した。

百万円




                                                                  29
          出所:矢野経済研究所
    株主還元方針




 配 当



配当性向
 目途 = 40%程度

予想配当金額(年間)
 2020/9予: 中間配当5円、期末配当5円 計10円




                               30
株価チャート

         円




             31
本資料には、将来の業績に関る記述が含まれています。こうした記述は、将来の業績を保
証するものではなく、リスクや不確実性を内包するものです。将来の業績は、経営環境の変
化などにより、計画数値と異なる可能性があることにご留意ください。又、本資料は情報の
提供のみを目的としており、取引の勧誘を目的としておりません。




       お問合   業務改革推進室 IR担当
       わせ先
             TEL : 03-3472-7890




                                            32