7806 M-MTG 2019-12-09 15:00:00
2019年9月期 決算短信(日本基準)連結 [pdf]

 


                       2019年9月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                    2019年12月9日
上場会社名      株式会社MTG                                                   上場取引所  東
コード番号      7806      URL  https://www.mtg.gr.jp/
代表者        (役職名) 代表取締役社長                      (氏名)松下 剛
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 経営推進本部長                     (氏名)川嶋 光貴              TEL  052-307-7890
定時株主総会開催予定日          2019年12月25日              配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 2019年12月25日                                          
決算補足説明資料作成の有無:有  
決算説明会開催の有無      :有 (機関投資家・アナリスト向け)
 
                                                                             (百万円未満切捨て)
1.2019年9月期の連結業績(2018年10月1日~2019年9月30日)
  (1)連結経営成績                                                              (%表示は、対前期増減率)
 
                                                                            親会社株主に帰属する
                    売上高                営業利益                  経常利益
                                                                                 当期純利益
                  百万円         %       百万円           %        百万円         %        百万円          %
  2019年9月期        36,046 △38.3       △14,421        -      △14,698       -     △26,207         -
  2018年9月期        58,377    28.8       6,925      19.7       6,936     13.3        4,002    △7.1
 
(注)包括利益      2019年9月期△26,415百万円 (-%)                   2018年9月期       4,027百万円 (△7.9%)
 
                  1株当たり              潜在株式調整後              自己資本           総資産           売上高
 
                  当期純利益            1株当たり当期純利益           当期純利益率         経常利益率         営業利益率
                           円 銭                   円 銭              %            %               %
  2019年9月期               △659.91                    -         △58.5         △26.0          △40.0
  2018年9月期                116.90                112.72          10.7         13.1            11.9
 
(参考)持分法投資損益          2019年9月期        -百万円         2018年9月期     △200百万円
(注)1.2019年9月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当
        期純損失であるため記載しておりません。
      2.当社は、2018年2月17日付で普通株式1株につき12株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の
        期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」及び「潜在株式調整後1株当たり当期
        純利益」を算定しております。
 
  (2)連結財政状態
                    総資産                 純資産                 自己資本比率            1株当たり純資産
                          百万円                   百万円                      %                  円 銭
  2019年9月期                40,955                31,721                 77.2                795.76
  2018年9月期                72,223                58,045                 80.4              1,462.72
 
(参考)自己資本       2019年9月期       31,617百万円      2018年9月期       58,040百万円
 
  (3)連結キャッシュ・フローの状況
                営業活動による              投資活動による               財務活動による           現金及び現金同等物
 
              キャッシュ・フロー             キャッシュ・フロー            キャッシュ・フロー                期末残高
                          百万円                   百万円                  百万円                   百万円
  2019年9月期               △11,594              △4,547                   △55                 13,886
  2018年9月期                △1,219              △5,512                 31,546                30,055
 
2.配当の状況
                                        年間配当金                          配当金総額    配当性向      純資産配当
                                                                        (合計)    (連結)      率(連結)
             第1四半期末          第2四半期末     第3四半期末       期末       合計
                円 銭             円 銭        円 銭        円 銭      円 銭       百万円         %           %
2018年9月期          -              0.00        -         1.61     1.61       63       1.0         0.2
2019年9月期          -              0.00        -         0.00     0.00       -         -           -
2020年9月期(予想)      -              0.00        -         0.00     0.00                 -       
 
3.2020年9月期の連結業績予想(2019年10月1日~2020年9月30日)
                                                                         (%表示は、対前期増減率)
 
                                                                    親会社株主に帰属    1株当たり
               売上高         営業利益        経常利益
                                                                    する当期純利益     当期純利益
                    百万円         %     百万円        %    百万円       %    百万円    %      円 銭
       通期           38,000     5.4   △2,000      -   △2,000     -   △2,000  -     △50.36
 
 
※  注記事項
  (1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
       新規  -社  (社名)-
       除外  -社  (社名)-
 
  (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
      ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
      ②  ①以外の会計方針の変更              :無
      ③  会計上の見積りの変更                :無
      ④  修正再表示                          :無
 
  (3)発行済株式数(普通株式)
      ①  期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年9月期                     39,732,788株 2018年9月期      39,680,000株
      ②  期末自己株式数                        2019年9月期                23株 2018年9月期              -株
      ③  期中平均株式数                        2019年9月期        39,714,091株 2018年9月期      34,239,767株
      (注)当社は、2018年2月17日付で普通株式1株につき12株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度
          の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、発行済株式数(普通株式)を算定しております。
 
(参考)個別業績の概要
1.2019年9月期の個別業績(2018年10月1日~2019年9月30日)
  (1)個別経営成績                                                                (%表示は対前期増減率)
 
                    売上高                 営業利益                  経常利益             当期純利益
                  百万円         %         百万円          %       百万円        %      百万円          %
  2019年9月期        36,595 △33.1         △8,781        -      △8,909      -     △27,172       -
  2018年9月期        54,683    26.0         7,668     46.3       7,622   37.4      4,782     16.0
 
                  1株当たり               潜在株式調整後
 
                  当期純利益            1株当たり当期純利益
                           円 銭                    円 銭
  2019年9月期               △684.21                     -
  2018年9月期                139.68                 134.69
(注)1.2019年9月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当
         期純損失であるため記載しておりません。
      2.当社は、2018年2月17日付で普通株式1株につき12株の割合で株式分割を行っております。前事業年度の期首
         に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」及び「潜在株式調整後1株当たり当期純利
         益」を算定しております。
 
  (2)個別財政状態
                    総資産                   純資産               自己資本比率           1株当たり純資産
                          百万円                    百万円                    %                円 銭
  2019年9月期                38,297                 31,498               82.2              792.64
  2018年9月期                69,469                 58,690               84.5            1,478.98
 
(参考)自己資本       2019年9月期       31,493百万円        2018年9月期      58,685百万円
 
  <個別業績の前期実績値との差異理由>
    当社は当事業年度において、主にインバウンド需要の低下による売上高の減少や固定資産の減損損失、連結子会社に
  対する株式評価損及び貸倒引当金の計上等の要因により前事業年度の実績値と当事業年度の実績値との間に差異が生じ
  ております。
 
※  決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
      本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
    断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
    は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
    注意事項等については、添付資料6ページ「1.経営成績等の概況 (4)今後の見通し」をご覧下さい。
 
                                      株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

○添付資料の目次
 
    1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………      2
     (1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………      2
     (2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………      6
     (3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………………      6
     (4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………      6
     (5)継続企業の前提に関する重要事象等 ……………………………………………………………………………      6
    2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………      7
    3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………………      8
     (1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………………      8
     (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………     10
        連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………………………     10
        連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………………………     11
     (3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………………     12
     (4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………     14
     (5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………     15
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………     15
       (表示方法の変更) …………………………………………………………………………………………………     15
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………     16
       (1株当たり情報) …………………………………………………………………………………………………     18
       (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………     18
    4.その他 ……………………………………………………………………………………………………………………     19
        2020年9月期連結業績予想補足資料 ……………………………………………………………………………   19
 




                             - 1 -
                                               株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
   当連結会計年度における我が国経済は、政府の景気対策等の効果もあり緩やかな景気回復基調で推移したもの
  の、海外では地政学的リスクが顕在化するなどの影響が見られました。
   このような状況の中で、当社グループは「ブランド開発カンパニー」として「クリエイション」「テクノロジ
  ー」「ブランディング」「マーケティング」の4つの軸を融合した事業ビジョンに基づき、世界中の人々の人生を
  より美しく、より健康的に輝かせるためのBEAUTY・WELLNESSをテーマにしたブランド及び商品の開発を行ってお
  り、積極的な新商品開発、マーケティング、当社技術の研究発表、市場開拓、海外展開及び事業提携を進めてまい
  りました。
    
