7774 J-J・TEC 2019-10-31 17:30:00
2020年3月期 第2四半期 決算説明資料 [pdf]
証券コード:7774
創立20周年
2020年3月期
第2四半期 決算説明会
2019年10月31日
株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
目次
1. 新体制について
2.2020年3月期第2四半期の業績
3.下期に向けた取組み
4.開発パイプラインの進捗
5. CSR活動
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
新体制について
v 当社のさらなる成長を実現するため、2019年6月より新体制とした。
一層の企業価値向上を目指す。
ü 営業面を含む経営体制の強化
新体制のポイント ü グループシナジーの追求
ü 対外活動を通じた事業の発展
代表取締役 会長執行役員 畠 賢一郎
代表取締役 社長執行役員 秋山 雅孝
取締役 大須賀 俊裕
取締役 原 俊之
取締役(社外) 手塚 勉
取締役(非業務執行) 伴 寿一
取締役(非業務執行) 平尾 和義
監査役(常勤) 倉橋 清隆
監査役(社外) 加藤 孝浩
監査役(社外) 小川 薫
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
経営体制の強化
v 10年以上の長きに渡り富士フイルム医療機器事業に携わり、営業活動やマーケティングの
高度なノウハウを蓄積した経験を生かし、営業面を含む経営体制を強化する。
v グループシナジーを追求し、さらなる当社の企業価値向上、再生医療の発展を目指す。
略歴
1988年04月 富士写真フイルム㈱ 入社
2002年10月 同社印刷システム部担当課長
2002年11月 Fuji Photo Film GmbH出向(ドイツ)
2010年11月 富士フイルム㈱ メディカルシステム事業部
モダリティーソリューション
2014年 7月 FUJIFILM Medical Systems U.S.A., Inc.
代表取締役 President & CEO
社長執行役員 富士フイルム㈱ メディカルシステム事業部
2016年11月
秋山 雅孝
内視鏡システム部長
2018年 6月 同社再生医療事業部長
当社取締役
2019年 6月 当社代表取締役社長執行役員
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
対外活動を通じた事業の発展
v 当社代表取締役 会長執行役員 畠 賢一郎が、一般社団法人再生医療イノベーション
フォーラム(略称 FIRM)の代表理事・会長に就任(2019年6月)。
v FIRMの活動を通じ、再生医療の産業化を目指すとともに、当社事業の発展につなげる。
出所)FIRMホームページ
Ø 253社で構成される業界団体
【設立目的】
ü 多くの患者の根治と国益の確保、国際貢献を実現
ü 広範な産官学民の関係者やメディアとの意見交換 など 代表理事・会長
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
目次
1. 新体制について
2.2020年3月期第2四半期の業績
3.下期に向けた取組み
4.開発パイプラインの進捗
5. CSR活動
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
事業セグメント
再生医療製品事業 医薬品医療機器等法 研究開発支援事業
自家培養表皮 自家培養軟骨 ラボサイト
(研究用ヒト培養組織)
製品写真 外装写真
製品写真 外装写真 製品写真 外装写真 ヒト3次元培養表皮
エピ・モデル
エピ・キット
再生医療受託事業
ヒト3次元培養角膜上皮
医薬品医療機器等法 再生医療等安全性確保法 角膜モデル
開発製造受託(CDMO) コンサルティング
F-hiSIEC
開発業務受託(CRO) 特定細胞加工物製造受託 ヒトiPS細胞由来
腸管上皮細胞
CDMO:Contract Development and Manufacturing Organization, CRO:Contract Research Organization
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
当社の再生医療等製品
メラノサイト含有
自家培養表皮
自家培養表皮 自家培養軟骨 開発名:ACE02
製品写真
基本技術 米ハーバード大学
米ハーバード大学 Howard Green 教授 広島大学 越智 光夫 教授
の導入元 Howard Green教授
適応拡大 膝関節における 適応拡大
先天性 外傷性軟骨欠損
適応対象 重症熱傷 先天性 外傷等に起因す 尋常性白斑
巨大色素性母斑 症又は離断性骨
表皮水疱症 軟骨炎 る二次性変形性
膝関節症
製造販売承認 一部変更承認 一部変更承認 製造販売承認 治験計画届 治験計画届
2007/10 2016/09 2018/12 2012/07 2018/7 2018/7
