7819 粧美堂 2021-11-19 15:00:00
2021年9月期決算説明会資料 [pdf]
2021年9月期
決算説明会資料
2021年11月19日
粧美堂株式会社
(証券コード:7819)
2021年9月期決算説明会サマリー
2021年9月期においては、取引先、商品を中心にすべての業務について
「選択と集中」を進めて、業務効率化、固定費の圧縮などを推し進めた結果、
増収増益決算となった。
商品戦略については「粧美堂」ブランドの価値向上と新しい商材による
新しい取り組みに常にチャレンジし、アフターコロナに向けて着々と準備を行った。
コロナ禍が長期化する中で、ニューノーマル(新しい日常)の継続を前提として、
Eコマースの一層の強化を積極的に推進する。
2022年9月期業績については、コロナ禍の一定程度の安定を前提に、 商品力
の向上にこだわり増収増益を目指してまいります。
2
2021/9期決算の概要
3
P/L
20/9期 21/9期
対前年比
(百万円) 金額 構成比 金額 構成比 売上高はM&A先であるビューティードア社
(以下BD社)の売上高が寄与するも消
売上高 13,939 100.0% 14,214 100.0% 102.0%
費停滞、商品、取引先別採算性の見直し
自社企画商品 10,249 73.5% 10,946 77.0% 106.8% により対前年比2.0%増加の14,214百万
売上総利益 3,997 28.7% 4,187 29.5% 104.8% 円にとどまった。
販売管理費 3,886 27.9% 3,832 27.0% 98.6%
自社企画商品売上高はBD社の売上が含
営業利益 111 0.8% 355 2.5% 319.2%
まれるため、構成比は77.0%と前年の
経常利益 148 1.1% 387 2.7% 261.2% 73.5%から上昇した。
親会社株主に帰属する純利益 60 0.4% 207 1.5% 341.0%
取扱い商品、取引条件見直しに積極的に
売上高と営業利益の推移(百万円) 取り組んだことにより、売上総利益率は
20,000 400
355 350
29.5%と前年同期比0.8ポイント改善。
15,000 300
262
250 販売管理費は、販売促進費を中心に全般
売上高
10,000 226 200 的に経費抑制を図った結果、前年同期比
営業利益
150 で1.4%減の3,832百万円となり、営業利
5,000 111 100 益は対前年比319.2%の355百万円と
50 なった。
0 0
18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
4
【ご参考】P/L(除くビューティードア社)
20/9期 21/9期 ビューティードア社を除く業績につい
対前年比
(百万円) 金額 構成比 金額 構成比 ても、「選択と集中」ならびに「販管
売上高 13,939 100.0% 13,607 100.0% 97.6% 費の抑制」効果から、しっかりと増益
自社企画商品 10,249 73.5% 10,351 76.1% 101.0%
を確保。
売上総利益 3,997 28.7% 3,972 29.2% 99.4%
販売管理費 3,886 27.9% 3,698 27.2% 95.2%
営業利益 111 0.8% 273 2.0% 246.1%
経常利益 148 1.1% 303 2.2% 204.2%
親会社株主に帰属する純利益 60 0.4% 157 1.2% 258.2%
上記数値(21/9期分)は、過去比較をするための社内管理用の数値につき、正確性を保証するものではありません
5
販売管理費
(百万円) 20/9期 21/9期 前年比
人件費 1,772 1,758 ▲0.8%
販売管理費は、全体的に抑制に努め、前年
販売促進費 512 480 ▲6.4%
比1.4%減の3,832百万円となった。
広告宣伝費 148 160 8.1%
物流費 651 641 ▲1.6% 人件費は、BD社の人件費増はあったものの
減価償却費 89 95 6.7% 本体従業員の人員減などから同0.8%減。
一般管理費ほか 711 696 ▲2.1%
販売管理費 3,886 3,832 ▲1.4%
販売促進費については、費用対効果を考慮
し積極的に圧縮をした結果、同6.4%減と
なった。
6,000
販売管理費内訳推移(百万円)
5,000 取引先の選別による物量の減少などにより物
989
808 一般管理費ほか 流費は同1.6%減となった。
4,000
131 116 711 696 減価償却費
796 772
3,000 89 95
192 253 651 641 物流費
622 600 148 160
2,000 512 広告宣伝費
