7781 J-平山 2019-09-27 18:00:00
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ [pdf]

                                                  令和元年 9 月 27 日
各     位
                                  会 社 名株式会社平山ホールディングス
                                  代表者名 代表取締役社長      平山  善一
                                      (コード番号:7781 東証JASDAQ)
                                  問合せ先 グ ル ー プ 戦 略 本 部
                                       (TEL:03-5769-4680)


               財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ


     当社は、金融商品取引法第 24 条の4の4第1項に基づき、関東財務局に提出致します第 53 期(令和元年6月期)

の内部統制報告書において、開示すべき重要な不備がある旨を記載いたしましたので、お知らせいたします。



                                 記



1.    開示すべき重要な不備の内容

     第 53 期(令和元年 6 月期)の決算手続きを進めていく中で、連結子会社である FUNtoFUN 株式会社と、連結子

会社化する前の株式会社大松サービシーズとの間で、平成 30 年 9 月から令和元年 6 月までを役務提供期間として締

結されたコンサルティング契約等約 54 百万円の売上取引について疑義があるとの当社の会計監査人である監査法人

から指摘を受け、本件取引について事実関係等の確認を行ってまいりましたが、その結果、本件取引については、契

約締結にあたり、FUNtoFUN 株式会社において稟議書による決裁手続きがとられておらず、本件取引の実在性に疑

義があることが認められました。当社は透明性の高い調査を実効的に実施するため、当社と利害関係を有しない社外

有識者(弁護士及び公認会計士)のみを委員とする第三者委員会を令和元年 8 月 2 日に設置し、国内グループ会社の

取締役及び役職社員に対して、調査を実施いたしました。第三者委員会の調査の結果、内部統制上の不適切な取引が

判明しました。判明した事実は、以下にあげる事項が根本的な原因であると考えられ、関連する全社的な内部統制に

整備上及び運用上の開示すべき重要な不備があると判断いたしました。



(1)       当社グループ戦略本部とグループ管理本部の役職を兼務させていたことによる牽制機能の欠如

(2)       新規獲得した子会社である FUNtoFUN 株式会社におけるコンプライアンス態勢の不備

(3)       M&A による事業拡大に伴いグループ会社において役職の兼務が存在する等、人材不足による管理体制の脆

          弱化



2.    事業年度末までに是正できなかった理由

     上記の開示すべき重要な不備が、当社事業年度末日までに是正できなかった理由は、社外有識者によって構成され

た第三者委員会の設定が令和元年 8 月 2 日であり、第三者委員会による調査報告書の受領が令和元年 9 月 6 日であっ

たためであります。



3.    開示すべき重要な不備の是正方針

     当社は、財務報告に係る内部統制の重要性を認識しており、財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備を是
正するため、第三者委員会の提言を踏まえ、再発防止に向けて以下の改善策を徹底し内部統制の改善を図って参りま

す。



(1)     役職の兼務と牽制機能の欠如については、以下の項目について取り組みます。

        ・グループ戦略本部とグループ管理本部の役職兼務の解消

       ・組織における牽制機能を阻害するような人事異動を制限し、兼務状況が存在する場合には利益相反してい

        ないことを定期的にモニタリング

(2)     コンプライアンス体制の不備については、以下の項目について取り組みます。

        ・FUNtoFUN 株式会社及び新規取得会社におけるコンプライアンス意識の醸成及び態勢強化

        ・グループ全体におけるコンプライアンス体制の整備

(3)     グループ会社の人材不足による管理体制の脆弱化については、以下の項目について取り組みます。

        ・管理部門において不足する人材の採用と育成

        ・中長期的な管理部門人材採用及び育成計画の策定



4.    連結財務諸表等に与える影響

     第三者委員会の調査結果に基づく必要な修正事項は、連結財務諸表において適正に反映しております。



5.    財務諸表の監査報告における監査意見

     無限定適正意見です。



株主・投資家の皆様をはじめとする関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、深くお

詫び申し上げます。



                                                        以上