承認状況
保険収載 保険収載 保険収載 保険収載
2009/01 2016/12 2019/7 2013/04
国内第1号の さらなる 国内第2号の
特記事項 初の適応拡大 適応拡大 皮膚科領域
再生医療等製品 適応拡大 再生医療等製品
注)再生医療製品事業の開発パイプラインのみ(自家培養角膜上皮は再生医療受託事業に分類)
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
損益計算書の概要
2019年3月期 2020年3月期
単位:百万円
(百万円未満切捨て表示) 第2四半期 第2四半期 対前年同期 対予想
(増減率は千円単位で計算) 通期実績 通期予想
累計実績 累計実績 増減額 増減率 進捗率
売上高 1,023 2,357 983 △39 △3.9% 3,080 31.9%
売上総利益 555 1,284 452 △102 △18.5% - -
販売費及び一般管理費 978 1,634 724 △253 △25.9% - -
営業損失 △423 △ 349 △271 151 - 106 -
経常損失 △418 △ 339 △269 149 - 112 -
四半期純損失 △415 △ 333 △271 144 - 86 -
v 売上高は、先天性巨大色素性母斑の待機患者への治療が一巡した影響でジェイスの売上が
減少したことにより、前年同期に比べ減少し、対前期△39百万円。
v 販売費及び一般管理費は、自家CAR-T細胞治療導入のための契約一時金等の支払いがあった
前年同期に比べ、△253百万円。
v 営業損失は対前年同期+151百万円の改善。
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
営業損益増減の内訳
2019年3月期 2020年3月期
第2四半期累計実績 第2四半期累計実績
(百万円) 0
-100 2019年3月期は 営業損失
自家CAR-T細胞治療導入の △271
営業損失 契約一時金の支払等が発生 研究開発費
-200 の減少
△423
+271
-300
売上総利益 改善
の減少 +151
その他
-400 △102
販売費及び
一般管理費の
増加
-500
△18
-600
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
セグメント別の売上高
2019年3月期 2020年3月期
単位:百万円
(百万円未満切捨て表示) 第2四半期 第2四半期 対前年同期 対予想
(増減率は千円単位で計算) 通期実績 通期予想
累計実績 累計実績 増減額 増減率 進捗率
ジェイス 477 1,031 423 △53 △11.3% 1,206 35.1%
ジャック 192 372 192 0 △0.1% 615 31.3%
再生医療製品事業 669 1,404 615 △54 △8.1% 1,822 33.8%
再生医療受託事業 297 835 303 5 1.9% 1,101 27.5%
研究開発支援事業 55 118 64 8 15.5% 156 41.2%
売上高合計 1,023 2,357 983 △39 △3.9% 3,080 31.9%
v 再生医療製品事業は、対前年同期比△54百万円、△8.1%。
Ø自家培養表皮ジェイスは、先天性巨大色素性母斑の待機患者への治療が一巡した影響大。
Ø自家培養軟骨ジャックは、前年同期と比べ横ばい。
v 再生医療受託事業は、対前年同期比+5百万円、+1.9%。
v 研究開発支援事業は、対前年同期比+8百万円、+15.5%。
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
自家培養表皮ジェイス
【適応対象】
1.重症熱傷
受傷面積として深達性Ⅱ度及びⅢ度熱傷創の合計面積が体表面積の
30%以上の熱傷を適応対象。
2.先天性巨大色素性母斑
母斑面積が体表面積の5%以上の治療など、既存の標準的な治療で
は母斑の切除に対応しきれない場合に適用。
8 cm 3.栄養障害型表皮水疱症及び接合部型表皮水疱症
4週間程度持続しているびらん・潰瘍及び潰瘍化と再上皮化を繰り
返すびらん・潰瘍に対して適用。
【保険償還価格】(2016年4月~)
① 採取・培養キット: 4,380千円
② 調製・移植キット:151千円/枚
10 算定限度:40枚(熱傷)ただし、医学的に必要がある場合は、その
80 cm2 c 理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載した上で50枚を限度として算
m 定できる。・ 30枚(母斑)・ 50枚(表皮水疱症)
《成人男性の体表面積 (2016年3月迄の旧価格:314千円/枚)
(約1.6m2)の0.5%相当》
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
ジェイス売上高
v 売上高は423百万円で、対前期△53百万円、増減率△11.3%。
v 売上減少の要因は、
