7762 シチズン時計 2021-05-13 15:45:00
2020年度(2021年3月期)通期決算説明会 [pdf]
2020年度(2021年3⽉期)
通期決算説明会
2021年5⽉13⽇
本プレゼン資料における将来予想は、本資料発表⽇現在において⼊⼿可能な情報に基づき
作成したものであり、実際の業績は様々な要因により⼤幅に異なる可能性がありますことを
ご承知おき下さい。なお、億円未満は切り捨てになっています。
2020年度通期業績概要
決算のポイント
2020年度通期実績
新型コロナウイルスの感染拡⼤の影響を受け、⼤幅な減収減益
繰延税⾦資産の取り崩し及び構造改⾰実施等による特別損失計上に
より、251億円の当期純損失
2020年度第4四半期(1-3⽉期)実績
⼯作機械事業、デバイス事業が⾒通しを上回り、増収⾚字縮⼩
2021年度通期業績予想
⼯作機械事業、時計事業が業績回復
売上高 2,600億円 (前年同期⽐ +533億円)
営業利益 100億円 (前年同期⽐ +195億円)
2021年度配当⾦予想
年間配当 14.00円
3
2020年度通期連結業績概要
2019年度 2020年度 前年同期⽐ 2020年度
(単位︓億円) 実績 実績 増減額 2/10予想
売 上 高 2,785 2,066 ▲ 718 2,040
営 業 利 益 61 ▲ 95 ▲ 156 ▲ 105
営 業 利 益 率 2.2% ▲4.6% - ▲5.1%
経 常 利 益 75 ▲ 41 ▲ 116 ▲ 65
親会社株主に帰属する当期純利益 ▲ 166 ▲ 251 ▲ 85 ▲ 300
¥109/USD ¥106/USD ¥106/USD
為 替 レ ー ト -
¥121/EUR ¥123/EUR ¥122/EUR
営業外収益︓為替差益 8億円を計上
特別利益︓27億円(投資有価証券売却益、固定資産売却益等)
特別損失︓123億円(事業再編整理損、新型コロナウイルス感染症による損失、減損損失等)
繰延税⾦資産の取り崩しにより、法⼈税等調整額 107億円を計上
4
2020年度通期セグメント別業績推移
(単位︓億円 / %︓営業利益率)
2019年度 2020年度 前年同期⽐ 2020年度
売上高 実績 実績 増減額 2/10予想
■ 時 計 事 業 1,416 956 ▲ 459 955
■ ⼯作機械事業 585 467 ▲ 118 455
■ デバイス事業 559 459 ▲ 100 450
■ 電子機器他事業 224 183 ▲ 40 180
合 計 2,785 2,066 ▲ 718 2,040
営業利益
■ 時 計 事 業 39
(2.8%)
▲ 81
(▲8.6%)
▲ 121
▲ 80
(▲8.4%)
■ ⼯作機械事業 72
(12.4%)
29
(6.3%)
▲ 43
25
(5.5%)
■ デバイス事業 9
(1.7%)
▲4
(▲1.1%)
▲ 14
▲ 10
(▲2.2%)
■ 電子機器他事業 ▲2
(▲1.0%)
3
(2.1%)
+6
2
(1.1%)
消去又は全社 ▲ 57 ▲ 41 + 15 ▲ 42
61 ▲ 95 ▲ 105
合 計 ▲ 156
(2.2%) (▲4.6%) (▲5.1%)
5
時計事業 業績推移
4Q
完成品販売
海外市場︓中国が好調継続。北⽶はEC販売が堅調。欧州は活動制限等により伸び悩み
国内市場︓全体的な消費意欲の減退を受けながらも、新製品等が堅調に推移
ムーブメント販売
機械式ムーブメントが堅調。アナログクオーツも回復傾向で推移
通期
完成品は主⼒の国内・北⽶市場の落ち込みが⼤きく⼤幅減。ムーブメントは構造改⾰を実施
売上高 営業利益
(億円) (億円)
6
時計事業 地域別販売状況
前年同⽉⽐増減率(現地通貨ベース)
前年同期⽐増減率(現地通貨ベース)
4Q
■ 国内 +9% 新型コロナウイルスの感染再拡⼤を受けブレーキが掛かるも、内需は回復基調を維持。
■ 北⽶ +1% EC販売の好調が下⽀えとなり前年並みを維持。
■ 欧州 ▲20% 各地で店舗が休業となり苦戦。イタリア、スペインは都市封鎖のあった前年を上回る。
■ アジア +22% 中国はEC販売の好調に加え実店舗も上向き。⾹港、台湾等他アジア地域も回復基調。
※ 北⽶のみCITIZENブランドとBULOVAブランドを合算した増減。その他の地域はCITIZENブランドのみの増減。
7
⼯作機械事業 業績推移
4Q
国内市場︓設備投資への慎重姿勢から売上高は伸び悩むも、受注は回復傾向
