7816 スノーピーク 2021-05-14 15:31:00
2021年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上 場 会 社 名 株式会社スノーピーク 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 7816 URL http://www.snowpeak.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)山井 梨沙
問合せ先責任者 (役職名)執行役員財務管理室長 (氏名)金子 聡 (TEL) 03-6805-7738
四半期報告書提出予定日 2021年5月17日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2021年12月期第1四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年12月期第1四半期 5,045 62.5 560 - 630 - 410 330.4
2020年12月期第1四半期 3,104 9.8 4 - △13 - 95 -
(注) 包括利益 2021年12月期第1四半期 645 百万円 ( -%) 2020年12月期第1四半期 △67 百万円 ( -%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年12月期第1四半期 21.78 -
2020年12月期第1四半期 5.31 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年12月期第1四半期 19,269 11,041 57.3
2020年12月期 16,866 10,579 62.7
(参考) 自己資本 2021年12月期第1四半期 11,036 百万円 2020年12月期 10,572 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年12月期 - 0.00 - 12.50 12.50
2021年12月期 -
2021年12月期(予想) 0.00 - 12.50 12.50
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年12月期の連結業績予想(2021年1月1日~2021年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 20,500 22.3 2,050 37.3 2,040 31.5 1,144 9.1 60.73
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年12月期1Q 19,070,000株 2020年12月期 19,070,000株
② 期末自己株式数 2021年12月期1Q 197,821株 2020年12月期 232,681株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年12月期1Q 18,845,836株 2020年12月期1Q 17,974,187株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………8
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間(2021年1月1日から2021年3月31日)における世界経済及び日本経済は、昨年から引
き続き新型コロナウイルス感染症の世界的大流行に伴う経済活動の制限により、実態経済が深刻な影響を受け、地域
や製品によって一部持ち直しの動きが見られるものの、厳しい状況にて推移致しました。また今後の先行きにつきま
しても、引き続き感染拡大防止策を講じながら、経済活動の再開に向けた取組みがなされるなかで、地域によっては
感染拡大が確認されており、依然として不透明な状況が継続するものと考えられます。
当社グループが属するアウトドア業界につきましても、国内外の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、人の移
動が制限される状況下においては、小売業態でのマイナス影響はあったものの、密を避けたレジャーということでキ
ャンプ需要の高まりが世界的に継続した状況にあります。また、特に日本においてはメディアやSNSといった多く
の媒体で取り上げられていることもあり、レジャー全般の中でのキャンプの位置づけが変化してきたと考えられ、キ
ャンプ参加者のすそ野の広がりが確認されております。
このような環境の中にて、当社の営業概況としましては、全ての地域・全てのチャネルにて非常に好調に推移致し
ました。例年1月~3月はキャンプのオフシーズンに該当するものの、今年度については冬のシーズンにおけるキャ
ンプ参加者数の増加に加えて、キャンプシーズンに向けた消費者の早いタイミングでの購買行動が起きており、昨年
度の下期に確認されたキャンプ需要が高い水準で継続しているものと考えられます。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間における業績は以下の通りとなりました。
売上高 5,045,903千円(前年同期比1,941,050千円増)
営業利益 560,083千円(前年同期比555,086千円増)
経常利益 630,030千円(前年同期比643,566千円増)
親会社株主に帰属する四半期純利益 410,428千円(前年同期比315,067千円増)
国内での事業においては、キャンプ需要の高まりが見られている一方で今年の1月に発出された緊急事態宣言の影
響から都市部の店舗においては来店客数の減少が見られておりましたが、外出自粛をされる方々がECでの購買に切
り替えられたことや、郊外の店舗での好調な販売もあり、全てのチャネルにて堅調に推移致しました。特に、主要な
卸先であるスポーツ量販店での店舗スペースの拡大やアウトドア関連商材の売上好調さもあり、卸売りチャネル(E
C卸、インストア、ディーラー卸)については前年同期を58.1%も上回る形となり、非常に高い伸びを達成しまし
た。また、昨年の第4四半期にも確認されておりましたが、既存店(オープン年の翌年から1年を経過した店舗)の
売上としても、直営店・インストア共に前年同期比で増加しており、高いキャンプ需要を取り込めた結果となってお
ります。そして、子会社の株式会社スノーピークビジネスソリューションズにおいては、引き続きスノーピークグル
ープ全体のIT及び人財育成にかかる事業支援の強化を図りました。
海外の事業については、新型コロナウイルスの感染拡大影響が一部の地域で見られたものの、各国にて前年同期を
上回る売上実績となりました。国別での状況ですが、韓国については日本と同様にキャンプに関わる需要が非常に高
い水準で継続している上に、韓国市場で当社の認知度の高まりもあり、当社商品に対する高い需要が確認されていま
す。台湾については、昨年からのキャンプ需要に加えて健康意識向上のトレンドの中で登山を含めたアウトドア市場
に更に注目が集まっております。そのような状況下で、通常のキャンプに利用する商品に加えて登山でも利用できる
ような調理器具や食器類の販売が堅調に推移しております。米国については、昨年の9月にオープンした北米本社
Snow Peak USA Headquarters(Global HQ4)を起点にリテール向けの戦略強化策を通じて、当社ブランド浸透を図っ
て参りました。その効果もあり、バックパッキングの小物商材から焚火を中心としたファミリーキャンプブランドと
しての認知浸透が進展しているものと考えられます。英国については、1月から3月にロンドン都市部でロックダウ
ンが実施されていたこともあり、店舗での売上は依然として厳しい状況にあります。一方で、アウトドア需要は非常
に高い状況が維持されておりホールセールからの受注が下支えとなったことから前年同期を大幅に上回る売上実績と
なりました。
-2-
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末に比べ2,403,754千円増加し、19,269,859千円となりまし
た。流動資産は、現金及び預金の増加751,070千円、受取手形及び売掛金の増加316,665千円、商品及び製品の増加
