7781 J-平山 2020-05-15 16:00:00
令和2年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
株式会社平山ホールディングス(7781) 令和2年6月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
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株式会社平山ホールディングス(7781) 令和2年6月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、4月1日発表の日銀短観にみられるとおり企業景況感は米
中貿易戦争と消費税増税による個人消費落ち込み、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞によ
り、急速に落ち込みました。大企業製造業の業況判断指数(DI)は、5四半期連続で悪化し、マイナスに転落
しました。
一方、2月の失業率も2.4%、有効求人倍率は1.45倍と前月比0.04ポイント低下し、一部製造業で解雇の動き
が見られました。
海外につきましては、世界貿易機関(WTO)が4月8日に発表したとおり、新型コロナウイルスの感染拡大
の影響で、2020年の世界のモノの貿易量が前年比で最大32%減、輸出ではアジアが14~36%減る予測でありま
す。世界金融危機後の2009年(13%減)を上回る打撃になり、世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱や大
幅な需要減退が響く状況が予想されております。また、4月14日IMF(国際通貨基金)が発表した世界の成長
率見通しでは、マイナス3.0%としており、1月より6.3ポイント下方修正されております。日本は、マイナス
5.2%、米国はマイナス5.9%となっております。
このような環境下、当社グループは、既存インソーシング・派遣事業において、医療機器、素材、食品関連分
野等を中心に、受注は引き続き堅調に推移したことから大幅な増収となりました。利益面では、堅調な受注と派
遣料改定および大規模請負事業所における自社コンサルタントによる現場改善により利益率を高めたことから当
累計期間の営業利益は大幅な増益となりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高17,472,749千円(前年同四半期比14.3%増)、営業利益381,850
千円(前年同四半期比189.1%増)、経常利益422,048千円(前年同四半期比154.4%増)、親会社株主に帰属す
る四半期純利益は消費税等簡易課税差額収入が特別利益として538,842千円発生したものの大口取引先の売掛債
権が回収困難になったことに伴う貸倒引当金繰入額134,801千円とこれに伴う減損損失が296,459千円等の一時的
な特別損失が515,224千円発生したことから146,933千円(前年同四半期比53.3%減)となりました。
セグメント別の業績の概況は、次のとおりです。
① インソーシング・派遣事業
インソーシング・派遣事業につきましては、医療機器、素材、食品関連分野等を中心に、受注は引き続き堅調
に推移したことから大幅な増収となりました。また、利益面では、大規模事業所の現場改善により請負業務を効
率化したことやFUNtoFUN株式会社ののれん償却費が減少したこと等から、利益改善し、大幅な増益を確
保しました。
採用面では、多様な媒体を効率的に使用することに努めたことから順調に採用が進捗いたしました。
この結果、売上高は14,062,757千円(前年同四半期比13.2%増)、セグメント利益は1,042,586千円(前年同
四半期比23.4%増)となりました。
② 技術者派遣事業
技術者派遣事業につきましては、全製品産業分野において、米中貿易摩擦問題や新型コロナウイルスの感染拡
大による影響を受けており、技術者増員については慎重な対応をとる企業が増えつつあります。しかしながら、
前期に引き続きグループシナジーを活かしつつ教育による付加価値の提供により既存取引下にある技術社員につ
いては、大半が契約更新を果たし取引継続になっております。
一方、人材採用の面ではIT人材を中心に不足の状況が続いております。これに対し、当社グループでは一昨
年より未経験者育成プログラム及びグループ内企業の非技術系人材の技術者転換プログラムに取り組んでおりま
す。その結果、定期的に技術系人材を輩出できるようになり、人員増強の手段の一つとして定着してきておりま
す。また、来年度の新卒の採用に関しても、国内外大学機関との提携により順調に推移しております。
この結果、売上高は1,132,086千円(前年同四半期比18.5%増)、セグメント利益は69,509千円(前年同四半
期比111.3%増)となりました。
③ 海外事業
海外事業におきましては、主力のタイ国において、製造業を牽引しておりました輸出推移が2019年4~6月期か
ら7~9月期にかけ前年割れとなり、10~12月期は前年同期比1.6%増になったものの、21四半期ぶりの低成長と
なりました。
ベトナム国におきましては、引き続きコンサルティング事業及び教育事業を中心に展開し、日本の取引先向け
に技術者の採用業務に注力しております。
この結果、売上高は1,605,277千円(前年同四半期比1.1%減)、セグメント利益は採算性を重視した顧客単価
交渉に重点を置く活動が奏功し7,260千円(前年同四半期はセグメント損失2,707千円)となりました。
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④ その他事業
その他事業につきましては、現場改善コンサル事業及び海外からの研修ツアーが2020年年明けまでの好調を維
持しましたが、直近ではコロナウイルスの感染拡大の影響が大きく、今後暫し厳しい状況が続く見込みでありま
す。
コンサルティング事業においては、電子マニュアル、ロボット化による業務改善、安全衛生等におけるRPA
※改善等の新規事業への取組みが着実に売上高に寄与し始めました。
また、株式会社平和鉄工所が、連結に加わったことから増収に寄与いたしました。
この結果、売上高は672,627千円(前年同四半期比132.7%増)、セグメント利益は69,671千円(前年同四半期
比396.8%増)となりました。
※「RPA」とは、「Robotic Process Automation」(ロボティック・プロセス・オートメーション) 頭文
字を取って「RPA」と略され、ルールエンジン、機械学習、人工知能などの認知技術を活用し、主にホワイトカ
ラーの事務業務を代行・代替する仕組みのこと。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における総資産は7,267,926千円となり、前連結会計年度末に比べ453,319千円減
少しました。主な要因は、現金及び預金が291,182千円、のれんが233,311千円、それぞれ減少したことによるも
のであります。