   セグメントの経営成績は、次のとおりです。
   なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前連結会計年
  度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
    
  ①グローバル事業
   主な事業内容は、海外グループ会社ECサイト及び海外のインターネット通信販売事業者の運営するECサイトを通
  じた一般消費者への直接販売、並びに海外のインターネット通信販売事業者、海外の販売代理事業者、海外の美容
  専門店及び海外の百貨店運営事業者への卸売販売となります。
   当連結会計年度の売上高は6,136百万円(前期比69.1%減)、経常損失は5,796百万円(前連結会計年度は2,515
  百万円の経常利益)となりました。
   当連結会計年度に、マカオにおいては「Macau Venetian Hotel Duty Free」(1店舗)、香港においては
  「Harbour North」(1店舗)及び「K11 MUSEA」にSIXPAD STATION海外1号店、中国においては「Sanya
  International Duty Free Shopping Complex」(1店舗)、「北京首都国際空港 第2ターミナル」(2店舗)及
  び「北京首都国際空港 第3ターミナル」(4店舗)、「青島海信広場」(2店舗)を出店致しました。アメリカ
  において「BERGDORF GOODMAN」(1店舗)、越境ECにおいてTmall国際ReFa海外旗艦店及びMTG海外旗艦店、
  VIP.COM(唯品会)、JD(京東)を出店致しました。
   また、2018年11月に第1回中国国際輸入博覧会、2019年5月に第24回上海美容博覧会にそれぞれ初出展致しまし
  た。2019年3月にReFaブランドの「ReFa CARAT RAY」が「T-MALL BEAUTY AWARDS」(T-MALLはアリババ社のECプラ
  ットフォーム)を受賞、アジア地域での当社商品の認知度拡大と売上高の増加を図りました。
   韓国においても、CAXAUPのテレビホームショッピングを開始するなど、新チャネルの開発にも積極的に取り組み
  ました。
   しかしながら、新EC法(中国電子商取引法)の施行による韓国、香港のインバウンド需要が大きく減少したこ
  と、香港における継続したデモ活動、日韓関係悪化に伴う韓国国内の日本製品不買運動の影響及び中国での販売減
  速等により売上及び利益は大幅に減少致しました。
    
  ②リテールマーケティング事業
   主な事業内容は、量販店運営事業者への卸売販売及びカタログ販売並びにテレビ通信販売事業者への卸売販売と
  なります。
   当連結会計年度の売上高は8,162百万円(前期比32.7%減)、経常損失は355百万円(前連結会計年度は3,703百
  万円の経常利益)となりました。
   IN SHOP事業(店舗の売場に、自社で独立した店舗形態の売場を設置し販売する形態)においては、当連結会計
  年度にSIXPADブランドより6店舗、ReFaブランドより6店舗の新店舗を出店致しました。また、一部の家電量販店
  において什器刷新、既存店舗の運営及び接客を改善し、顧客満足度の向上並びに店舗売上高の増加を図りました。
  さらにカタログ販売やテレビ通販事業においては、多くの紙面枠及び放送枠の獲得に注力致しました。
   しかしながら、新EC法(中国電子商取引法)の影響によるインバウンド需要が大きく減少しており、ReFaを中心
  としたBEAUTYブランドが影響を受けております。
   量販店市場全体においても来店客数が大きく減少したことにより売上が減少致しました。また、IN SHOP事業の
  出店展開に伴う出店費用及び販売人員の増加、さらに不採算店舗の撤退により費用が増加したため、利益も減少致
  しました。
   




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                                            株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

③ダイレクトマーケティング事業
 主な事業内容は、当社及び国内他社ECサイトを通じた一般消費者への直接販売及びインターネット通信販売事業
者への卸売販売となります。
 当連結会計年度の売上高は9,488百万円(前期比8.4%減)、経常利益は1,147百万円(前期比74.8%減)となり
ました。
 SIXPADブランドの新商品「SIXPAD Foot Fit」が、楽天市場において「総合ランキング(リアルタイムランキン
グ)」及び「ダイエット部門(デイリーランキング)」の2部門でランキング1位を獲得するとともに、アマゾン
においては、新着ランキング(EMS・腹筋ベルト・本体)でランキング1位を獲得致しました。また、2018年12月
より新聞広告の取り組みを開始したことにより、認知度拡大と売上高の増加を図りました。
 2019年7月には同ブランドの新商品「ChestFit」でも、楽天市場において「総合ランキング(リアルタイムラン
キング)」を獲得致しました。
 しかしながら、国内SIXPAD市場でエントリーEMS商品(Abs Fit2・Body Fit2)の売上が減少し、それに伴う消耗
品の売上も減少致しました。
  
④ブランドストア事業
 主な事業内容は、百貨店運営事業者並びに免税店運営事業者への卸売販売及び当社運営の小売店舗での対面販売
を通じた一般消費者への直接販売となります。
 当連結会計年度の売上高は5,040百万円(前期比39.1%減)、経常損失は2,046百万円(前連結会計年度は1,644
百万円の経常利益)となりました。
 当連結会計年度に、直営専門店28店舗を新規オープンし、当社商品のブランド価値を直接お客様にお伝えし、認
知度の向上を図りました。
 WELLNESSカテゴリの「SIXPAD」「Style」については百貨店市場でのイベント販売の拡大、Foot Fitシリーズの
発売を皮切りに、EMSの市場需要をさらに活性化させ、シーズン需要と合わせた店頭装飾/訴求を実施し、お客様に
お喜びいただけた結果、さらなる認知拡大を実現する事が出来ました。
 しかしながら、新EC法(中国電子商取引法)の影響によるインバウンド需要の急激な減少が継続しており、特に
BEAUTYカテゴリに位置する「ReFa」「MDNA SKIN」を中心に売上が減少しております。
  また、中国におけるReFaのトレンド需要の減少及び一般の旅行客の需要の減少が影響し、売上及び利益が減少致
しました。
  
⑤プロフェッショナル事業
 主な事業内容は、美容サロン運営事業者への卸売販売、エステティックサロン運営事業者への卸売販売及びフィ
ットネスクラブ運営事業者と提携している販売代理事業者への卸売販売、提携企業での職域販売(社員への直接販
売)並びにフィットネスクラブでの一般消費者への直接販売となります。
 当連結会計年度の売上高は5,223百万円(前期比17.0%減)、経常損失は881百万円(前連結会計年度は943百万
円の経常利益)となりました。
 2018年10月開催の「ビューティーワールド ジャパン ウェスト」及び2019年5月開催の「ビューティーワールド
ジャパン イースト」へ出展、新規サロン開拓(契約)と当社の認知度のさらなる向上を図りました。職域販売に
おいては、提携企業にて健康経営をサポートする「MTG WELLNESSセミナー」の紹介が、2018年12月より各種メディ
アに掲載されました。また、2019年3月にフィットネスクラブの販売代理事業者に対し、一般社団法人日本ホーム
ヘルス協会の「ホームヘルス機械販売員資格」取得セミナーを実施致しました。
 国内美容サロン市場での商流を卸販売から取次販売に変更した影響により、売上高が減少しましたが、2019年8
月より来期発売の新商品「ReFa BEAUTECH DRYER」「ReFa BEAUTECH STRAIGHT IRON」の全国商談会を26回開催し、
来期の売上回復のベースを作りました。
  
