7819 粧美堂 2021-05-21 14:00:00
2021年9月期第2四半期決算説明会資料 [pdf]

2021年9月期第2四半期
   決算説明会資料
     2021年5月

   粧美堂株式会社
   (証券コード:7819)
この度の新型コロナウイルスによる感染症に罹患された方とその
ご家族、関係者の皆様にお見舞い申し上げるとともに、亡くなら
れた方々には心よりご冥福をお祈りいたします。
また、医療従事者の方々、感染拡大防止に日々ご尽力されている
皆様に深く感謝いたします。




                                2
2021年9月期第2Q決算説明会サマリー

2021年9月期第2Qにおいては、取引先、商品を中心にすべての業務について
「選択と集中」を進めて、業務効率化、固定費の圧縮などを推し進めた結果、
減収増益決算となった。

商品戦略については「粧美堂」ブランドの価値向上と新しい商材による新しい
取り組みに常にチャレンジし、アフターコロナに向けて着々と準備を行った。
コロナ禍が⾧期化する中で、ニューノーマル(新しい日常)の継続を前提と
して、Eコマースの一層の強化を積極的に推進する。
通期業績については、足許緊急事態宣言の延⾧など不確定要因が見通せない
ため、据え置きとさせて頂いた。


                                         3
21/9期第2四半期決算の概要




                  4
 P/L
              20/9期                21/9期
              第2四半期                第2四半期
                                                                  売上高は、商品、取引先別に採
                                                       前年同期比
                                                                   算性の見直しを継続したことに
(百万円)        金額         構成比(%)    金額         構成比(%)     (%)        加え、新型コロナウイルスの流
売上高           7,593       100.0    7,143       100.0     ▲ 5.9     行による消費停滞の結果、対前
 自社企画商品       5,434        71.6    5,429        76.0     ▲ 0.1     年同期比5.9%減の7,143百万円
売上総利益         2,216        29.2    2,161        30.3     ▲ 2.5
                                                                   となった。
                                                                  自社企画商品の売上高は5,429
販売管理費         2,038        26.8    1,854        26.0     ▲ 9.0     百万円とほぼ横ばいになり構成
営業利益              178       2.3        306       4.3      72.2     比は76.0%と前年比の71.6%か
経常利益              185       2.4        321       4.5      73.1     ら上昇した。
親会社株主に帰属する                                                        引き続き取扱い商品の見直しに
                  101       1.3        199       2.8      96.4     取り組んだことで、売上総利益
四半期純利益
                                                                   率は30.3%と前年同期比1.1ポイ
                                                                   ント改善。
                                                                  販売管理費は、広告宣伝費・販
                                                                   促費の削減を中心に全般的に抑
                                                                   制を図った結果、前年同期比で
                                                                   9.0%減の1,854百万円となり、
                                                                   営業利益は前年同期比72.2%増
                                                                   の306百万円となった。
                                                                                    5   5
販売管理費
             20/9期         21/9期         伸び率
                                                         販売管理費は、マクロ環境が厳しいこ
 (百万円)        2Q            2Q           (%)
                                                          とから全体的に抑制に努め、前年同期
 人件費                891           828           ▲ 7.1     比9.0%減の1,854百万円となった。
 販売促進費              265           221          ▲ 16.8
 広告宣伝費               90            70      ▲ 21.8        人件費は、本体従業員の人員減などの
 物流費                353           326           ▲ 7.7     影響もあり同7.1%減。
 減価償却費               43            42           ▲ 2.5
                                                         販売促進費・広告宣伝費については、
 一般管理費・その他          393           365           ▲ 7.1     費用対効果を考慮し積極的に圧縮をし
販売管理費              2,038         1,854          ▲ 9.0     た結果、販売促進費、広告宣伝費合計
                                                          で同18.0%減となった。

                                                         取引先の選別による物量の減少などに
                                                          より物流費は同7.7%減となった。




                                         百万円                              6
  B/S & キャッシュフロー
      (百万円)          20/9期末      21/9期2Q     差         B/S
      流動資産               9,599      10,073       474    期中意図的に現預金を厚めに維
       棚卸資産              1,450       1,490       39
                                                         持したため流動資産は前期末比
                                                         474百万円増加。
      固定資産               3,656       4,447       790
                                                        固定資産は、投資有価証券なら
      資産合計              13,255      14,520     1,264     びにのれんの増加を主因に790百
B/S




      有利子負債              5,631       6,213       582     万円増加。
      その他負債              2,482       3,000       518    有利子負債は手元現預金を厚め
                                                         に維持するため銀行借入を行い
      負債合計               8,113       9,214     1,100
                                                         582百万円増加。
      純資産合計              5,142       5,306       164
                     20/9期2Q     21/9期2Q     差         C/F
      税金等調整前四半期純利益        185         254        68     営業CFは128百万円と売上債権
      減価償却費                59          93        34      の増加などの要因で前年同期比
                                                         324百万円減少。
      その他増減               208       ▲ 218     ▲ 426
                                                        投資CFは投資有価証券の取得に
C/F




