7776 J-セルシード 2020-12-23 18:00:00
商業利用可能な軟骨細胞の入手に関するお知らせ [pdf]

                                      2020 年 12 月 23 日
各    位
                    会 社 名    株式会社セルシード
                    代表者氏名    代表取締役社長 橋本 せつ子
                            (コード番号:7776)
                    問合せ先     取締役 最高財務責任者 小野寺 純
                    電話番号     03-6380-7490



             商業利用可能な軟骨細胞の入手に関するお知らせ


 この度、国立研究開発法人国立成育医療研究センター(以下「成育研」 の倫理審査委員会から、
                                )
多指(趾)症(生まれつき指の数が5本より多い疾患)患者から採取した軟骨組織の提供等につ
いて承認を取得し、商業利用可能な軟骨組織を入手できることになりましたので、お知らせいた
します。


1.軟骨細胞について
 当社は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が 2018 年に公募した補助事業に採
択された「同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の製品化に向けた製造方法の確立」事業の中で、企業
が商業利用のためにヒトから細胞組織を入手し、細胞ストックを構築するための仕組みづくりを
研究してまいりました。
 細胞ストック構築では、各種医療機関や行政の仕組み作りに未だ整備が十分ではない点が見受
けられるため細胞の入手に苦労し、まずは研究用途に限った軟骨細胞を成育研から入手して、研
究開発を行っておりました。今回の成育研の倫理委員会の承認を得たことにより、商業利用可能
な軟骨細胞を安定して確保する道が開け、同種軟骨細胞シートの治験および製造販売承認に向け
て研究開発が加速することが期待されます。


2.同種軟骨細胞シートについて
 変形性膝関節症は、加齢・肥満・遺伝・外傷などを原因として膝関節の軟骨表面が摩耗・変性
し、膝に痛みを感じ、曲げ伸ばしが困難になる疾患です。患者数は近年増加の一途を辿っており、
そのうち自覚症状を有する推定患者数は 1000 万人ともいわれております。症状が軽度の場合は
リハビリテーション・サポーターなどの装具療法やヒアルロン酸注射などの薬物療法といった保
存療法があり、症状が重度の場合は手術療法が行われますが、これらの治療法は一定の効果はあ
るものの、根本的な治療には至っておりません。
 当社と共同研究をしている東海大学は、変形性膝関節症の治療を目的として、細胞シート工学
を応用した軟骨細胞シートを開発し臨床研究を行っております。当社は、東海大学から技術移転
を受け、多指症患者由来の軟骨細胞を原料とした同種軟骨細胞シートの開発に取り組んでおりま
す。
3.今後の見通し
 現時点で本件が当期業績に与える影響は軽微であると考えておりますが、開示すべき事項が生
じた場合は速やかにお知らせいたします。
                                        以上