⑥ウォーターサーバー事業
    主な事業内容は、天然水の宅配並びに専用ウォーターサーバーの販売及びレンタル事業となります。
    当連結会計年度の売上高は1,147百万円(前期比25.9%増)、経常損失は930百万円(前連結会計年度は1,018百
万円の経常損失)となりました。
 ウォーターサーバー事業においては、2018年11月に「MARK IS 福岡ももち」にKiralaブランドの直営専門店をオ
ープン致しました。また「第11回 ペアレンティングアワード」において「モノ部門」を受賞致しました。
 首都圏及び関西への販売エリア拡大に伴いユーザー数も増加し、売上増加の要因となりました。
 2019年3月よりペットボトル飲料事業を展開し、DREAMS COME TRUEのコンサートツアーにて、限定オリジナルラ
ベルのミネラルウォーターを販売致しました。
 



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⑦その他事業
 主な事業内容は、EV事業、中古自動車販売事業、SIXPAD STATION事業及びスマートリング(近距離無線通信を搭
載した指に装着するリング)の製造販売を行うIoT事業となります。
 当連結会計年度の売上高は847百万円(前期比53.3%増)、経常損失は1,005百万円(前連結会計年度は1,010百
万円の経常損失)となりました。
 当連結会計年度は、EV事業及びSIXPAD STATION事業が本格化したため、売上増加の要因となりました。しかしな
がらスマートリング事業においては費用が増加したため、利益が減少致しました。
  
 これらのセグメントで取り扱っている主なブランド及び商品は、次のとおりです。
  
(ReFaブランド)
 2018年10月にReFaブランドから初となるベースメイク「ReFa FIZZ FOUNDATION」、「ReFa PROTECT POWDER」を
発売致しました。2018年11月には乾燥小ジワケア「ReFa LINE LIFT & ReFa WRINKLE CREAM」、「ReFa CAXA
(Pink/White)」、「ReFa CAXA RAY(Red) & ReFa EXPRESSION GROSSY CREAM」を発売致しました。2019年2月に
ブランド誕生10周年を記念し、「ReFa CARAT RAY (Red/Blue/Violet)」を発売致しました。さらに2019年6月には
「ReFa DOUBLE RAY/ReFa DOUBLE」、「ReFa 4 CAXA RAY/4 CAXA(Black)」を発売致しました。2019年8月にはコ
ラーゲンのゼリータイプとなる「ReFa COLLAGEN ENRICH JERRY」を発売致しました。2019年9月には、前後に動く
ローラーが特徴的な「ReFa MOTION CARAT/ReFa MOTION PRO」を一部先行店舗にて発売を開始しました。プロモー
ションとしても、2018年12月にはReFa国内初の美容習慣提案イベント「Discover Brilliant Maison by ReFa」の
開催や、2019年5月に女性誌とタイアップし、SNSを中心としたCAXAキャンペーンを展開し、ユーザーからの投稿
参加型で認知拡大を図りました。国内の店舗においては、2019年2月松坂屋上野にReFaカウンター、2019年5月に
ギンザビビにReFaショップ、2019年6月に沖縄初のパルコシティカウンターをオープン致しました。さらに2019年
8月にはGINZA SIXにReFaショップを、新千歳空港免税店にReFaカウンターを、2019年9月には大丸心斎橋新本館
にReFaショップをオープン致しました。また2019年2月には、家電量販店に初のIN SHOP(店舗の売場に、自社で
独立した店舗形態の売場を設置し販売する形態)となるビックカメラ有楽町店を、2019年3月にはビックカメラな
んば店、2019年6月にはエディオンなんば店、ビックカメラ ビックロ新宿東口店、2019年9月にはビックカメラ
名古屋JRゲートタワー店のオープンと新事業の展開も拡大致しました。
 海外の店舗展開においては、2018年12月に代理商のEternal Asiaと戦略的パートナーを締結し、2019年5月に杭
州城西銀泰、杭州西湖銀泰、2019年6月に蘭州国芳百貨にReFaカウンターをオープン致しました。WEBでも2019年
4月に、中国大手ECプラットフォーム京東商城(JD.com)におけるReFa旗艦店や、大手ECプラットフォームを中心
に店舗をオープン致しました。また、アメリカにおける百貨店ECでの新店舗や高級百貨店への展開など、グローバ
ルにブランド拡大を図りました。
  
(MDNA SKINブランド)
 2018年11月に数量限定新商品「THE TREATMENT OIL」、2019年2月にブランド5周年記念とした限定商品「CLAY
MASK Limited Kit」、2019年5月に「BODY CARE SET(SHIMMERING BODY OIL POWDER & FINISHING BODY CREAM)」を
発売致しました。また2019年1月には、5周年のご愛顧に感謝し、ONYX BLACKの価格改定を行いました。
  アメリカにおいてはUSA限定商品として2019年8月に「THE BODY GROW」、2019年9月に「THE BEAUTY ROLLER
FOR EYES」を発売致しました。
 国内においては、新商品発売と合わせてキャンペーンを行い、新商品の販売強化及び認知を拡大し、中国におい
ても2019年1月から2月にかけて、SNSプロモーションにてインバウンド強化を図りました。
 2019年6月には、モンティカティーニとピサ大学との共同研究を世界皮膚科学会議にて発表するなどエビデンス
の価値を高め続けています。
  
(SIXPADブランド)
  2018年10月に新商品「SIXPAD Water Weight」「SIXPAD Foot Fit」、2018年11月に新商品「SIXPAD Bottom
Belt」、2019年3月に新商品「SIXPAD Power Roller」、「SIXPAD Power Roller S」、「SIXPAD Body Roller」、
「SIXPAD Stretch Ring」、「SIXPAD Body Pole」及び「SIXPAD Kettle Bell (4kg/8kg)」、2019年4月に新商
品「SIXPAD Push Up Bar」、「SIXPAD Training Band」、「SIXPAD Ankle Weight(1kg/2kg/3kg)」、
「SIXPAD Foot Roller」、「SIXPAD Stretch Rod」、「SIXPAD Exercise Band」、2019年7月に新商品「SIXPAD
Chest Fit」、「SIXPAD Soy Isoflavones」、「SIXPAD Foot Fit Plus」、2019年8月に新商品「SIXPAD Facial
Roller」、2019年9月に新商品「SIXPAD Balance Ball」及び「SIXPAD Training Mat」を発売致しました。
  CMについてはクリスティアーノ・ロナウド選手を起用し、Chest FitとFoot Fitのブランドムービーの放映を8
月19日より開始致しました。



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     新規店舗の出店については、2018年10月に「MARK IS みなとみらい」及び「越谷レイクタウン」、2018年11月に
    「MARK IS 福岡ももち」、2019年3月に「遠鉄百貨店」及び「ららぽーとTOKYO-BAY」で、直営専門店をオープン
    致しました。
     2019年3月に、SIXPAD STATIONを含め「健康未来EXPO 2019」に出展致しました。また、日本スポーツ用品実行
    委員会が主催する「日本スポーツ用品大賞2018」おいては3部門にわたって受賞し、最も革新的な商品部門におい
    ては2年連続で受賞致しました。
     2019年4月にSIXPAD STATION二号店となる六本木店をオープン致しました。
     海外においては、2018年11月に第1回中国国際輸入博覧会に出展、2019年3月よりTmallに加え、JD(京東)で
    の販売を開始致しました。2019年6月には、青島海信広場にて新規店舗をオープンし、アジア地域での認知度拡大
    と売上高の増加を図りました。
     2019年9月にはSIXPADブランドの累計出荷台数が200万台を突破致しました。
      
    (Styleブランド)
     2019年4月にStyle BXシリーズとして新商品「Style BX(ホワイト)」「Style BX Kids」「Style BX Plus」
    「Style BX Loop」の4アイテムを発売致しました。
     2018年10月に「ららぽーと湘南平塚」、2019年3月に「松坂屋名古屋店」及び「ららぽーとTOKYO-BAY」、2019
    年4月に「遠鉄百貨店」及び「イオンモール名取」、2019年9月に「大丸心斎橋店」で直営専門店がオープン致し
    ました。また、2018年11月に「第1回中国国際輸入博覧会」、2019年3月には「健康未来EXPO 2019」に出展し、
    国内外ともに認知度拡大と売上高の増加を図りました。
      