海外市場︓中国を中⼼にアジア地域が好調に推移。欧州、⽶州も上向き
通期
上期の設備投資需要が低調に推移し減収減益となったが、中国を中⼼に海外市場が急回復
売上高 営業利益
(億円) (億円)
8
⼯作機械事業 受注状況
前年同⽉⽐増減率(3カ⽉移動平均受注台数)
前年同期⽐増減率(四半期受注台数)
4Q
● 受注合計 +76%
● 国内 ▲12% 設備投資の様子⾒姿勢から回復は弱いものの、徐々に上向き傾向。
● ⽶州 +59% 医療関連を中⼼に受注が急回復。ジョブショップからの受注も⼤幅増。
● 欧州 +183% ⾃動⾞関連が⼤幅増。機械設備等のその他の業種も好調に推移。
● アジア +97% 延期されていた設備導⼊が再開されるなど回復基調。中国も好調を維持。
9
デバイス事業 業績推移
4Q
精密加⼯部品︓新⾞販売台数の増加に伴い⾃動⾞部品が伸⻑。スイッチも回復傾向
オプトデバイス︓照明⽤LEDも受注は復調。⾞載向けLED等が売上に寄与
通期
精密加⼯部品が下期以降堅調に推移したものの、オプトデバイスは照明⽤LEDが低迷
売上高 営業利益
(億円) (億円)
10
2021年度通期連結業績予想
(単位︓億円) 2020年度 2021年度 前年同期⽐
実績 予想 増減率 増減額
売 上 高 2,066 2,600 +25.8% +534
営 業 利 益 ▲ 95 100 - +195
営 業 利 益 率 ▲4.6% 3.8% - -
経 常 利 益 ▲ 41 110 - +151
親会社株主 に帰 属す る当 期純 利益 ▲ 251 90 - +341
¥106/USD ¥105/USD
為 替 レ ー ト - -
¥123/EUR ¥125/EUR
11
2021年度通期セグメント別業績予想
(単位︓億円 / %︓営業利益率)
2020年度 2021年度 前年同期⽐
売上高 実績 予想 増減率 増減額
■ 時 計 事 業 956 1,240 29.7% 284
■ ⼯作機械事業 467 670 43.4% 203
■ デバイス事業 459 510 11.1% 51
■ 電子機器他事業 183 180 ▲2.1% ▲3
合 計 2,066 2,600 25.8% 534
営業利益
■ 時 計 事 業 ▲ 81
(▲8.6%)
40
(3.2%)
- 121
■ ⼯作機械事業 29
(6.3%)
90
(13.4%)
206.6% 61
■ デバイス事業 ▲4
(▲1.1%)
15
(2.9%)
- 19
■ 電子機器他事業 3
(2.1%)
5
(2.8%)
26.8% 2
消去又は全社 ▲ 41 ▲ 50 - ▲9
▲ 95 100
合 計 - 195
(▲4.6%) (3.8%)
12
キャッシュフロー計算書
前年
20上期 20下期 同期⽐
(単位︓億円) 増減額
営業活動に
▲ 78 153 +232
よ る C F
投資活動に
▲ 64 ▲ 11 +52
よ る C F
フリーキャッシュフロー ▲ 143 141 +284
財務活動に
333 ▲ 150 ▲ 484
よ る C F
現⾦及び現⾦
976 995 +19
同等物残高
営業活動によるCF︓収益性の改善及び時計事業を中⼼とした在庫削減により増加
投資活動によるCF︓政策保有株式や固定資産の売却により支出減少
13
設備投資・減価償却費・研究開発費
(億円) 設備投資 減価償却費 研究開発費
250 237
211
200
168 170
154
150 137 139
120
109115
100
71 65
63 61 55
50
0
2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度予想
設備投資︓
時計事業は優先度と重要度の高い案件に絞り込み
⼯作機械事業、デバイス事業、電子機器他事業は通常並みの投資を実施
14
中期経営計画について
中期経営計画 業績予想
(2021年度) (2021年度)
売上高 3,700億円 2,600億円
営業利益 300億円 100億円
ROE 8.0% 4.0%
※ROE =当期純利益÷⾃己資本
新型コロナウイルスの影響により中期経営計画で想定していた市場環境
からは⼤きく変化しており、特に時計事業の市場環境は悪化
・世界的な実店舗の営業短縮、閉鎖
・国内におけるインバウンド需要の消滅
2021年度、時計事業の市場環境は徐々に回復に向かっているものの、
新型コロナウイルスの影響は続く⾒通しであり、中期経営計画で掲げた