480
販売促進費
1,000 2,132 2,003 1,772 1,758 人件費
0
6
18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
B/S&キャッシュフロー
(百万円) 20/9期 21/9期 差 B/S
流動資産 9,599 10,179 579 期中意図的に現預金を厚めに維持したため
棚卸資産 1,450 1,291 ▲ 158 流動資産は前期末比580百万円増加。
固定資産 3,656 3,792 136 固定資産は、のれんの増加などにより136百
資産合計 13,255 13,972 716 万円増加。
B/S
有利子負債 5,631 5,780 149 有利子負債は銀行借入を行う一方で、計画
その他負債 2,482 2,952 470 的に返済も進め若干増加。
負債合計 8,113 8,732 619
純資産合計 5,142 5,239 97 C/F
税金等調整前純利益 152 306 154
営業CFは営業環境の改善を主因に、前年
比75百万円増加し605百万円となった。
減価償却費 152 194 41
投資CFは投資有価証券、子会社株取得な
その他増減 225 104 ▲120
キャッシュ どにより、▲905百万円となった。
営業CF 529 605 75
フロー 財務CFは長期借入金の返済等により▲268
投資CF ▲ 205 ▲ 905 ▲ 699
百万円となった。
フリーCF 324 ▲ 299 ▲ 623
財務CF 791 ▲ 268 ▲ 1,059
7
2021/9期レビュー
8
業態別売上高 総括
巣ごもり需要を取り込んだ ディスカウントストア・100円均一ショップとの取引は引き続き好調
ドラッグストアについては、前年衛生関連商材が大きく伸びた反動から大幅減
業態別で最もコロナ禍の影響が大きかったバラエティストアも減少
(億円 %)
(億円) 業態別売上高推移 業態別 20/9期 21/9期 前年比
35.0
総合スーパー 14.4 13.4 ▲7.1%
30.0
25.0
30.1 バラエティストア 14.9 12.0 ▲19.2%
20.0
24.5 24.3 ドラッグストア 20.9 15.5 ▲25.8%
15.0 卸売業者 11.2 9.6 ▲14.7%
15.5 20/9期
10.0 13.4
12.0 12.8 ディスカウントストア 24.9 30.1 20.9%
21/9期
9.6
5.0 ネット通販 12.6 12.8 1.5%
0.0 100円均一ショップ 20.5 24.5 19.5%
その他 20.0 24.3 21.3%
9
商品別売上げ動向
主力の化粧雑貨は、生活必需品となったマスク類や、注力カテゴリーであるネイル関連などが好調に推移したものの、メイク関連用品が不振。
BD社の売上高を加えて9,182百万円(対前年比4.9%増)。
コンタクトレンズ関連は、海外でのコンタクトレンズ売上は拡大傾向が続くものの、国内では消費者の外出自粛が続いたこと等からコンタクトレンズ
の需要が低迷したことにより、2,689百万円(対前年比0.9%減)。
服飾雑貨では、リュックサックなど行楽関連が減少したことから、1,569百万円 (対前年比1.0%減)。
その他カテゴリーは、タオル類の売上が減少したほか、ギフト商品の企画数の絞り込みを継続したことから、773百万円(対前年比13.1% 減)。
商品別売上高推移(百万円)
20,000
18,000 その他
1,327 服飾雑貨 5%
16,000 1,309 11%
2,670
14,000 2,205
890 773
1,586 1,569
12,000 3,856 3,313
2,689
その他 コンタクトレンズ関連 21/9期
10,000 2,713
服飾雑貨 19% 14,215百万円
8,000 化粧雑貨
コンタクトレンズ関連
6,000 65%
9,956 化粧雑貨
9,833 9,182
4,000 8,750
2,000
0
18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
10
今後の方向性
11
今後の方向性
商品力を高め、「粧美堂」のブランド価値の向上と価格競争力の強化を図る
その為に
ニッチ分野で「カテゴリーNo.1」となる商品を増やす
(メイクアップ、ネイルケア、キッズなど)
Eコマースビジネスへの一層の注力(2021/9期 売上構成比:15.2%*)
消費者に対するWEBコミュニケーションの強化
OEMビジネスの強化
*注:海外含む
12
商品開発~守りから攻めへ
TWOOL(ふたえコスメ)
楽天・paypayモール・Yahoo
ショッピング*のデイリーランキン
グで1位獲得!