    (PAOブランド)
     継続したTVCMの放映や国内のTV番組に取り上げられたことにより、ブランドの露出回数が増加し、認知度拡大に
    つながりました。この結果、2018年12月に顔の筋肉を鍛えるトレーニングアイテム「FACIAL FITNESS PAO」が、累
    計出荷数100万本を突破致しました。また認知の持続と市場活性による新規顧客の開拓のために、2018年12月、
    2019年3月と、関東、関西、名古屋エリアにてTVCMを実施致しました。さらに、2019年8月からは内容を一新した
    TVCMを実施致しました。
      2019年3月に「健康未来EXPO 2019」に出展致しました。新たな訴求軸のコミュニケーション開発も視野に、ブ
    ランド拡大を図っています。
      
    (Kiralaブランド)
     2018年11月に「MARK IS 福岡ももち」にKiralaブランドの直営専門店をオープン致しました。また「第11回 ペ
    アレンティングアワード」において「モノ部門」を受賞致しました。新たな顧客接点及び市場開拓を目的として、
    展示会(2019年3月「健康未来EXPO 2019」、2019年8月「YOGA JAPAN 2019」、2019年9月「東京インターナショ
    ナルギフト・ショー 秋2019」その他健康、スポーツ関連)へ積極出展致しました。
     さらに、2019年3月よりペットボトル飲料事業を展開し、DREAMS COME TRUEのコンサートツアーを始めとする各
    種イベント、企業様向けオリジナルラベルのミネラルウォーターを販売致しました。
      
    (その他)
     2018年10月に連結子会社として、株式会社MTG Venturesを設立致しました。当連結子会社は、当社のBEAUTY&
    WELLNESS事業分野の拡大に向け設立したコーポレートベンチャーキャピタルとなります。
      2018年11月に連結子会社として、五島の椿株式会社を設立致しました。当連結子会社では、長崎県五島列島に古
    来から自生する五島椿を活用した事業展開を行うことで、新規事業創発及び地域活性化への貢献を目指しておりま
    す。
     また、2019年2月にMTGV投資事業有限責任組合を設立致しました。本組合は株式会社MTG Venturesが運用し、総
    額約50億円をBEAUTY&WELLNESS TECHを持つスタートアップ企業を中心に投資を行うファンドとなります。
      
     以上の結果、当連結会計年度の売上高は36,046百万円(前期比38.3%減)となりました。また、営業損失は
    14,421百万円(前連結会計年度は営業利益6,925百万円)、経常損失は14,698百万円(前連結会計年度は経常利益
    6,936百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は26,207百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期
    純利益4,002百万円)となりました。
 




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(2)当期の財政状態の概況
 (資産)
   当連結会計年度末の資産につきましては、40,955百万円となり、前連結会計年度末に比べ31,267百万円減少し
     ました。これは主に現金及び預金の減少16,168百万円、受取手形及び売掛金の減少5,422百万円、商品及び製品
     の減少4,141百万円及び土地の減少3,166百万円によるものであります。
    
 (負債)
      当連結会計年度末の負債につきましては、9,233百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,944百万円減少しま
     した。これは主に支払手形及び買掛金の減少5,235百万円及び未払法人税等の減少2,616百万円によるものであり
     ます。
       
 (純資産)
   当連結会計年度末の純資産につきましては、31,721百万円となり、前連結会計年度末に比べ26,323百万円減少
     しました。これは主に親会社株主に帰属する当期純損失26,207百万円による利益剰余金の減少26,271百万円によ
     るものであります。
   
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
  当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)につきましては、13,886百万円(前期比53.8%
 減)となりました。
     各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
      
 (営業活動によるキャッシュ・フロー)
   営業活動の結果、使用した資金は、11,594百万円(前期比850.9%増)となりました。これは主に、税金等調
     整前当期純損失24,752百万円、減損損失9,128百万円、売上債権の減少額6,002百万円、たな卸資産の減少額
     5,002百万円、仕入債務の減少額5,199百万円及び法人税等の支払額4,691百万円によるものであります。
  
 (投資活動によるキャッシュ・フロー)
      投資活動の結果、使用した資金は、4,547百万円(前期比17.5%減)となりました。これは主に有形固定資産
     の取得による支出1,916百万円、無形固定資産の取得による支出915百万円及び投資有価証券の取得による支出
     1,793百万円によるものであります。
  
 (財務活動によるキャッシュ・フロー)
   財務活動の結果、使用した資金は、55百万円(前連結会計年度は31,546百万円の獲得)となりました。これは
     主に短期借入れによる収入2,892百万円、短期借入金の返済による支出2,940百万円、株式の発行による収入48百
     万円及び配当金の支払額63百万円によるものであります。
   
(4)今後の見通し
  翌連結会計年度(2020年9月期)の連結業績予想につきましては、売上高38,000百万円(前期比5.4%増)、営
 業損失2,000百万円、経常損失2,000百万円、親会社に帰属する当期純損失2,000百万円を見込んでおります。
  また、上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績
 は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
    
(5)継続企業の前提に関する重要事象等
  当社グループは、当連結会計年度において、売上高が著しく減少しており、重要な営業損失、経常損失、親会社
 株主に帰属する当期純損失及びマイナスの営業キャッシュ・フローを計上したことから、現時点においては継続企
 業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。
  現状の当社グループの現金及び預金の残高にて、当面の間の運転資金が十分に賄える状況であることから、重要
 な資金繰りの懸念はありません。
  また、当社グループは、新商品発売や徹底した経費の削減などの業績改善施策を段階的に実行していくことによ
 って、当該事象の解消ができるものと考えていることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められな
 いものと判断し、連結財務諸表の「継続企業の前提に関する注記」には記載しておりません。
      




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                                   株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
     当社グループは、連結財務諸表の期間及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は日本基準で連結財務諸表を作成
    する方針であります。なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、国内外の諸情勢を検討の上、
    適切に対応していく方針であります。
 




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                                        株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

3.連結財務諸表及び主な注記
    (1)連結貸借対照表
                                                       (単位:百万円)

                                 前連結会計年度            当連結会計年度
                                (2018年9月30日)       (2019年9月30日)
    資産の部                                                            
     流動資産                                                           
       現金及び預金                             30,055              13,886
       受取手形及び売掛金                           9,133               3,710
       商品及び製品                             10,367               6,226
       原材料及び貯蔵品                            2,552               1,559
       前払費用                                1,353                 196
       その他                                   940               4,053
       貸倒引当金                                 △7                  △7
       流動資産合計                             54,396              29,625
     固定資産                                                           
       有形固定資産                                                       
         建物及び構築物                           1,805               1,209
          減価償却累計額                          △520                △744
          建物及び構築物(純額)                      1,285                 465
         機械装置及び運搬具                           207                 123
          減価償却累計額                           △90                △123
          機械装置及び運搬具(純額)                      116                   0
         工具、器具及び備品                         3,292               3,229
          減価償却累計額                         △2,546             △3,217
          工具、器具及び備品(純額)                      746                  11
         土地                               12,224               9,058
         建設仮勘定                                58                   2
         有形固定資産合計                         14,432               9,537
       無形固定資産                                                       
         ソフトウエア                              347                   0
         のれん                                 271                  -
         その他                                 172                  21
         無形固定資産合計                            792                  21
       投資その他の資産                                                     
         投資有価証券                              442               1,191
         繰延税金資産                            1,360                   7
         その他                                 803                 597
         貸倒引当金                               △2                 △25
         投資その他の資産合計                        2,603               1,770
       固定資産合計                             17,827              11,330
     資産合計                                 72,223              40,955
 




