7777 J-3Dマトリックス 2020-06-23 15:30:00
自己組織化ペプチドの新規用途「食道狭窄予防」に関する特許取得のお知らせ [pdf]

                                                             2020 年6月 23 日

各     位
                            東 京 都 千 代 田 区 麹 町 三 丁 目 2 番 4 号
                            会  社  名 株式会社スリー・ディー・マトリックス
                            代 表 者 名   代 表 取 締 役 社 長      岡    田        淳
                                                   (コード番号:7777)
                            問 合 せ 先   取     締      役     新    井 友 行
                            電 話 番 号                          03 (3511)3440




    自己組織化ペプチドの新規用途「食道狭窄予防」に関する特許取得のお知らせ

    当社が出願しておりました自己組織化ペプチドの食道狭窄予防材としての特許が中華人民共和
国にて成立いたしましたので、お知らせいたします。


【発明の名称】 Materials for Gastrointestinal Obstruction Prevention(食道狭窄予防材)
【特許番号】       ZL 201480027122.8
【特許権者】       3-D Matrix, Ltd.


    本特許は、当社が日本国内で開発中であり、又欧州等で販売中の吸収性局所止血材「PuraStat®」
の適用拡大、又は将来的な新医療機器の開発に関する食道狭窄予防材としての特許です。本特許
は慶應義塾大学での臨床研究成果を元に申請しており、ヨーロッパにおいても臨床研究が進んで
おり、将来的な適応拡大に期待が持てる良好な結果を得ております。この度、中華人民共和国に
おいて本特許が成立しましたが、2017 年3月にはオーストラリア、2017 年8月には米国、2019
年2月には日本にて既に特許が成立しております。


    食道狭窄は、主に内視鏡的粘膜下層剥離術の術後合併症であり、現在の予防にはステロイド局
注等の薬剤が用いられておりますが、確立された予防法は存在しません。


    食道狭窄に対しては内視鏡的食道狭窄バルーン拡張術が施行されますが、穿孔や出血等の合併
症リスクがあり、また繰り返しの施行により患者の QOL を著しく低下させますので、より安全で
負担の無い方法が待ち望まれており、当社の食道狭窄予防材がその一翼を担えるよう今後も開発
を進めて参ります。


    本特許の権利範囲は吸収性局所止血材「PuraStat®」でも用いられている RADA 配列だけでなく、
より止血性能が向上した自組織化ペプチド配列も含まれるため吸収性局所止血材「PuraStat®」
の適用拡大だけでなく、新たな製品パイプライン候補としての開発にもつながるものです。
 なお、現段階においては本件による今期の業績への影響はありませんが、来期以降の製品開発
の促進や事業提携等に貢献していくものと考えております。
                                      以   上