ふたえコスメという新しいジャンル
を開拓
*楽天:アイテープ部門(2021/9)
PayPayモール:二重メイク部門(2021/10)
Yahooショッピング:二重メイク用品(2021/10)
13
商品開発~守りから攻めへ
SHINKA(洗顔ブラシ)
クラウドファンディング(Makuake)を利用し
たマーケティングで目標金額を大幅に突き抜け
2021年グッドデザイン賞受賞
14
消費者に対するWEBコミュニケーションの強化
全世界の100万人と繋がる
●日本 【2021/9期】
合計:159千人(+38千人)
●世界 【2021/9期】
●中国 【2021/9期】 合計:623千人(+160千人)
合計:464千人(+122千人)
2021/9期はグループ全体で 160千人 と新たに繋がりました。
15
OEMビジネスの強化
OEMの主要取引先のうち、テーマパーク向けやイベント向けについてはコロナ禍の影響から低迷したが、
100円均一ショップ向けについては好調に推移し、売上高は横ばい(売上比率は過去最高)。
今後は、新しい商材を既存取引先向けに注力するとともに、新規取引先の開拓をより一層積極的に
取組む方針。
OEM商品売上推移(17/9期=100) OEM・別注商品供給先
および国内売上に占めるOEM商品の比率 の一例(順不同)
140 50.0%
120
40.4%
37.2% 37.6% 40.0%
34.2%
100 31.2%
30.0%
80
60 116 119 20.0%
100 96 100
40
10.0%
20
0 0.0%
17/9期 18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
売上推移 OEM商品の比率 16
22/9期業績見込み
17
22/9期業績見込み
20/9期 21/9期 22/9期予
(百万円) 金額 対前年比 金額 対前年比 金額 対前年比
売上高 13939 -17.0% 14,214 2.0% 15,000 5.5%
営業利益 111 -57.6% 355 219.2% 500 40.8%
経常利益 148 -48.3% 387 161.2% 500 29.0%
親会社株主に帰属する当期純利益 60 -65.1% 207 241.0% 260 25.3%
一株当たり利益 4.54 ------ 15.62 ------ 19.68 ------
コロナについては、足許は減少傾向が続いているが、コロナ前の水準に戻るには相当の時間
選択と集中を継続 (「収益性向上のため」から「魅力ある定番商品アップのため」)
幅広い大規模小売業の店頭情報をスピーディーに商品企画に反映させる取り組み
ニッチ市場No.1戦略継続(メイクアップ・ネイルケア・キッズに注力)
18
株主還元について
19
株主還元について
安定配当の堅持と積極的な自己株式取得による株主還元を実施
配当
配当性向
目途 = 40%程度
配当金額(年間)
2021/9実: 中間配当5円、期末配当5円 計10円
2022/9予: 中間配当5円、期末配当5円 計10円
自己株式買いについて
上限1億円または20万株を上限とした自己株式買いを実施済
取得期間:2020年11月12日~2021年6月15日
(結果)累計取得株数200,000株 取得金額80,964,400円 @404.822円
20
過年度データ
21
売上構成(2021/9期)
自社企画商品売上比率 商品分類別売上構成比 業態別売上構成比
服飾雑貨 その他
仕入商品
17% DS
22.99% 11%
21%
その他
卸売業者
5%
コンタクト 7%
レンズ関連
ネット通販 100円均一
19%
9% 17%
バラエティ
化粧雑貨
自社企画商品 9%
65%
77.01%
GMS
ドラッグ
11%
9%
自社企画商品売上構成比
77.0%
72.4% 72.6% 73.5%
69.5% 68.7%
67.5%
22
15/9期 16/9期 17/9期 18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
売上構成(連結)
(百万円) 15.9 16.9 17.9 18.9 19.9 20/9 21/9
売上高計 16,237 17,771 17,080 17,687 16,785 13,940 14,215
自社企画商品 10,965 12,357 11,734 12,806 12,189 10,249 10,946
自社企画商品比率 67.53% 69.54% 68.70% 72.40% 72.62% 73.52% 77.01%
製品及びサービス別
化粧雑貨 9,424 9,909 9,513 9,833 9,956 8,750 9,182
コンタクトレンズ関連 3,215 3,549 3,506 3,856 3,314 2,714 2,689
服飾雑貨 2,506 3,105 2,740 2,671 2,205 1,586 1,570
その他 1,091 1,207 1,321 1,327 1,310 890 773
業態別
総合スーパー 2,482 2,158 2,041 1,907 1,775 1,441 1,339
バラエティストア 2,099 2,339 2,429 2,400 2,321 1,488 1,202
ドラッグストア 2,795 3,182 2,598 2,722 2,719 2,090 1,551
卸売業者 1,930 2,189 1,958 1,825 1,585 1,119 955
ディスカウントストア 2,371 3,154 3,326 3,158 2,705 2,492 3,013
ネット通販 1,820 1,718 1,728 1,967 1,746 1,261 1,280
100円均一ショップ 1,508 1,537 1,530 1,937 2,183 2,049 2,449
その他 1,228 1,491 1,471 1,771 1,750 1,999 2,425
23
売上高、粗利額、粗利率推移(通期)
(百万円)
20,000 31.0%
18,000
30.5%
16,000
14,000 30.0%
12,000
29.5%
10,000
29.0%
8,000
6,000 28.5%
4,000
28.0%
2,000
0 27.5%
15/9期 16/9期 17/9期 18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
売上高 16,238 17,771 17,081 17,688 16,785 13,940 14,214
粗利益 4,931 5,213 5,054 5,080 4,817 3,981 4,192
粗利益率 30.4% 29.3% 29.6% 28.7% 28.7% 28.6% 29.5%
24
株価チャート(2020/11-2021/11)
2021/11/17
396
25
本資料で使用したデータは、社内管理用の数値が含まれ、その正確性・他データとの整合性を保証するものではありません。
本資料には、将来の業績に関る記述が含まれています。こうした記述は、将来の業績を保証するものではなく、
リスクや不確実性を内包するものです。将来の業績は、経営環境の変化などにより、計画数値と異なる可能性があることに
ご留意ください。
本資料は情報の提供のみを目的としており、取引の勧誘を目的としておりません。
お問い合わせ先
総務人事部 IR担当
TEL : 03-3472-7890
26