                              - 8 -
                                     株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

 
                                                    (単位:百万円)

                              前連結会計年度            当連結会計年度
                             (2018年9月30日)       (2019年9月30日)
    負債の部                                                         
     流動負債                                                        
       支払手形及び買掛金                        6,270               1,034
       未払金                              2,310               2,892
       未払法人税等                           2,783                 167
       賞与引当金                              297                 386
       役員賞与引当金                             16                   0
       ポイント引当金                             31                  31
       返品調整引当金                            237                 561
       製品保証引当金                            122                 139
       その他                              2,090               2,825
       流動負債合計                          14,160               8,039
     固定負債                                                        
       その他                                 17               1,194
       固定負債合計                              17               1,194
     負債合計                              14,178               9,233
    純資産の部                                                        
     株主資本                                                        
       資本金                             16,585              16,610
       資本剰余金                           23,210              23,236
       利益剰余金                           18,194             △8,076
       自己株式                                -                  △0
       株主資本合計                          57,991              31,770
     その他の包括利益累計額                                                 
       その他有価証券評価差額金                        70                  66
       為替換算調整勘定                          △21                △218
       その他の包括利益累計額合計                       48               △152
     新株予約権                                  4                   4
     非支配株主持分                               -                   99
     純資産合計                             58,045              31,721
    負債純資産合計                            72,223              40,955
 




                           - 9 -
                                            株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

    (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
     (連結損益計算書)
                                                             (単位:百万円)

                                     前連結会計年度               当連結会計年度
                                   (自 2017年10月1日        (自 2018年10月1日
                                    至 2018年9月30日)        至 2019年9月30日)
    売上高                                        58,377              36,046
    売上原価                                       21,724              19,679
    売上総利益                                      36,652              16,367
     返品調整引当金戻入額                                   126                 237
     返品調整引当金繰入額                                   237                 561
    差引売上総利益                                    36,541              16,044
    販売費及び一般管理費                                 29,615              30,465
    営業利益又は営業損失(△)                               6,925             △14,421
    営業外収益                                                                
     受取利息及び配当金                                      3                  12
     受取地代家賃                                       194                 196
     権利金収入                                        180                  -
     関係会社株式売却益                                     -                   50
     受取損害賠償金                                       -                   56
     訴訟損失引当金戻入額                                   100                  -
     その他                                           64                  88
     営業外収益合計                                      543                 404
    営業外費用                                                                
     支払利息                                          19                  28
     為替差損                                           8                 569
     株式交付費                                        256                  -
     持分法による投資損失                                   200                  -
     その他                                           47                  84
     営業外費用合計                                      532                 681
    経常利益又は経常損失(△)                               6,936             △14,698
    特別損失                                                                 
     固定資産除却損                                       41                  -
     投資有価証券評価損                                     -                  925
     減損損失                                          79               9,128
     特別損失合計                                       121              10,054
    税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
                                                6,815             △24,752
    失(△)
    法人税、住民税及び事業税                                3,370                  75
    法人税等調整額                                     △557                1,386
    法人税等合計                                      2,813               1,461
    当期純利益又は当期純損失(△)                             4,002             △26,214
    非支配株主に帰属する当期純損失(△)                             -                  △6
    親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
                                                4,002             △26,207
    帰属する当期純損失(△)
 




                                  - 10 -
                                    株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

     (連結包括利益計算書)
                                                     (単位:百万円)

                             前連結会計年度               当連結会計年度
                           (自 2017年10月1日        (自 2018年10月1日
                            至 2018年9月30日)        至 2019年9月30日)
    当期純利益又は当期純損失(△)                    4,002              △26,214
    その他の包括利益                                                     
     その他有価証券評価差額金                         39                  △4
     為替換算調整勘定                           △14                 △196
     その他の包括利益合計                           24                △201
    包括利益                               4,027              △26,415
    (内訳)                                                         
     親会社株主に係る包括利益                      4,027              △26,408
     非支配株主に係る包括利益                         -                   △6
 




                          - 11 -
                                                            株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

    (3)連結株主資本等変動計算書
            前連結会計年度(自   2017年10月1日     至   2018年9月30日)
                                                                                    (単位:百万円)

                                                         株主資本

                         資本金           資本剰余金             利益剰余金         自己株式         株主資本合計

    当期首残高                      100           2,128           14,213           △40       16,402

    当期変動額                                                                                     
    新株の発行                   16,485          16,485                                      32,971

    剰余金の配当                                                      △21                      △21

    親会社株主に帰属する当期純利
    益
                                                             4,002                      4,002

    自己株式の処分                                  4,596                             40       4,636

    株主資本以外の項目の当期変動
    額(純額)
                                                                                              

    当期変動額合計                 16,485          21,082           3,980             40       41,589

    当期末残高                   16,585          23,210           18,194            -        57,991

 
                                                                                               
                                  その他の包括利益累計額

                                                                       新株予約権        純資産合計
                        その他有価証券                         その他の包括利益
                                      為替換算調整勘定
                                                         累計額合計
                         評価差額金

    当期首残高                       31             △6                24             4       16,431

    当期変動額                                                                                     
    新株の発行                                                                               32,971

    剰余金の配当                                                                               △21

    親会社株主に帰属する当期純利
    益
                                                                                        4,002

    自己株式の処分                                                                             4,636

    株主資本以外の項目の当期変動
                                39            △14                24            -             24
    額(純額)

    当期変動額合計                     39            △14                24            -        41,613

    当期末残高                       70            △21                48             4       58,045

 




                                           - 12 -
                                                                     株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

            当連結会計年度(自   2018年10月1日        至    2019年9月30日)
                                                                                                    (単位:百万円)

                                                               株主資本

                         資本金              資本剰余金               利益剰余金                自己株式             株主資本合計

    当期首残高                   16,585                   23,210           18,194              -             57,991

    当期変動額                                                                                                     
    新株の発行                           24                  24                                                   48

    剰余金の配当                                                              △63                               △63

    親会社株主に帰属する当期純損
    失(△)
                                                                     △26,207                           △26,207

    自己株式の取得                                                                               △0               △0
    連結子会社株式の売却による持
    分の増減
                                                          1                                                   1

    株主資本以外の項目の当期変動
    額(純額)
                                                                                                              

    当期変動額合計                         24                  25           △26,271              △0           △26,221

    当期末残高                   16,610                   23,236          △8,076               △0            31,770

 
                                                                                                               
                               その他の包括利益累計額

                                                       その他の            新株予約権       非支配株主持分           純資産合計
                       その他有価証券           為替換算
                                         調整勘定
                                                      包括利益累計額
                        評価差額金
                                                        合計

    当期首残高                      70             △21               48             4               -        58,045

    当期変動額                                                                                                     
    新株の発行                                                                                                    48

    剰余金の配当                                                                                                △63

    親会社株主に帰属する当期純損
    失(△)
                                                                                                       △26,207

    自己株式の取得                                                                                                △0
    連結子会社株式の売却による持
    分の増減
                                                                                                              1

    株主資本以外の項目の当期変動
                            △4                △196            △201             0               99        △102
    額(純額)

    当期変動額合計                 △4                △196            △201             0               99      △26,323

    当期末残高                      66             △218            △152             4               99       31,721

 




                                                - 13 -
                                        株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

    (4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                         (単位:百万円)