      営業キャッシュフロー          452         128     ▲ 324      より、▲496百万円となった。
      投資キャッシュフロー        ▲ 708       ▲ 496        212    財務CFは⾧期借入金の増加等に
      フリーキャッシュフロー       ▲ 255       ▲ 367     ▲ 111      より257百万円となった。
      財務キャッシュフロー         1,796        257    ▲ 1,538                    7
21/9期第2四半期レビュー




                 8
 業態別売上高 総括
  巣ごもり需要を取り込んだ 100円均一ショップ・ディスカウントとの取引は大きく伸⾧
 ドラッグストアについては、前年衛生関連商材が大きく伸びた反動から大幅減
 業態別で最もコロナ禍の影響が大きかったバラエティストアも減少

(億円)

 16.0

 14.0
                      20/3期   21/3期                                            (億円 %)
 12.0
                                                   20/3期         21/3期         前年同期比
 10.0                                 100円均一ショップ           9.4       11.1        118.2%
  8.0                                 ディスカウント          13.3          14.7        110.7%
  6.0                                 総合スーパー               8.8           8.4         95.5%
                                      ネット通販                6.9           6.0         86.6%
  4.0
                                      卸売業者                 6.6           5.5         83.9%
  2.0
                                      バラエティストア             9.0           6.4         71.0%
  0.0                                 ドラッグストア          11.4              7.5         66.2%
                                      その他              10.5          11.7        111.1%




                                                                                 9
 商品別売上げ動向
 主力の化粧雑貨は、新型コロナウイルス感染症予防に関連したマスク、ボトル類や、注力カテゴリーであるネイル関連が好調であっ
  たものの、外出自粛傾向が続いていることでパフ、メイクブラシなどメイク関連用品の不振が響き、4,405百万円(対前年同期比
  3.1%減)となりました。
 コンタクトレンズ関連は、海外でのコンタクトレンズ売上は拡大傾向が続くものの、国内では消費者の外出自粛が続いていること等
  からコンタクトレンズの需要が低迷したことにより、1,291百万円(対前年同期比13.2%減)となりました。
 服飾雑貨では、エコバックやポーチ関連の売上が増加したことにより、1,016百万円(対前年同期比3.6%増)となりました。
 その他カテゴリーは、タオル類の売上が減少したほか、ギフト商品の企画数の絞り込みを継続したことから、430百万円(対前年同
  期比25.4%減)となりました。




                                             2021/3期
                                            7,143百万円




                                                                 10
新型コロナウイルスの影響




               11
「新型コロナウイルス」の影響と当社の対応
取引先への影響
 外出自粛・営業自粛による消費の低迷による売上減少

 訪日外国人の減少による売上減少

 イベント中止やテーマパークの営業停止によるOEM商品企画の延期

当社の対応
 最終消費者のニーズ変化に対応して、新しい商品、新しい顧客の開発強化

 ウィズコロナのニューノーマルに対応すべく、ECビジネスへの一層の注力

 取引先に対する対面営業機会の減少をカバーするため、ウェッブ商談の拡充
  やB2Bオンライン受注システムの開発
                                       12
今後の方向性




         13
今後の方向性

商品力を高め、「粧美堂」のブランド価値の向上と価格競争力の
 強化を図る
 その為に
 ニッチ分野で「カテゴリーNo.1」となる商品を増やす(メイクアップ、
  キッズ、ハンドケアなど)
Eコマースビジネスへの一層の注力(21/9 2Q売上構成比:14.2%*)
 (*注:海外含む)
消費者に対するWEBコミュニケーションの強化
OEMビジネスの強化

                                         14
ニッチ分野で「カテゴリーNo.1」となる商品を増やす


 SHOBIDOブランドの化粧雑貨   濃密洗顔ブラシ「リッチホイップブラシSHINKA」




                                            15
ニッチ分野で「カテゴリーNo.1」となる商品を増やす

 キッズコスメ        キッズ   マスク




                           キッズ 前髪クリップ




                                   16   16
ニッチ分野で「カテゴリーNo.1」となる商品を増やす
         除菌ジェル




                             ハンドクリーム

ハンドソープ




                                       17   17
Eコマースビジネスへの一層の注力 「B2BオンラインSHOPの始動」

 選択と集中を進める中で、取引が小規模・遠隔地の取引先については、順次「B2BオンラインSHOP」
 に取引移管中

                        【取引先のメリット】

                         24時間いつでも発注可能

                         新商品情報などリアルタイムで取得

                         ウェッブ経由につき非接触で発注

                        【当社のメリット】

                         人件費・交通費をかけずに営業活動

                         移管を契機に取引条件見直し(送料負担・返品可否)



                                                18
Eコマースビジネスへの一層の注力「コンタクトレンズビジネスの構造改革」

国内については、業態毎に販売先を見直した上で、実店舗向けの販売は高効率の店舗に絞り込み、EC
 向け販売主体への切り替えを実施。

海外については特に中国マーケットにおけるECに注力し、現地企業とアライアンスを組み、売上拡大を
 図るという方針に転換して順調に推移している。


                                 中国ECビジネス売上推移
                                  (2016/9上期=100)