① 先天性巨大色素性母斑向けが、待機患者への治療が一巡した影響が想
定以上に大きく、前年同期に比べ売上が減少。
② 重症熱傷向けは、前年同期ほぼ横ばいに留まった。
(単位:百万円) ジェイス売上高の推移
1400
1200
1,078 1,031
1000
801
743
800
600 531 531
383
400 316
219
477
200 110 423
12 2Q累計期間
0
09/3期 10/3期 11/3期 12/3期 13/3期 14/3期 15/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期
実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 上期
上期
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
自家培養軟骨ジャック
【適応対象】
膝関節における外傷性軟骨欠損症又は離断
性骨軟骨炎(変形性膝関節症を除く)の臨
床症状の緩和。ただし、他に治療法がな
く、かつ軟骨欠損面積が4cm2以上の軟骨
欠損部位に適用する場合に限る。
【保険償還価格】(2016年4月~)
① 採取・培養キット:879千円
有効径 2.5 cm ② 調製・移植キット:1,250千円
(使用した個数に係らない)
(有効面積 4.9 cm2) (2016年3月迄の旧価格:2,130千円/膝)
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
ジャック売上高
v 売上高は192百万円で、前年同期と比べ横ばい。
v 患者自身の骨膜に代わってコラーゲン膜を使用する仕様変更は、
ジャックを使用している医師からは、患者負担の軽減、手術時間の
短縮といった点で好評を得ている一方、ジャックの使用実績がない
施設に対しては十分に訴求できなかった。
(単位:百万円) ジャック売上高の推移
450
ひざの再生医療情報サイト
「再生医療ナビ」の情報充実 400
372
350
http://saisei-navi.com/hiza/ 323
309
300 267
250
マンガ
「花子ママのひざ物語」 200
で治療方法や治療費を紹介 142
150
100 192 192
52
50
2Q累計期間
0
14/3期 15/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期
ひざセルフチェック、ひざの雑学などのコンテンツも掲載 実績 実績 実績 実績 実績 実績 上期
上期
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
再生医療受託事業
v 売上高は303百万円で、対前期+5百万円、増減率+1.9%。
v 業務の開始や遂行に想定以上の時間を要し、売上計上のタイミングが予定より遅れる案
件もあり、前年同期に比べ売上は微増となった。
(単位:百万円)
再生医療受託事業売上高の推移
1,000
900 835
785
800
676
700
558 538
600
v 自家培養角膜上皮(開発名:EYE-
500
01M)は承認申請に対する当局から
400
の照会事項に鋭意対応中。
300
v 自家培養口腔粘膜上皮(開発名:
200
297 303 COMET)は製造販売承認申請に向け
100
2Q累計期間
準備中。
0
15/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期
実績 実績 実績 ※ 実績 実績 上期
※17/3期は特許譲渡売上を含まず
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
研究開発支援事業
v 売上高は64百万円で、対前期+8百万円、増減率+15.5%。
v エピ・モデル24を中心に化粧品・化学品メーカー等への販売が増加した。
(単位:百万円) 研究開発支援事業売上高の推移
ラボサイト エピ・モデル24 140
118
120
98
100 93 91
89
80
60
40
64
55
20
2Q累計期間
0
15/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期
実績 実績 実績 実績 実績 上期
上期
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
目次
1. 新体制について
2.2020年3月期第2四半期の業績
3.下期に向けた取組み
4.開発パイプラインの進捗
5. CSR活動
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
ジェイス(表皮水疱症)保険適用
v 2019年7月1日から、自家培養表皮ジェイスが、表皮水疱症を治療
する再生医療等製品として保険適用。速やかな普及に努める。
表皮水疱症友の会からのコメント
表皮水疱症治療に「ジェイス」という新たな選択肢が加わることで、私ども 患者の日常的