                                 前連結会計年度               当連結会計年度
                               (自 2017年10月1日        (自 2018年10月1日
                                至 2018年9月30日)        至 2019年9月30日)
    営業活動によるキャッシュ・フロー                                                  
     税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純
                                           6,815              △24,752
     損失(△)
     減価償却費                                 1,032                1,207
     減損損失                                     79                9,128
     賞与引当金の増減額(△は減少)                        △90                    89
     訴訟損失引当金の増減額(△は減少)                     △306                    -
     為替差損益(△は益)                              △6                   173
     投資有価証券評価損益(△は益)                          -                   925
     株式交付費                                   256                   -
     売上債権の増減額(△は増加)                       △2,565                6,002
     たな卸資産の増減額(△は増加)                      △5,448                5,002
     仕入債務の増減額(△は減少)                        1,705              △5,199
     未払金の増減額(△は減少)                        △1,348                  655
     その他                                     253                △121
     小計                                      376              △6,888
     利息及び配当金の受取額                               3                   12
     利息の支払額                                 △21                  △26
     法人税等の支払額                             △1,578              △4,691
     営業活動によるキャッシュ・フロー                     △1,219              △11,594
    投資活動によるキャッシュ・フロー                                                 
     有形固定資産の取得による支出                       △4,767              △1,916
     無形固定資産の取得による支出                        △145                 △915
     投資有価証券の取得による支出                         △34               △1,793
     連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
                                                0                    -
     収入
     関係会社株式の取得による支出                        △300                    -
     関係会社株式の売却による収入                           -                   200
     その他                                   △265                 △121
     投資活動によるキャッシュ・フロー                     △5,512              △4,547
    財務活動によるキャッシュ・フロー                                                 
     短期借入金の純増減額(△は減少)                     △5,303                   -
     短期借入れによる収入                               -                 2,892
     短期借入金の返済による支出                            -               △2,940
     長期借入れによる収入                            3,240                   -
     長期借入金の返済による支出                        △3,720                   -
     株式の発行による収入                           32,715                   48
     自己株式の売却による収入                          4,636                   -
     配当金の支払額                                △21                  △63
     その他                                      -                     7
     財務活動によるキャッシュ・フロー                     31,546                 △55
    現金及び現金同等物に係る換算差額                          24                   28
    現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                   24,839              △16,168
    現金及び現金同等物の期首残高                         5,215               30,055
    現金及び現金同等物の期末残高                        30,055               13,886
 




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                                     株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

    (5)連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
      該当事項はありません。
 
    (表示方法の変更)
     (「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
       「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号   平成30年2月16日)を当連結会計年度
      の期首から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示す
      る方法に変更しております。
       この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」1,295百万円は、
      「投資その他の資産」の「繰延税金資産」1,360百万円に含めて表示しております。
       




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     (セグメント情報等)
              【セグメント情報】
               1.報告セグメントの概要
                 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であ
                り、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となってい
                るものであります。
                 当社グループは、販売チャネルを基礎としたセグメントから構成されており、「グローバル事業」、
                「リテールマーケティング事業」、「ダイレクトマーケティング事業」、「ブランドストア事業」、「プ
                ロフェッショナル事業」、「ウォーターサーバー事業」、「その他事業」の7つに分類しております。
                 当連結会計年度より、「その他事業」に含まれていた「ウォーターサーバー事業」について、量的な重
                要性が増したため報告セグメントとして記載する方法に変更しております。
                 なお、前連結会計年度のセグメント情報は、当連結会計年度の報告セグメントの区分に基づき作成した
                ものを開示しております。
 
               2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
                 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計方
                針に準拠した方法であります。
                    報告セグメントの利益又は損失は、経常利益又は経常損失であります。
 
               3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
                 前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
                                                                                                                               (単位:百万円)
                                                               報告セグメント
                                                                                                                                       連結損益
                                     リテー
                                                  ダイレク                     プロフ                                                調整額      計算書
                                     ルマー               ブランド                            ウォータ その他事
                        グローバ                      トマーケ                     ェッシ                                                (注)2     計上額
                                     ケティ               ストア事                            ーサーバ  業                    計
                        ル事業                       ティング                     ョナル                                                         (注)3
                                     ング事                業                              ー事業 (注)1
                                                   事業                       事業
                                      業
    売上高                                                                                                                                      
     外部顧客への
                        19,839       12,132       10,361       8,282       6,296          911          552       58,377           -    58,377
     売上高
     セグメント間
     の内部売上高                 -           -             -           -           -            -            -             -           -       -
     又は振替高
       計                19,839       12,132       10,361       8,282       6,296          911          552       58,377           -    58,377
    セグメント利益
                         2,515       3,703         4,554       1,644         943       △1,018       △1,010       11,332       △4,395    6,936
    又は損失(△)
    その他の項目                                                                                                                                   

     減価償却費                 241         207           109         196          68          116           21          959           72    1,032
               (注)1.「その他事業」は、EV事業、中古自動車販売事業、SIXPAD STATION事業、スマートリングの製造
                    販売を行うIoT事業及びOEM事業等を含んでおります。
                        2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△4,395百万円には、各報告セグメントに配分していない
                          全社費用△4,395百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販
                          売費及び一般管理費であります。
                        3.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
                        4.当社グループは、報告セグメントに資産を配分していないため、「セグメント資産」及び「有形
                          固定資産及び無形固定資産の増加額」の記載を省略しております。
                           但し、関連する費用については合理的な基準に基づき、各報告セグメントに配分しております。
                 




                                                                   - 16 -
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                当連結会計年度(自                   2018年10月1日            至   2019年9月30日)
                                                                                                                           (単位:百万円)
                                                         報告セグメント
                                                                                                                                   連結損益
                                リテー
                                            ダイレク                      プロフ                                                 調整額      計算書
                                ルマー              ブランド                             ウォータ その他事
                   グローバ                     トマーケ                      ェッシ                                                 (注)2     計上額
                                ケティ              ストア事                             ーサーバ  業                     計
                   ル事業                      ティング                      ョナル                                                          (注)3
                                ング事               業                               ー事業 (注)1
                                             事業                        事業
                                 業
    売上高                                                                                                                                  
     外部顧客への
                    6,136       8,162        9,488        5,040       5,223        1,147          847       36,046            -    36,046
     売上高
     セグメント間
     の内部売上高            -           -            -            -           -            -            -              -           -       -
     又は振替高
       計            6,136       8,162        9,488        5,040       5,223        1,147          847       36,046            -    36,046
    セグメント利益
                   △5,796       △355         1,147       △2,046       △881         △930        △1,005       △9,870        △4,828 △14,698
    又は損失(△)
    その他の項目                                                                                                                               

     減価償却費            276         257          168          173          92           95           85        1,150            57    1,207
              (注)1.「その他事業」は、EV事業、中古自動車販売事業、SIXPAD STATION事業及びスマートリングの製
                   造販売を行うIoT事業を含んでおります。
                   2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△4,828百万円には、各報告セグメントに配分していない
                     全社費用△4,828百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販
                     売費及び一般管理費であります。
                   3.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の経常損失と調整を行っております。
                   4.当社グループは、報告セグメントに資産を配分していないため、「セグメント資産」及び「有形
                     固定資産及び無形固定資産の増加額」の記載を省略しております。
                       但し、関連する費用については合理的な基準に基づき、各報告セグメントに配分しております。
 




                                                              - 17 -
                                               株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

    (1株当たり情報)
                                        前連結会計年度           当連結会計年度
                                  (自     2017年10月1日     (自 2018年10月1日
                                   至     2018年9月30日)     至 2019年9月30日)

       1株当たり純資産額                            1,462.72円            795.76円
       1株当たり当期純利益又は
                                              116.90円          △659.91円
       1株当たり当期純損失(△)
       潜在株式調整後1株当たり当期純利益                      112.72円                     -
      (注)1.当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、
           1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
            2.当社は、2018年2月17日付で普通株式1株につき12株の株式分割を行っております。前連結会計年
              度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失及
              び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
            3.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定
              上の基礎は、以下のとおりであります。
                                        前連結会計年度           当連結会計年度
                                  (自     2017年10月1日     (自 2018年10月1日
                                   至     2018年9月30日)     至 2019年9月30日)
       1株当たり当期純利益又は1株当たり当期
                                                                       