売上高、営業利益、ROEは目標を下回る⾒通し
15
時計事業 取り組み
EC販売の強化
⽶国︓EC⽐率が増加し、直販EC販売も拡⼤
国内︓直販EC販売、AIウオッチレコメンドサービス、FTSサービスを開始
中国︓主要EC商戦向け商品を強化し、販売は前年⽐増。越境ECも堅調に推移
ムーブメント事業の再構築
アナログクオーツムーブメントの需要減少に伴い生産規模の適正化を実施
機械式ムーブメントの生産合理化・⾃動化推進によるコスト削減を実施
機械式時計の中⻑期的な拡充
スイスのラ・ジュー・ペレ社の技術を活かした機械式新ムーブメントを開発
新ムーブメントを搭載した「The CITIZEN」のグローバルローンチ
機械式新ブランド「Series 8」のグローバルローンチ
16
⼯作機械事業 取り組み
オンラインを活⽤した取り組み
国内外でオンラインプライベートショーを開催し、新製品や加⼯技術等を紹介
オンラインを活⽤した稼働監視システム支援、プログラミング教育を実施
中国の生産能⼒強化
中国市場の需要拡⼤に伴う生産能⼒増強のため、2021年夏に中国新⼯場へ移転・拡張予定
製品のさらなる⾃動化・省⼒化
協業ロボット(FAフレンドリー)システムを
導⼊した製品を開発
効率的かつスピーディーに複雑加⼯ができる
⾃動⼯具交換装置(ATC)機能を独⾃開発
(⽇刊⼯業新聞社 機械⼯業デザイン賞IDEAを受賞)
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参考資料
貸借対照表
前年度 前年度
2020年 2021年 末⽐ 2020年 2021年 末⽐
(単位︓億円) 3⽉末 3⽉末 増減額 (単位︓億円) 3⽉末 3⽉末 増減額
流 動 資 産 2,356 2,444 +87 負 債 1,387 1,529 +141
現⾦及び 有 利 子
預 ⾦
801 1,018 +216
負 債
551 748 +197 ②
① 棚卸資産 1,011 902 ▲ 109
固 定 資 産 1,339 1,213 ▲ 125 純 資 産 2,307 2,128 ▲ 179
有形固定
785 759 ▲ 25 株主資本 2,201 1,937 ▲ 264
資 産
投資有価証券 334 333 ▲1 為替換算調整勘定 ▲ 10 48 +59
負債・純資産
資 産 合 計 3,695 3,658 ▲ 37 3,695 3,658 ▲ 37
合 計
① 時計事業、⼯作機械事業を中⼼とした棚卸資産の減少
② ⻑期借⼊に伴う有利子負債の増加
19
参考資料
2020年度第4四半期(1-3⽉期) 業績概要
4Q 4Q 前年同期⽐ 4Q
(単位︓億円) 2019年度実績 2020年度実績 増減額 2/10予想
売 上 高 535 555 +19 528
営 業 利 益 ▲ 50 ▲ 34 +16 ▲ 44
営 業 利 益 率 ▲9.5% ▲6.3% - ▲8.4%
経 常 利 益 ▲ 48 ▲ 14 +33 ▲ 38
親会社株主に帰属する当期純利益 ▲ 236 ▲ 32 +204 ▲ 80
¥109/USD ¥104/USD ¥105/USD
為 替 レ ー ト
¥120/EUR ¥127/EUR ¥125/EUR
20
参考資料
2020年度第4四半期(1-3⽉期)セグメント別業績推移
(単位︓億円 / %︓営業利益率)
4Q 4Q 前年同期⽐ 4Q
売上高 2019年度実績 2020年度実績 増減額 2/10予想
■ 時 計 事 業 232 238 +5 237
■ ⼯作機械事業 133 141 +8 129
■ デバイス事業 119 126 +6 117
■ 電子機器他事業 49 47 ▲1 44
合 計 535 555 +19 528
営業利益
■ 時 計 事 業 ▲ 43
(▲18.7%)
▲ 43
(▲18.3%)
+0
▲ 41
(▲17.6%)
■ ⼯作機械事業 10
(7.8%)
14
(10.2%)
+4
10
(7.8%)
■ デバイス事業 ▲3
(▲3.0%)
2
(2.1%)
+6
▲2
(▲2.1%)
■ 電子機器他事業 ▲2
(▲4.6%)
2
(5.1%)
+4
0
(1.1%)
消去又は全社 ▲ 11 ▲ 10 +0 ▲ 10
▲ 50 ▲ 34 ▲ 44
合 計 +16
(▲9.5%) (▲6.3%) (▲8.4%)
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