な痛みや合併症の不安が少しでも和らぐことを期待いたします。
当事者はもちろん、その家族のケアの負担が軽減でき、QOL(生活の質)の向上やADL
(日常生活動作)の改善が図れることの幸せを願っています。
出所)NPO法人 表皮水疱症友の会(DebRA JAPAN)ホームページ
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
ジャック拡販に向けて:SYNAPSE VINCENT
v ジャック拡販に向けた重点施策として、富士フイルムの3次元画像解析
システム「SYNAPSE VINCENT」との相乗効果を追求する。
v 患者の膝の状態を侵襲なく可視化し、①ジャック治療の術前診断において
適応患者を明確に把握し見逃しを防止する②術後診断において治療経過を画像データと
して蓄積しエビデンスを強化する、といった施策によってジャック拡販に繋げる。
「SYNAPSE VINCENT」を活用した膝診断
軟骨欠損面積測定 軟骨の厚みマップ
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
受託事業の推進
推進例 自家滑膜幹細胞を用いた半月板治療
v 半月板損傷の治療に向け、富士フイルム、東京医科歯科大学、J-TECによる三者連携の
もと、自家滑膜幹細胞を用いた治療の開発を推進中。
v 当社は、治験品製造に加え、薬事コンサルティングを受託。開発を前進させる。
半月板損傷を対象とした、
自家間葉系幹細胞の移植技術に関する特許ライセンス契約を締結
(2019年3月)
国立大学法人
東京医科歯科大学
治験品製造、
薬事コンサルティングを提供
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
ラボサイト:OECDガイドライン収載
v 2019年6月、ヒト3次元培養表皮「ラボサイト エピ・モデル24」を用いた皮膚腐食性試
験法が経済協力開発機構テストガイドラインへ収載。
v 化学物質を扱う企業向けに、より信頼性の高い動物実験代替材料として「エピ・モデル
24」を用いた皮膚腐食性試験を提案し、さらなる売上拡大に繋げる。
ラボサイト エピ・モデル24
より信頼性の高い動物実験代替材料
として活用可能に
v 「エピ・モデル24」を用いた皮膚刺激性試験法と、
「角膜モデル24」を用いた眼刺激性試験法は、
OECDのテストガイドラインに収載済。
v 今回、「エピ・モデル24」を用いた皮膚腐食性試験法
もOECDテストガイドライン(OECD TG431)の基準
を満たしていると認められた。
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
新たな研究開発支援製品の発売
v 2019年9月、富士フイルムより薬物の吸収性の評価に最適なヒトiPS細胞由来腸管上皮
細胞「F-hiSIEC(エフハイシーク)」を発売。
v 本製品は、FUJIFILM Cellular Dynamics, Inc(FCDI)のiPS細胞関連技術と、名古屋
市立大学大学院薬学研究科 松永民秀教授の分化誘導技術などを組み合わせて開発。
v 当社はFCDIのヒトiPS細胞を腸管上皮細胞に分化誘導して本製品を作製するとともに、
販売を担う。当社にとって初めてiPS細胞を使用する製品であり、細胞培養技術による
安定生産と、ラボサイトで培った販売ノウハウを生かした拡販を実現する。
ヒト生体に近い機能を有し、薬物の吸収性を高精度に評価できる
iPS細胞を使った画期的な創薬支援ツール
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
2020年3月期 通期業績予想
単位:百万円 2019年3月期 2020年3月期 対前期
(百万円未満切捨て表示)
(増減率は円単位で計算)
実績 計画 増減額 増減率
ジェイス 1,031 1,206 175 17.0%
ジャック 372 615 243 65.3%
再生医療製品事業 1,404 1,822 418 29.8%
再生医療受託事業 835 1,101 265 31.8%
研究開発支援事業 118 156 37 32.0%
売上高 2,357 3,080 722 30.6%
営業利益 △349 106 455 ‐
経常利益 △339 112 452 ‐
当期純利益 △333 86 419 ‐
v 2019年4月25日付で公表した通期業績予想に変更なし。
v 売上高は、ジェイス表皮水疱症、ジャック、受託事業、研究開発支援事業の売上
拡大により、対前年増加を見込む。
v 営業利益、経常利益および当期純利益についても、売上拡大に伴い対前年増加、
および黒字化を見込む。
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
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1. 新体制について