       純損失
        親会社株主に帰属する当期純利益又は親
        会社株主に帰属する当期純損失(△)                      4,002           △26,207
        (百万円)
        普通株主に帰属しない金額(百万円)                         -                  -
        普通株式に係る親会社株主に帰属する
        当期純利益又は親会社株主に帰属する                      4,002           △26,207
        当期純損失(△)(百万円)
        普通株式の期中平均株式数(株)                   34,239,767         39,714,091
                                                                       
       潜在株式調整後1株当たり当期純利益                                               
        親会社株主に帰属する当期純利益調整額
                                                  -                  -
        (百万円)
        普通株式増加数(株)                         1,269,653                 -
            (うち新株予約権(株))                 (1,269,653)               (-)
        希薄化効果を有しないため、潜在株式調
        整後1株当たり当期純利益の算定に含め                        -                  -
        なかった潜在株式の概要
 
    (重要な後発事象)
      該当事項はありません。
 




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                                                               株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

     4.その他
      2020年9月期連結業績予想補足資料
        2020年9月期(2019年10月1日~2020年9月30日)における当社グループの連結業績予想は、次のとおりであり
      ます。
      【連結】
                                                                                     (単位:百万円・%)
 
                                                               2019年9月期
                                   2020年9月期                                           2019年9月期
                                                             第2四半期連結累計期間
                                     (予想)                                               (実績)
                                                                 (実績)
              
                                    対売上          対前期                      対売上                   対売上
                                                                                       
                                    高比率          増減率                      高比率                   高比率

    売上高                   38,000      100.0            5.4    18,212       100.0    36,046       100.0

    営業損失(△)              △2,000         -              -     △4,502          -     △14,421         -

    経常損失(△)              △2,000         -              -     △4,406          -     △14,698         -
    親会社株主に帰属する
                         △2,000         -              -     △5,761          -     △26,207         -
    当期(四半期)純損失(△)
    1株当たり当期(四半期)
                                              △50円36銭                  △145円14銭              △659円91銭
    純損失(△)
    1株当たり配当金                                    0円00銭                    0円00銭                 0円00銭
(注)1.2019年9月期(実績)及び2019年9月期第2四半期連結累計期間(実績)の1株当たり当期(四半期)純損失
     は期中平均発行済株式数により算出しております。
      2.2020年9月期(予想)の1株当たり当期純損失は期中平均発行済株式数により算出しております。
 
      【2020年9月期連結業績予想の前提条件】
       1.当社グループ全体の見通し
           当社グループは「ブランド開発カンパニー」として「クリエイション」「テクノロジー」「ブランディン
          グ」「マーケティング」の4つの軸を融合した事業ビジョンに基づき、世界中の人々の人生をより美しく、よ
          り健康的に輝かせるためのBEAUTY・WELLNESSをテーマにしたブランド及び商品の開発を行っており、積極的な
          新商品開発、マーケティング、当社技術の研究発表、市場開拓、海外展開及び事業提携を進めてまいります。
          2020年9月期では、各ブランドの価値を高めるプロモーションや研究開発を実施しながらも、投資の選択と集
          中を実施し、当社グループ全体の成長を実現してまいります。
           
          (ReFaブランド)
             2020年9月期は、美容ローラーに次ぐ、新たな柱の構築を目指してまいります。その第一弾として2019年
           10月16日より、ReFaブランドから「ReFa BEAUTECH DRYER」と「ReFa BEAUTECH STRAIGHT IRON」がプロフェ
           ッショナル事業専売で発売開始しており、大変良いスタートを切っております。また、「BEAUTY SHOWER」
           カテゴリの強化に注力しており、現行モデルに加えて、新機能を搭載した新商品を2020年夏に発売すること
           を計画しております。リスク要因として、消費税増税の影響、韓国での不買運動、香港デモの影響、2019年
           1月に施行された中国新EC法による日本国内と韓国免税店での代行業者の買い控えの発生などを計画内に加
           味しております。
            以上より、2020年9月期においては、売上高は13,800百万円(前期比6%増)を見込んでおります。
 
          (SIXPADブランド)
            2020年9月期は、2019年9月期の発売以来、順調に販売数を伸ばしている「SIXPAD Foot Fit」シリーズ
           の拡販に注力してまいります。D2C(Direct to Consumer)を強化し、新規販売チャネルも開拓していきま
           す。現状の販売実績と今後の販売見込みを受けて、生産体制の増強にも取り組みます。また、2018年7月に
           開始した、SIXPAD ブランド初の会員制サービスとなるEMS(筋電気刺激)トレーニング・ジム「SIXPAD
           STATION」が事業開始以来、順調に会員数を伸ばしております。2019年11月に赤坂に国内3号店、2020年春
           に八王子に国内4号店、2020年夏に東京都内に国内5号店のオープンを計画しており、今後の店舗数拡大に
           向けた基盤作りを行ってまいります。リスク要因として、消費税増税の影響、韓国での不買運動、香港デモ
           の影響、2020年夏の東京オリンピック開催中のマーケティング費高騰の想定などを計画内に加味しておりま
           す。
            以上より、2020年9月期においては、売上高は15,700百万円(前期比16%増)を見込んでおります。

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                                          株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

        (その他)
          その他の「MDNA SKIN」「Style」「Kirala」「PAO」などのブランドは、経営資源の選択と集中により、
         投資対効果が高い投資のみを限定して実施するため、堅実な計画を策定しております。一方で、新ブランド
         として、2019年11月8日に「Beauty Connection」の銀座1号店をオープンいたしました。4つのフロアか
         ら構成された美の施設を通して、Vital Beautyを発信し、商品発表会などの会場としても活用してまいりま
         す。また、2020年9月期はAIモーションマットレスの新ブランド「NEWPEACE」を2020年1月にリリースし、
         2月から発売開始予定となっております。
     
     
    2.連結業績予想の前提条件
      連結業績予想については、セグメント別に予測をすることにより算出しております。
        (1)売上高
         ①グローバル事業
           主な事業内容は、海外グループ会社ECサイト及び海外のインターネット通信販売事業者の運営するECサ
          イトを通じた一般消費者への直接販売、並びに海外のインターネット通信販売事業者、海外の販売代理事
          業者、海外の美容専門店及び海外の百貨店運営事業者への卸売販売となります。
           各国の販売トレンドを直近3ヶ月の売上高と過去1年間の季節変動要因を基に分析し、加えて取引先パ
          ートナーとの商談状況を踏まえて、国別、取引先パートナー別及びブランド別に売上高を計画しておりま
          す。2020年9月期は、前年及び直近の売上趨勢、シーズン、中国インバウンド客の来店動向等を考慮し、
          各ブランド、各国、各市場において不採算店舗の削減を計画しており、海外現地法人の収益改善に取り組
          みます。また、韓国での不買運動や香港デモのリスクを最大限加味した計画策定を行っております。
           以上の前提条件のもと、2020年9月期においては、当事業の売上高は5,800百万円(前期比5%減)を見
          込んでおります。
 
