7774 J-J・TEC 2020-02-21 15:30:00
業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]
2020 年 2 月 21 日
各位
会 社 名 株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
代表者氏名 代表取締役 社長執行役員 秋 山 雅 孝
(コード番号:7774 JQ)
本店所在地 愛知県蒲郡市三谷北通 6 丁目 209 番地の 1
問合せ先 取締役 常務執行役員 原 俊 之
電話番号 0 5 3 3 - 6 6 - 2 0 2 0 ( 代 表 )
業績予想の修正に関するお知らせ
当社は、最近の業績動向を踏まえ、2019 年 4 月 25 日に公表した 2020 年 3 月期(2019 年 4 月 1 日
~2020 年 3 月 31 日)の通期業績予想を下記のとおり修正しましたのでお知らせいたします。
記
1.通期業績予想数値の修正(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日) (単位:百万円)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
前回発表予想(A) 3,080 106 112 86
今回発表予想(B) 2,300 △300 △294 △351
増減額(B-A) △780 △406 △406 △437
増減率(%) △25.3% - - -
なお当社は、第 2 四半期累計期間の業績予想を開示しておりません。
2.ご参考:前期の実績(2018 年 4 月 1 日~2019 年 3 月 31 日) (単位:百万円)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
通期 2,357 △349 △339 △333
3.修正の内容とその理由
2020 年 3 月期業績予想の主な内訳は次のとおりです。 (単位:百万円)
(参考) 修正前 修正後
内訳 2019 年 3 月期
金額 前年比 金額 前年比
実績
自家培養表皮ジェイス 1,031 1,206 117.0% 893 86.6%
自家培養軟骨ジャック 372 615 165.3% 469 126.0%
再生医療製品事業 1,404 1,822 129.8% 1,363 97.1%
再生医療受託事業 835 1,101 131.8% 799 95.6%
研究開発支援事業 118 156 132.0% 138 116.7%
売上高 2,357 3,080 130.6% 2,300 97.5%
営業利益 △349 106 - △300 -
通期売上高は、当初予想(前年比 130.6%)よりも 780 百万円減少し、2,300 百万円(前年比 97.5%)
となる見込みです。売上高の減少に伴い、営業利益は△300 百万円、経常利益は△294 百万円、当
期純利益は△351 百万円となる見込みです。
当社は、2020 年 3 月期において、再生医療製品事業、再生医療受託事業、研究開発支援事業の
各事業において売上拡大に努めてきました。業績予想に対する第 3 四半期までの遂行状況が非常
に厳しい中、挽回策を検討・推進するとともに、不確定要素の多い当社事業における今期決算着
地の見極めを図ってきました。その結果、残りの期間での計画達成が困難との判断に至り、本日、
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以下の理由により当初予想を修正することを決定しました。
① 再生医療製品事業
自家培養表皮ジェイスは、先天性巨大色素性母斑の待機患者の治療が一巡したことによる需
要減の影響が想定以上に大きかったことが、修正の主な要因です。また重症熱傷も昨年に引き
続き患者の発生が少ない状態が続き、受注が伸びませんでした。重症熱傷は冬季に急増するケ
ースがあり、今期の傾向を見極めるのに時間を要しましたが、現段階において上記の販売減を
挽回するまでには至らないと判断し、通期売上高を 1,206 百万円(前年比 117.0%)から 893
百万円(前年比 86.6%)に修正しました。
自家培養軟骨ジャックの売上高は、人工コラーゲン膜の導入による低侵襲化・移植手技の簡
便化を実現し、新規施設からの受注も増えるなど、着実に伸びています。加えて、富士フイル
ムの 3 次元画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」を活用した膝診断との相乗効果を追求する
といった施策による更なる売上拡大に取り組みました。しかしながら計画した目標値に対して
は遂行が遅れており、第 3 四半期累計期間の売上高実績に最近の業績動向を勘案し、通期売上
高を 615 百万円(前年比 165.3%)から 469 百万円(前年比 126.0%)に修正しました。
② 再生医療受託事業
再生医療等製品の開発コンサルティング及び開発製造受託業務は、受託した案件を一つ一つ
前進させているものの、一部で詳細仕様決定や契約締結、技術の移管等に想定以上の時間を要
しており、計画に対して収益獲得が遅れています。当社は引き続き今期中の売上最大化を目指
し顧客との開発目標達成に向けて取り組みますが、第 3 四半期累計期間の売上高実績及び各受
託案件の現時点での進捗状況を勘案し、通期売上高を 1,101 百万円(前年比 131.8%)から 799
百万円(前年比 95.6%)に修正しました。
③ 研究開発支援事業
研究用ヒト培養組織ラボサイトシリーズの売上は着実に伸び、今年 9 月に販売開始したヒト
iPS 細胞由来腸管上皮細胞「F-hiSIEC(エフハイシーク)」も順調に立ち上がっています。た
だし計画した目標値に対しては遂行が遅れており、第 3 四半期累計期間の売上高実績に最近の
業績動向を勘案し、通期売上高を 156 百万円(前年比 132.0%)から 138 百万円(前年比 116.7%)
に修正しました。
当社は、経費の圧縮に努めていますが、以上のような売上高の減少による影響をカバーするのは
困難と判断し、営業利益を△300 百万円、経常利益を△294 百万円に、また繰延税金資産の取り崩
しが必要と判断し、当期純利益を△351 百万円に修正しました。
(業績予想に関する注意事項)
上記に記載しました予想数値は、現時点において入手可能な情報に基づいて算定しておりますが、
多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、状況の変化などにより上記予想数値と異
なる場合があります。
以上
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