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4.開発パイプラインの進捗
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開発パイプラインの進捗
開発パイプライン 適応症 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期
再生医療製品事業
重症熱傷・先天性巨大色素性母斑 販売
▼2019年7月 保険収載
表 適応拡大 先天性表皮水疱症 承認 販売
皮 企業治験 申請
メラノサイト
ACE02 尋常性白斑
自由診療(再生医療安全性確保法下)
同種
Ⅱ度熱傷 企業治験 申請
培養表皮
軟 外傷性軟骨欠損症・離断性骨軟骨炎 販売
仕様変更
骨 仕様変更 低侵襲化・手技簡便化 承認
適応拡大 二次性変形性膝関節症 企業治験 申請
が
ん 自家
急性リンパ性白血病 企業治験 申請
CAR-T細胞
再生医療受託事業
角 角膜上皮
申請 承認 販売
角膜上皮幹細胞疲弊症
EYE01M
膜 口腔粘膜
角膜上皮幹細胞疲弊症 申請 承認 販売
COMET
研究開発支援事業 ▼2019年6月 皮膚腐食性試験OECDガイドライン収載
研 表皮・角膜
究 刺激性試験・腐食性試験 販売
ラボサイト
用 ▼2019年9月 発売開始
腸管上皮
F-hiSIEC 薬物吸収性評価 NEW 販売
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
自家CAR-T細胞治療の開発
v 2018年6月、当社は、名古屋大学・信州大学と「CD19陽性の急性リンパ性白血病を対象と
する自家CAR-T細胞治療」の開発、製造、販売における特許実施許諾契約を締結。
v 名大・信州大の特許技術の特長は、「CAR-T細胞」の製造法にある。
①CAR遺伝子の導入に高額なウイルスベクターを使わず、安価な酵素ベクターを用いる。
②ウイルスベクターを使わないため、特殊な施設・設備・ウイルスチェック検査が不要。
⇒従来より低コストで自家CAR-T細胞治療製剤を製造することが期待できる。
v 当社がこれまで培ってきた自家細胞の取り扱い実績・ノウハウ・設備等を活用し、
信頼性の高い、高品質な自家CAR-T細胞治療の供給を目指す。
従来の製造法 名大・信州大が共同開発した製造法
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AMED補助金獲得 国家プロジェクト
v 2019年8月、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)が公募した 2019 年
度「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療シーズ開発加
速支援)」において、当社の申請事業が採択された。
v 本事業の実施に伴い、補助金収入(販売費及び一般管理費から控除)を見込む。
v 当社は、これまで培ってきたノウハウを駆使し、日本のさらなる再生医療の産業化、
実用化の加速へ寄与することを目指す。
採択事業
「piggyBac トランスポゾンベクターを用いた
自家 CD19 CAR-T 療法の企業治験開始に向けた研究開発」
2019年度「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」
課題 1(再生医療等製品シーズの開発促進)
ウイルスベクターを用いない新技術による国産のCAR-T細胞製剤の開発を行う。
〇補足情報(公募要領より)
補助対象経費の規模(間接経費を含まず) :1課題あたり年間70,000千円程度
研究開発実施予定期間 :最長3年 2019年度~2021年度
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1. 新体制について
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3.下期に向けた取組み
4.開発パイプラインの進捗
5. CSR活動
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2020年3月期 第2四半期決算説明会資料
蒲郡市との連携
v 再生医療の普及啓発・人材育成を目的とした、小学生対象の体験講座「夢の医療を知ろう!」
を開催。細胞観察などの体験活動を通じて、再生医療を学び、講座の最後には、参加者自らが
考えた「再生医療の夢」を発表した。
v 当社は引き続き、一般市民に向けた再生医療の普及啓蒙活動を推進する。
再生する生き物プラナリアの観察
自分の細胞を観察
自家培養表皮模擬品(サンプル品)
を用いた移植体験
再生医療の夢
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本開示資料は、投資者に対する情報提供を目的として将来の事業計画等を記載したものであっ
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