         ②リテールマーケティング事業
           主な事業内容は、量販店運営事業者への卸売販売及びカタログ販売並びにテレビ通信販売事業者への卸
          売販売となります。
           前者の卸売販売には、ReFa、SIXPADのIN SHOP事業(店舗の売場に、自社で独立した店舗形態の売場を設
          置し販売する形態)が含まれており、店舗数と店舗1店舗当たりの売上高計画にて算出しております。
          2020年9月期は、前年及び直近の売上趨勢、シーズン、インバウンド客の来店動向等を考慮し、不採算店
          舗の削減を計画しております。IN SHOP事業以外は、2019年9月期販売実績により販売トレンドを分析
          し、主要取引先を中心に1店舗当たり売上高計画を想定しております。取引先企業は据え置きで見込んで
          おりますが、選択と集中をより明確にするため、取引店舗数はIN SHOP事業同様に削減を計画するととも
          に、1店舗当たり売上高計画を基に、売上高計画を策定しております。後者の卸売販売については、取引
          先企業数は据え置きで見込んでおり、2019年9月期の販売実績により販売トレンドを分析し、企業別売上
          高計画(オンエア/紙面掲載の回数と1回の売上高)を基に、売上高計画を策定しております。
           以上の前提条件のもと、2020年9月期においては、当事業の売上高は7,138百万円(前期比13%減)を見
          込んでおります。
 
         ③ダイレクトマーケティング事業
           主な事業内容は、当社及び国内他社ECサイトを通じた一般消費者への直接販売及びインターネット通信
          販売事業者への卸売販売となります。
           直接販売(自社サイトや楽天市場などのショッピングモールでの販売)については、過去2~3年のブ
          ランド別・アイテム別の販売トレンドを分析し、アイテム別販売台数を合計することにより算出しており
          ます。
           算出した売上高計画の妥当性を検証確保するために、当社ECサイトの会員数並びにECサイトへの訪問
          数、受注件数、成約率、受注単価、CPA(広告施策によって1件の最終的な成約を獲得するのにかかった費
          用を示す指標)、ROAS(投資した広告費に対して、どれだけ広告経由の売上が発生したかを測る指標)に基
          づき、必要な補正を行っております。卸売販売については、過去2~3年のブランド別・アイテム別の販
          売トレンド商談状況及び新商品の導入方針を基に、主要取引先別の売上高計画及び新規取引先の開拓計画
          より算出しております。また、2019年9月期より開始した「SIXPAD Foot Fit」の新聞広告の取り組みを
          強化してまいります。
           以上の前提条件のもと、2020年9月期においては、当事業の売上高は9,959百万円(前期比5%増)を見
          込んでおります。
 

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                                             株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

     ④ブランドストア事業
       主な事業内容は、百貨店運営事業者並びに免税店運営事業者への卸売販売及び当社運営の小売店舗での
      対面販売を通じた一般消費者への直接販売となります。
       当事業は、1店舗当たりの販売計画及び店舗数に基づき、売上高計画を策定しております。2020年9月
      期は、前年及び直近の売上趨勢、シーズン、インバウンド客の来店動向等を考慮し、各ブランド、各市場
      において不採算店舗の削減を計画しております。一方で、2020年9月期は、2019年11月8日に新ブランド
      「Beauty Connection」の銀座1号店をオープンいたしました。4つのフロアから構成された美の施設を
      通して、Vital Beautyを発信し、商品発表会などの会場としても活用してまいります。
       以上の前提条件のもと、2020年9月期においては、当事業の売上高は5,762百万円(前期比14%増)を見
      込んでおります。
 
     ⑤プロフェッショナル事業
       主な事業内容は、美容サロン運営事業者への卸売販売、エステティックサロン運営事業者への卸売販売
      及びフィットネスクラブ運営事業者と提携している販売代理事業者への卸売販売、提携企業での職域販売
      (社員への直接販売)並びにフィットネスクラブでの一般消費者への直接販売などとなります。
       当事業については、主に1人当たりの営業担当者の売上高計画と営業担当者の人員数により、売上高計
      画を策定しております。1人当たりの営業担当者の売上高計画については、対象とする事業者区分別に各
      業界・各事業環境の現状と2019年9月期の実績に基づき設定しております。販売代理事業者への卸売販売
      は、売上高が販売代理店事業者の販売員数に依存する構造になっているため、販売代理事業者に所属する
      販売員数の予測を基に売上高計画を算出しております。2020年9月期は2019年10月16日より、ReFaブラン
      ドから「ReFa BEAUTECH DRYER」と「ReFa BEAUTECH STRAIGHT IRON」がプロフェッショナル事業専売で発
      売開始しており、大変良いスタートを切っております。
       以上の前提条件のもと、2020年9月期においては、当事業の売上高は6,500百万円(前期比24%増)を見
      込んでおります。
 
     ⑥ウォーターサーバー事業
       主な事業内容は、天然水の宅配並びに専用ウォーターサーバーの販売及びレンタル事業となります。
       ウォーターサーバーのレンタル売上高計画については、契約者数にレンタル料を掛け合わせて算出して
      おります。天然水の売上高計画については、契約者数に1人当たり単価(過去1年間の月別平均利用実績
      をもとに算出)を乗じて算出しております。契約者数は、期首の契約者数に想定新規契約者数を加算し、
      想定解約者数(過去1年間の解約率(解約者数/前月の現存契約者数)の実績をもとに算出)を控除する
      ことにより、算出しております。想定新規契約者数は、営業人員と1人当たり契約人数を基に、算出して
      おります。炭酸ガスカートリッジの売上高計画については、炭酸ガスカートリッジを顧客が購入する確率
      を2019年9月期のリピート商品の販売実績と炭酸需要の予測より求め、契約者数に当該確率を乗じて算出
      しております。
       以上の前提条件のもと、2020年9月期においては、当事業の売上高は1,151百万円(前期比0%増)を見
      込んでおります。
 
     ⑦その他事業
       主な事業内容は、EV事業、中古自動車販売事業、SIXPAD STATION事業及びスマートリング(近距離無線
      通信を搭載した指に装着するリング)の製造販売を行うIoT事業となります。
       当事業については、各事業内容ごとに売上高計画を策定しております。SIXPAD STATION事業について
      は、2019年11月に赤坂に国内3号店、2020年春に八王子に国内4号店、2020年夏に東京都内に国内5号店
      のオープンを計画しております。
       以上の前提条件のもと、2020年9月期においては、当事業の売上高は1,690百万円(前期比100%増)を見
      込んでおります。
 
      以上の結果、売上高は38,000百万円(前期比5%増)を見込んでおります。
 
    (2)売上原価、売上総利益
      売上原価は、セグメント別売上高に対してセグメント別売上原価率を乗じることにより算出しておりま
     す。セグメント別売上原価は、2019年9月期の実績と2020年9月期のアイテム別の販売計画を基に設定して
     おります。
      以上の結果、売上原価は11,560百万円(前期比41%減)、売上総利益は26,440百万円(前期比62%増)を見込
     んでおります。

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                                      株式会社MTG(7806) 2019年9月期 決算短信

      (3)販売費及び一般管理費、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益
        販売費及び一般管理費は、マーケティング費(広告宣伝費及び販売促進費)、人件費、研究開発費、荷造運
       賃、その他の経費で構成されております。人件費は、採用計画及び人員計画に基づき算出しております。マ
       ーケティング費は、ブランド別のマーケティング計画に基づき算出しております。研究開発費は、ブランド
       別アイテム別の研究開発計画に基づき算出しております。また、その他の経費につきましては、2019年9月
       期の実績をもとに、具体的な増加、減少が見込まれる項目について勘定科目別に積み上げて算出しておりま
       す。マーケティング費の選択と集中、採用抑制による人件費の低下、勘定科目別に経費削減の徹底的な実施
       が主な減少要因となります。
        以上の結果、販売費及び一般管理費は28,440百万円(前期比7%減)、営業利益は△2,000百万円、経常利
       益は△2,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は△2,000百万円を見込んでおります。
        
    【連結業績予想に関するご留意事項】
     本資料に記載されている当社グループの業績見通しについては、本資料の作成時点において入手可能な情報によ
    る判断及び仮定を前提にしており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合があります。
 




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