7777 J-3Dマトリックス 2020-05-18 17:30:00
アンジェスとの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)抗体検査キットの国内臨床利用可能性の検討のお知らせ [pdf]
2020 年5月 18 日
各 位
東 京 都 千 代 田 区 麹 町 三 丁 目 2 番 4 号
会 社 名 株式会社スリー・ディー・マトリックス
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 岡 田 淳
(コード番号:7777)
問 合 せ 先 取 締 役 新 井 友 行
電 話 番 号 03 (3511)3440
アンジェスとの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)抗体検査キットの
国内臨床利用可能性の検討のお知らせ
当社は、国立大学法人大阪大学(大阪府吹田市、総長:西尾章治郎、以下「大阪大学」)とアンジ
ェス株式会社(大阪府茨木市、代表取締役社長:山田英、以下「アンジェス」)が 2020 年3月5日に
発表した「プラスミド DNA 製造技術を用いた新型コロナウイルス感染症向け予防用 DNA ワクチン
の共同開発」に参画し、アンジェスと新型コロナウイルス抗体検査キットの日本国内での臨床利用可
能性を検討することになりましたことをご報告いたします。この抗体検査キットは、ワクチン臨床試
験における投与前抗体有無の確認を目的としております。
当社は、2020 年4月 28 日に開示しました「新型コロナウイルス(COVID-19) 抗体検査キット開
発決定のお知らせ」のとおり、Prometheus Bio 社と協力し、日本での抗体検査キットの開発を行っ
ております。今回、当社は、大阪大学とアンジェスの新型コロナウイルス感染症向け予防用 DNA ワ
クチンの共同開発に参画することで、アンジェスと共同で日本国内での臨床データを収集し、抗体検
査キットの利用可能性を検討して参ります。
【プラスミド DNA 製造技術を用いた新型コロナウイルス感染症向け予防用 DNA ワクチンの開発お
よび製造プロジェクト概要】~3月5日以降に配信されたアンジェスのニュースリリースからの参
考情報~(アンジェス社ホームページ:https://www.anges.co.jp/)
◼ 大阪大学(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)およびアンジェスが有するプラスミド DNA 製品の開
発実績を生かし、コロナウイルスの予防用 DNA ワクチンを共同開発
◼ 製造はプラスミド DNA の製造技術と製造設備を有するタカラバイオ株式会社が担当
◼ ダイセル社は、新規投与デバイスによる皮内への遺伝子導入法を開発し、その臨床応用を目指した研
究を大阪大学(先進デバイス分子治療学、健康発達医学)が推進 (新規投与デバイスを使用すること
により、皮内での遺伝子発現効率および抗体産生力を高めることが期待されるため、より有効性の高い
DNA ワクチン開発が可能)
◼ 人への投与を行う臨床試験について、運営と管理を行い、臨床開発を促進するため、医薬品開発支援
機関として EPS ホールディングス株式会社が参画
◼ ペプチド研究所が、抗体価測定のためのペプチド合成研究を担当
◼ 新日本科学が、非臨床試験における DNA ワクチンの安全性の検証業務を中心に担当
◼ ワクチンの有効性等の評価指標となるバイオマーカーの探索でヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ
社が参画
【DNA ワクチンとは】
DNA ワクチンは、危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造できる特徴があります。
対象とする病原体のたんぱく質をコードする環状 DNA(プラスミド)を接種することで、病原体た
んぱく質を体内で生産し、病原体に対する免疫を付与します。弱毒化ワクチンとは異なり、病原性を
全く持たないため、安全です。
なお、本年度の通期業績に与える影響及び中長期の業績への影響につきましては現在精査中です。
以 上