負債合計は4,528,475千円となり、前連結会計年度末に比べ421,304千円減少しました。主な要因は、流動負債
が211,431千円、長期借入金が262,254千円、それぞれ減少したことによるものであります。
純資産合計は2,739,450千円となり、前連結会計年度末に比べ32,015千円減少しました。主な要因は、利益剰
余金が42,817千円、自己株式が71,896千円、それぞれ増加したことによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
令和2年6月期の連結業績予想につきましては、令和元年9月9日発表の業績予想に対し、進捗率が売上高は
72.8%、営業利益は127.2%、経常利益は140.6%と概ね計画を上回った進捗になっております。
現在、新型コロナウイルスによる取引先への影響は、自動車関連等生産減少する先はあるものの、医療機器、
食品関連分野を中心に底堅く生産推移することが見込まれる先もある状況であります。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、第2四半期に発生した特別損失により進捗率が36.7%と計画を
下回っておりますが、今後特別利益の発生が見込まれること等から、令和元年9月9日発表の業績予想を変更し
ておりません。
なお、今後につきましては、新型コロナウイルスの収束時期等や各都道府県における緊急事態宣言下での外出
自粛要請等の影響により、顧客先の生産状況に大幅な変更があった場合、当予想は変動する可能性があるため、
業績動向を踏まえ修正が必要となる場合には、速やかに開示いたします。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(令和元年6月30日) (令和2年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,592,234 3,301,051
受取手形及び売掛金 2,429,555 2,520,580
その他 483,088 555,976
貸倒引当金 △3,552 △138,466
流動資産合計 6,501,324 6,239,142
固定資産
有形固定資産 287,618 292,631
無形固定資産
のれん 267,819 34,507
その他 197,965 140,720
無形固定資産合計 465,784 175,228
投資その他の資産 466,517 560,923
固定資産合計 1,219,920 1,028,783
資産合計 7,721,245 7,267,926
負債の部
流動負債
1年内返済予定の長期借入金 349,672 349,672
未払金 1,869,821 1,603,377
未払法人税等 177,987 249,173
賞与引当金 95,149 238,648
その他 719,437 559,766
流動負債合計 3,212,067 3,000,636
固定負債
長期借入金 855,527 593,273
退職給付に係る負債 466,669 496,511
役員退職慰労引当金 321,713 315,463
その他 93,801 122,590
固定負債合計 1,737,711 1,527,838
負債合計 4,949,779 4,528,475
純資産の部
株主資本
資本金 435,763 435,763
資本剰余金 355,694 355,694
利益剰余金 2,031,546 2,074,364
自己株式 △78,968 △150,865
株主資本合計 2,744,035 2,714,957
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △17 △129
為替換算調整勘定 4,941 △512
その他の包括利益累計額合計 4,924 △641
新株予約権 960 960
非支配株主持分 21,546 24,175
純資産合計 2,771,466 2,739,450
負債純資産合計 7,721,245 7,267,926
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成30年7月1日 (自 令和元年7月1日
至 平成31年3月31日) 至 令和2年3月31日)
売上高 15,289,670 17,472,749
売上原価 12,756,053 14,534,043
売上総利益 2,533,617 2,938,706
販売費及び一般管理費 2,401,521 2,556,855
営業利益 132,096 381,850
営業外収益
為替差益 4,804 19,228
受取保険金 - 10,000
その他 33,361 16,517
営業外収益合計 38,166 45,745
営業外費用
支払利息 3,458 3,344
その他 906 2,203
営業外費用合計 4,365 5,548
経常利益 165,897 422,048
特別利益
消費税等簡易課税差額収入 369,462 538,842
特別利益合計 369,462 538,842
特別損失
減損損失 - 296,459
特別調査費用等 - 83,234
固定資産除却損 - 729
貸倒引当金繰入額 - 134,801
特別損失合計 - 515,224
税金等調整前四半期純利益 535,359 445,666
法人税、住民税及び事業税 257,932 413,890
法人税等調整額 △39,306 △118,174
法人税等合計 218,626 295,716
四半期純利益 316,733 149,950
非支配株主に帰属する四半期純利益 2,017 3,016
親会社株主に帰属する四半期純利益 314,715 146,933
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株式会社平山ホールディングス(7781) 令和2年6月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 平成30年7月1日 (自 令和元年7月1日
至 平成31年3月31日) 至 令和2年3月31日)
四半期純利益 316,733 149,950
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 27 △111
為替換算調整勘定 △1,835 △5,912
持分法適用会社に対する持分相当額 84 △30
その他の包括利益合計 △1,723 △6,053
四半期包括利益 315,009 143,896
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 313,610 141,367
非支配株主に係る四半期包括利益 1,399 2,529
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株式会社平山ホールディングス(7781) 令和2年6月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
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