382,609千円等により前連結会計年度末に比べ1,459,092千円増加し8,403,100千円となり、固定資産は、スパリゾート
の建設を進めたこと等により、前連結会計年度末に比べ944,661千円増加し、10,866,758千円となりました。
当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ1,941,342千円増加し、8,228,419千円となりまし
た。流動負債は、短期借入金の増加2,000,000千円、買掛金の増加211,970千円等があった一方で、未払法人税等の減
少244,265千円等により前連結会計年度末に比べ1,994,661千円増加し5,575,326千円となり、固定負債は、長期借入金
の減少90,000千円等により前連結会計年度末に比べ53,318千円減少し、2,653,093千円となりました。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加
410,428千円、その他有価証券評価差額金の増加65,557千円、為替換算調整勘定の増加170,076千円等があった一方で、
配当金の支払いによる利益剰余金の減少235,466千円等があったことにより前連結会計年度末に比べ462,411千円増加
し、11,041,439千円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当第1四半期連結累計期間における業績は、概ね計画通りに推移しており、2021年12月期の業績予想に変更はあり
ません。
-3-
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,698,002 3,449,072
受取手形及び売掛金 2,257,421 2,574,086
商品及び製品 1,540,775 1,923,384
仕掛品 90,221 96,990
原材料及び貯蔵品 113,899 146,814
その他 246,046 220,673
貸倒引当金 △2,357 △7,922
流動資産合計 6,944,008 8,403,100
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 4,773,053 4,748,354
建設仮勘定 1,263,760 2,151,428
その他(純額) 1,541,405 1,544,955
有形固定資産合計 7,578,219 8,444,738
無形固定資産
ソフトウエア 479,529 462,920
のれん 150,331 137,803
その他 45,939 34,483
無形固定資産合計 675,800 635,207
投資その他の資産
投資有価証券 635,012 713,854
繰延税金資産 221,706 242,751
その他 811,358 830,207
投資その他の資産合計 1,668,077 1,786,813
固定資産合計 9,922,096 10,866,758
資産合計 16,866,105 19,269,859
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 612,255 824,226
短期借入金 855,000 2,855,000
1年内返済予定の長期借入金 270,000 352,500
リース債務 7,685 7,411
未払金 644,934 600,166
未払法人税等 569,431 325,166
賞与引当金 - 76,840
役員株式給付引当金 64,479 48,511
従業員株式給付引当金 50,654 46,736
資産除去債務 1,400 -
その他 504,824 438,765
流動負債合計 3,580,664 5,575,326
固定負債
長期借入金 1,260,000 1,170,000
リース債務 16,920 15,204
退職給付に係る負債 60,308 69,522
役員退職慰労引当金 39,700 48,375
製品保証引当金 231,966 245,568
ポイント引当金 236,525 246,283
資産除去債務 299,426 300,499
長期未払金 377,613 377,613
繰延税金負債 115,314 114,975
その他 68,635 65,051
固定負債合計 2,706,412 2,653,093
負債合計 6,287,077 8,228,419
純資産の部
株主資本
資本金 2,779,316 2,779,316
資本剰余金 5,132,783 5,132,783
利益剰余金 3,063,286 3,238,247
自己株式 △346,640 △294,042
株主資本合計 10,628,745 10,856,305
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 11,755 77,312
為替換算調整勘定 △67,690 102,386
その他の包括利益累計額合計 △55,934 179,699
非支配株主持分 6,217 5,435
純資産合計 10,579,028 11,041,439
負債純資産合計 16,866,105 19,269,859
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 3,104,852 5,045,903
売上原価 1,406,581 2,322,842
売上総利益 1,698,271 2,723,060
販売費及び一般管理費 1,693,275 2,162,977
営業利益 4,996 560,083
営業外収益
受取利息 106 79
受取配当金 4,080 -
補助金収入 - 35,769
為替差益 - 30,529
その他 6,076 9,682
営業外収益合計 10,263 76,061
営業外費用
支払利息 1,489 1,196
債権売却損 1,033 1,629
シンジケートローン手数料 500 3,000
為替差損 19,441 -
持分法による投資損失 2,500 29
その他 3,831 257
営業外費用合計 28,795 6,114
経常利益又は経常損失(△) △13,536 630,030
特別利益
補助金収入 230,000 -
固定資産売却益 - 3,496
特別利益合計 230,000 3,496
税金等調整前四半期純利益 216,464 633,526
法人税、住民税及び事業税 55,281 260,439
法人税等調整額 64,869 △36,535
法人税等還付税額 △2,400 △23
法人税等合計 117,749 223,880
四半期純利益 98,714 409,646
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
3,353 △781
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 95,360 410,428
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四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
四半期純利益 98,714 409,646
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △118,300 65,557
為替換算調整勘定 △48,092 170,076
その他の包括利益合計 △166,392 235,633
四半期包括利益 △67,678 645,280
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △71,032 646,061
非支配株主に係る四半期包括利益 3,353 △781
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
当社グループは、アウトドアライフスタイル事業を単一の報告セグメントとしております。その他の事業につ
いては、量的に重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積り)
前連結会計年度末より、新型コロナウイルス感染拡大の影響に関する会計上の見積りの仮定に重要な変更はあ
りません。
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