                                                   19   19
 消費者に対するWEBコミュニケーションの強化

                全世界の100万人と繋がる。
●日本 【2021/9期 2Q】
合計:145,025人(+12,535)
フォロワー数(SNS): 127,445人(+9,438)
EC会員数: 17,580人 (+3,097)                                    ●世界 【2021/9期 2Q】
【2020/9期】
                                                           合計:572,359人(+29,745)
合計:120,983人                                                フォロワー数(SNS): 289,766人(+11,664)
フォロワー数(SNS):111,855人                                       EC会員数: 282,593人 (+18,081)
EC会員数:9,128人
                                                           【2020/9期】
                                                           合計:462,741人
●中国 【2021/9期 2Q】                                           フォロワー数(SNS):269,503人
                                                           EC会員数:193,238人
合計:427,334人(+17,210)
フォロワー数(SNS): 162,321人(+2,226)
EC会員数: 265,013人 (+14,984)

【2020/9期】
合計:341,758人                                                                  2021年3月末時点
フォロワー数(SNS):157,648人
EC会員数:184,110人                  2021/9期 2Qはグループ全体で   29,745人   と新たに繋がりました。        20
  OEMビジネスの強化
OEMの主要取引先のうち100円均一ショップ向けについては順調に推移
 したものの、テーマパーク向けやイベント向けについてはコロナ禍の      OEM・別注
                                      商品供給先
 影響から低迷し売上高はほぼ横ばいに推移(売上比率は上昇)。
                                      の一例
今後は、新しい商材を既存取引先向けに注力するとともに、新規取引先     (順不同)
 の開拓をより一層積極的に取組む方針。

      OEM商品売上推移         国内売上に占めるOEM商品の比率
       (17/9 2Q=100)




                                               21
OEMビジネスの強化「OEM事業における新規顧客に対するアクセス」
当社のOEMの強みを得意先及び消費者にわかりやすく伝えるモノづくり自社サイトを新設
コロナ禍に対応したオンラインOEM受注先を新規開拓



                                   国内・海外のお客様ニーズに対応したOEM商談スタイル




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期待                                                         22
OEMビジネスの強化「ビューティードア社とのシナジー効果の追求」
 2020年10月当社グループに迎えたビューティードア社とのシナジー効果を追求して参ります

●事業の概要
事業内容:化粧品・医薬部外品の受託製造販売
資本金:30百万円(*BD社)
経営成績(2021年9月期2Q)
  売上高 323百万円 営業利益 73百万円




                      ●期待される効果
                      ・今後は当社の企画力と*BD社の製造ノウハウを組み合わ
                      せ、SHOBIDOブランドの新たな化粧品を開発予定。また
                      当社OEM事業においても製造工場を持つことで、より
                      顧客ニーズに応える提案を実施していく見込み。

                      *BD社=ビューティードア社

                                                 23
21/9期業績見込み




             24
  21/9期 通期業績見込み
                                                                          業績予想に
              20年9月期             21年3月期(半期)           21年9月期予
                                                                          対する進捗率
(百万円)        金額         構成比       金額         構成比      金額         構成比        %
売上高           13,939     100.0      7,143     100.0    14,400     100.0       49.6%
 自社企画商品       10,249      73.5      5,429      76.0    11,000      76.4       49.4%
 一般仕入商品        3,690      26.5      1,714      24.0     3,400      23.6       50.4%
売上総利益          3,997      28.7      2,161      30.3     4,310      29.9       50.1%
販売管理費          3,886      27.9      1,854      26.0     4,110      28.5       45.1%
営業利益              111      0.8         306      4.3        200      1.4      153.0%
経常利益              148      1.1         321      4.5        200      1.4      160.5%
親会社株主に帰属する
                  60       0.4         199      2.8        70       0.5      284.3%
当期純利益



 利益面の業績予想に対する進捗は順調ながら、緊急事態宣言発出など下期におけるコロナ禍
  の影響が、見込みづらいため業績予想は据え置く

                                                                                25
株主還元について




           26
株主還元について

安定配当の堅持と積極的な自己株式取得による株主還元を実施

   配 当

   配当性向
    目途 = 40%程度

   予想配当金額(年間)
    2021/9予: 中間配当5円、期末配当5円 計10円

   自己株式買いについて

   上限1億円または20万株を上限とした自己株式買いを実施中
   取得期間:2020年11月12日~2021年6月30日(予)
   (ご参考)2021年4月30日現在:累計取得株数164,400株 取得金額66,029,400円

                                                      27
過年度データ




         28
売上構成(半期)

自社企画商品売上比率   商品分類別売上構成比   業態別売上構成比




                                     29
売上構成(連結)




           30
売上高、粗利額、粗利率推移(通期)




                    31
売上高、粗利額、粗利率推移 (半期)




                     32
株価チャート(2020/5-2021/5)



                        2021/5/19
                           416




                                    33
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                          総務人事部 IR担当
                 お問合わせ先
                          TEL : 03-3472-7890




                                                   34